【出店前必見】楽天市場とAmazonを徹底比較!ECのプロが出店者側の目線で解説

更新日:2024/06/19
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弊社は楽天市場やAmazonなどのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、楽天市場とAmazonについて出店者側からの目線に立って、徹底的にそれぞれの魅力やポイントを解説をしていきます。

様々なECモールがありますが、楽天市場とAmazonは日本国内でも常にシェア1・2を争っており、どちらに『出店(出品)』するか迷われる方も多いかと思います。

そこで今回は楽天市場とAmazonのどちらに出店されるか迷われている事業者様・個人事業主様に向けて【出店者目線】で解説をしていきます。

それぞれのECプラットフォームで特徴や出品手数料、配送サービスなどに違いもあるため、違いを把握してからどちらのECプラットフォームで出店するのかを検討することをおすすめします。

また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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楽天市場とAmazonの基本情報をご紹介

※楽天市場の最低月額出店料は6月より19,500円→25,000円に上がっています。

上記は弊社が独自に調査した楽天市場、Qoo10、Amazon、Yahoo!ショッピングの違いです。

本記事でのメインとなる楽天市場とAmazonを見てみると例えば一見流通額は楽天が多いようにも見えますが、上記調査では楽天市場単体ではないため、一概に判断することはできません。

しかし、楽天の特徴はなんといってもポイント≒楽天経済圏の存在です。上記の市場規模は経済圏の市場規模と同様ですので、ポイントを含めると楽天市場が優勢といえるでしょう。

一方Amazonですが、以下のように4月にドコモと提携することが発表されました。ここからも楽天市場に対抗する形でポイントに関する領域が強化されるものかと推察できます。

(引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001833.000004612.html)

楽天の「出店」とAmazonの「出品」の違いとは?

楽天市場とAmazonの両方を利用しているユーザーからすると、なんとなくAmazonはシンプルで楽天が少しごちゃごちゃしているということや、楽天は商品が色々表示されるので比較できるという程度で違いを意識しているかと思います。

しかし事業者目線で考えると、楽天市場は『出店』を行う、Amazonは『出品』を行うなどの大きな違いがあります

ここからより詳しくそれぞれの違いについてご紹介をしてまいります。

図で説明すると以下のような違いがあります。

上記からも楽天は出店型のECプラットフォーム、Amazonは出品型のECプラットフォームだとご認識いただけるかと思います。

楽天市場は「出店」をおこなうECプラットフォーム

楽天市場はAmazonと異なり「出店型」のECプラットフォームです。イメージとしては楽天市場自体が「百貨店」で出店店舗は、百貨店にそれぞれ出ている店鋪となります。

また、RSLと呼ばれる倉庫は楽天市場にもあるものの、Amazonと異なり発送機能のみで楽天自体で在庫管理を行うことはありません。あくまで出店場所をプラットフォームとして提供して、管理しているのが楽天市場になります。

そして楽天市場では出店料がAmazonよりも高い傾向にあります。楽天市場の出店料やプランについては2024年6月最新版(価格変更後)で詳しく下記の記事で解説しておりますのでご確認くださいませ。

Amazonは「出品」をおこなうECプラットフォーム

そしてAmazonは楽天市場と異なり、「出品型」のECプラットフォームです。イメージとしては大型のスーパーマーケットでAmazonがスーパーマーケットを提供してそこに様々な「商品」を出品している形です。

一般的にマーケットプレイス型と呼ばれることもあります。

ちなみにですがマーケットプレイス型と言えど、Amazonではブランド登録者限定でストアページの作成を行うことはできます。下記はニューバランスのストアページですが、下記のようなサイトを個別で作成してブランディングとして利用することも可能です。

引用:New Balance Japan,Inc. =New Balance=

出店者(出品者)が抑えておきたい楽天市場とAmazonの7つの違い

ここまでは楽天市場とAmazonの違いについてご紹介をしてきました。

楽天市場とAmazonはユーザーの立場からすると「単純な好み」や「ポイントの有無」などで利用の判断をされることも多いかと思いますが、出店者(出品者)はそういうわけにはいきません

しっかりと出店者(出品者)はそれぞれのモールの特性を理解して、自社商品がどちらのECモールと相性が良いか判断する必要があります。

主に出店の判断をするうえで重要なのは下記の観点でしょう。

  • 大型イベントの回数と売上の波
  • ポイントの施策の検討しやすさ
  • レビューの蓄積方法
  • 出品手数料と審査難易度
  • 配送サービスについて
  • 運用後(出店・出品後)のサポート体制について
  • PCでの店鋪ページのデザイン自由度の高さ

大型イベントの回数と売上の波

ECモールで販促施策を検討するうえで「イベントの活用」は欠かせません。

Amazonも楽天市場も基本的には売れている商品が売れるようになるという仕組みでECプラットフォームのAIが動いています。

これは当然で、どちらのプラットフォームも販売時の手数料がかかってくるため、楽天市場にしてもAmazonにしても手数料を稼げる商品をSEOで上位に表示させるようになっています。

そしてこの売れている商品を作るのに「イベントの活用」が必須になります。

まず楽天市場を見ると超大型のイベントとしては年に4回(3・6・9・12月)開催される楽天スーパーSALEです。このイベントでしっかりと売上の波を作っていくことが重要になります。

一方でAmazonはもちろん小型イベントは毎月開催されていますが、基本的には7月のAmazonプライムデーが超大型のイベントになっており、10月のプライム感謝祭とブラックフライデーが大型のイベントになります。

Amazonプライムデーとプライム感謝祭についてはプライム会員メンバーのみのセールになるため、施策の検討の幅が狭まるのも事実です。

そのため、Amazonではプライムデーなどで一定の売上の波は作れるものの、どちらかというとカートボックス獲得と呼ばれる各商品の1番目の購入候補に表示されるようにしていく施策などが重要になります。

カートボックス獲得についてはこちらで詳しく解説していますので、ご興味があれば覗いていただければと思います。

ポイントの施策の検討しやすさ

また先述もしていますが、楽天市場とAmazonの最も大きな違いはやはりポイント運用にあります。

もちろんお伝えしたようにドコモとの協業により、今後はAmazonでもポイント活用が強みになる可能性はあるののの、まだまだ楽天市場に劣っているのも事実です。

実際、楽天市場を利用するユーザーの多くはポイント目的で楽天市場を選んでいるケースがほとんどです。(安さや購入のしやすさを除いて)

ポイントの最も優れている点は「貯めたポイント」で「好きな商品やちょっとだけ気になっている商品を買えること」です。

つまりあまり興味がなかったとしても商品の購入がされる可能性があるため、自社商品がお気に入り登録などをされている場合は、ポイントキャンペーンがあまりないAmazonに比べて楽天市場であれば高くなるというわけです。

ただし、Amazonでも店舗によってはポイント付与率を高めている場合もあるのですが、あまりユーザーに気づかれていないのも事実です。

もし自社の商品に1,000円程度の商品が多い場合は、ポイント購入を狙って楽天市場の運用でも良いかもしれません。

レビューの蓄積方法

レビューの数や質は楽天市場やAmazonなどのECモールを運営するうえで非常に重要になります。

実際に多少異なりますが、BASEが発表している調査でも約4割の方が口コミを必ず確認するという回答をしています。

またレビューに絞った調査では、96%がオンラインショッピングを行う間にカスタマーレビューを確認するという結果(n数=681人)も出ていますのでECモールを運営する際には対策が必ず必要になります。

では楽天市場、Amazonそれぞれでレビューについて見ていきましょう。

楽天市場ではレビューに関して様々な施策を打てることが特徴的です。例えばレビュークーポンの発行や、ノベルティプレゼントなどが有効な施策と言えるでしょう。

ただし、最近ではレビュークーポンに関して少しずつ効果が落ちている店鋪様もいらっしゃると聞いています。理由は他社もクーポンを発行しているということが大きく関わってくるかと思いますが、そのような店鋪様についてはノベルティ発行もおすすめです。

下記は弊社のご支援先事例ですが、ノベルティのプレゼントでレビュー記入率が大きく上昇しました。まだ楽天市場へ出店されていない店鋪様の場合にはレビュークーポンのほかに、自社であればどの様なノベルティが有効か検討しても良いかと思います。

一方Amazonではブランド登録者限定で、Vineというサービスを活用することで発売前にレビューの蓄積を行うことが出来ます。つまり、レビューがある程度蓄積された状態で商品を販売することができるため、スタートダッシュをかけやすくなるのがAmazonの強みです。

実感や実績としてもレビュー蓄積に苦労される店鋪様(出品者様)は非常に多く、Vineの利用で「事前にレビューを蓄積できること」は非常にEC運営がしやすくなります。具体的にはお伝えしているようにレビューの数や質は直接的に転換率に大きく影響が出てきます

楽天市場では同様の施策を行うことが出来ないため、楽天市場を運営する際は「レビューの蓄積」をどうやって早期に行うか、検討しなくてはなりません。

ただし、一方で前半でお伝えしていたレビューに対するギフトキャンペーンについてAmazonでは行うことが出来ませんので、一朝一夕があると言えるでしょう。

出品手数料と審査難易度

そして3つ目の楽天市場とAmazonの違いは出店料と審査難易度です。結論、出店料と審査難易度は楽天市場のほうが高いと思っていてください。

具体的には価格については以下の表で確認します。楽天市場についてはその他に諸々、R-SNSの利用料などかかってくる費用もあります。またAmazonでもFBA(配送サービス)を利用している場合には別途利用料金がかかります。

種別楽天市場Amazon
月額価格がんばれプラン:25,000円/月
スタンダードプラン:65,000円/月額
メガショッププラン:130,000円/月額
大口出店:4,900円
小口出店:無料
販売手数料
※システム利用料
がんばれ:PC 3.5%~6.5%、SP4.0%~7.0%
スタンダード:PC 2.0%~4.0%、SP2.5%~4.5%
メガショップ:PC 2.0%~4.0%、SP2.5%~4.5%
大口出店:手数料(10%程度~)
小口出店:100円/1商品

ちなみにAmazonについては基本的に大口出店をしておくことをおすすめします。活用できるサービスや広告が増えますので、Amazonで売上を上げたい場合には大口出店です。

主なAmazonの販売手数料について下記に記載しておりますのでぜひ参考にいただけますと幸いです。

また審査難易度についてもAmazonが易しく、楽天市場の難易度は比較的ECモールの中でも高いです。

Amazonの場合は個人・法人でも、必要書類さえ提出すれば数日で審査結果が出て、審査を通過すればすぐにでも出店可能です。

一方、楽天市場ではおおよそ出店までに最短で1ヶ月、平均的に2~3ヶ月はかかります。おおよそ最初の申し込みから審査完了まで2週間から1ヶ月程度かかり、ショップページ等の出店準備を整えた後にオープン審査もあり、ここでも2週間から1ヶ月かかりますので、その期間です。

ただ裏返すと複数の審査があるので、一定の安心感があって購入してくれるというのが楽天市場の強みと言えるでしょう。

私も「Amazonは使うが、偽物も混じっている可能性がなんとなくある」という声を耳にしたことがありますので、実際にユーザー目線でも楽天市場に関して安心感が高いのは間違いないようです。

超早期に出店(出品)して気軽に商品を売りたいときはまずAmazonを始めて、その間で楽天市場の準備を進めていくのも手と言えます。

ただ一方で、楽天市場に出店する際はLPなどを作らなければならないため、しっかりと準備をして販売を進めたい際は楽天市場に出店するために素材を作成して、Amazonでも同様に素材を使って販売をスタートするという方法もあります

配送サービスについて

続いての違いは配送サービスです。

Amazonの場合、自社発送だけではなく、FBAと呼ばれるフルフィルメントサービスを行っています。先述している楽天にもRSLと呼ばれる配送サービスはあるものの、全体的なサポートではAmazonのFBAのほうが『』だといえます。

何度もお伝えしていますがAmazonは出品ベースとなるため、FBAを利用することでAmazon倉庫から配送する出荷元が「Amazon」と表示されます。この表記によって自社のブランドイメージとは関係なく、ユーザーからの安心感に繋がり、転換率にも大きな影響がでてきます。

ちなみにFBAを利用するとFBA利用のマークがつくほか、カスタマーサービスや返品処理もAmazonで行ってくれたり、FBAが関わるレビューの返信なども行ってくれるため、非常にEC運営が楽になります。配送業務に不安がある場合や、その他の付帯業務ガ面倒な場合はAmazonを選んでも良いかもしれません。

一方楽天市場についても楽天スーパーロジスティクス(RSL)と呼ばれるフルフィルメントサービスを提供しています。楽天スーパーロジスティクス(RSL)は、「入荷・保管・梱包・配送」を楽天に任せられるサービスになっています。

あす楽への対応はもちろんのこと、

FBAと最も比較される違いは他ECで受注した際の配送手数料です。AmazonのFBA他モールで注文された商品を配送する際の料金が高くなりますが、楽天スーパーロジスティクス(RSL)は他モールで注文された商品を配送する際も料金が変わりません

そのため、複数モールで出店・出品している場合にはコストを抑えて配送を行えるという強みがあります。複数モールを運営している場合にはRSLの検討を視野にいれることをおすすめします。ただし、多少在庫保管料金は高めなので、注意してください。

運用後(出店・出品後)のサポート体制について

楽天市場とAmazonでは運用後のサポート体制に大きな違いが出てきます。

楽天市場ではECC(ECコンサルタント)と呼ばれる楽天市場内のコンサルタントが1店舗に対して1名つくようになっています。そのため日頃からコミュニケーションを取っていたり、売上を上げたいと強い意志がある場合(重要)には丁寧にサポートを行ってくれるケースがあります。

また楽天大学と呼ばれる無料でEC運営を学べるコンテンツも豊富に用意されているため、ネットショップ初心者でも安心して運営を行うことができるでしょう。

ただし、楽天のECコンサルタントのサポートには特徴もあり、もしこの特徴について聞いてみたい場合には下記からお問い合わせください。元楽天出身の私が直接お話します。

【楽天のECコンサルタントの特徴について聞いてみる】

そして実は非常に優秀なのが『RMS(店舗運営システム内)のチャットサポート』です。なんでも気軽に相談することができ、回答も非常に早いので素早く回答がほしいときは非常に便利な機能です。

では一方Amazonはどうでしょうか。結論、Amazonのコンサルティングサポートは有償であり、月額16万円+前月分売上合計の0.3%(税別)がかかります

※毎月の料金が100万円を超えることはありません。

そのため、メインはセラーセントラルと呼ばれる店舗運営システムへの問い合わせ、または出品について情報が詰まっているポータルサイトです。

直接人を介してサポートがほしいと考えられる店鋪様は基本的にAmazonのコンサルティングサービスを契約するか、弊社のような外部のECコンサルティングサービスを使うようになります。

もちろん、楽天市場でもECコンサルタントがすべての店鋪で戦略策定まで伴奏して行ってくれることはありません。理由はシンプルで、人的リソースです。その様な場合に活用いただくのがAmazonと同様で外部のコンサルティングサービスになります。

PCでの店鋪ページのデザイン自由度の高さ

そして最後はPCにおける商品ページや店鋪ページの自由度です。

PCにおけると記載したのは理由があり、過去には楽天市場ではスマホ環境において独自の店鋪ページを構築できていました(楽天GOLDと呼ばれるプランへの加入が必要です)が、現在ではスマホ環境も統一された店鋪ページに変わっています

ただし商品ページ単位で見ると、Amazonの商品ページは、商品名や商品画像、商品説明文など、掲載する内容が決まっていますので楽天市場に比べて、カスタマイズしにくく、商品の魅力をアピールしづらいのも事実です。

逆に、楽天市場の商品ページはHTMLを利用することで自由度が高く、自分の好きなように掲載したい内容を入れ込むことができるため、商品や店舗の特色を打ち出しやすさはあります。

出店・出品の際の楽天市場とAmazonのメリット、デメリット

ここまで楽天市場とAmazonについて検討すべき観点をお伝えしてきました。

では実際に運営する際に楽天市場・Amazonのそれぞれ感じるメリットや注意点をご紹介していきます。

楽天市場へ出店する際のメリットとデメリット

楽天市場へ出店する際のメリットは大きく下記です。

◎ここがメリット

● 非常に自由度が高く、魅力を訴求しやすい

● イベントやポイントを基本とした集客の施策が豊富に検討できる

何度もお伝えしており恐縮ですが、楽天市場は店舗ごとでの出典となるため自由度が高く、自社の魅力を伝えやすいというのが特徴です。

商品やブランドイメージに合わせてページの制作、サムネイルの制作などを行うことができるため、知識さえあれば販売はしやすいでしょう。

また、先述しているポイントという圧倒的な魅力や楽天スーパーSALEなどの施策を中心として、戦略検討の幅が大きく、自社が行いたい施策の殆どを行うことができます。

✗ここがデメリット

● 出店期間が長いこと、一度審査に落ちると通りづらい

● 出店料金や手数料だけではなく、様々な料金が発生する

またデメリットでいうと、出店期間が長いほか、一度審査に落ちると再度通過することは非常に困難です。お伝えしている通り、楽天市場への出店を検討している場合は2~3ヶ月は時間がかかると思って億ようにしましょう。

また出店料金や手数料だけではなく、たとえば「LINEの利用料金」や「モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料(税別)」、CSV一括変更の使用料なども発生してきます。

Amazonへ出品する際のメリットとデメリット

Amazonへ出品する際のメリットは大きく下記です。

◎ここがメリット

● 早期出店が可能で、商品ページ作成がいらない場合もある

● 定期販売などは非常に行いやすい

これもお伝えしている通り、Amazonでは数日で審査に通過することもあるように非常に審査が早く、早期の出店が可能です。

型番商品を販売している場合には特にですが、相乗りという形で競合が作ってる商品ページに自社商品を載せることができるため、商品ページ作成の手間が一切かかりません。

また、ご紹介してきた観点以外だと、定期販売についても楽天市場と異なりやりやすいと言われています。現在楽天でも定期販売の強化は行っている最中かと思いますが、Amazonについてはリピート購入や定期販売に強みがあるでしょう。

✗ここがデメリット

● 商品ページの独自性を発揮しづらい

● 価格競争が非常に激しい

そしてAmazonのデメリットは商品ページの独自性を発揮しにくい点です。先程もお伝えしたように「相乗り」する場合には商品ページをいじることができませんし、そもそも作成できる商品ページについてもフォーマットが決まっており、希望通りのページ作成を行うことが困難です。

またAmazonでは「安く販売すること」をAmazonのAIが非常に重要視しており、少しでも高く商品を売ろうとするとカートボックスと呼ばれる販売枠を獲得することができません。

そのためどの販売業者も価格を下げてカートボックスの獲得を狙ってきますので、利益が下がってしまうリスクがあります。

結局楽天市場とAmazonどっちで出店するべきか?

正直なところ、簡単に済ませてしまうとスピード重視で出品する場合はAmazon、商品ページを魅力的に作成していきたい場合は楽天市場となりますが、一概にそうはいえません

たとえば競合の出店状況や、レビューの数・平均点、取り扱う商品の相性、ターゲットなどさまざま要素がかかわってきます。

そこで弊社では「ECモールの選定サポート」も無料で行わせていただいております。

もちろん弊社でそのまま出店作業や初期運営のご代行などをお任せいただければ嬉しく考えておりますが、一概に事業者様の状況によっては「とりあえず出店先を決めてほしい」という要望もあるかと思います。

その様な店鋪様へ向けて無料で相談会も開催していますので、ぜひお問い合わせよりご連絡くださいませ!

【出店先の相談をしてみる】

まとめ

本記事では楽天市場とAmazonについて出店者目線で徹底的に比較をおこなってみました。

記事を最後まで見てくださり、誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。

弊社では、各種ECモールの運用はもちろんのこと、自社ECサイトも含めてほとんどの業務のご相談・代行可能ですので一度ぜひご連絡ください。


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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