Amazonレビューのメリットと増やす施策4選!サクラ依頼や代行は違反?

更新日:2024/07/25
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弊社はAmazonや楽天市場などのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから『Amazonのレビューを増やすための具体的な施策』について徹底的に解説をしていきます。

Amazonで売上を上げていくためにはレビューの蓄積が欠かせません。一方で弊社でも多くの店舗様から「なかなかレビューがたまらない」という声をよく耳にいたします。

Amazonでレビューを増やすための施策は色々とありますが、Amazonの「レビュー規則」はモールの中でも「非常に厳しい規則」になっています。

サクラやレビュー代行などには厳しい罰則があるのはもちろんのこと、Amazonユーザーへのレビュー依頼にも細かな規則がありますので、しっかりと理解を深めておくことが重要です。

本記事では「具体的にレビューを増やしていくための施策・集め方」や「Amazonユーザーへの依頼方法」、「絶対に店舗がやってはいけないこと」など詳しく解説していきます。

基本からAmazonのレビューについてを理解して、施策の一つとして活用できるようにしていきましょう!

弊社ではAmazonの新規出店や売上アップに悩まれている方を対象に無料で相談会を行っています。ぜひご興味があればお申し込みくださいませ!

また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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目次

Amazonではレビューが転換率が大きなメリットがあります

まず前提としてAmazonではレビューが各商品購入の転換率に大きく影響が出てきます。これはレビューが蓄積されることのメリットでしょう。

例えば化粧品などの美容関連商材であれば「平均レビュー★4.5以上」であることがおおよその基準であるとも言われており、基本的に平均レビューが4.5以上の商品がユーザーから選ばれる傾向にあります。

実際に皆様も平均レビューが4.5以上とは言わないまでも、平均レビューが低い商品よりも高い商品および店舗を選ぶのは、当然の心理かと思います。

もちろん中のレビューコメントも気にするかと思いますし、特にネガティブなコメントは購入に影響が出てくる要素かと思います。

また、その他Amazonでは以下の画像のようにレビューの評価が「肯定的」という表示もされます。

出品者レビューの「肯定的」とAmazon上で表示させるためには★4以上のレビューが必要であるため、Amazonでは★4のレビュー(評価)を受けることが重要だと言われています。

▼参考:星ごとの評価基準について

星4〜5:肯定的な評価

星1〜3:マイナス評価

Amazonのカスタマーレビューは2種類

Amazonのカスタマーレビューは大きく2種類あります。

1つ目は商品レビューで、もう1つは出品者評価になります。

①商品レビューとは?

商品レビューはその名前の通りでAmazonに出品する「商品自体ごと」のレビューを指しています。

「商品ごと」と言っても正確には「各ASINごと」のレビューです。

そのため同じ商品であってもレビューの内容は店舗ごとに異なります。商品レビューについてはAmazonで購入していないとしてもアカウントさえ持っていれば投稿できるという特徴があります。

ただし、購入数量と比較して、あまりにレビューの件数が多い場合は、Amazonから適正なレビューか確認の措置を取られる可能性があります。

これは楽天市場などと同様で、サクラレビューなどの不正なレビュー代行をなくすことが目的になります。

Amazonではプラットフォームの健全性を重要視しているため、健全なレビューを掲載することを心がけましょう。

②出品者評価

2つ目は出品者評価です。出品者評価もAmazonでは非常に重要なレビューの要素の1つです。

出品者レビューは各出品者情報ページから確認することができます。主に配送に関する評価が多く、その他だと店舗への出品要望などになります。

Amazonのレビューを増やす方法・施策4選!

ではここからAmazonでレビューを増やす施策についてご紹介をしていきます。

すでにお伝えしていますが、サクラやレビュー代行会社を活用することはおすすめしません。正規の方法でレビューをどの様に増やしていくことが出来るかという部分にフォーカスしてお伝えします。

レビューリクエストメールを送付する

最も基本の施策・対策ですが、まずはセラーセントラルから「レビューリクエストメール」を送付していきましょう。

一般的にAmazonでレビューを書いてくれるユーザーは1〜2%だと言われています。少しでもレビューを書いてくれるユーザーを増やすために、正式な方法で依頼することが重要です。

本メール送付についてはAmazonが公式で用意しているレビューを増加させる施策ですので、規約違反なども心配はありません。テンプレート(定型文)しか送付できない代わりに、ワンクリックでメールを送付することができます。

▼送付手順

・セラーセントラルで「注文>注文管理」に進む

・「注文番号」をクリック

・「レビューをリクエスト」をクリッ

・「はい」をクリックして送付完了

Amazon Vineを活用してレビューを書いてもらう

次は「Amazon Vine」の利用です。

AmazonVine(AmazonVine先取りプログラム)とはAmazon Vineメンバーと呼ばれるユーザーからレビューを公式に獲得することができる施策になります。

簡単に言うと「予約商品や新商品のサンプルをAmazon Vineメンバーに無料で送付して試してもらい、他のユーザーの参考となるようなレビューを書いてもらう」ことが可能な施策です。

不特定多数のユーザーに向けたサービスではないため、悪質なレビューが書かれる心配もなくリアルに商品を試したレビューが獲得できるため、Amazon内でレビューを蓄積していく上で非常に有効な施策だと考えられます。

ちなみに自社がAmazonVineには参加する条件があり、下記などの条件を満たす必要があります。

・ブランド登録している

・大口出品で登録している

・商品詳細ページのレビューが30件未満

・新品商品である

・購入可能なFBA在庫があること など

クーポン配布や自社セールを実施する

続いてAmazon内でクーポンを配布することや自社独自のセールを実施することもおすすめします。

これは直接的にレビューが伸びる施策ではありませんが、販売数を増やすことによって相対的にレビューを増やす施策になります。

割引がある施策ですので、基本的には低いレビューがつきづらい施策になります。

ただしもちろんですがレビューの蓄積を優先するあまり、利益が大きく減ってしまう可能性もありますので注意が必要です。

サンクスメール(レビュー依頼メール)を送付する

そして最後は「サンクスメール」の送付です。サンクスメールはレビューリクエストメールとは異なり、定型文ではなく自由に編集してメールを送付することができます

特定の条件はありますが工夫次第ではレビュー増加に高い効果を発揮することが期待されます。

▼送付方法

・セラーセントラルの「注文>注文管理」をクリック

・メールを送信したい購入者名をクリックする

・「その他」をクリックして、メール文を記載

レビューリクエストメールは機械が書いたような比較的硬い文章ですが、サンクスメール(レビュー依頼メール)は自由に送付することができますので人間味のある文章を記載することが可能です。

Amazonのサンクスメール(レビュー依頼メール)に関する規約や注意点/禁止事項

効果的なサンクスメール(レビュー依頼メール)の作成方法をご紹介する前に、依頼してはいけない禁止事項および注意点からご紹介いたします。

プレゼントをつけたレビューの依頼は違反

まず楽天などと違いAmazonでは、クーポンなどのプレゼントをつけたレビュー依頼をすることはできません

その他もちろんですが金銭などを含めて見返りを与える形でレビューを依頼することはできません。

高評価(サクラレビュー)を促す依頼は違反

そしてこれは何度もお伝えしていますが、絶対に購入者に高評価のみを求める行為であるサクラレビュー」を行ってはいけません

もちろん自社としては高いレビューがすぐに欲しいと考えるため短期的にはAmazon店舗や商品が魅力的になるかもしれません。

ただしサクラレビューはどのようなECモールにおいても不正である事実は変わりません。一度見つかってしまうとアカウントの停止はもちろんのこと、今後Amazonに出店することができなくなる可能性もあります。

また消費者からの信頼も失ってしまいますので、透明性の高い店舗運営を心がけるようにしましょう。

外部リンク(Amazon以外のサイト)へ誘導は違反

そしてAmazonのサンクスメールではAmazon以外の外部リンクへの誘導は違反となります。

一例ですが、自社ECサイトなどへの誘導やAmazon以外のウェブサイトにレビューを書いてもらえるように促すことは禁止されています。

この行為もAmazonのアカウントが停止されてしまうリスクが十分にあります。

レビューの修正・削除に関する内容は違反

そしてAmazonのサンクスメールでは修正・削除に関する内容は違反になります。

ただし、一部の場合において「削除の方法があることをお伝えする形」は可能です。

Amazonが公式で許容している通知例を載せておきますので是非参考にしてください。

=====================

許容される通知例:「問題が解決されたとご納得いただける場合は、こちらから、最初にご提供いただいた評価を更新または削除することができます。」

ポリシー違反の例:「問題が解決されましたので、ご提供いただいた低い評価を更新または削除していただけますか?」

(引用:https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/external/202126280)

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顧客の個人情報の収集は違反

これは当然ですが、商品をレビューしてくれたユーザーの個人情報を集めることは禁止されています。

個人情報に該当する項目としてユーザーの氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、クレジット情報など個人を識別することができる全ての事項が挙げられます。

この行為はAmazonだけではなくユーザーからの信頼も失う可能性がありますので細心の注意を払っていきましょう。

効果的なサンクスメール(レビュー依頼メール)の送り方

レビュー依頼メール送付のタイミングは?

レビュー依頼メールを送付するタイミングは非常に重要です。

一般的には商品が届いてから「2〜3日後」が良いとされています。これはお客様が商品を試して、レビューできるだけの体験ができる平均のタイミングだからだと言われています。

ただし、少し期間を開けて送付しなければならない商品もあります。例えば化粧水です。主に2〜3日で効果を実感できる商品ではないため、2週間程度の期間を開けてからレビュー依頼メールを送付しましょう。

レビュー依頼メールの送信頻度は?

平均で「2回程度」送付してみるのがおすすめです。あまりに多くレビュー依頼メールを送ってしまうと、顧客体験も良くありません。

1回目の送付後、2回目については3日ほど開けてから送付をしてみましょう。

ただし【重要】などと記載して無理やり読ませることは規約によって禁止されていますが、レビュー依頼メール(=サンクスメール)について、実は何件送ってもAmazonからの評価が下がるということはありません。

顧客の購入履歴に基づいたタイミング設定も可能

そしてレビュー依頼メール(=サンクスメール)を送付する際は顧客情報を活用することをおすすめします。

例えば何度も同じ商品をリピートしているユーザーはレビューを書いてくれる可能性も高いです。そのようなユーザーの購入頻度に応じてレビュー依頼メールを送ってみることもおすすめです。

よくある質問:何件レビューが溜まるまで送る?

これはよく頂く質問ですが、おおよそ100件レビューが溜まるまでは少なくともレビュー依頼メール(=サンクスメール)の送付を行うことをおすすめします。

その他:Amazonのレビューに関する規約や注意点(禁止事項)について

その他、Amazonのレビューについて規約・ガイドラインをしっかり理解しておかなければ、Amazonから最悪の場合アカウント停止の措置を取られてしまう可能性もありますので注意深くご確認ください。

レビュー代行業者への依頼は違反

サクラレビューはもちろんですが、Amazonではレビュー代行業者に依頼してレビューを増やすことを禁止しています

よくSNSなどでお互いの店舗レビューを記載しようという活動が見られますが、基本的にはやめておいたほうがよいでしょう。

自社の社員や家族への依頼は違反

また自社の社員や家族など出品者に近い人からのレビューをもらうこともAmazonでは違反になります。そもそも依頼だけではなく、投稿も禁止です。

Amazon低評価レビューへの対処法について

Amazonを運営しているとどうしても商品や店舗に低評価のレビューが一定数書かれてしまうことがあります。

その様な低評価レビューが付いてしまった場合は放置しておくのではなく、対策を行っていくことが重要です。

低評価レビューが蓄積されてしまうと、Amazonの売上にも直結しますし、最悪の場合アカウント停止に陥ってしまいます。

低評価レビューへの具体的な対処方法とは?

では低評価のレビューが付いてしまった場合、具体的にどの様に対処していけば良いのでしょうか?

主には下記の3つの方法で対処をしていくことをオススメします。

①カスタマーレビューを書いた方に直接連絡をする

②カスタマーレビューに直接返信をする

③悪質な場合はAmazonに削除要請をする

レビューの返信方法や、悪質レビューの削除方法・条件などを含めて、具体的には以下の記事でまとめていますので是非ご確認くださいませ!

Amazonのレビューを早期に蓄積したいなら「Finner(フィナー)」にご相談を

もし効果的にレビュー施策を行い、スピード感をもってレビューの蓄積を狙っていきたいと考えているのであればAmazonのコンサルティング会社に相談をしてみることもおすすめです。

また「リソースがなく施策の実行できない場合」にはAmazonの運用代行に相談してみても良いでしょう。

「Finner(フィナー)株式会社」もレビュー蓄積についてのご相談はもちろんのこと、Amazonのコンサルから運用代行まで幅広くサポートを行っており、戦略立案や分析から制作・施策実行まで一気通貫でご支援しています

Amazon運用で心配な際は、様々なサポートを提供しておりますのでぜひ一度ご相談ください。

まとめ

本記事では「Amazonレビューを増やす施策(集め方)や違反事項などについて詳しく解説しました。 

記事を最後まで見てくださり、誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。

レビューの蓄積はAmazon運営を行う上で重要な施策になります。

弊社ではAmazonに関するほとんどの業務をご相談・代行可能ですので一度ぜひご連絡ください。


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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