【2026最新】Shopifyと楽天市場の連携方法を徹底解説!手順から注意点まで

更新日:2026/03/10
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弊社は楽天市場やAmazonなどのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、本記事ではShopifyと楽天市場の連携方法について徹底的に解説をしていきます。

Shopifyで自社ECサイトを運営しているものの「楽天市場にも販路を広げたいけど、連携ってどうすればいいの?」「連携したら在庫や注文はどう管理されるの?」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?

本記事では、Shopifyと楽天市場の連携の基礎知識から、新規出店・既存店舗それぞれの連携手順、知っておくべき注意点、さらには連携後に楽天市場で売上を伸ばすための実践的なポイントまで、まとめてお伝えしていきます。ぜひ最後までご覧ください!

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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目次

Shopifyと楽天市場の連携とは?

まずはShopifyと楽天市場の連携の基本的な仕組みについて、概要を押さえていきましょう。

Shopifyの販売チャネル機能と楽天市場連携の概要

Shopifyには、自社ECストアだけでなく外部の販売先と接続できる「販売チャネル」機能が搭載されています。Facebook・Instagramショップ、Google、Amazon、そして楽天市場など、複数のプラットフォームをShopifyの管理画面から一括で管理できる仕組みです。

2020年4月より、Shopifyと楽天市場の公式連携が可能になりました。これにより、Shopifyでの自社EC運営をメインとしながら、楽天市場を追加の販路として活用できるようになっています。楽天市場は国内に1億人超の会員を抱える日本最大級のECモールですので、自社ECだけではリーチできない顧客層を獲得できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

「楽天市場販売チャネル」アプリでできること・できないこと

Shopifyと楽天市場の連携に使用するのは、Shopify App Storeからインストールできる「楽天市場販売チャネル(Rakuten Ichiba)」という公式アプリです。このアプリを使うことで、以下のような機能が利用できます。

区分 内容
できること ・Shopifyに登録した商品情報を楽天市場のショップに送信(商品同期)
・在庫数の自動同期(Shopify側の在庫変動が楽天に反映)
・楽天市場での受注情報をShopify管理画面に取り込み
・発送処理をShopify側で一元管理
・楽天市場と自社ECの売上データをShopify上で比較・分析
できないこと ・楽天市場独自のクーポン・ポイント変倍の設定(RMS側で別途操作が必要)
・楽天スーパーSALEサーチ等のイベントエントリー(RMS側で対応)
・楽天市場のレビュー管理(RMS側のR-messeで対応)
・楽天RPP広告・TDA広告などの広告設定(RMS側で対応)
・既にRMSに登録済みの商品との自動マッチング

ポイントは、商品情報・在庫・受注の「基本的な同期」はアプリで自動化できるが、楽天市場固有の販促機能はRMS(楽天の店舗管理システム)側での操作が必要という点です。「連携すれば楽天運営のすべてがShopifyだけで完結する」と思って導入すると、後で手間が増えてしまうので注意が必要です。

※関連記事:【2024最新】楽天のRMSとは?活用マニュアルや売上の確認方法を解説!

連携の全体イメージ(商品情報・在庫・受注の同期フロー)

Shopifyと楽天市場の連携におけるデータの流れを整理すると、以下のようになります。

  • 商品情報:Shopifyに登録した商品データ(タイトル・説明文・画像・価格・バリエーション等)を楽天市場に送信。ただし楽天側では商品説明文やキャッチコピーを別途調整する必要があります。
  • 在庫数:Shopifyの在庫が変動すると楽天側にも反映されます。自社ECで売れた分がリアルタイムに近い形で楽天の在庫にも反映されるため、売り越し(在庫切れ商品が購入されてしまう事態)を防げます。
  • 受注情報:楽天市場で注文が入ると、その受注データがShopifyの管理画面に取り込まれます。配送処理やステータス管理もShopify側で実施できます。

この仕組みにより、普段はShopifyの管理画面をメインで操作しながら、楽天市場も販売チャネルとして運営できるという運用体制を構築できます。ただし、先述のとおり楽天特有の販促施策(クーポン・ポイント・広告・イベントエントリー等)についてはRMS側で個別に設定する必要がある点は、必ず押さえておきましょう。

Shopifyと楽天市場の連携設定、自社だけで進めて大丈夫ですか?

Finnerでは、Shopifyと楽天市場の両方を熟知した専門チームが、連携設定から楽天市場での売上拡大まで一気通貫でご支援しています。弊社がご支援したオーガニック食品ブランド様では、Shopify+楽天の2軸運営体制を構築し、顧客あたりLTVを1.8倍に向上させた実績がございます(※社名非公開)。

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Shopifyと楽天市場を連携する5つのメリット

Shopifyと楽天市場を連携することで、自社ECの運営にどのようなメリットが生まれるのでしょうか。ここでは主な5つのメリットを解説していきます。

1. 楽天市場の集客力で新規顧客にリーチできる

楽天市場は国内1億人超の会員を持つ巨大なECモールです。自社ECだけでは届かない顧客層に対して、楽天市場内の検索(楽天サーチ)やセールイベント経由で商品を露出させることができます。

特に、自社ECではSNS広告やSEO・コンテンツマーケティングによる集客が中心になるため、担当者のマーケティングスキルに集客力が左右されがちです。一方、楽天市場では楽天スーパーSALEやお買い物マラソンといった大型セールイベントが定期的に開催されており、これを活用するだけでも一定の集客が見込めます。

2. 商品情報・在庫・受注をShopify管理画面で一元管理できる

販売チャネルを増やすと「管理画面が増えて運営が煩雑になる」という課題が生まれます。しかしShopifyの連携アプリを使えば、自社ECと楽天市場の商品情報・在庫数・受注情報をShopifyの管理画面に集約できるため、運営のオペレーションがシンプルになります。

特に少人数で運営しているEC事業者様にとって、管理画面を行き来する手間が減るのは大きなメリットです。楽天市場で注文が入ったらShopify上で確認・出荷処理ができるので、二重入力やチェック漏れといったヒューマンエラーの防止にもつながります。

3. 自社ECとモールの”二刀流”で相乗効果が生まれる

自社EC(Shopify)とモール型EC(楽天市場)にはそれぞれ異なる強み・弱みがあります。この両方を運営することで、互いのデメリットを補い合う相乗効果が期待できます。

たとえば、自社ECではブランドの世界観を自由に表現できる反面、集客が課題になりやすいです。一方、楽天市場は集客力は強いが、ブランドの個性を出しにくいという特性があります。楽天市場で新たに獲得した顧客を同梱物やフォローメールを通じて自社ECに誘導すれば、ブランド体験を深めてもらうことも可能です。

弊社がご支援したオーガニック食品ブランド様では、楽天市場で獲得した顧客を同梱物(QRコード付きカード)で自社ECに誘導する設計を行い、楽天→自社ECへの流入が月間200件以上発生するようになりました(※社名非公開)。

※関連記事:【初心者必見】自社ECとECモールを徹底比較!それぞれのメリット・デメリットを紹介

4. Shopifyの分析機能で楽天経由の購買傾向も把握しやすい

Shopifyのダッシュボードでは、販売チャネルごとの売上推移や顧客データを比較・分析することができます。楽天市場と自社ECで「どの商品が売れているか」「客単価はどのくらい違うか」といった傾向の差を把握しやすくなります。

このデータを活用することで、「楽天では低単価のエントリー商品が売れやすい」「自社ECではリピーター向けの定期購入が伸びている」など、チャネルごとの販売戦略を最適化する判断材料が得られます。

5. 販路追加にかかる初期コスト・工数を抑えられる

Shopifyの連携アプリを使えば、楽天市場向けに一から商品データを登録し直す必要がありません。Shopifyに登録済みの商品情報をベースに楽天側への出品ができるため、販路追加にかかる初期の工数を大幅に削減できます。

もちろん楽天市場側の出店審査やRMSの初期設定など、一定の手間は発生しますが、ゼロから楽天ショップを立ち上げる場合と比較すると、商品登録のリードタイムが短縮できるのは大きな利点です。

Shopifyと楽天市場を連携する手順(新規出店・既存店舗別)

ここからは、Shopifyと楽天市場を実際に連携させるための具体的な手順を解説していきます。楽天市場に新規出店する場合と、既にRMSアカウントを持っている場合で手順が異なりますので、自社の状況に合わせて確認してください。

【新規出店の場合】ステップ1:楽天市場の出店プランを選定・申し込む

楽天市場にはじめて出店する場合は、まず楽天市場の出店プランを選定し、出店申し込みを行う必要があります。楽天市場には「がんばれ!プラン」「スタンダードプラン」「メガショッププラン」の3プランがあり、月額出店料や手数料率が異なります。

出店申し込み後は楽天側の審査があり、審査通過後にRMSアカウントが発行されます。審査には通常2週間〜1ヶ月程度かかるため、連携スケジュールには余裕を持って計画することをおすすめします。

※関連記事:楽天市場の出店プランの比較と選定方法を解説!

【新規出店の場合】ステップ2:Shopify管理画面から「楽天市場販売チャネル」を追加する

楽天市場のRMSアカウントが発行されたら、Shopify側で連携設定を行います。手順は以下のとおりです。

  • Shopify管理画面にログインし、左メニューの「販売チャネル」横にある「+」ボタンをクリック
  • 表示されるポップアップから「Rakuten Ichiba(JP)」を選択
  • 「販売チャネルを追加する」をクリックしてインストール
  • 楽天市場のRMSアカウント情報(APIライセンスキー等)を入力して接続

APIライセンスキーは、RMSの管理画面から取得します。RMSの「拡張サービス一覧」→「APIサービス」→「ライセンスキー確認」の順にアクセスすることで確認できます。なお、RMS側で配送方法やリードタイムの設定、メールアドレスの設定なども事前に済ませておく必要がありますので、忘れずに対応しましょう。

【新規出店の場合】ステップ3:商品データのマッピング・同期テストを実施する

アプリのインストールとアカウント接続が完了したら、Shopifyに登録している商品を楽天市場に公開するための商品データのマッピングを行います。具体的には以下の作業が必要です。

  • 商品カテゴリの設定:Shopifyの商品カテゴリと楽天市場のジャンルIDを紐付ける
  • 商品説明文・キャッチコピーの調整:楽天市場向けの説明文やキャッチコピーを設定する(楽天SEOを意識したキーワード配置が重要)
  • 画像の確認:楽天市場の画像ガイドラインに準拠しているかチェック(テキスト占有率20%以下等のルールあり)
  • 価格・送料の設定:楽天市場での販売価格や送料ルールを設定する

マッピングが完了したら、必ず少数の商品でテスト同期を行い、正しく反映されているか確認しましょう。テストなしで全商品を一斉に同期すると、不具合があった場合の修正工数が膨大になります。

テスト完了後、楽天市場のオープン審査を受けてショップを公開すれば、連携は完了です。

※関連記事:【2024最新】楽天の商品登録画像ガイドラインから売れるサムネイルまで徹底解説!

【既存店舗の場合】既にRMSアカウントがある場合の連携手順

すでに楽天市場に出店済みでRMSアカウントを持っている場合も、Shopifyとの連携は可能です。ただし、いくつかの事前設定と注意点があります。

  • 事前確認:既にRMS上に登録されている商品は、Shopifyとの自動連動の対象外です。Shopifyから新たに送信した商品のみが連携対象となります。
  • メールアドレス設定:RMSの店舗連絡先メールアドレスを、Shopify側と統一しておく(受注通知の重複防止のため)
  • 配送方法・リードタイムの設定:RMS側で配送方法とリードタイムを設定し、Shopify側の設定と整合を取る
  • SMTP AUTH IDとパスワードの取得:受注メール送信に必要な認証情報をRMSから取得
  • APIライセンスキーの取得:RMS管理画面からAPIライセンスキーを発行し、Shopifyアプリに入力して接続

既存店舗の場合に最も注意すべきポイントは、既にRMSに登録済みの商品はShopifyと自動連動しないことです。そのため、既存商品をShopify連携の対象にしたい場合は、一度RMS側で商品を削除した上でShopifyから再登録するか、既存商品はRMS側で引き続き管理する運用にするかを選ぶ必要があります。

連携完了後に確認すべき初期設定チェックリスト

Shopifyと楽天市場の連携が完了した後、以下の項目を確認しておくことで、運用開始後のトラブルを防げます。

  • テスト注文を行い、受注データがShopifyに正しく反映されるか確認する
  • 在庫数の変動がリアルタイムに同期されているか、自社ECと楽天で照合する
  • 楽天市場側の商品ページを実際に閲覧し、画像・テキスト・価格が正しく表示されているか確認する
  • 配送ステータスの連携が正常に動作するか確認する
  • 楽天市場のRMS側で、クーポン・ポイント設定など販促機能の初期設定を完了する
荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
Shopifyと楽天の「連携設定」はあくまでスタートラインです。弊社の支援先でも「連携はできたけど楽天側の売上が全然伸びない」というご相談をいただくケースがあります。原因の多くは、楽天市場は自社ECとはまったく異なるロジックで検索順位や露出が決まるにもかかわらず、Shopifyと同じ商品ページ・同じ訴求のまま放置してしまっていることです。連携後の「楽天向けの運用設計」こそが、売上を左右する最大のポイントだと感じています。

連携時に知っておくべき注意点・デメリット6つ

Shopifyと楽天市場の連携には多くのメリットがありますが、事前に把握しておくべき注意点やデメリットも存在します。「想定と違った…」とならないために、ここで6つのポイントを押さえておきましょう。

1. 楽天側の商品ページ表現にはShopifyと異なる制約がある

Shopifyの自社ECでは商品ページのデザインやレイアウトを自由にカスタマイズできますが、楽天市場には独自の画像ガイドラインや商品ページの構成ルールがあります。たとえば、楽天市場のサムネイル画像にはテキスト占有率20%以下のルールがあり、自社ECで使っている画像がそのまま使えないケースがあります。

また、楽天市場では商品名やキャッチコピーの文字数に上限があり、楽天サーチ(楽天市場内検索)でヒットしやすいキーワードを意識した記述が求められます。Shopifyの商品データをそのまま流し込むだけでは、楽天市場での検索順位が上がりにくく、結果として売上にもつながりにくいので注意しましょう。

2. 既にRMSに登録済みの商品は自動連動できない

すでに楽天市場に出店していてRMSに商品が登録されている場合、その既存商品はShopifyとの自動同期の対象になりません。Shopifyから楽天市場に連携できるのは、Shopify側から新規に送信した商品のみです。

そのため、既存店舗の場合は「既存商品はRMS側で管理し、新商品からShopify連携に切り替える」といった運用ルールの整理が必要になります。一度にすべてを移行しようとすると混乱しやすいため、段階的に進めることをおすすめします。

3. 連携できるアカウントは1Shopifyストアにつき1つまで

Shopifyの楽天市場販売チャネルアプリは、1つのShopifyストアに対して1つの楽天アカウントしか連携できません。楽天市場に複数のショップを持っている場合でも、1つのShopifyストアから連携できるのは1店舗のみです。

複数の楽天ショップを運営している場合は、ネクストエンジンなどの一元管理ツールを別途導入する方が運用上適しているケースもあります。

4. 在庫同期のタイムラグが発生するリスクがある

Shopifyと楽天市場の在庫同期は「ほぼリアルタイム」ですが、完全にリアルタイムではありません。アプリの同期処理にはわずかなタイムラグが存在するため、自社ECと楽天市場で同時に注文が集中した場合、売り越し(在庫がないのに注文が成立してしまう状態)が発生するリスクはゼロではありません。

特に、楽天スーパーSALEなど大型セール期間中は注文が集中しやすいため、セール前に在庫数を十分に確保しておくか、安全在庫の閾値を設けて管理するといった対策が必要です。

5. 楽天独自のポイント・クーポン・イベント施策は別途RMS側で管理が必要

繰り返しになりますが、楽天市場にはポイント変倍、クーポン発行、スーパーSALEサーチ申請、RPP広告設定など、モール独自の販促機能が多数あります。これらはすべてRMS(楽天の店舗管理システム)側で個別に設定する必要があり、Shopifyの管理画面からは操作できません。

つまり、連携後も「Shopifyの管理画面」と「楽天RMS」の2つの管理画面を使い分ける運用は避けられません。この点を理解せずに「Shopifyですべて完結する」と思い込んでしまうと、楽天側の販促施策が手薄になり、売上が伸びない原因になります。

6. 連携アプリや一元管理ツールの月額費用が発生する

Shopifyの楽天市場販売チャネルアプリ自体は無料ですが、楽天市場の出店にはもちろん月額出店料や各種手数料(システム利用料・決済手数料等)が発生します。さらに、ネクストエンジンやCROSS MALLなどの一元管理ツールを別途導入する場合は、その月額利用料も加わります。

販路拡大による売上増が楽天出店にかかるコストを上回る見込みがあるかどうかは、連携前にシミュレーションしておきましょう。

Shopify×楽天市場の連携に使えるアプリ・ツール比較

Shopifyと楽天市場を連携する方法は、公式アプリだけではありません。ここでは代表的な3つの連携手段を比較表で整理します。自社の運営体制や商品点数に応じて、最適な方法を選んでいきましょう。

比較項目 楽天市場販売チャネル
(Shopify公式)
ネクストエンジン CROSS MALL
概要 Shopify公式の無料連携アプリ。Shopify管理画面から楽天の商品・在庫・受注を管理 複数モール・カートの受注・在庫・商品を一元管理できるクラウド型システム 複数モールの商品・在庫・受注を一元管理。ページ制作機能も搭載
アプリ料金 無料 基本料金 月額3,000円〜+従量課金 月額9,000円〜(プランにより異なる)
対応モール 楽天市場のみ(1対1連携) 楽天・Amazon・Yahoo!・Qoo10等 多数対応 楽天・Amazon・Yahoo!等 複数対応
在庫同期 Shopify⇔楽天のほぼリアルタイム同期 全モール横断で在庫を自動連動 全モール横断で在庫を自動連動
おすすめの使い方 Shopify+楽天の2チャネルのみで運営する場合。コストを抑えて連携したい方向け 3モール以上を運営する場合や、受注処理の自動化を重視する場合 複数モールの商品ページ制作・管理も一括で行いたい場合

楽天市場販売チャネル(Shopify公式アプリ)

Shopify App Storeから無料でインストールできる公式の連携アプリです。Shopifyと楽天市場の1対1の連携に特化しており、商品情報・在庫・受注の基本的な同期機能を備えています。追加のアプリ料金がかからないため、まずは低コストで楽天市場への販路拡大を試したい方に最適です。

ただし対応モールが楽天市場のみのため、今後AmazonやYahoo!ショッピングにも展開を予定している場合は、最初からネクストエンジン等の一元管理ツールを導入する方が効率的なケースもあります。

ネクストエンジン

ネクストエンジンは、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10をはじめとする複数のECモール・カートの受注・在庫・商品情報を一元管理できるクラウド型システムです。Shopifyとも連携可能で、すでに複数モールを運営している、あるいは将来的にモール数を増やす予定がある場合に向いています。

月額料金は発生しますが、受注処理の自動化や出荷連携の機能が充実しているため、注文件数が多い店舗ほど運用効率が上がります。

※関連記事:ネクストエンジンとは?複数のECを一元管理!概要や料金、注意点について徹底解説

その他の一元管理ツール(CROSS MALL・GoQSystem等)

ネクストエンジン以外にも、CROSS MALLやGoQSystemなど、Shopifyと楽天市場を含む複数モールの一元管理に対応したツールが存在します。CROSS MALLは商品ページの制作機能を搭載している点が特徴で、GoQSystemは受注処理の自動化に強みがあります。

どのツールを選ぶかは、運営するモール数・商品点数・月間注文件数・予算によって最適解が変わります。まずはShopify公式アプリで楽天連携を試し、規模が拡大してから一元管理ツールへ移行するステップも有効です。

連携後に楽天市場で売上を伸ばすための6つのポイント

Shopifyと楽天市場の連携が完了しても、それだけで楽天側の売上が自動的に伸びるわけではありません。楽天市場は自社ECとはまったく異なるロジックで検索順位や商品の露出が決まるため、楽天市場に合わせた運用が不可欠です。ここでは、連携後に売上を伸ばすために実施すべき6つのポイントを解説していきます。

1. 楽天市場向けの商品ページ・説明文を別途作り込む

自社ECとモール型ECでは、ユーザーの購買行動が大きく異なります。Shopifyの自社ECでは、ブランドの世界観やストーリーに惹かれて訪問するユーザーが多い一方、楽天市場では「スニーカー」「プロテイン」のような商品カテゴリ名で検索して商品を探すユーザーが中心です。

そのため、Shopifyから商品情報を送信した後、楽天市場向けに商品名・キャッチコピー・説明文を書き直すことが重要です。「送料無料」「ポイント10倍」などお得感を訴求するキーワードや、楽天サーチでヒットしやすいカテゴリ名を商品名に含めるなど、楽天市場のユーザー心理に合わせた調整を行いましょう。

弊社がご支援したアウトドア用品ブランド様では、自社ECの「スペック訴求型」商品ページを楽天市場向けに「利用シーン訴求型」へ全面改修したところ、主力商品のCVR(転換率)が1.4%から2.9%(約2.1倍)に改善されました(※社名非公開)。

※関連記事:楽天市場の売れる商品ページとは?商品ページのポイントや作成手順など徹底解説!

2. 楽天SEO(検索対策)を実施してオーガニック流入を増やす

楽天市場で安定的に売上を上げるには、楽天サーチでの検索順位を上げてオーガニック流入を獲得することが不可欠です。Googleの検索エンジンとは異なる独自のアルゴリズムで検索順位が決まるため、楽天市場に特化したSEO対策が必要になります。

具体的には、商品名へのキーワード配置、ディレクトリID・タグIDの適切な設定、レビュー獲得によるSEOスコアの底上げなどが主な施策です。楽天SEOの詳細については、以下の関連記事で詳しく解説していますのでご参照ください。

弊社がご支援したベビー用品D2Cブランド様では、楽天サジェストキーワードの網羅的調査と商品名・キャッチコピーのSEO最適化を実施した結果、検索経由のオーガニック流入が約3.5倍に増加しました(※社名非公開)。RPP広告費を30%削減しても売上を維持でき、利益率の改善にもつながっています。

※関連記事:【2024最新】楽天SEO対策まとめ版!10の施策で検索上位を目指す~元楽天社員監修~

3. RPP広告で初速をつけ、検索順位を引き上げる

楽天市場に新規出店した直後は、商品のレビューも売上実績もゼロの状態です。そのため、オーガニック検索だけで集客するのは難しく、RPP広告(楽天の検索連動型広告)を活用して初速をつけることが重要です。

RPP広告は楽天市場内の検索結果にスポンサー枠として表示される広告で、クリック課金型のため、少額から始められるのが特徴です。広告経由で販売実績とレビューが蓄積されれば、オーガニック検索順位の向上にもつながります。

弊社がご支援した生活雑貨メーカー様では、商品ごとの利益率×検索ボリュームのマトリクスでRPP広告の優先順位を整理した結果、RPP広告のROASが200%から450%に改善しました(※社名非公開)。広告費を月300万円から月220万円に削減しつつ、広告経由売上を維持することに成功しています。

※関連記事:【2024最新】初心者必見!楽天RPP広告の基本とおすすめ運用

4. スーパーSALE・お買い物マラソンなどイベント施策を楽天側で個別設計する

楽天市場には、年4回の楽天スーパーSALEや月1回のお買い物マラソン、「5と0のつく日」のポイント5倍DAYなど、多数のセールイベントがあります。これらのイベントは楽天市場の集客力が最も高まるタイミングであり、適切に活用すれば短期間で大きな売上を獲得できます。

ただし、イベント施策はすべてRMS側での設定が必要です。スーパーSALEサーチへの申請、クーポン発行、ポイント変倍設定、バナー制作、メルマガ配信など、イベント前に準備すべき項目は多岐にわたります。「何となく値引きしてRPPの予算を増やす」だけでは成果は出にくいため、イベント3週間前からの計画的な設計が重要です。

※関連記事:【2024最新】出店者向け 楽天スーパーSALE対策について徹底解説

5. 自社ECと楽天で顧客データを連携しCRM施策を展開する

Shopify(自社EC)と楽天市場の両方を運営する最大のメリットは、異なるチャネルの顧客を相互に送客し、LTV(顧客生涯価値)を高められる点にあります。

たとえば、楽天市場で初めて購入した顧客に対して、同梱物(QRコード付きカード等)を活用して自社ECに誘導し、Shopify側のKlaviyoなどのメルマガツールでフォローメールを送る。このように楽天で「新規獲得」→ 自社ECで「リピート育成」という導線を設計することで、顧客あたりの売上を最大化できます。

弊社がご支援したオーガニック食品ブランド様では、Shopify側のKlaviyo導入+楽天側のメルマガ・LINE施策を組み合わせたCRM設計を実施し、顧客あたりLTVが1.8倍に向上しました(※社名非公開)。楽天→自社ECへの流入は月間200件以上発生し、Shopifyのメール経由売上も25%増加しています。

※関連記事:Shopifyのメルマガアプリ「Klaviyo」とは?主な機能やメリットから導入時の注意点まで徹底解説!

6. Shopifyの分析データと楽天RMSのデータを突き合わせてPDCAを回す

Shopifyのダッシュボードと楽天RMSのデータ分析機能を併用することで、チャネルごとの売れ筋商品・客単価・転換率・流入キーワードの違いを把握できます。

たとえば「楽天ではセット商品が売れやすいが、自社ECでは単品購入が多い」といった傾向が見えてくれば、楽天側ではセット販売を強化し、自社EC側では定期購入を訴求するといったチャネル別の戦略立案が可能になります。データに基づいたPDCAを回し続けることが、二刀流運営で安定した成果を出すための鍵です。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
Shopifyから楽天市場に販路を広げる店舗様で最もよくある失敗パターンは、「自社ECと同じ商品ページ・同じ価格設定・同じ訴求をコピーしてそのまま放置する」というものです。楽天市場は楽天市場のルールで売上が作られるマーケットですので、楽天向けの商品ページ最適化、楽天SEO、RPP広告運用、イベント施策の設計は、連携後の”必須のやるべきこと”だと考えてください。弊社の支援先でも、連携後に楽天向けの施策をしっかり設計した店舗様と、連携しただけで放置してしまった店舗様とでは、半年後の楽天売上に数倍の差がついています。

まとめ

本記事では、Shopifyと楽天市場の連携方法について、基礎知識から具体的な手順、注意点、おすすめツールの比較、そして連携後に売上を伸ばすためのポイントまで解説してきました。

最後に、今回のポイントを整理しておきます。

  • Shopifyの「楽天市場販売チャネル」アプリを使えば、商品情報・在庫・受注をShopify管理画面で一元管理できる
  • ただし、楽天市場の販促機能(クーポン・ポイント・広告・イベント施策等)はRMS側で別途操作が必要
  • 既にRMSに登録済みの商品はShopifyとの自動連動対象外なので、運用ルールの整理が必要
  • 連携はあくまで「スタートライン」であり、楽天市場で売上を伸ばすには楽天向けの商品ページ最適化・SEO・広告・イベント施策の設計が不可欠
  • 自社ECと楽天の顧客データを連携したCRM施策を展開することで、LTVの最大化が期待できる

Shopifyと楽天市場の連携は、自社ECの売上に加えてモールの集客力を活用できる非常に有効な戦略です。一方で、「連携しただけ」では楽天市場での売上は伸びないため、楽天市場に合わせた運用設計を連携と同時に行うことが成功の鍵と言えます。

弊社Finnerでは、Shopifyでの自社EC運営と楽天市場でのモール運営の両方を熟知した専門チームが、連携設定のサポートから楽天市場での売上拡大まで一気通貫でご支援しています。「連携後に何をすればいいかわからない」「楽天市場での売上が思うように伸びない」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

弊社がご支援したオーガニック食品ブランド様では、Shopify+楽天の2軸運営体制を構築し、顧客セグメント別のコミュニケーション設計を行った結果、顧客あたりLTVが1.8倍に向上しました(※社名非公開)。また、Shopify ECサイト制作から販促戦略まで一気通貫でご支援したINOVE STYLE様の事例もございます。

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本記事の内容が、Shopifyと楽天市場の連携を検討されている方のお役に立てましたら幸いです。

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Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学商学部卒業。楽天グループ株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ECコンサルティング会社を経て現職。

楽天ではSOY受賞店舗を含む500店舗以上のEC事業者を担当し、売上拡大を支援。カテゴリー内で3度の表彰に加え、楽天賞も受賞。

その後、開業2期目のECコンサルスタートアップに参画し、責任者としてすべてのECモール・自社ECを横断した戦略設計から運用まで一気通貫の支援を推進。

これらの経験を経てFinner株式会社を設立。EC運営の実務とCRMの知見をかけ合わせた「商品・顧客起点のマーケティング設計」が強み。

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