弊社はECを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。
今回は日々の業務で培ったノウハウから、楽天の店舗管理システムであるRMSについて徹底的に解説をしていきます!
また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
(画像引用:https://www.rakuten.co.jp/ec/environment/service/)
RMSとは「Rakuten Merchant Server」の略で楽天市場内の店舗運営のシステムとなります。
楽天市場の店舗を運営していくためにはこのRMSの活用が必須です。
商品登録はもちろん、広告配信などを含めて楽天市場運営で必要な機能のほとんどがRMS内に入っています。RMSはインターネットブラウザ上で利用することが可能ですので、インターネットが活用できる環境であれば、パソコンなどに縛られず活用することができます。
イメージとしてはAmazonだとセラーセントラル、Yahoo!ショッピングだとストアクリエイターの様な機能となります。
このRMSには大きく分けて以下の4つの機能が内包されており、RMS使いこなすことが出来れば効率よく楽天市場運営が可能になります。
1. R-Storefront:店舗構築
2. R-Backoffice:受注管理
3. R-Mail:メール配信
4. R-Karte:データ分析
逆に弊社には「RMSはあまりに機能が多いため使いこなすことができない」とご相談をいただくことも多いです。楽天市場の店舗分析も弊社の強みの一つですので、「使いこなせないから一部分だけ教えて欲しい」などのご要望があればいつでもお気軽にご相談をくださいませ。
楽天市場のRMSには様々な魅力がありますが、その中でも特にご紹介したいのは以下の4つです。
1. 楽天市場の店舗分析の自由度が高い
2. 直感的な操作ができるように近年改良された
3. 店舗NAVIに幅広いナレッジが載っている
4. チャットやコールセンターによるサポートが充実している
詳しくは後述しますが、前提として楽天市場のRMSは分析の自由度が非常に高いことが特徴です。
RMSを用いることで楽天市場内の自社の年間主要指標推移(アクセス・転換率・客単価)についてはもちろんこと、抽出方法によっては競合(カテゴリなど)との比較も出せますので、自社の置かれている立ち位置なども明確に把握することができます。
また、当然RPP広告などのROASもイベント別や商品別に抽出することもできますので、PDCAサイクルを早期に回しながら楽天市場運営ができることが非常に魅力的です。
一昔前までは我々のように楽天市場に長く携わってる担当がいなければ、RMSを用いた楽天運用はなかなか面倒であったことも事実ですが、昨今バージョンアップが頻繁になされており、誰が見てもすぐに使うことが出来る環境に変わりつつあります。
また楽天大学などもあり、楽天としても豊富にナレッジの提供を行っておりますので、半年~1年をかけてRMSを触っていれば一般的な運用については大方把握できるかと思います。
楽天大学の他に、非常に役立つのが店舗NAVI(店舗ナビ)です。店舗ナビには楽天市場の規約だけではなく、RMSを用いた売上やアクセスの確認方法や、カルテの読み方等様々な情報が蓄積されています。
多くは画像付きで設定方法なども載っていますので、RMS活用で何か困ったことがあればまず検索してみることをオススメします。
店舗ナビなどで調べてもRMS手順が見つからないときは積極的にコールセンターやチャットを利用することをオススメします。楽天のコールセンター・チャットセンターは非常に充実しており、RMS内からアクセスすることができます。
その場でわからないような質問も後日メールや電話で丁寧に回答をしてくれることがほとんどです。
RMS内の店舗構築【R-Storefront】とは自社の楽天市場内の店舗レイアウトや商品登録、カテゴリ設定、クーポン・ポイント設定などを含めて、基本的には楽天市場ユーザーが見える部分の設定を行うことが可能です。
自社ECサイトを構築するときなどはかなり時間やスキルも求められますが、RMSの店舗構築【R-Storefront】ではテンプレートを活用することで、トップページや商品ページなどを時間をかけずに作成することが可能です。
よく自社ECサイトを作るとなると、時間もかかるのではないかとご相談をいただきますが、店舗構築【R-Storefront】を活用して設定ベースでしていくと容易にショップの解説は可能です。
(ただし、クオリティを高めていく場合にはHTMLやCSSのスキルが求められてきます。)
一昔前までは触りづらい印象もありましたが、いまは大きく改善をされていますので直感的に操作することができるようになりました。
RMS内の受注管理【R-BACKOFFICE】では、注文ステータスの確認や明細情報の管理など、商品の受注から商品発送までを一元的に管理することができます。
視認的にもわかりやすく、注文の一覧は以下のステータスにわれています。
・処理中
・処理済み
・キャンセル
また「処理中」については更に細かく以下のステータスで管理が可能です。
・注文確認待ち
・楽天処理中
・発送待ち
・変更確定待ち
楽天市場ユーザーの中には配送スピードを気にする方も多いので、抜けもれなく対応していくためにRMS内で必須のツールと言えるでしょう。
また、楽天市場ではクーポンを利用するユーザーも多くいらっしゃいますが、ユーザーが利用したクーポンの金額や受け取ったポイント額などもRMS 受注管理【R-BACKOFFICE】を用いることで確認することが可能です。
RMSメインメニューには、前日の売上金額、今月の累計売上金額、今月の売上金額着地見込みが表示されていますが、楽天市場のより詳細な分析を行いたいときに使う機能がRMS内のデータ分析【R-Karte】です。
このデータ分析(R-Karte)を用いていくことで、アクセス分析や売上分析・各種効果測定などを行うことが可能です。一例としてはアクセスを商品別に見ることができたり、カテゴリー別や時間帯別などにもわけて測定することが可能です。
弊社ではRMS R-Karteを活用して、無料で楽天市場の分析をご支援させていただいております。
項目は十数項目と最初は限られてはいるものの(必要に応じて増減します)、本内容を元にして自社の楽天市場店が対応するべき施策を抽出し、優先順位決定までご支援させていただきます。
下記に無料分析のイメージを貼っておきますので、ぜひ「こちら」からご気軽にお問い合わせください。
契約するしないに関係なく、有益な情報提供を行うことが可能です。
楽天市場だけではなく、その他のECサイトでも顧客とコミュニケーションを取る手段としてメール配信は重要です。
まず前提として楽天市場で商品を購入時にチェックボタンを外されない限り、メールアドレスデータは自動で蓄積されていきます。
そしてその蓄積された顧客のメールアドレスをRMS内のR-Mailを活用することで「会員ランク、性別、年齢などの顧客属性」と「購入期間、購入回数、利用サービスなどの顧客行動」に分けてメルマガを配信していくことが可能です。
メルマガ配信については下記の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
その他、是非楽天市場でわからないことがあればRMS内から楽天の店舗担当の部署と直接チャットで話すことができる機能を使ってみるのも手かと思っています。
売上をあげるために使うというよりも「単語」としてわからないことや、楽天市場内の広告の種類についてなど、ちょっとしたことを聞くのには非常に便利な機能です。
よくご質問としてあるのが、楽天市場の商品ページに掲載する画像やメルマガで活用する画像はどこに登録することができて、その管理はどこで行うのかということがありますが、これもRMS内の画像登録管理機能を活用すれば解決します。
RMSに登録された画像の検索や、サイズ変更なども行うことができるので是非活用してみてください。
RMS内から楽天大学という外部リンクにアクセスすることも可能です。
楽天大学とは楽天市場が運営する「楽天市場出店者向けの学習ポータルサイト」です。
オンライン形式のeラーニングになっているため、楽天出店初期にはかなり役立つサイトとなっています。
もちろん楽天市場出店者は無料で活用できるので是非使ってみることをおすすめします。
楽天市場だけではなく、多くの出店者様はAmazonやyahoo!ショッピング、自社サイトなどを同時に運営されているのではないでしょうか?
その際にはRMS内のデータをエクスポートしたり管理が複雑になりますので、注意が必要です。
また、それぞれの店舗運営システムにはそれぞれの”クセ”がありますので、活用方法を覚えたり、慣れるまでは時間がかかるでしょう。
楽天市場(を含むECサイト)では出店してからが始まりと言われていますが、自社のEC担当者の知識があまりない場合や、そもそもリソースが足りていない場合などについては、早くて1ヵ月〜3ヵ月は正式オープンまでに時間がかかってきます。
もし早期のオープンを検討されている場合は、楽天市場の特徴を熟知した外注を行うのも手かと思います。
また特に競合しているライバル店舗が多い場合は、RMSだけではなくHTMLやCSSを用いて、すでにユーザーの目を引く工夫を行うためにページを作りこんでいる可能性が高いため、自社においても手を抜くことはできず、よく弊社にもご相談をいただきます。
基本的に受発注業務以外はすべて承ることも可能ですので、是非一度ご相談ください。
今回は楽天市場におけるRMSの活用方法についてご紹介しました。
RMSを用いることで自社の楽天市場店のPDCAを早期に回して、売上向上に繋げていくことが可能です。
是非一度無料分析にお申し込みいただければと思いますので、お気軽にお問い合わせください。
本記事を閲覧頂きありがとうございました。
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