【2026最新】楽天市場のソーシャルギフト機能とは?元楽天社員が運用について徹底解説!

更新日:2026/03/04
【2026最新】楽天市場のソーシャルギフト機能とは?元楽天社員が運用について徹底解説!のアイキャッチ画像

弊社は楽天市場やAmazonなどのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、本記事では楽天市場のソーシャルギフト機能について徹底的に解説をしていきます。

楽天市場のソーシャルギフト機能について「そもそもどんな仕組みなのか?」「自店舗で導入するにはどうすればいいのか?」「どんな商品が向いているのか?」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

⇒ サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら

目次

楽天市場のソーシャルギフト機能とは?

まずは楽天市場のソーシャルギフト機能の基本的な概要について確認していきましょう。

ソーシャルギフトの概要と仕組み

楽天市場のソーシャルギフトとは、購入者が相手の住所を知らなくてもギフトを贈ることができる新機能です。2026年4月下旬にサービスが本格開始され、それに先立つ2026年1月下旬には商品登録機能がリリースされています。

仕組みとしては、購入者が商品を決済した後に専用のURLが発行され、そのURLをLINEやメール、SNSなどで相手にシェアします。受け取る側はURLにアクセスして、自分で配送先住所や配送希望日時を入力するという流れです。

つまり、贈り手は「贈りたい」と思った瞬間に購入を完了でき、受け手は自分の都合に合わせて商品を受け取ることができるという、双方にとって利便性の高い設計になっています。

ソーシャルギフトが注目される背景

ソーシャルギフト機能が注目される背景には、ギフト市場そのものの構造変化があります。矢野経済研究所の調査によると、2025年の国内ギフト市場規模は約11兆3,510億円と予測されています。市場全体は堅調に推移している一方、お中元やお歳暮といった伝統的なギフト市場は縮小傾向にあり、代わりにソーシャルギフト(eギフト)市場が急拡大しています。

eギフト市場は2017年時点で約909億円だったものが、2025年には約4,057億円にまで成長すると予想されており、わずか8年で4倍以上の規模に拡大しています。特に20代の利用率が高く、オンラインギフト総研の調査では20代の約4人に1人がソーシャルギフトの利用経験があるという結果も出ています。

こうした市場環境の変化を受けて、AmazonのeギフトやLINEギフトが若年層を中心に普及する中、楽天市場もソーシャルギフト市場に本格参入したという流れです。

楽天市場のソーシャルギフトの購入〜受取の流れ

楽天市場のソーシャルギフトの利用フローを整理すると、以下のステップで進みます。

  • ステップ①:購入者がソーシャルギフト対象商品を選び、送付先を自分自身のままで注文を完了する
  • ステップ②:店舗側が注文を確認後、購入者の楽天会員メールアドレス宛に受け取り用フォームのURLを記載したメールを送信する(30分〜1時間程度)
  • ステップ③:購入者がそのURLをLINEやメール等で贈りたい相手にシェアする
  • ステップ④:受取人がURLにアクセスし、配送先住所や電話番号を入力する
  • ステップ⑤:店舗側が配送手続きを行い、商品を発送する

なお、受け取り用フォームのメール受信日から14日間以内に受取手続きがされなかった場合、注文は自動的にキャンセルとなりますので、購入者への案内時にはこの点も伝えておくとよいでしょう。

ソーシャルギフトの設定から商品ページの最適化まで、自社だけで回しきれていますか?

Finnerでは楽天市場の新機能活用を含む総合的な店舗運営をご支援しています。出店直後から全体戦略設計・ページ改善を行い、売上を約2.5倍に伸長させた実績もございます。

店舗無料分析に申し込む(無料) →

⇒ Finnerがわかる資料3点セットをダウンロードする(無料)

出店者がソーシャルギフト機能を導入する5つのメリット

ソーシャルギフト機能の導入は、出店者にとってさまざまなメリットがあります。ここでは特に重要な5つのポイントを解説していきます。

1. ギフト需要を通年で取り込める

従来のギフト需要は、母の日や年末年始、お中元・お歳暮など季節イベントに集中する傾向がありました。しかし、ソーシャルギフトは「住所を知らなくても贈れる」という特性から、誕生日のお祝い、送別会、ちょっとしたお礼、推し活での贈り物など、通年で発生するカジュアルな贈り物需要にも対応できます。

季節イベント以外のタイミングでも購入を促進できるため、店舗にとっては年間を通じた売上の底上げが期待できるでしょう。

2. 購入者の心理的ハードルを下げてCVR向上につながる

ギフトを贈る際に多くの方が感じるのが、「相手の住所がわからない」「住所を聞くのが気まずい」という心理的なハードルです。ソーシャルギフトはこの「情報取得の壁」を完全に取り除く仕組みのため、購入者が「贈りたい」と思った瞬間にそのまま購入を完了できます。

このような購買導線のスムーズさがCVR(転換率)の向上に直結しやすく、カゴ落ちの減少にもつながることが期待されます。

※関連記事:楽天市場の転換率を上げるには?目標値の設計から改善の具体手段まで徹底解説

3. 新規顧客の獲得チャネルになる

ソーシャルギフトのユニークな点として、ギフトの受取人が楽天市場の既存ユーザーとは限らないということが挙げられます。つまり、受取ページが「その店舗との初めての接点」になるケースが十分あり得ます。

受取体験を通じてブランドの世界観や商品の品質を伝えることができれば、受取人がそのままリピーターへと転換する可能性も大いにあります。ギフトきっかけで新しいお客様を獲得できる導線として、非常に有効なチャネルと言えるでしょう。

※関連記事:【2026厳選】楽天でリピーター獲得するための具体施策12選!

4. SNS拡散やUGC施策との相性が良い

ソーシャルギフトは、その名の通りSNS経由でギフトURLをシェアする仕組みのため、SNS上での拡散性が非常に高い特徴があります。「ギフトを贈ってレビュー投稿でポイント獲得」「受け取った人が再購入すると割引」といった既存の楽天キャンペーン機能との連携も設計しやすいです。

特に楽天市場のレビュー文化を生かした「ギフトレビューキャンペーン」などは、導入初期の販促施策として効果が期待できます。UGC(ユーザー生成コンテンツ)を促す文脈でも、「贈る瞬間の共有」は拡散性が高く、自然な形でブランド認知を広げることができるでしょう。

※関連記事:楽天市場のR-SNSの攻略法とは?概要から活用方法まで徹底解説

5. 追加の在庫管理やオペレーション負担が少ない

ソーシャルギフトは、基本的に通常の注文と同じ受注処理フローで対応が可能です。ソーシャルギフト専用の在庫を別途確保する必要はなく、既存の在庫管理の枠組みの中で運用できます。

つまり、導入にあたっての追加コストやオペレーション負担が比較的小さい点もメリットの一つです。設定を有効にするだけでギフト販路を拡大できるため、リソースに限りがある店舗様にもおすすめの機能と言えます。

ソーシャルギフト機能の設定条件と対応商品

ソーシャルギフト機能を利用するためには、いくつかの設定条件と対応商品の要件を満たす必要があります。それぞれ確認していきましょう。

ソーシャルギフトの利用に必要な設定条件

楽天市場でソーシャルギフト機能を利用するためには、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 登録商品の全SKUの送料が無料に設定されていること
  • 予約商品・頒布会・定期購入商品でないこと
  • 楽天が指定するジャンルに該当しない商品であること
  • 商品価格が100万円を超えないこと
  • 役務提供やギフトコードなど配送を伴わない商品でないこと
  • 海外から発送される商品でないこと
  • ふるさと納税の返礼品でないこと

特に注意したいのが「全SKUの送料無料」という条件です。送料別で販売している商品については、ソーシャルギフト用に送料込みの価格設定を行ったSKUを別途登録するなどの対応が必要になるケースがあります。

※関連記事:【2026最新】楽天SKUプロジェクトとは?メリデメや対応をわかりやすく解説!

ソーシャルギフトに向いている商材カテゴリ

ソーシャルギフトは、購入者が住所を知らない相手にも贈れる仕組みであるため、購入時点で商品仕様が確定しやすい商品との相性が良いです。具体的には、以下のようなカテゴリが特に向いています。

  • 食品・スイーツ:焼き菓子、チョコレート、お茶など。単価3,000円前後の「ちょっとしたお礼」にぴったりのアイテム
  • コスメ・美容:スキンケアセット、ハンドクリーム、フェイスマスクなど。実際に楽天のソーシャルギフト対象商品にはSK-IIなどのコスメも多く掲載されている
  • ドリンク・コーヒー:スティックコーヒーセット、紅茶ギフトなど日常消費できるアイテム
  • 雑貨・タオル・日用品:実用的でどなたにも贈りやすいギフトの定番
  • カタログギフト系:受取人が好きなものを選べるため、ソーシャルギフトとの親和性が非常に高い

ソーシャルギフトに不向き、または注意が必要な商材

一方で、以下のような商材はソーシャルギフト機能との相性に注意が必要です。

  • サイズ選択が必要なアパレル商品:受取人のサイズがわからないため、ミスマッチのリスクがある
  • 冷蔵・冷凍の生鮮食品:受取タイミングが読みにくいため、品質管理上のリスクがある
  • 高額商品(100万円超):設定条件上、対象外となる
  • 名入れ・オーダーメイド商品:受取人の情報が購入時点で不明なため、対応が難しい場合がある

ただし、不向きな商材であっても工夫次第で対応可能なケースもあります。例えばアパレル商品であればフリーサイズの小物やストールなどに絞って登録する、冷凍食品であれば賞味期限が長い商品を優先するなど、柔軟に対応していきましょう。

ソーシャルギフトの商品登録・RMS設定方法

ここからは、実際にRMSでソーシャルギフト機能を設定する方法について解説していきます。

RMSでのソーシャルギフト有効化手順

楽天市場のソーシャルギフト機能は、RMS(店舗管理システム)から設定を行います。商品ごとにソーシャルギフト対象のフラグを設定する形式です。

設定にあたっては以下のポイントを押さえておきましょう。

  • ソーシャルギフト対象にしたい商品の全SKUで送料無料が設定されているか確認する
  • 予約商品・定期購入商品・頒布会商品でないことを確認する
  • RMSの商品編集画面からソーシャルギフト設定をONにする
  • 設定後、商品ページに「ギフトで贈る」などの表示が反映されるか確認する

設定自体は比較的シンプルですが、全SKUの送料設定がネックになるケースが多いため、事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

※関連記事:【2026最新】楽天のRMSとは?活用マニュアルや売上の確認方法を解説!

ソーシャルギフト注文の受注処理の流れ

ソーシャルギフトの受注が入った際の処理フローは、基本的に通常の注文と大きな違いはありません。ただし、以下の点については通常注文と異なるため注意が必要です。

  • 注文時点では送付先が購入者本人の住所になっている(受取人の住所はまだ入力されていない)
  • 受取人がフォームから住所を入力した後に、配送先情報が更新される
  • 14日間以内に受取手続きが行われなかった場合は自動キャンセルとなる
  • 配送伝票の送り主欄には基本的に「ソーシャルギフト」と記載されるが、購入者の名前が記載される場合もある

受注管理においては、ソーシャルギフト注文であることを識別できるラベルやステータスがRMS上に表示されますので、それに基づいてオペレーションを組み立てていきましょう。

CSV一括編集での対応方法

商品数が多い店舗様の場合、一つ一つの商品を手動で設定するのは現実的ではありません。CSVを活用した一括編集を活用すれば、効率的にソーシャルギフト対象商品の設定を行うことが可能です。

まずはソーシャルギフト対象にしたい商品を送料設定や商品特性の観点から絞り込み、CSVファイルで一括更新する方法が効率的です。

※関連記事:【SKU対応後】楽天のCSV商品一括編集機能を基本から徹底解説!

ソーシャルギフトで売上を伸ばすための活用戦略6選

ソーシャルギフト機能を導入しただけでは、自然に売上が伸びるわけではありません。ここでは、ソーシャルギフトを活かして売上アップにつなげるための具体的な活用戦略を6つご紹介していきます。

1. ソーシャルギフト専用の商品ページを作り込む

ソーシャルギフト対象商品のページには、「住所を知らなくても贈れる」「LINEで気軽にギフトが送れる」といったソーシャルギフトならではのメリットを明記しましょう。通常のお買い物目的のお客様と、ギフト目的のお客様では求める情報が異なります。

商品ページ内には、ソーシャルギフトの利用方法をわかりやすく図解したバナーや、「こんなシーンにおすすめ」といった訴求を加えると効果的です。

※関連記事:楽天市場の売れる商品ページとは?商品ページのポイントや作成手順など徹底解説!

弊社がご支援したアウトドア用品ブランド様では、スペック羅列型だった商品ページをユーザーの利用シーンを起点とした構成に全面改修し、主力商品のCVRが1.4%から2.9%(約2.1倍)に改善されました(※社名非公開)。ギフト商品においても「贈る相手がどう喜ぶか」のシーンを訴求することが転換率向上の鍵になります。

2. ギフト需要が高まるイベント時期と連動させる

スーパーSALEやお買い物マラソンなどの楽天イベントとソーシャルギフトを連動させることで、より高い効果が期待できます。例えば、スーパーSALE期間中に「ギフト対象商品ポイント5倍」といったキャンペーンを打つことで、ギフト目的の購入を促進できます。

また、母の日・父の日・クリスマス・バレンタインなどのギフトシーズンに合わせて、ソーシャルギフト対象商品の訴求を強化するのも効果的です。「住所がわからなくても今すぐ贈れる」というメッセージは、締め切り直前のギフト購入を後押しする強力な訴求になるでしょう。

※関連記事:【2026最新】出店者向け 楽天スーパーSALE対策について徹底解説

弊社がご支援した美容機器メーカー様では、スーパーSALE前3週間からの事前告知設計(メルマガ・LINE・バナー)とポイント変倍・クーポンの組み合わせ設計を実施した結果、スーパーSALEの売上が前回比4倍に成長し、イベント後のリピート率も15%から28%に改善されました(※社名非公開)。ソーシャルギフトもこうしたイベント連動の施策と組み合わせることで、より大きな効果が期待できます。

3. 価格帯別のギフトラインナップを整備する

ソーシャルギフトでは、カジュアルな「ちょっとしたお礼」から特別な贈り物まで幅広いシーンが想定されます。そのため、以下のような価格帯別にラインナップを整備しておくと、さまざまなニーズに対応できます。

  • 1,000〜2,000円台:お礼・プチギフト向け(スティックコーヒー、ハンドクリームなど)
  • 3,000〜5,000円台:誕生日・送別ギフト向け(スイーツ詰め合わせ、コスメセットなど)
  • 5,000〜10,000円台:お祝い・記念日向け(高級食材、ブランドコスメなど)

価格帯別に整理しておくことで、店舗ページ内の回遊性も向上し、客単価のアップにもつながりやすくなります。

※関連記事:楽天の客単価を上げるには?3大手法を具体的な手順含め詳しく解説

4. ギフトレビューキャンペーンでUGCを創出する

ソーシャルギフトの購入者や受取人に対して、「レビュー投稿でポイントプレゼント」といったキャンペーンを行うことで、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の創出につなげることができます。

ギフトとして受け取った商品のレビューは、「実際にもらって嬉しかった」というリアルな感想が多くなる傾向があり、通常のレビューよりも商品の魅力が伝わりやすいという特徴があります。こうしたレビューが蓄積されることで、ギフト選びの参考になる情報が増え、さらなるギフト購入を促進する好循環を生み出せるでしょう。

※関連記事:【2026最新】楽天市場でレビューを増やすには?クーポン活用など有効施策5+1選について徹底解説!

5. メルマガ・LINE公式アカウントでギフト訴求を行う

既存顧客に対しては、メルマガやLINE公式アカウントを活用してソーシャルギフト対象商品を告知するのが効果的です。特にイベントシーズン前には「今年のプレゼントはLINEで贈れるソーシャルギフトが便利です!」といった訴求が有効です。

自店舗で購入経験のある顧客は、商品の品質を理解している分、「ギフトとして贈りたい」というモチベーションが生まれやすいターゲットです。メルマガやLINEでのギフト訴求は、リピーター施策としても機能するでしょう。

※関連記事:【2026最新】楽天メルマガで売上UP!活用方法を徹底解説

6. 商品ページにギフトバナーを設置して導線を確保する

ソーシャルギフト対象商品であることを、商品ページ上で視覚的にわかりやすく訴求することも重要です。「ソーシャルギフト対応」「住所不要で贈れる!」といったバナーを商品ページの目立つ位置に設置しましょう。

また、店舗トップページやカテゴリページにも「ソーシャルギフト特集」のバナーリンクを設置し、ギフト目的のお客様がスムーズにたどり着ける導線を整備しておくことをおすすめします。

※関連記事:楽天市場で回遊率を効果的に高める施策7選!制作事例もご紹介!

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 元楽天ECC・500店舗以上のEC支援実績
ソーシャルギフトで成果を出している店舗様に共通しているのは、「ギフト専用の見せ方」にこだわっている点です。通常の商品ページにソーシャルギフトのフラグを立てただけでは、ギフト目的のお客様には刺さりません。弊社の支援経験では、ギフトシーン別の訴求バナーを追加し、価格帯別のまとめページを整備するだけでも、ギフト経由の転換率が目に見えて変わるケースが多いです。まずは主力商品1〜2点から「ギフト向けの見せ方」を試してみてください。

ソーシャルギフト運用における6つの注意点

ソーシャルギフト機能を運用するにあたっては、いくつか注意すべきポイントがあります。トラブルを未然に防ぐためにも、以下の点を事前に把握しておきましょう。

弊社が500店舗以上のEC支援を行ってきた中で、新機能の導入時にトラブルが起きやすいのは「設定ミス」よりも「運用ルールの整備不足」であるケースが圧倒的に多いと実感しています。特にソーシャルギフトのようにギフト特有の配慮が必要な機能では、事前にチェックリストを作成しておくことを強くおすすめします。

1. 納品書や請求書の同封に注意する

ソーシャルギフトは「贈り物」であるため、納品書・請求書・値札の同封は避ける必要があります。受取人に価格が伝わってしまうとギフトとしての体裁が損なわれるため、店舗独自の納品書を発行している場合は、ソーシャルギフト注文時に金額情報を非表示にする運用ルールを設けておきましょう。

2. 自動キャンセルの条件を理解しておく

以下の条件に該当する注文は自動的にキャンセルとなるため、注意が必要です。

  • 支払い方法が代引きや後払いの場合
  • ソーシャルギフト以外の商品と同時に注文された場合
  • 複数の配送先を選択された場合
  • 注文時の送付先に注文者以外を指定された場合
  • 受取手続きが14日以内に行われなかった場合

特に「14日以内の受取手続き」に関しては、購入者が贈り先への連絡を忘れてしまうケースも考えられます。可能であれば、購入者へのフォローメールで「URLを早めに贈り先にお送りください」と案内するなどの対応を検討しましょう。

3. 配送伝票の表記に留意する

配送伝票の送り主欄には、基本的に「ソーシャルギフト」というテキストが記載されますが、場合によっては「〇〇様より」と注文者の名前が記載されることもあります。完全匿名のサービスではない点を購入者に周知しておくとトラブルを防げるでしょう。

4. 配送日時の指定ができない

ソーシャルギフトでは、配送日時の指定はできません。受取人がフォーム入力後に配送手続きが進む仕組みのため、通常注文のような配送日時指定には対応していない点を把握しておく必要があります。

商品ページ上やギフトに関する説明文の中で、「配送日時の指定には対応しておりません」といった事前の注意書きを記載しておくとよいでしょう。

5. 個人情報の取り扱いに注意する

ソーシャルギフトは「注文者と受取人の個人情報を共有しない」というコンセプトのサービスです。店舗側でも、購入者の個人情報が受取人に漏れないよう、また逆に受取人の個人情報が購入者に伝わらないよう、十分な注意が必要です。

お問い合わせ対応においても、注文者と受取人の情報を混同して案内しないよう、オペレーションルールを明確に定めておくことをおすすめします。

※関連記事:R-messeとは?楽天の問い合わせ管理の概要や利用料、活用方法について解説!

6. 出荷リードタイムの再設計を検討する

通常の注文とは異なり、ソーシャルギフトでは受取人の住所入力が完了するまで配送手続きに進めません。つまり、購入から出荷までにタイムラグが生じる可能性があります。

在庫の確保期間や出荷体制について、ソーシャルギフト注文のリードタイムを考慮したオペレーションの見直しを行っておくと安心です。特に繁忙期は注文が集中する可能性があるため、余裕を持った体制を整えておきましょう。

他モールのソーシャルギフト機能との比較

楽天市場以外のECモールでもソーシャルギフト関連の機能が提供されています。ここでは主要なサービスとの違いを簡単に比較してみましょう。

Yahoo!ショッピングのソーシャルギフト機能

Yahoo!ショッピングでは、2024年3月からすべてのストアでソーシャルギフト機能が利用可能になっています。ストアクリエイターProの設定画面から「ソーシャルギフト:利用する」にチェックを入れるだけで有効化できるシンプルな仕組みです。

ただし、Yahoo!ショッピングの場合は一部商品のみを対象外にすることができない(ストア全体で一括設定)という制約があります。楽天市場のソーシャルギフトは商品ごとに設定が可能なため、この点は楽天のほうが柔軟性があると言えるでしょう。

Amazonのeギフト機能

Amazonでは「eギフト」として、メール経由でギフトを贈れる機能が以前から提供されています。Amazonギフト券はもちろん、一部の実物商品もeギフトとして送付可能です。

楽天市場のソーシャルギフトとの大きな違いは、楽天は楽天ポイント経済圏やレビュー文化との連携がしやすい点です。楽天ユーザーに対しては、ポイント還元と組み合わせたギフト訴求がより効果的に機能するでしょう。

LINEギフト

LINEギフトは、LINEアプリ上で直接ギフトを選んで贈れるサービスとして若年層を中心に広く普及しています。流通額も急拡大しており、ソーシャルギフト市場の牽引役と言えます。

LINEギフトへの出品はハードルが高い(審査あり・提案書提出が必要)一方、楽天市場のソーシャルギフトは既存の出店店舗であれば設定のみで利用開始できる手軽さが魅力です。両チャネルを併用して、幅広いギフト需要にアプローチしていくのも一つの戦略です。

まとめ

本記事では、楽天市場のソーシャルギフト機能について、仕組みの概要から出店者としての活用方法、注意点、他モールとの比較まで幅広く解説してきました。

ソーシャルギフトは、住所を知らない相手にもURLひとつでギフトを贈れるという画期的な機能であり、ギフト市場の構造変化をとらえた楽天市場の重要なアップデートです。出店者にとっては、通年のギフト需要の取り込み、CVR向上、新規顧客の獲得、SNS拡散との連動など、売上拡大に直結する多くのメリットがあります。

一方で、送料設定や配送オペレーション、個人情報の取り扱いなど、導入にあたって事前に確認すべきポイントもあります。本記事でご紹介した活用戦略や注意点を参考にしていただき、ぜひソーシャルギフト機能を店舗運営に活かしていただけますと幸いです。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 元楽天ECC・500店舗以上のEC支援実績
ソーシャルギフトは楽天市場にとって戦略的に重要な機能であり、今後もアップデートが進んでいくと考えています。現時点で「まだ様子見」という店舗様も多いですが、早期に導入して運用ノウハウを貯めておくこと自体が、将来的な競合優位になります。設定自体は難しくないので、まずは主力商品を対象に始めてみることをおすすめします。

楽天市場のソーシャルギフト活用、こんなお悩みありませんか?

ソーシャルギフト対象商品を登録したが、売上にうまくつながっていない
ギフト向け商品ページの作り込みやバナー制作にリソースが足りない
SKU設定・送料設定・イベント対策など、やるべきことが多すぎて追いつかない
ソーシャルギフトを含めた楽天市場の全体戦略やPDCAが回っていない

Finnerの支援実績

楽天市場の出店直後から全体戦略設計・ページ改善・RPP広告運用を実施し、スーパーSALE施策を皮切りに翌月の実績が前月の約6倍に売上増加した事例がございます。

⇒ 支援事例の詳細を見る

関連記事

※関連記事:楽天市場で売上アップにつながる基本・応用に分けた施策14選 | 元楽天社員監修

※関連記事:【2026最新】楽天の商品登録画像ガイドラインから売れるサムネイルまで徹底解説!

※関連記事:【出店者向け】楽天市場のクーポンの効果的な活用方法は?有料化についても徹底解説!

※関連記事:【最新版】楽天で売れる店舗のデザイン特徴を解説!戦略的なデザインで売上アップ!

※関連記事:【出店者様向け】 5と0のつく日の概要と活用方法・施策について徹底解説!


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学商学部卒業。楽天グループ株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ECコンサルティング会社を経て現職。

楽天ではSOY受賞店舗を含む500店舗以上のEC事業者を担当し、売上拡大を支援。カテゴリー内で3度の表彰に加え、楽天賞も受賞。

その後、開業2期目のECコンサルスタートアップに参画し、責任者としてすべてのECモール・自社ECを横断した戦略設計から運用まで一気通貫の支援を推進。

これらの経験を経てFinner株式会社を設立。EC運営の実務とCRMの知見をかけ合わせた「商品・顧客起点のマーケティング設計」が強み。

ご質問やサービスについてのお問い合わせなど

なんでもお気軽にご相談ください

フォームに必須事項をご入力の上、送信してください。
担当者が内容を確認後、1営業日以内にご連絡いたします。

    弊社のプライバシーポリシーに同意の上、

    「お問い合わせをする(無料)」をクリック⁩してください。


    ◢◤ 毎月5社限定 ◢◤ 楽天市場店舗分析に申し込む(無料)
    会社紹介を見る
    Company
    Finner(フィナー)の会社概要や代表あいさつ、役員紹介はこちらから確認いただけます。
    サービス資料を
    ダウンロードする(無料)
    Service Materials
    ECサイト運営支援、CRMコンサルティングのより詳細な資料はこちらから無料でダウンロードできます。
    楽天コンサル31社比較資料を
    ダウンロードする(無料)
    Useful Materials
    ECサイト運営、CRM全般についてすぐに実践に活かせる資料はこちらから無料でダウンロードできます。
    お問い合わせをする(無料)
    Contact
    各種ご支援に関する無料ご相談はこちらから。どんな些細なことでもお気軽にご連絡ください。
    ECサイト運営&CRM活用の無料相談実施中 ※月5社限定
    無料相談してみる