楽天への新規出店やそもそも新規で楽天でEC事業を始めていこうを検討されている方の中には「出店の方法がわからない」という場合や「楽天店舗の運営を上手くできるか自信がない」方も多いかと思います。
その他、「出店はしたいけどリソースの関係で出店を諦めている場合」や「商品ページ(LP)を楽天は充実させないと売れないって聞いているけど時間がなくて作れない」方もいらっしゃるかと思います。
もしいまご紹介した以下の様な状況の場合、楽天出店代行を使ってみるのをオススメします。
・楽天への新規出店の方法がわからない
・楽天店舗の運営がうまくできるか自信がない
・リソースや時間の関係で出店ができていない
・商品ページなどを充実させたいが素材もない
出店代行を利用することで上記の悩みは全て解決できるほか、他ECモールやSNS運用についての悩みなど幅広く相談に乗ってくれる代理店もあります。
私の経歴としては楽天のECコンサルタント出身で、その後ECコンサルティングのベンチャー企業で事業責任者を行っていました。
今回はその様な経歴で得られた経験から「出店代行のメリット」と「出店代行サービスを行っていらっしゃる企業を厳選」してお伝えします。
また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
楽天の出店代行とは、ずばりその名前の通り「楽天新規出店の代行その後の楽天運営の業務を変わりに行ってくれるサービス」です。
上記の代行業務に付随してコンサルティング業務を行ってくれるケースがほとんどです。
ただし代理店(出店代行業者)によっては「実は作業者や実際プロジェクトを進める方がコンサルティングまで出来ない」ということも良く聞きますので、もし契約を進める際は注意してください。
実は楽天のECコンサルティングを高いクオリティで出来る人材は多くなく、各代行業者が人材難であることは間違いありません。
また、楽天の出店代行を行っている業者は楽天以外のネットショップ(Amazon/Yahoo!/Qoo10など)でもEC関連の仕事に携わっていることが多いです。
楽天の新規出店代行を依頼することで、今後のEC展開も見据えたノウハウやスキルなどを活かして相談に乗ってくれることもありますので、出店代行だけではないメリットもあります。
楽天の出稿代行を利用するメリットは大きく4つです。
楽天の出店代行を依頼することで最もメリットになるのは、やはり出店までのスピードが早くなることでしょう。
私が過去に見てきた店舗様だと、知識がない状態から楽天市場の開店ができるまでの期間としてはおおよそ3〜6ヶ月はかかっているケースが多いです。
ただし商品数が多い場合やCSVでの一括登録機能を活用していない場合は、1年かけて少しずつ完成を目指していくという店舗様もいらっしゃいました。
その点、出店代行を依頼することで最短で1ヶ月(200時間程度)での本格出店を目指すことが可能ですので大きなメリットになるかと思います。
弊社でも実際に商品数がそこまで多くなく、出店を急がれている場合については商品LPがない場合でも出店代行プランをご契約いただき、1ヶ月で出店ができたという事例もあります。
楽天の出店代行を依頼することで、空いた時間を別の業務に充てられることは大きなメリットでしょう。
出店代行に依頼すると「店舗の出店や店舗の運営に割く時間」を業者に任せることが出来ますので、その時間を「自社でしか行えない商品開発業務」などに回すことで、より魅力的なEC店舗になっていきます。
もちろん出店は自分である程度おこなって、出店代行業者には商品ページの改修のみをお願いするなどでも問題ないかと思います。
うまく出店代行業者と役割を分担していくことで、作業のヌケモレなく、安心して新規出店ができるかと思います。
楽天の出店代行を依頼するメリットの3つ目は「ノウハウやスキルが豊富であるためすぐに相談できる点」にあります。
こちらは専門家(プロ)ですのでノウハウやスキルを持ち合わせているのは当然ですが、安心して出店を任せることが出来ることは出店代行を活用するメリットだと思います。
出店前に「そもそも自社の商品の中で楽天に相性が良い商品ってなんですか?」という疑問などは弊社でも良く相談をいただきますが、その様に自社では解決できない問題に対する回答を出店代行業者はすぐに行うことができます。
また、最近では契約後にはSlackやChatwork、LINE WORKS、Messengerなどで気軽にコミュニケーションをとることができる出店代行業者も多くなっています。
実際に弊社でも様々なチャットツールで日々お客様とやり取りをしており、スピードを重視したコミュニケーションが可能になりました。
これは付加的なメリットになりますが、楽天の出店代行業者は同時に他ECモールのコンサルティングやInstagram、TwitterなどのSNS運用、LINE配信などを含めて様々なサービスを同時におこなっていることが多いです。
そのため、出店代行業務だけではなくその後の運用面などをそのままご相談していく、というケースは多いかと思いますのでメリットの1つになるかと思います。
また、特に楽天の運用面については各種広告運用や競合施策の収集・分析などを依頼される場合が弊社では多いです。
楽天の出店審査の代行も行っている出店代行業者がほとんどかと思います。
楽天市場には「出店審査」と「オープン審査」があるのですが、流れとしては楽天の出店審査に通過すればオープン審査に移っていくという形式です。
この出店審査については登記簿謄本など必要な書類を準備する必要がありますので、すべてを出店代行できるというわけではありません。
またオープン審査も審査が比較的厳しく、何度も落ちてしまったという店舗様もいらっしゃいました。
出店代行業者の中には審査からすべて丁寧に支援してくれる業者もいますので、審査に通過できるか不安に思っていらっしゃる場合は出店代行の依頼を検討するのが良いかと思います。
主に楽天の出店代行業者が行ってくれるサポートは以下の5つです。
出店代行の名前の通り、まずは出店審査を含む出店までのスケジューリングとプロジェクト運用があります。
基本的には1ヶ月以上は出店までに時間を要しますが、出店代行業者はその間に何を行っていくのか、スケジュールを提示してくれることが多いです。
具体的には「どの時期」に「どの様な資料が必要なのか」など詳細の連絡を逐次行います。
また付随して楽天であれば「どのプランで出店するか」などを適切に判断して提示してくれることも主な出店代行業者の業務になります。
2つ目の出店代行業者の業務としては、楽天店舗のショップページ・商品ページのデザインと作成業務です。
元々別のECモールに登録されている場合は、横流しで同じ素材を活用することもあるかと思いますが「楽天で売れるLP」や「サムネイル」があることも事実ですので、デザイン提案から作成まで出店代行業者が代行してくれることもあります。
Amazonなどと異なり、サムネイルに様々な文言を入れている楽天店舗を見たことがある方もいらっしゃるかと思いますが、アクセス数にも大きく影響してきますので、できれば出店代行業者からの提案を求めることをおすすめします。
3つ目の出店代行業者の業務としては楽天市場に出品する商品についての代理登録です。
具体的には先ほどご紹介した商品ページやサムネイルの画像のほか、価格、カテゴリー、属性、商品説明などとなりますが、実は商品登録に関する業務は多岐にわたるため比較的時間もかかり、面倒な作業です。
商品数が30を超える場合などは出店代行業者へ商品登録だけでも依頼してみても良いかもしれません。
4つ目の出店代行業者の業務としては競合調査があります。ほとんどの業者で競合調査業務はおこなってくれるかと思います。
これは商品ページの作成を行う前にも行う業務ですが、感覚で作業を行うというよりも競合の商品ページなどを真似して楽天では商品ページ作成をおこなっていくことをオススメしているため、必ずやってもらったほうが良い業務です。
また後述もしますが、競合がどのような販促を行っているかということも理解をしておいた方が良いため、出店代行業者に依頼できる際は必ず依頼しておきましょう。
最後は出店後の販促や広告運用も出店代行業者で行うことがあります。
楽天市場における販促業務とは主にSEO対策および広告運用を指しています。これは契約内容にもよりますが、自社で集客をおこなっていくことが不安である際やノウハウがない場合には依頼してみましょう。
楽天の出店代行でかかる費用は、主に10万〜50万円程度になるかと思います。
ただし、出店代行業者については基本的に作業内容に応じて金額が変動しますので、依頼する内容について出店からその後の運用までサポートを依頼するのか、商品登録を行うのみなのかなどで金額は大きく変わってきます。
また「制作業務が大量に発生する際」や「商品数が非常に多い場合」は100万円以上かかってしまうケースもあります。
主に商品ページ1つあたり(LPをしっかり作る場合)、5〜15万円程度はかかります。もし、予算に限りがある場合は入口商品ともう1商品だけでも出店代行業者に依頼してみるようにしましょう。
ここまでで出店代行業者が行ってくれる業務や依頼するメリット、金額などについてある程度ご理解いただけたかと思います。
ここからは元楽天社員の私が出店代行にオススメな業者を厳選して5社ご紹介していきます。
①Finner(フィナー)
②アートトレーディング
③ALL WEB CONSULTING
④ピュアフラット
⑤オタツー
今回ご紹介している楽天の出店代行会社については比較をしていただける資料を作成しました。
もしご興味があれば「こちら」または以下の画像をクリックの上、ダウンロードくださいませ!
「Finner」は、楽天市場やAmazonなどのECモールについて出店代行や制作業務だけではなく、コンサルティングとその後の運営代行まで一気通貫でサポートしてくれることが特徴です。
楽天出身の代表が立ち上げた会社ですので、特に楽天についてのサポートは大きな強みを持つ会社ですが、AmazonやYahoo!だけではなく、Qoo10などのECモールのサポートも行っています。
企業の特徴としては『パッケージでの契約を行っていないこと』で、無駄な代行契約を行うことなく『お客様ごとに必要な業務を切り取って個別で見積もり』を取ってくれます。
また、楽天だけではありませんが所属コンサルタントの延べサポート企業数が1,000社を超えており、EC出店・運営についてはプロフェッショナルな企業です。
出店代行は50万円(税抜)からとなっていますが、もしも金額に不安がある場合などについては個別見積もりも可能ですので依頼してみるのも良いかと思います。
その前に以下のように本当に楽天市場に出店すれば売上が上がるのか、出店前の売上シミュレーション作成も支援しています。
アートトレーディングはEC運用・育成コンサルを主に事業としておこなっています。
アートトレーディングの特徴としてはECサイトの運営業務だけでなく、フルフィルメントサービスの提供もおこなっており、ECサイトの制作から物流までのすべてをサポート可能です。
またアートトレーディングが持つ長年のノウハウを詰め込んだ物流システム「myloji」で、商品在庫管理から入荷出荷管理まで行うことができます。
料金プランとしては競合調査+提案+構築費用で100万円(税抜)からとなっています。
ALL WEB CONSULTINGはECコンサルティングからサイト分析、ECサイト制作(出店代行)、広告運用代行まで幅広く事業を行っている企業です。
楽天だけではなく、AmazonやYahoo!ショッピング、Qoo10、auPAYマーケットなど幅広いECモールの制作を行うことが出来ることは魅力的かと思います。
またECコンサルティングが売れるサイトを構築してくれることも特徴になります。
ECサイト構築の実績も豊富ですので、気になる方は一度ご連絡をしてみてください。
ピュアフラットはECマーケティング支援、楽天マーケティング支援、Amazonマーケティング支援を主に行っている企業です。
もちろん出店代行もおこなっており、ピュアフラットの魅力的な特徴としてはSNSやYouTube施策などの幅広い施策実行力や、きめ細やかでスピード感のある対応、業種問わず様々な改善実績を持っていることが挙げられます。
またピュアフラットも元楽天出身のメンバーを中心にサポートしてくれますので、安心して楽天出店や運営を任せることができるかと思います。
料金については、御社の取り扱い商品や成果目標によってご予算は変わるとのことですので、気になる方はお問い合わせをしてみるのが良いかと思います。
オタツーは自社ECサイトの制作(出店代行)や楽天サイトの制作、運営代行業務を主に事業として行っている企業です。
また楽天の出店代行についてはライト・スタンダート・ゴールドプランに分かれており、ライトプランだと商品数5点までということや素材提供などの条件はありますが、最短5日で納品をしてくれることが特徴です。
料金については記載がありませんでしたので、気になる方はお問い合わせをしてみましょう。
今回は元楽天の私が考える楽天の出店代行で得られるメリットや、おすすめの厳選した出店代行業者についてご紹介をしてきました。
もちろんここでご紹介した出店代行業者以外にも、出店代行業務をおこなってくれる業者はさまざまあります。
もしもリソースやノウハウが足りない場合には出店代行を検討してみましょう。皆様がご紹介した5社の中のいずれかの企業を選んでいただき、EC運営が成功することを心より楽しみにしております。
【総まとめ編】楽天市場出店のメリット12選・デメリット5選を詳しく解説
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