【出店者向け】楽天市場ポイント変倍の攻略法!効果の最大化について徹底解説!

更新日:2024/06/10
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本記事では楽天市場におけるポイント変倍の活用方法について解説します。

ポイント変倍には、主に「商品別ポイント変倍」と「店舗別ポイント変倍」の2つの種類があります。それぞれの性質や有効な利用方法を理解することで、ポイント変倍の効果的な運用が可能になります。

今回は楽天のポイント変倍に焦点を当て、両種類のポイント変倍の性質や設定方法について詳しく説明します。

さらに、効果的な活用方法や留意点についても解説するので、楽天での販売力を向上させたい方はぜひ最後までご覧ください。

また、弊社では楽天市場における売上アップにつきまして店舗様の現状を分析した上での無料でのご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡頂ければと存じます。

また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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楽天市場のポイント変倍とは

楽天のポイント変倍とは、顧客に提供するポイントの倍率を上げることを指します。通常、楽天では店舗様負担で+1倍のポイントがデフォルトで付与されますが、ポイント変倍では通常のポイントに加えて最大20倍までの設定が可能です。

楽天のユーザーは、ポイントを獲得する率を購入の決定基準として重要視する傾向があります。そのため、ポイント変倍は楽天での販促活動の重要な要素となります。

たとえば、特定の商品については、広告による露出よりもポイント変倍の方が売上につながることがあります。

楽天には、「店舗別ポイント変倍」と「商品別ポイント変倍」という2種類のポイント変倍設定があります。

店舗別ポイント変倍

店舗別ポイント変倍は、店舗内の全商品に対して適用されるポイントアップの「期間」と「倍率」を設定できる仕組みです。

たとえば、「楽天イベント期間中にポイント10倍」など、ポイント倍率を指定することができます。

このポイント変倍の方法では、店内のすべての商品がお得になるため、ユーザーのサイト内での滞在時間が増え、単価が上がる効果が期待できます。また、ユーザーがより多くの商品を見る機会が増えるため、注力したい商品が発見される可能性も高まります。

店舗別ポイント変倍は、全商品に対してポイント倍率を設定することで、おトクな店舗であることをアピールし、客単価を向上させるのにも役立ちます。

このように、店舗別ポイント変倍は、定期的なキャンペーン開催を通じて「売上の山」を作り出す手段として効果的です。

たとえば、お買い物マラソンやスーパーSALEなどの楽天キャンペーン時や、5の倍数日など、覚えやすいサイクルでキャンペーンを実施するとよいでしょう。

また、自社で設定している月間目標売上に到達に向けて、月末に突発的なキャンペーンを開催することも有効です。

店舗別ポイント変倍設定はRMSから設定が可能です。

RMSトップ>店舗設定>8 店舗別ポイント変倍

引用:楽天RMS

※RMSにログインしている状態でご確認ください

「キャンペーン一覧」では楽天のキャンペーンに合わせたポイント変倍を設定でき、「独自キャンペーンの作成」では楽天のキャンペーン有無にかかわらず、自由な日程かつ自由な変倍率でのポイント設定が可能です。

楽天のキャンペーンにつきましては以下記事をご参照ください。

商品別ポイント変倍

商品別ポイント変倍とは、商品ごとにポイントアップの「期間」と「倍率」を個別に設定できるポイント変倍の仕組みです。

このポイント変倍の方法により、対象商品の検索結果で価格の下にポイント倍率が表示され、競合商品よりも目立ちやすくなり、ユーザーの興味を引きやすくなります。

また、商品ページの買い物かご付近にもポイント倍率と獲得ポイント数が表示されるため、ユーザーの購入を促進する効果も期待できます。

商品別ポイント変倍は、商品ごとにポイント倍率を設定することで、特定の商品を強調したり、競合商品との差別化を図ったりする際に有効です。

また、商品別ポイント変倍を活用する際には、入口商品や在庫処分品など特定の商品を目立たせるために設定することも効果的です。

ちなみに商品別ポイント変倍と店舗別ポイント変倍を同時にかけた場合、商品別ポイント変倍が優先されます。

商品別ポイント変倍設定もRMSから設定が可能です。

RMSトップ>店舗設定>1 商品管理>商品一覧・登録>対象商品の「編集」>「商品別ポイント変倍」項目を編集

引用:楽天RMS

※RMSにログインしている状態でご確認ください

商品別ポイント変倍につきましてはCSVでの一括編集も可能です。
CSV一括編集につきましては以下記事もご参照ください。

楽天ポイント変倍の効果最大化に向けた6つの活用方法

続いて楽天におけるポイント変倍の効果を最大化させる方法として、6つの手法を解説します。

バナーなどでユーザー告知を徹底する

ポイント変倍を設定してもユーザーに伝わらなければ効果がないので、店舗内にバナーを設置してオトクであることをわかりやすくアピールすることが重要です。

「倍率」「期間」「全品対象(店舗別ポイント変倍の場合)」などの詳細を記載し、ポイント変倍キャンペーンの内容が一目で理解できるバナーを制作しましょう。

その際、倍率を大きく記載することでオトク感をアピールでき、また期間も記載することで限定感を高めることができます。

なお、バナーはスマホ商品ページ共通バナー箇所に貼り付けることで、商品ページを訪れたユーザーにわかりやすくアピールすることができます。

楽天バナーの作り方については以下記事もご参照ください。

商品名やサムネイルでも訴求する

同様にユーザーになるべく伝えるために、商品名への追記やサムネイルの変更が有効です。

バナーと同じように、「倍率」「期間」「全品(店舗別ポイント変倍の場合)」を商品名やサムネイルに記載しましょう。

また、「販売説明文最上部」や「スマートフォン用商品説明文最上部」に倍率や期間を記載しておくことでも、商品ページを訪れた際に改めてオトク感をアピールできます。

商品名やサムネイルを一括で変更したい場合には、上述のCSV一括編集が便利です。

R-mail(メルマガ)やLINEで告知する

なるべく多くのユーザーに告知するという観点から、楽天内で保有する既存顧客にもアプローチしましょう。

手段としてはR-mailやLINEがあり、いずれも事前告知が有効です。
工数が多く割けない場合にはテンプレを用意しておくと便利です。

運用方法については以下記事もご参照ください。

楽天負担のポイントキャンペーンと併用する

自社独自のポイント変倍キャンペーンを計画する際は、楽天が提供するポイント変倍キャンペーンの開催タイミングに合わせて訴求することも有効です。

複数のポイント変倍キャンペーンが同時に実施される場合、両方のキャンペーンのポイント変倍率が適用されるため、最大のお得感を提供することが可能です。

たとえば、楽天が提供するポイント5倍のキャンペーンが行われている間に、独自のポイント6倍キャンペーンを実施すると、自社負担分のポイント6倍で顧客に10倍のポイントを提供することができます。

ただし、楽天が提供するポイント変倍キャンペーンは通常エントリーが必要であり、エントリーしたユーザーのみが対象となります。そのため、告知する際にはエントリーの必要性やポイント倍率、期間などを明確に伝えることが重要です。

また、SPUについての訴求を加えるのも有効です。以下記事もご参照ください。

楽天スーパーDEALの活用を検討する

ポイント変倍の活用にあたり、楽天スーパーDEALに参加することも考えてみましょう。

楽天スーパーDEALは、商品を10~50%という高い還元率で販売するサービスであり、店舗様にとっては顧客の集客や売上の増加を狙うための有力な広告手段です。

楽天スーパーDEALに関する詳細な設定方法や活用方法については、以下の記事をご確認ください。

店舗別ポイント変倍と商品別ポイント変倍を併用する

楽天のポイント変倍では、店舗別ポイント変倍と商品別ポイント変倍を同時に利用することができます。

例えば、店舗別ポイント変倍で全商品のポイント倍率を10倍に設定しつつ、一部商品のみ5倍にするといった組み合わせが可能です。

店舗別・商品別ポイント変倍を併用する場合には、本記事の序盤にふれたように商品別ポイント変倍が優先されるため、店舗全体でお得感をアピールしつつ、利益率の低い商品に対しては低いポイント変倍を設定することができます。

ただし、店舗別・商品別ポイント変倍を併用する際には、ユーザーへの告知文に注意する必要があります。例えば、「店内全商品ポイント10倍!」と告知すると事実と異なるためトラブルになりかねません。そのため、「ポイント最大10倍!」などの工夫を凝らした告知方法を考えることが重要です。

まとめ

本記事では楽天市場におけるポイント変倍の種類や、有効な活用方法について解説してきました。


ポイントに限らずキャンペーン施策については実施することよりも、振り返りと次のアクションに繋げることが大切です。

振り返りの方法やPDCAの回し方がわからない場合はぜひご相談ください。

また、本記事でご紹介差し上げた内容以外に関しましても無料にて相談会を実施させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

本記事を閲覧頂きありがとうございました。


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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