【2026年最新】EC集客方法15選を徹底解説!モール×自社ECの使い分けと成果を出すコツ

更新日:2026/06/17
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弊社は楽天市場・Amazon・Qoo10などのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、EC集客方法について徹底的に解説をしていきます。

「広告費をかけているのに思うように集客が伸びない」「どの集客手法から着手すればいいかわからない」「モールと自社ECで何を使い分ければいいのか?」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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目次

EC集客とは?まず押さえておくべき基本の考え方

EC集客の施策を選ぶ前に、まず「集客」という言葉の本質を正しく理解しておくことが重要です。多くの店舗様が「アクセス数を増やすこと=集客」と捉えていますが、これだけでは不十分です。

集客=「流入を増やすこと」ではない。CVRとセットで考える

EC集客の正しい定義は「購入につながる見込み客を、最小コストで最大数集めること」です。アクセス数が増えても、CVR(転換率)が低ければ売上は伸びません。逆に、アクセス数は少なくても購入意欲の高いユーザーを集められれば、効率よく売上を作ることができます。

売上の基本公式は以下のとおりです。

売上 = アクセス数 × CVR × 客単価

集客施策はあくまで「アクセス数」を伸ばすアプローチです。そのためCVRを高める商品ページ改善・価格設定・口コミ対策とセットで取り組むことではじめて、集客への投資が売上に直結します。集客施策だけ強化しても「ザルに水を注ぐ」状態になりやすいため、この観点は常に持っておきましょう。

EC集客の2大カテゴリ:モール内集客と自社EC集客

EC集客の手法は、大きく「ECモール内集客」と「自社EC集客」の2つに分類できます。それぞれ集客の仕組みが根本的に異なるため、混同しないことが重要です。

項目 ECモール内集客 自社EC集客
主な対象 楽天市場・Amazon・Qoo10・Yahoo!ショッピング等 Shopify・独自ドメインECサイト等
集客の仕組み モールに既存の集客力を活用する 自力でユーザーをサイトに呼び込む
立ち上がり速度 比較的早期に集客しやすい SEO等は成果まで数ヶ月かかる
手数料・コスト 販売手数料・広告費が発生する 手数料なし。広告・SEO費用が発生
顧客データ モールが保有(活用に制限あり) 自社で完全に保有・活用できる

EC事業の初期段階ではモール内集客から始め、ブランドが育ってきたら自社ECの集客も強化するというのが一般的な成長ロードマップです。それぞれの集客手法を詳しく見ていきましょう。

「EC集客を強化したい」と思っているのに、どこから手をつければいいか整理できていませんか?

Finnerでは楽天・Amazon・Qoo10など複数モールの集客支援から自社EC集客まで、500店舗以上の支援実績をもとにご提案しています。弊社がご支援した地方中堅食品メーカー様では、3モール横断の集客改善により楽天YoY268%・Amazon YoY178%・Yahoo! YoY148%の成長を実現されました(※社名非公開)。

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ECモール内集客の方法5選【楽天・Amazon・Qoo10・Yahoo!ショッピング】

楽天市場・Amazon・Qoo10・Yahoo!ショッピングに出店している方向けに、モール内で集客を伸ばす5つの手法を解説します。モール内集客の最大の強みは「すでに購買意欲を持ったユーザーがモールにいる」点です。自社でゼロから集客する必要がなく、正しく露出を取れれば早期に売上につなげやすい手法です。

① モール内SEO(検索対策)

モール内SEOとは、楽天市場やAmazonの検索結果で上位表示を獲得し、オーガニック(広告費ゼロ)での流入を増やす施策です。各モールには独自の検索アルゴリズムがあり、商品名・キャッチコピー・商品説明文のキーワード設計、レビュー数・評価点、販売実績などが評価対象となります。

モール内SEOの大きなメリットは、一度上位を獲得すれば広告費をかけずに継続的な集客が見込める点です。ただし即効性はなく、成果が出るまでには数ヶ月単位の継続的な施策が必要です。

弊社がご支援したオーガニック素材のベビー用品D2Cブランド様では、楽天サジェストキーワードの網羅的な調査を起点にSEO対策を実施した結果、検索経由のオーガニック流入が約3.5倍に増加しました。さらにRPP広告費を30%削減しても売上を維持できる構造に改善され、利益率の大幅改善につながりました(※社名非公開)。

また、韓国コスメブランドのコーワ商事様(THE SAEM)では、楽天SEOの最適化と主要キーワード対策を組み合わせた結果、主要キーワードからの店舗アクセスが15倍以上に増加しました。

※関連記事:【楽天SEO事例】主要KWアクセス15倍・THE SAEM(コーワ商事様)

② モール内広告(楽天RPP・Amazon SP広告・Qoo10広告)

モール内広告は、各ECモールが提供する検索連動型・ディスプレイ型の広告です。主な種類は以下のとおりです。

  • 楽天RPP広告(楽天プロモーションプラットフォーム):楽天市場内の検索結果上部に表示されるクリック課金型広告。購買意欲の高いユーザーに直接リーチできる
  • Amazon スポンサープロダクト広告(SP広告):Amazon内の検索結果・商品詳細ページに表示されるキーワード連動型広告
  • Qoo10 検索広告・メガ割AD:Qoo10内の検索結果や特設ページに表示される広告。低コストで出稿できるのが特徴
  • Yahoo!ショッピング PRオプション・ストアマッチ広告:Yahoo!ショッピング内でのアクセス強化施策

モール内広告の強みは即効性です。出稿翌日から集客効果を期待でき、SEOで順位を上げるまでの期間を補完する役割も果たします。ただし、広告を止めると集客がストップするため、SEOとのバランス設計が重要です。

弊社の支援事例では、RMSデータを20を超える観点で分析し、潜在キーワードを踏まえた運用戦略を実施した結果、RPPのROASを2倍以上に改善した実績がございます。広告運用においては、投資金額に対する費用対効果だけでなく、店舗様の利益構造の最大化を優先したご提案を行っています。

RPPのROAS2倍以上改善!提案段階で詳細な販売戦略をいただけたことが発注の決め手に(NAPO様)

※関連記事:【2026最新】初心者必見!楽天RPP広告の基本とおすすめ運用

③ セール・イベント施策(楽天スーパーSALE・Amazonブラックフライデー・Qoo10メガ割)

各ECモールが年複数回開催する大型セールは、短期集中で大幅な集客増が見込めるビッグチャンスです。ただし「ただエントリーするだけ」では効果は限定的で、イベント前の事前設計が成否を大きく左右します

各モールの主要セールイベントは以下のとおりです。

  • 楽天スーパーSALE(年4回):事前のサーチ申請・ポイント変倍設計・RPP広告のイベント専用キーワード追加が集客の鍵
  • 楽天お買い物マラソン(月1回程度):回遊を促す施策設計でついで買いを狙う
  • Amazonブラックフライデー・プライムデー:セール特設ページへの掲載・Lightning Deal活用で露出を最大化
  • Qoo10メガ割(年4回):3週間前からのタイムセール→カート追加促進→本番の3段階設計が重要

弊社の支援事例では、スーパーSALEを起点にした戦略設計により、翌月の実績が前月比で約6倍に売上増加した事例があります(株式会社トランス・ファー様)。イベント3週間前からのメルマガ・LINE・バナーを活用した事前告知設計により、スーパーSALEの売上が前回比4倍に成長したケースも報告されています(※社名非公開)。

スーパーSALE起点で売上6倍達成!(株式会社トランス・ファー様)

※関連記事:まずはここから Qoo10メガ割の基本対策5選!

④ 口コミ・レビュー施策

ECモール内でのレビュー数・評価点は、検索順位に直接影響するとともに、CVRを大きく左右する重要な集客要素です。レビューが多い商品ほど検索上位に表示されやすく、かつ表示された際のクリック率も高まります。

具体的な施策としては以下が有効です。

  • 購入後のフォローメールでレビュー依頼を送る(タイミングは商品到着から3〜7日後が目安)
  • Amazonの場合はVineプログラム(新商品のレビュー獲得に有効)を活用する
  • サンキュークーポンを活用してレビュー投稿を促す(楽天市場)
  • SKU統合により、同一商品のレビューを集約して評価数を底上げする

なお、インセンティブを提供してレビュー内容を誘導することは各モールのガイドラインに違反するため、あくまでレビュー「投稿」を促す施策に留めてください。

⑤ CRM施策(メルマガ・LINE・定期購入)

既存顧客へのリピートアプローチもモール内集客の重要な柱です。新規獲得コストに比べて既存顧客へのアプローチは費用対効果が高く、LTV(顧客生涯価値)の最大化に直結します。

モール内で活用できるCRM施策の例は以下のとおりです。

  • 楽天メルマガ(R-mail)・LINE:購入後のステップメール設計(商品到着→使い方→リピート訴求の3段階)が効果的
  • 定期購入機能の活用:リピート需要がある商材は楽天定期購入・Amazon定期おトク便を積極的に設計に組み込む
  • クーポン設計:サンキュークーポン・リピート限定クーポンで2回目購入を促す

弊社がご支援した健康食品メーカー様(酵素ドリンク・青汁)では、購入後ステップメールの3段階設計とLINE友だち追加施策を組み合わせることで、リピート購入率が12%から25%(約2.1倍)に向上しました。メルマガ経由売上が全体の18%を占めるまで成長した実績もございます(※社名非公開)。

自社EC(Shopify等)の集客方法10選

自社ECサイトの集客は、ECモールのような既存の集客力がないため、自力でユーザーを呼び込む仕組みを構築する必要があります。手法は多岐にわたりますが、「即効性が高いもの」と「長期的に資産になるもの」を組み合わせることが基本戦略です。

① SEO・コンテンツマーケティング

Googleなど検索エンジンで自社ECサイトが上位表示されるよう最適化する施策です。商品ページのメタタグ・構造化データの整備に加え、コンテンツ記事(ブログ・コラム)を通じて検索流入を増やすコンテンツマーケティングとの組み合わせが有効です。

メリット:上位を獲得すれば継続的な無料流入が得られる。長期的に最もコスパが高い施策の一つ。
デメリット:成果が出るまで3〜6ヶ月以上かかる。継続的なコンテンツ制作リソースが必要。

② リスティング広告(Google・Yahoo!)

ユーザーが検索したキーワードに連動して、検索結果上部に広告を表示する手法です。購買意欲の高い「顕在層」にピンポイントでアプローチできるため、CVRが高い傾向があります。クリック課金型のため、クリックされた分だけ費用が発生します。

即効性があり、出稿翌日から集客効果を見込めます。SEOが育つまでの補完施策として活用されることが多いですが、広告を止めると流入がゼロになるため、SEOとのバランス設計が重要です。

③ Googleショッピング広告

Google検索結果に商品画像・価格・店舗名をセットで表示できる広告です。テキスト広告よりも視覚的にアピールでき、ユーザーが価格比較をしながら購買検討している場面でのクリックを獲得しやすいのが特徴です。ECサイトとの相性が特に高い広告形式です。

Google Merchant Centerへの商品データフィード登録が必要となるため、事前に設定を済ませておきましょう。

④ SNS広告(Instagram・TikTok・X)

InstagramやTikTok、X(旧Twitter)などのSNSプラットフォームに広告を出稿する手法です。年齢・性別・興味関心・行動履歴など詳細なターゲティングが可能で、自社のターゲット層に精度高くリーチできます。

特にInstagramはビジュアル訴求が強く、コスメ・アパレル・食品などの「見た目で魅力が伝わる商材」との相性が抜群です。TikTokは若年層へのリーチや拡散力が強く、新商品の認知拡大に効果的です。

⑤ SNS運用・インフルエンサー活用

広告費をかけずに自社アカウントでSNSを運用し、フォロワーを通じて継続的に商品を認知してもらう手法です。長期的にはブランドの「ファン」を育てることができ、リピート購入につながりやすいのが特徴です。

自社運用に加え、インフルエンサーへのPR依頼を組み合わせると認知拡大が加速します。フォロワー数の多いマクロインフルエンサーより、特定分野に強いマイクロインフルエンサー(フォロワー1万〜10万人)のほうがエンゲージメント率が高く、費用対効果が出やすいケースもあります。

⑥ ディスプレイ広告・リターゲティング

Webサイトの広告枠にバナー画像や動画を表示するディスプレイ広告は、まだ購買意欲が顕在化していない「潜在層」へのアプローチに適しています。中でも特に効果が高いのがリターゲティング広告です。

リターゲティングとは、一度自社ECサイトを訪問したものの購入せずに離脱したユーザーを追跡し、他のWebサイト閲覧時に自社広告を再表示する手法です。「見たことがある商品」として認識されるため、クリック率・CVRともに高くなりやすい特徴があります。

⑦ 動画広告(YouTube・TikTok)

YouTubeやTikTokに動画広告を出稿する手法です。視覚と聴覚の両面から商品の魅力を伝えられるため、使い方・使用感・サイズ感など「静止画では伝わりにくい情報」の訴求に特に効果的です。

制作コストがかかる点がデメリットですが、一度制作した動画は複数のプラットフォームで転用できるため、費用対効果を上げる工夫が可能です。認知フェーズのユーザーにリーチするブランディング目的での活用が中心となります。

⑧ アフィリエイト広告

自社の広告リンクをアフィリエイターのWebサイト・ブログ・SNSに掲載してもらい、経由した購入に対して報酬を支払う成果報酬型の広告です。掲載されるだけでは費用が発生しない点が大きなメリットで、初期投資を抑えながら認知を広げられます。

A8.net・バリューコマースなどのASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)に登録することで、多数のアフィリエイターに案件を公開できます。ただし、自社の意図と異なる訴求がされるリスクがある点や、化粧品・健康食品等では薬機法の遵守管理が必要な点は注意が必要です。

⑨ メールマーケティング(メルマガ・ステップメール)

メールアドレスを取得した見込み客・既存顧客に対してメールで情報を届ける手法です。自社ECではモールと異なり顧客データを自社で保有できるため、Klaviyoなどのメールマーケティングツールと組み合わせることで精度の高いCRM施策が実現できます。

特に効果的なのがステップメールです。購入後の特定タイミング(商品到着・使用開始・使い切りそうな時期)に自動でメールを送ることで、リピート購入への誘導を自動化できます。弊社がご支援したオーガニック食品ブランド様では、Shopify+KlaviyoのCRM設計により顧客あたりLTVが1.8倍に向上した実績がございます(※社名非公開)。

⑩ オフライン施策(DM・折込チラシ・同梱物)

デジタル施策だけでなく、オフライン施策もEC集客に有効な場面があります。主な手法は以下のとおりです。

  • ターゲティングDM:特定セグメントに郵送するチラシ・カタログ。高齢者層や商材によってはデジタルより高い反応率を期待できる
  • 商品同梱物:購入商品に同梱するカードにQRコードを印刷し、自社ECやLINE公式アカウントへ誘導する手法。モール顧客を自社ECに引き込む効果がある
  • 実店舗との連携:実店舗を持つ企業の場合、実店舗での購入者にECサイトへ誘導するDMやレシート特典を設けることで、EC集客コストを下げられる

EC集客の手法を選ぶ3つの基準【目的×予算×時間軸】

集客手法は「良い・悪い」ではなく、自社の状況に合ったものを選ぶことが重要です。以下の3つの基準で整理すると、優先すべき施策が明確になります。

基準①:新規獲得 vs リピーター強化、どちらを優先すべきか

まず「今、新規顧客を増やしたいのか、既存顧客のリピートを強化したいのか」を明確にしましょう。それぞれで選ぶべき施策が変わります。

目的 おすすめ施策
新規顧客獲得 モール内広告・SNS広告・リスティング広告・Google ショッピング・アフィリエイト広告・セール施策
リピーター強化・LTV最大化 CRM施策(メルマガ・LINE)・定期購入・リターゲティング広告・口コミ施策
認知拡大・ブランディング SNS運用・インフルエンサー活用・動画広告・コンテンツマーケティング

基準②:予算規模別のおすすめ施策

集客にかけられる月次予算によっても、優先すべき施策は変わります。おおよその目安を整理しました。

  • 月5万円未満:SEO・コンテンツマーケティング・SNS運用・口コミ施策・メルマガから始める。広告費をかけずに集客の土台を作る
  • 月5〜30万円:モール内広告(RPP・SP広告)またはリスティング広告を中心に、効果検証を繰り返しながら拡大する
  • 月30万円以上:広告複数チャネルを組み合わせ、SEO・CRM・広告の3本柱で集客の安定化を図る

基準③:短期で成果が出る施策 vs 長期で資産になる施策

集客施策はその効果が出るまでの時間軸でも分類できます。短期施策だけに依存すると広告費増大・利益圧迫につながり、長期施策だけでは立ち上がり期に売上が作れません。両者を組み合わせた設計が理想的です。

時間軸 施策 特徴
短期(即効性) モール内広告・リスティング広告・SNS広告・セール施策 すぐに集客できるが、止めると止まる
中長期(資産化) SEO・コンテンツマーケティング・SNS運用・口コミ蓄積 成果まで時間はかかるが、継続的な集客資産になる
LTV強化 CRM施策・定期購入・リターゲティング 新規集客コストを下げ、利益率を改善する

EC集客で成果を出すための4つのポイント

集客手法を理解した上で、実際に成果につなげるためには「どう運用するか」が決定的に重要です。弊社が500店舗以上のEC支援を行ってきた中で、成果が出ている店舗に共通するポイントを4つご紹介します。

ポイント①:集客数より「集客コスト」で判断する(ROAS・CPO視点)

集客施策を評価する際、「アクセス数が増えた」ではなく「1件の購入を獲得するのにいくらかかったか(CPO:顧客獲得単価)」で判断することが重要です。アクセスが倍になっても、広告費が3倍になっていれば利益は出ません。

弊社では商品ごとの利益率×広告費のマトリクスで投下判断を行い、ROASが高い商品・キーワードに予算を集中させるアプローチを採用しています。この整理だけで、RPP広告のROASが200%から450%に改善した事例もございます(生活雑貨メーカー様・※社名非公開)。

ポイント②:CVRとセットで施策を評価する

集客施策を強化しながら、同時にCVRを下げている原因(商品ページの訴求不足・価格設定・競合との差別化不足)にも手を打つことが重要です。集客とCVRは車の両輪です。

弊社がご支援した中堅アパレルメーカー様では、集客施策と並行して商品ページの全面リニューアル・サムネイルのABテストを実施した結果、転換率が1.2%から2.8%(約2.3倍)に改善し、月商も連動して約2.3倍に成長しました(※社名非公開)。集客量を変えずに売上を2倍以上にできた好事例です。

ポイント③:モールと自社ECで顧客データを連携させる

モールで獲得した顧客を自社ECに誘導し、顧客データを統合することでよりパーソナライズされたCRM施策が可能になります。具体的には商品同梱物(QRコード付きカード)や購入後メールでの自社EC誘導が有効です。

弊社がご支援した中堅サプリメントメーカー様では、KPIを流入・CVR・単価・LTVに分解して課題を明確化し、商品ページの全面改修とモール運用の見直しを実施。支援開始2年で月商約2,500万円から約6,800万円(2.7倍)まで成長されました(※社名非公開)。集客の最大化だけでなくLTV設計がいかに重要かを示す事例です。

ポイント④:PDCAを回す仕組みを最初に作る

集客施策は「やって終わり」では成果が積み上がりません。施策ごとにKPIを設定し、定期的に数字を確認→仮説を立てる→施策を改善するPDCAサイクルを運用の仕組みとして組み込むことが長期的な成長の鍵です。

特に重要なのは「誰が」「いつ」「どのデータを見て判断するか」を明文化しておくことです。担当者が変わっても再現性のある運用体制を構築することが、安定したEC集客の基盤になります。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
EC集客で成果が出ない店舗様に共通しているのは、「何の施策をやっているか」は把握しているのに「どの施策がいくらの売上を作っているか」が把握できていないことです。広告費・SEO・CRMそれぞれにきちんとKPIを設定し、定期的に数字を確認する仕組みを作ること。これだけで、集客施策の効果は劇的に変わります。「やること」より「測ること」を先に設計してください。

EC集客でよくある失敗パターンと回避策3選

集客施策に取り組みながらも思うような成果が出ない店舗様には、共通した失敗パターンがあります。弊社が支援現場で繰り返し目にする3つの失敗パターンと、その回避策をご紹介します。

失敗①:広告費だけ増やして売上が伸びない

「売上が伸びないから広告費を増やす」という判断は、実は最も危険なアプローチです。広告費を増やしても、CVRや商品ページの品質が低ければ費用対効果は改善しません。また、ROASの低い商品や無関連キーワードへの配信が増えるだけで、利益を圧迫します。

回避策:広告費を増やす前に、まず「どの商品に・どのキーワードで・いくらかけているか」の現状整理から始めましょう。商品ごとのROAS・利益率を可視化し、高ROAS商品に予算を集中させてから拡大するのが正しい順番です。

失敗②:SNS運用を始めたが3ヶ月で放棄してしまう

SNS運用は費用をかけずに始められる手軽さから、多くの店舗が取り組みます。しかし「3ヶ月投稿してもフォロワーが増えない」「売上につながっている実感がない」という理由で途中で放棄するケースが非常に多いです。

回避策:SNS運用は「最低6〜12ヶ月かかる施策」と理解した上で、KPIをフォロワー数ではなくエンゲージメント率・プロフィールクリック数・サイト流入数で設定することが重要です。また、週3〜5回の投稿を維持できる体制(テンプレート・予約投稿活用)を最初に整えることで継続率が上がります。

失敗③:モールと自社ECで同じ施策をコピーしている

楽天で成果が出た施策をそのまま自社ECに移植したり、逆に自社ECのLPと同じデザインをモールに持ち込んだりするケースです。モールと自社ECではユーザーの購買心理・回遊行動・検索方法が根本的に異なるため、同じ施策が両方で通用するとは限りません。

回避策:モールごとのユーザー特性を理解した上で施策を設計しましょう。例えば楽天ユーザーはポイントに敏感でイベント時の購買行動が強く、Yahoo!ショッピングはPayPay経済圏ユーザーへのアプローチが重要です。弊社がご支援した酒類メーカー様では、楽天とYahoo!で施策を切り分けた結果、2モール合計の月商が支援前比で約2倍に成長しました(※社名非公開)。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
「集客を増やしたい」という相談をいただくと、まず広告費の話になることが多いのですが、弊社では必ず先に「現在の集客コスト(CPO・ROAS)」と「商品ページのCVR」を確認します。集客の問題ではなく、CVRの問題だったというケースが体感的に半数以上あります。集客施策に予算を使う前に、今来ているお客様がなぜ買わないのかを先に整理することを強くおすすめします。

まとめ:EC集客はモール×自社ECの組み合わせが鍵

本記事では、EC集客の基本的な考え方から、モール内集客5選・自社EC集客10選・施策の選び方・成果を出すポイント・よくある失敗パターンまで、合計15の集客手法を徹底的に解説しました。

EC集客で最も重要なポイントを改めて整理します。

  • 集客とCVRはセットで考える。アクセスだけ増やしても売上にはつながらない
  • モール内集客と自社EC集客はまったく別の仕組みで動いている。混同しない
  • 施策は「目的×予算×時間軸」の3軸で選ぶ。すべてを一度に始めようとしない
  • 広告費を増やす前に、今の集客コスト(ROAS・CPO)と商品ページのCVRを確認する
  • どの施策も「測る仕組み」を作ってから始めることで、PDCAが回り成果が積み上がる

EC集客の施策選定や運用改善でお悩みの方は、ぜひFinnerにご相談ください。本記事がEC集客の方針を整理するきっかけになれば幸いです。

EC集客の改善、こんなお悩みありませんか?

広告費をかけているのに、ROASが低くて利益が残らない
SEO・広告・SNSを全部やりたいが、社内リソースが追いつかない
楽天・Amazon・Qoo10の集客施策をモールごとに最適化しきれていない
集客施策をやっているが、PDCAが回っておらず改善の優先順位がわからない

Finnerの支援実績

弊社がご支援した中堅サプリメントメーカー様では、KPIを流入・CVR・単価・LTVに分解して課題を明確化し、商品ページの全面改修とモール運用の見直しを実施。支援開始2年で月商約2,500万円から約6,800万円(2.7倍)まで成長されました(※社名非公開)。

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Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学商学部卒業。楽天グループ株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ECコンサルティング会社を経て現職。

楽天ではSOY受賞店舗を含む500店舗以上のEC事業者を担当し、売上拡大を支援。カテゴリー内で3度の表彰に加え、楽天賞も受賞。

その後、開業2期目のECコンサルスタートアップに参画し、責任者としてすべてのECモール・自社ECを横断した戦略設計から運用まで一気通貫の支援を推進。

これらの経験を経てFinner株式会社を設立。EC運営の実務とCRMの知見をかけ合わせた「商品・顧客起点のマーケティング設計」が強み。

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