楽天市場の出店プランの比較と選定方法を解説!| 元楽天社員が語る

更新日:2024/06/10
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弊社はECを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、楽天市場の出店プランと選定方法について徹底的に解説をしていきます。

楽天市場には実は下記の3つの出店プランがあります。

・最も初期費用を抑えられる「がんばれ!プラン」

・幅広いショップ層におすすめの「スタンダードプラン」

・大規模ショップにおすすめの「メガショッププラン」

基本的には楽天市場の出店担当者と最適なプランを選定することをおすすめしますが、実はこの選択肢を間違えてしまうと年間数十万円単位で損をしてしまうことになります

是非この記事をお読みいただき、自社に最適なプランを選定していただければ幸いです。

また2024年の6月1日より基本出店料が変更になりましたので、その点もお伝えします。

また弊社では新規出店を検討中のお客様向けに第三者の視点から、そもそも自社が楽天市場に出店するべきかしないべきかアドバイスをさせていただいております。

楽天市場には様々なジャンルが存在していますが、各ジャンルでも売上は大きく異なります。市況感などを踏まえて楽天出身のメンバーが無料でご相談に乗っておりますので、ご気軽にご連絡ください。

楽天市場出店料変更に関するまとめ

ひと目で2024年6月以降の出店料変更などについて確認したい方に向けて表を用意いたしましたので、ぜひご確認くださいませ。

いずれも価格は上がっていますが、内容にも変更があります。

がんばれ!プラン

種別変更前変更後(2024/06/01~)
基本出店料(税別)¥19,500¥25,000
商品数(初期値)5,000品目10,000品目
画像容量(初期値)0.5GB・100フォルダ1.5GB・500フォルダ

スタンダードプラン

種別変更前変更後
基本出店料(税別)¥50,000¥65,000
商品数(初期値)20,000品目50,000品目
画像容量(初期値)5GB・500フォルダ100GB・3000フォルダ

メガショッププラン

種別変更前変更後
基本出店料(税別)¥100,000¥130,000
商品数(初期値)50,000品目200,000品目
画像容量(初期値)5GB・500フォルダ100GB・3,000フォルダ

楽天市場出店者が選べる3つのプランを詳しく解説

楽天市場出店3つのプラン

ではまず基本となる3つの出店とその手数料をご紹介します。

①最も初期費用を抑えられる「がんばれ!プラン」

19,500円/月(年間一括払いで234,000円)

↓ 2024年6月1日より

25,000円/月(年間一括払いで300,000円)

②幅広いショップ層におすすめの「スタンダードプラン」

50,000円/月(半年ごとに300,000円の2回払)

↓ 2024年6月1日より

65,000円/月(半年ごとに390,000円の2回払)

③大規模ショップにおすすめの「メガショッププラン」

100,000円/月(半年ごとに600,000円の2回払)

↓ 2024年6月1日より

130,000円/月(半年ごとに780,000円の2回払)

がんばれプランだけ「年払い」なことに注意してください。それ以外のプランは半年ごとの年2回払が基本となっていて、月額と謳っていますがそれぞれ一括で前払いとなります。

過去にはライトプランというプランもありましたが、2021年に廃止になっているようです。

楽天市場の出店プランによる手数料などの違い

そしてそれぞれ出店プランによって、手数料や登録可能商品の上限、画像容量などにも違いがあります。

①最も初期費用を抑えられる「がんばれプラン」

システム利用料(税別):月の売上高の3.5~7.0%

登録可能商品数上限:5,000商品

画像容量上限:500MB

↓ 2024年6月1日より

システム利用料(税別):変更なし

登録可能商品数上限:10,000商品

画像容量上限:1.5GB

②幅広いショップ層におすすめの「スタンダードプラン」

システム利用料(税別):月の売上高の2.0~4.5%

登録可能商品数上限:20,000商品

画像容量上限:5GB

↓ 2024年6月1日より

システム利用料(税別):変更なし

登録可能商品数上限:50,000商品

画像容量上限:100GB

③大規模ショップにおすすめの「メガショッププラン」

システム利用料(税別):月の売上高の2.0~4.5%

登録可能商品数上限:無制限(要申請)

画像容量上限:無制限(要申請)

↓ 2024年6月1日より

システム利用料(税別):変更なし

登録可能商品数上限:200,000商品 ※申請で無制限

画像容量上限:100GB ※申請で無制限

ちなみに過去にはがんばれプランは500MBでしたので、1商品に画像を4~5枚入れると500商品程度でいっぱいになっていました

そのため5000商品まで登録できる一方で、それぞれの商品の魅力を商品画像で伝えようとする場合には難しい状況が続いていましたが今回の価格改変と容量変更により、より自社商品の数を増やすことや魅力的な商品ページにできるようになりました

また初期費用が安く抑えられる「がんばれプラン」ですが、システム利用料が他のプランと比べて高いため、注意が必要です。

楽天市場の利用料には何があるのか?

そして実はこれだけではなく楽天市場では「システム利用料」と「決済サービス利用料」も追加でかかってきます。これは全プランで共通となります。

システム利用料

まず楽天市場のシステム利用料ですが、売上高に応じて一定で加算されますので、売上がなければかかってきません。

システム利用料は大きく4種類です。

①楽天ポイント

利用手数料:楽天会員が買い物した代金の通常1.0%

内容:楽天会員へのポイント付与原資の一部を負担・その他のポイントは楽天市場が負担

②モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料(税別)

利用手数料:月間売上高の0.1%

内容:楽天市場のシステム開発やカスタマーサポートなどの環境整備

③楽天スーパーアフィリエイト

利用手数料:アフィリエイトを経由した売上の2.6%~

内容:アフィリエイトパートナーへの成果報酬

ちなみに楽天スーパーアフィリエイトとは、楽天市場に出品している自社の商品を外部のメディアやWebサイト(Instagram経由など)で取り上げてもらい、その紹介で、その紹介経由で購入が発生した場合に成果をアフィリエイターに支払う仕組みを指しています。

利用を停止することは不可能ですが、その広告経由で購入されたときのみですので、特に心配しなくても大丈夫かと思います。

④R-Messe

利用手数料:月額固定費:3,000円(税別)~ ※会話数に応じての従量課金

内容:楽天市場ユーザーとのコミュニケーションツール

その他オプションサービス

またその他に楽天市場が提供するオプションサービスもあります。

⑤R-SNS

利用手数料:月額固定費3,000円(税別)

内容:SNSを楽天市場内で活用できるオプションサービス ※かなりオススメ※

R-SNSとは、楽天市場で運営する店舗とLINEやInstagramなどを結びつけるサービスです。基本的に楽天市場からSNSに誘導することは原則禁止されています。しかし本サービスを活用すると楽天専用のアカウントを作成することが出来るため、誘導することが可能です。

⑥R-Mail

利用手数料:基本料金無料メール配信料1円/通(税別)

内容:メルマガの配信

メルマガのノウハウはこちらにまとめていますので是非参考にしていただけますと幸いです。

決済サービス利用料

そしてその他に楽天市場では「決済サービス利用料」がかかります。決済サービス利用料とは楽天市場内の決済サービス「楽天Pay」を利用する際に必要となる手数料です。これについても出店者側の負担(必須)になりますので、覚えておきましょう。

手数料としては、月間決済高の2.5%~3.5%です。

このサービスを利用することで下記の決済方法が可能になります。

  • クレジットカード決済 
  • Apple Pay 
  • 後払い決済 
  • コンビニ決済 
  • PayPal決済 
  • Alipay決済 
  • 楽天ポイント 
  • 楽天キャッシュ

ここまでを簡単にまとめます

ここまででもわかるように楽天市場では、大きく6種類の利用料金がかかることを必ず覚えておきましょう。売っても売っても損にならないような商品料金の設定が必要です。

  1. 出店料
  2. 売上手数料などのシステム利用料
  3. 楽天ポイントをはじめとするシステムサービス利用料
  4. 楽天ペイなどの決済サービス利用料
  5. R-Messe利用料
  6. オプションサービス利用料金

楽天市場の出店代行に相談してみるのも手です

楽天の出店に迷われている際やプラン検討に悩んでいる際は楽天の出店代行会社に相談してみるのも手です。

楽天の出店代行会社については比較をしていただける資料を作成しました。

もしご興味があれば「こちら」または以下の画像をクリックの上、ダウンロードくださいませ!

楽天市場の手数料に関連する3つの要素とは?

ここまでのご紹介でもご理解いただけたかと思いますが、楽天市場の手数料は大きく3つの要素で変わってきます。

・そもそもの出店時のプラン

・楽天市場内での売上高と客単価

・楽天市場ユーザーが活用するデバイス

出店プランで変動

先述している通り、それぞれのプランでシステム利用料は異なります。

「がんばれプラン」   →システム利用料(税別):月の売上高の3.5~7.0%

「スタンダードプラン」→システム利用料(税別):月の売上高の2.0~4.5%

「メガショッププラン」→システム利用料(税別):月の売上高の2.0~4.5%

そしてこの出店プランですが、基本的には1年間変更することができませんので、注意してください。

楽天市場内での売上高と客単価とジャンル

また、実は楽天市場の手数料は売上高、そして商品ジャンルにより変わります。

詳しくは後述していますが、楽天市場が公式で出している「月間費用シミュレーション」の選択項目にも売上高となる「目標月商」、「予想客単価」、「商品ジャンル」があり、それぞれを変えていくと微妙に金額が変わってきます。

商品ジャンルについては、ジャンルごとにアフィリエイト料率が変わるため、金額に差が出てきます。

楽天市場の手数料はユーザーが利用したデバイスでも変動する

そして楽天市場の手数料は出店プランと客単価などの他に、楽天市場ユーザーが購入するデバイスによっても変わってきます。

具体的には、下記です。

  • PC経由:2.0~6.5%
  • モバイル経由:2.5~7.0%

楽天市場では約8割のユーザーがアプリ、もしくはブラウザ経由で購入しますので、利用者の多いモバイル端末経由は手数料が高くなる仕組みとなっています。

楽天市場のシステム利用料はシミュレーションできます!

これまででもご理解いただいたとおり、楽天市場では様々な手数料がかかるため、実際にどの程度の金額がかかってくるのか分かりづらい部分もあるかと思います。

それを解決するのが楽天市場公式の「月間費用シミュレーション」です。

用意されているジャンルはファッション、食品、家電・パソコン、日用品、化粧品・医薬品の5ジャンルですが、おおよそでいいので選んでください。

引用:Rakuten出店案内,月間費用シミュレーション,https://www.rakuten.co.jp/ec/plan/cost_simulation/ 参照日 2023/09/26

楽天市場の出店プランの具体的な選び方

シュミレーションでなんとなくわかったとはいえ、どのプランを選べばいいか正直迷いませんか?

そこでここからは新規出店の際に皆様がプランの選択を間違えないようにおすすめのポイントなどを記載します。

まずこちらは楽天公式で出ているプラン選びのポイントです。

引用:Rakuten出店案内,プラン選びのポイント ,https://www.rakuten.co.jp/ec/plan/ 参照日 2023/09/26

まず、プラン選びに最も大きく影響するのは月間の売上月商です。左図にも記載がありますが、約140万を堺にプラン選びをしていくのが良いとされています。ここまででもご紹介した通り、プランによって金額や料率が定められていることが理由です。

ですのでおおよそ月商100万円を目指す店舗は「がんばれプラン」、ある程度の月商が見込まれる場合には「スタンダードプラン」がおすすめです。

その他にも色々選定基準はありますが、こちらに3つの基本的な選定要素を記載します。

大まかな選定基準

・目標おおそよ月商100万円、画像容量500MB以内(1商品に画像を4~5枚入れると500商品程度)、商品数5,000商品未満なら「がんばれプラン」

・目標おおそよ月商100万円を超える(公式では140万円)場合には「スタンダードプラン」

・画像容量5GB超える、または商品数が20,000点以上出品するなら「メガショッププラン」

楽天市場出店プランは変更できるのか?

プラン変更可能、ただし・・・。

結論でいうと前述の通り、1年度にプラン変更が可能です。また、1年経過すると半年ごとに次回課金の15日前までにRakuten RMSから申請することができます。

つまり最初にプランを選んでしまうと、変更ができませんので注意深く選んでいくことをおすすめします。

第三者からの意見がほしいという場合には一度ご連絡ください。出店するべきかどうかという部分も踏まえて一度ざっくばらんにお話をしていきましょう。

楽天市場の出店費用や手数料の支払いタイミングについて

ここで支払いタイミングについてご紹介してきます。

よく出店者様からも複雑で困ることがあるとご相談をいただきますので、簡単にまとめておきます。

初期費用の支払いタイミング

楽天市場出店の初期費用の支払いタイミングは、RMSアカウントの利用開始となった日から20日以内となります。

月額出店料の支払いタイミング

月額出店料は、RMS利用開始日月の約1ヶ月後に請求が開始されます。こちらは売上と相殺して生産がされますので、売上より請求額がうわ待った際に不足分を請求されます。

システム利用料等の支払いタイミング

楽天市場の以下の3つのシステム利用料については、利用月のおおよそ3ヶ月後に請求されることを認識しておいてください。こちらも売上と相殺して精算されます。

  • 楽天ポイント
  • モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料
  • 楽天スーパーアフィリエイト

楽天市場出店から開店までの流れ

楽天市場の開店までにはおおよそ2~3ヶ月はかかると思っておいてください。長くなると半年という店舗様もいらっしゃいます。

おおまかな流れとしては、下記です。自社と楽天側で対応を分けて記載します。

※自社が太文字です。

自社:出店申込(出店審査)

 楽天:申し込み内容の確認・手続き(2週間~1ヶ月)

 楽天:手続完了のお知らせ

自社:楽天市場の店舗運営システム「RMS」アカウント開設・利用可能

自社:RMSを活用してショップページや商品ページ等の作成および出店準備

 楽天:開店前のオープン審査(2週間~1ヶ月)

 楽天:オープン審査通過報告

自社:開店(運営スタート)

一見、複雑なようにも見えますが、楽天のカスタマーサポートはかなり優れていますので、長く時間をかけて作っていけばいい場合やそこまで開店に焦っていない場合は相談しながら、自社で構築することも可能です。

ただ、やはりスピード感を求めたい場合は弊社を含む、外注していくことを正直なところおすすめします。

月額の利用料はかかりますので、早期に構築をして、早期に売れる体制を作っていくことが重要です

まとめ

ここまで楽天市場の出店プランのポイントと選定方法について詳しく解説してきました。本記事を最後まで見てくださり、誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。

弊社では、新規出店のご相談などにも乗っておりますので、ご気軽に下記のお問い合わせからご連絡ください!


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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