【出店者向け】Qoo10ショップクーポンとは?設定方法から売上を伸ばす活用術まで徹底解説!

更新日:2026/03/05
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弊社はQoo10をはじめとしたECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、本記事ではQoo10のショップクーポンの基礎知識から、QSMでの設定方法、売上を最大化する具体的な活用戦略について徹底的に解説をしていきます。

「ショップクーポンの種類や設定方法がよくわからない」「クーポンを発行しているけれど売上につながっている実感がない」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?

本記事を読めば、ショップクーポンの仕組みから実践的な運用戦略まで一通り理解できますので、ぜひ最後までご覧ください!

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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目次

Qoo10のクーポンとは?3種類の違いと仕組みを理解しよう

Qoo10で販売促進を行ううえで、クーポンは欠かせない施策の一つです。まずはQoo10のクーポン体系を正しく理解し、ショップクーポンの立ち位置を把握しましょう。

Qoo10クーポンの3種類(ショップ・カート・商品クーポン)の比較

Qoo10で利用できるクーポンは、大きく分けて「ショップクーポン」「カートクーポン」「商品クーポン」の3種類が存在します。それぞれ割引の適用範囲や費用負担者が異なるため、違いを把握したうえで活用していくことが重要です。

クーポン種別 割引負担者 適用範囲 特徴
ショップクーポン 各ショップ(出店者) 発行ショップの商品のみ 発行タイミング・条件を自由に設定可能。カートクーポンと併用可能
カートクーポン Qoo10 カート内の全商品 日替わりクーポンや会員特典など種類が豊富。ショップクーポンと併用可能
商品クーポン 発行元による(メガ割時はQoo10とショップの共同負担) 対象商品のみ 商品ページで取得・適用。メガ割の20%OFFはこのタイプ。他クーポンとの併用は不可の場合が多い

上記の通り、ショップクーポンは出店者側が割引原資を負担する代わりに、発行タイミングや割引内容を自由にコントロールできる点が最大の特徴です。自社のセール計画や在庫状況に合わせて柔軟に活用できるため、戦略的な販促に欠かせないツールといえます。

ショップクーポンの特徴と他クーポンとの併用ルール

ショップクーポンを効果的に活用するうえで押さえておきたいのが、他のクーポンとの併用ルールです。どの組み合わせが併用できるかを以下の表で整理します。

組み合わせ 併用可否
ショップクーポン × カートクーポン ○ 併用可能
ショップクーポン × 商品クーポン(メガ割20%OFF等) ○ 併用可能
カートクーポン × 商品クーポン × 併用不可
商品クーポン × 商品クーポン × 併用不可

ポイントは、ショップクーポンはカートクーポン・商品クーポンのどちらとも併用できるという点です。つまり、メガ割の20%OFFに加えて自社のショップクーポンも重ねて適用できるため、お客様にとっては二重のお得感が生まれます。クーポンの適用順序としては、一般的に商品クーポン→ショップクーポン→カートクーポンの順に割引が適用されます。

※関連記事:Qoo10メガ割で売上が伸びない理由|失敗する店舗の共通点と改善施策5選

ショップクーポンはどこに表示される?検索結果・商品ページでの露出効果

ショップクーポンを発行すると、Qoo10内の主に3つの場所にクーポンバナーが表示されます。

  • 検索結果ページ:商品一覧の各商品下部にクーポンタグが表示される
  • 商品ページ:商品詳細画面にクーポン情報が掲載される
  • ショップページ:ショップトップにクーポンバナーが表示される

特に検索結果ページでのクーポン表示は重要です。お客様は商品を比較する際、価格だけでなくクーポンの有無もクリックの判断材料にします。クーポンタグが付いている商品は「お得感」が視覚的に伝わるため、実際に商品ページに入る前の段階でクリック率の向上が期待できます。

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ショップクーポンを活用する5つのメリット

ショップクーポンの仕組みを理解したところで、次に出店者にとっての具体的なメリットを5つご紹介します。単なる値引きツールではなく、集客・転換率・客単価・リピーター獲得と幅広い効果が期待できる販促施策です。それぞれ解説していきます。

1. 検索結果ページでのクリック率が向上する

前述の通り、ショップクーポンを発行すると検索結果ページの商品一覧にクーポンタグが表示されます。Qoo10のユーザーは多くの商品を比較検討するため、クーポンタグが付いている商品は「お得感」が視覚的に伝わり、クリックされやすくなります。同じ価格帯の競合商品と並んだ際に、クーポンの有無が差別化要因になるのです。

2. 購買意欲を刺激し転換率を改善できる

商品に興味を持ってページを訪れたお客様にとって、クーポンの存在は購入の最後の一押しになります。商品の詳細や口コミを見比べている段階で割引クーポンが表示されれば、「今買ったほうがお得だ」という心理が働き、購入へのハードルが下がります。実際に、Qoo10のイベント時にランキング上位に入るショップの多くは、ショップクーポンを活用しているケースがほとんどです。

3. 「まとめ買い」を促して客単価を引き上げられる

ショップクーポンの適用条件に「◯円以上購入時に使用可能」と最低購入金額を設定することで、お客様のまとめ買いを促進できます。たとえば平均客単価が2,500円程度のショップが「3,000円以上購入で500円OFF」のクーポンを発行すれば、あと一品追加してクーポンを使おうという心理が働き、客単価の向上につながります

4. お気に入り登録(Fellow)の増加につながる

ショップクーポンは、お気に入り登録(Fellow登録)したユーザー限定で配布する設定が可能です。「フォローするとクーポンがもらえる」という明確なメリットを提示することで、フォロワー数の増加が見込めます。フォロワーが増えれば、後述するクーポンPUSH機能によるアプローチ対象が広がり、リピーター育成の基盤を作ることができます。

5. カートクーポンとの併用でお得感を最大化できる

ショップクーポンはQoo10が発行するカートクーポンと併用が可能です。お客様の視点では「Qoo10のクーポン+ショップのクーポン」の二重割引が適用されることになり、強いお得感が生まれます。この併用メリットは他のECモールにはないQoo10ならではの特徴であり、購入の後押しとして大きな武器になります。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
Qoo10のショップクーポンは「値引き」のイメージが先行しがちですが、弊社の支援現場で見ていると、本質的には「お気に入り登録を増やす仕掛け」として活用するのが最も費用対効果が高いと感じています。フォロワーが増えればクーポンPUSHの配信対象が広がり、メガ割のたびに”指名買い”されるショップに育っていきます。まずはフォロワー限定クーポンから試してみてください。

ショップクーポンのQSM設定方法を手順ごとに解説

ここからは、実際にQSM(Qoo10 Sales Manager)でショップクーポンを発行する手順を、ステップごとに詳しく解説していきます。各設定項目のコツもあわせてご紹介しますので、初めて設定する方もぜひ参考にしてください。

STEP1:QSMにログインし「プロモーション」へアクセス

まずはQSM(Qoo10 Sales Manager)にログインします。QSMはQoo10でショップを運営するうえで必要な管理ツールで、商品管理からお問い合わせ対応まで行えます。ログイン後、左メニューの「プロモーション」を選択し、「Fellowイベント」→「Fellowショップクーポン」の順にアクセスしてください。

STEP2:割引クーポンの条件を設定する

「割引クーポンを照会」の下部にある新規作成画面で、クーポンの詳細条件を設定します。設定項目と、それぞれのポイントは以下の通りです。

クーポン名(訴求メッセージの工夫が重要)

お客様に表示される名称です。「100円OFFクーポン」のような単なる内容説明ではなく、訴求メッセージを含めたクーポン名にするとお客様の目に留まりやすくなります。Qoo10のクーポン名は自由にテキストを入力できるため、この欄を「広告コピー」として活用しない手はありません。

効果的なクーポン名の例をいくつかご紹介します。

シーン クーポン名の例 狙い
メガ割期間中 メガ割限定!さらに全品5%OFF 追いクーポンで競合と差別化
フォロワー獲得 フォローで500円OFF!お気に入り登録限定 Fellow登録を促進
リピート促進 ありがとう!次回使える10%OFFクーポン 購入後のリピート訴求
メガ割後のリマインド メガ割で獲得したクーポン残っていませんか? 未使用クーポンの消化促進
通常期の販促 今週限定!3,000円以上で300円OFF 期間限定の緊迫感で購入を後押し

割引設定と適用条件(価格帯別の設計例)

定額(◯円OFF)と定率(◯%OFF)のどちらかを選択します。低価格帯の商品が中心なら定額、高価格帯なら定率が効果的な傾向にあります。あわせて「適用条件」として最低購入金額を設定する必要があります。

適用条件は現在の平均客単価の約1.2〜1.5倍に設定するのがポイントです。価格帯別の設計例を以下にまとめます。

平均客単価 適用条件(最低購入金額) おすすめ割引設定 実質割引率の目安
〜1,500円(低単価帯) 2,000円以上 200円OFF(定額) 約10%
2,000〜4,000円(中単価帯) 3,000〜5,000円以上 300〜500円OFF(定額) 約7〜10%
5,000円以上(高単価帯) 7,000〜10,000円以上 5〜10%OFF(定率) 約5〜10%

条件金額が高すぎるとお客様がクーポンを諦めてしまい、低すぎると割引しなくても達成できてしまいショップ側の損になります。自社商品の価格帯やQSMのデータを分析し、絶妙なラインを見極めましょう。

その他の設定項目

適用対象商品:「全ての商品」「特定カテゴリー」「特定ブランド」から選択できます。なお、個別の商品を指定することはできない点にご注意ください。全商品を対象にするとお客様の選択肢が広がり、買い回りを促進しやすくなります。

MOVE専用:Qoo10のファッション専門サイト「MOVE」に関連する設定です。MOVE登録商品を取り扱っていない場合は「NO」のままで問題ありません。

使用可能期間:クーポンの有効期間を設定します。次のSTEPで「Fellowイベント」の発行期間も別途設定する必要があるため、「クーポン発行時から◯日間使用」を選択するのがおすすめです。

すべての項目を入力したら「登録」ボタンを押してクーポンの条件設定を保存します。

STEP3:Fellowイベントで発行設定を行う

STEP2で作成したクーポン条件をもとに、実際の発行イベントを設定します。画面を下にスクロールすると表示される「Fellowイベント」のセクションで、以下の項目を入力していきましょう。

クーポン選択:「割引クーポンを照会」から、STEP2で作成したクーポンを選択します。

発行期間:最大30日間まで設定可能です。メガ割に合わせて発行したい場合は、「メガ割期間に設定」ボタンをクリックすると自動的にメガ割の期間が設定されます。

発行数量:発行枚数を制限するか、制限なしにするかを選択します。基本的には「制限なし」がおすすめです。枚数制限をかけると、クーポンを利用しなかったお客様もカウントされてしまうため、想定より早く終了してしまう場合があります。

応募条件(取得条件):クーポンを取得できるお客様の範囲を設定します。「お気に入りのショップに追加したお客様」を選択すれば、フォロワー限定のクーポンとして配布でき、お気に入り登録を促す効果が生まれます。

パスワード設定:任意の設定です。パスワードを設定すると、指定したパスワードを入力したお客様のみがクーポンを受け取れます。LINE公式アカウントなどでパスワードを配信し、友だち追加の誘引に活用する店舗様もいらっしゃいます。

STEP4:登録を完了しリストで確認する

すべての項目を入力し終えたら、画面右下の「登録」ボタンをクリックしてイベントの登録を完了します。登録後は、ページ上部のイベントリストに新しいイベントが追加されていることを必ず確認しましょう。リストに表示されていれば、商品ページや検索結果にクーポンバナーが正しく表示されるようになります。

※関連記事:【初心者編】Qoo10広告・プロモーションの基本と最初にやるべき広告3選!

売上を最大化するショップクーポン活用戦略6選

ショップクーポンの設定方法を理解したところで、次は売上アップにつなげるための具体的な活用戦略をご紹介します。単にクーポンを発行するだけでなく、メガ割との連動やフォロワー施策と組み合わせることで、大きな成果が期待できます。

1. メガ割に合わせた「追いクーポン」で競合と差別化する

Qoo10の年4回のメガ割は、全体のアクセスが大幅に増加する最大の販促イベントです。メガ割では商品クーポンとして20%OFFが適用されますが、多くのショップが同じ割引率で横並びになるため、自社のショップクーポンを上乗せして差別化を図る「追いクーポン」戦略が有効です。

たとえば、メガ割20%OFFに加えて「さらに全商品5%OFF」や「3,000円以上購入で300円OFF」のショップクーポンを発行すれば、同カテゴリの競合より一段階お得な価格を提示できます。利益とのバランスを考慮する必要はありますが、短期間で売上を伸ばしてカテゴリランキング上位を獲得するための効果的な打ち手です。

弊社がご支援した化粧品OEMメーカー様では、メガ割の3週間前からタイムセール→カート追加促進→メガ割本番の3段階で事前施策を設計し、ショップクーポンの追い打ちも併用した結果、メガ割の売上が前回比3.2倍に成長しました(※社名非公開)。さらに通常月の売上もメガ割の30%水準から50%水準まで底上げされ、メガ割依存の構造から脱却できた事例です。

参考として、直近のメガ割スケジュールの傾向を以下にまとめます。毎年おおむね同時期に開催されていますので、少なくとも1ヶ月前から準備を始めることをおすすめします。

開催時期(目安) 備考
3月上旬〜中旬 年度初回。春需要と重なる
6月上旬〜中旬 夏前の需要期
9月上旬〜中旬 秋需要・ハロウィン前
11月下旬〜12月上旬 年末商戦・クリスマス前

※メガ割の正確な開催日程はQoo10の公式発表をご確認ください。申請にも締切がありますので、早めの準備を心がけましょう。

2. セール初日に売上のピークを持ってくる初速設計

メガ割やメガポなどの大型セールでは、初日に売上のピークを作ることが非常に重要です。Qoo10のデータでも、セール期間中の売上推移は初日が最も高く、その後は緩やかに下降する傾向が見られます。

初日に売上を集中させる理由は、ランキングへの露出効果です。初日に売上を伸ばしてランキング上位に入れば、その後のセール期間中も継続的にアクセスを獲得しやすくなります。具体的なアクションプランとしては以下の流れが効果的です。

  • セール2〜3週間前:ショップクーポンの事前告知をクーポンPUSHで配信し、フォロワーに「セール開始日」を認知させる
  • セール1週間前:セール対象商品の「お気に入り追加」を促す施策を実施する(メガ割では事前にお気に入り登録した商品がよく売れる傾向がある)
  • セール初日:「先着◯名限定」や「初日限定の追加割引」のショップクーポンを発行し、初日に注文を集中させる
  • セール中盤〜終盤:「残り◯日!まだ使えるクーポン」のリマインドをクーポンPUSHで配信する

このように、セール全体を「事前告知→初日集中→中盤リマインド」の流れで設計することが、ショップクーポンの効果を最大化するポイントです。

3. クーポンPUSHでフォロワーに直接アプローチする

Qoo10には「クーポンPUSH」という機能があります。これはショップクーポンの発行時に利用できる通知機能で、Fellow(お気に入り登録をした会員)に対してPUSHメッセージやEメールでクーポン情報を届けられる仕組みです。

クーポンPUSHは週1回まで無料で利用可能で、クーポン情報だけでなくおすすめ商品の紹介も併せて配信できます。お客様は常にQoo10をチェックしているわけではないため、ショップのセール情報やクーポン発行のタイミングを見逃してしまうケースも少なくありません。クーポンPUSHを活用することで、こうした「買い逃し」を防ぎ、フォロワーの再訪問と購入を促進できます。

配信のコツとしては、「新商品入荷のお知らせ+クーポン」や「週末限定クーポン」など、クーポン単体ではなく何らかの情報とセットで配信するとお客様にとって有益な通知になり、開封率・利用率が高まります。

4. お気に入り登録限定クーポンでフォロワーを増やす

ショップクーポンの発行設定で「応募条件」をお気に入りショップに追加したお客様に限定することで、フォロワー獲得施策として活用できます。「フォローすると○%OFFクーポンがもらえる」と商品ページやショップページで訴求すれば、まだフォローしていない訪問者にも登録を促すきっかけになります。

フォロワーが増えることのメリットは、次回以降のセールイベントやクーポンPUSHの配信対象が拡大することです。特にメガ割では、事前にお気に入り登録した商品がよく売れる傾向があるため、フォロワー数の確保は中長期的な売上基盤の構築に直結します。

弊社がご支援した健康食品メーカー様では、QSMを活用した定量分析に加えてフォロワー向けクーポン施策を展開し、売上が支援開始前比180%向上、月商1,000万円規模に到達しました(※社名非公開)。フォロワー基盤の拡大に加え、Qoo10担当者との折衝も代行することで自社工数を大幅に削減し、他モール戦略に注力できる体制を構築された事例です。

5. サンキュークーポンでリピーター獲得・LTV向上を狙う

一度購入してくれたお客様に対して、次回使えるサンキュークーポン(購入後クーポン)を提供することで、リピート購入を促進しLTV(顧客生涯価値)の向上が狙えます。

たとえば「ご購入ありがとうございます!次回使える10%OFFクーポン」を発行し、クーポンPUSHで通知を送れば、初回購入者が2回目の購入に至る確率を高めることができます。リピーターの獲得は新規顧客の獲得よりもコスト効率が良く、安定した売上基盤を構築するうえで欠かせない施策です。

サンキュークーポンの有効期限は購入から2〜4週間程度に設定するのが効果的です。短すぎるとお客様が利用する前に失効してしまい、長すぎると「いつでも使える」と思って忘れられてしまいます。

6. 買い回り促進の導線設計で客単価を引き上げる

ショップクーポンの適用条件を「◯円以上購入時に使用可能」と設定し、あえて現在の平均客単価より少し高い金額に設定することで、お客様の「ついで買い」を促進できます。この施策の効果を最大化するには、以下のような買い回り導線の設計をあわせて実践することがポイントです。

  • 「入り口商品」の商品ページ内で関連商品をおすすめする:人気商品のページに「この商品と一緒に購入されています」のようにセットで買いたくなる商品を紹介する
  • セット割引を設定する:単品よりもセットのほうがお得になる価格設計にし、まとめ買いのインセンティブを作る
  • イベントに合わせた特集ページ・バナーを作成する:商品ページのヘッダーにバナーを設置し、セール対象商品一覧ページへ誘導する。お客様が商品詳細ページを見る前にバナーが目に入るため、タップしてもらえる可能性が高まる
  • ショップクーポンの適用条件を商品ページ内で訴求する:「あと◯円でクーポンが使えます!」のようなメッセージを商品説明欄に記載し、追加購入を促す

こうした導線設計とショップクーポンの適用条件を組み合わせることで、ランキングページからアクセスしたお客様の買い回りを促進し、値下げ分を客単価の向上で補うことが可能になります。

※関連記事:【2026年版】Qoo10出店のメリット・デメリットを徹底解説!

ショップクーポン運用の注意点

ショップクーポンは売上アップに効果的な施策ですが、注意すべきポイントもいくつかあります。ここでは、運用時に気をつけたい4つの注意点を解説します。

1. 割引原資はショップ負担であることを忘れない

ショップクーポンの割引分はすべてショップ側の負担です。お客様がクーポンを使用して商品を購入した場合、割引金額は精算代金から差し引かれます。大幅な割引を設定しすぎると利益を圧迫してしまうため、商品ごとの利益率を考慮したうえで割引率・割引額を設計することが大切です。

弊社の支援経験では、通常期のクーポンによる割引率は売上に対して5〜10%程度に収めている店舗様が多く、それ以上の割引はメガ割などの大型イベント時に限定して実施するケースが一般的です。メガ割時の追いクーポンも含めたトータルの割引コストを事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。

2. 適用条件の金額設定は高すぎても低すぎてもNG

適用条件(最低購入金額)の設定は、ショップクーポンの効果を左右する重要なポイントです。条件が高すぎるとお客様がクーポンの利用を諦めてしまい、逆に低すぎるとクーポンなしでも達成できてしまうためショップ側が一方的に損をすることになります。前述の価格帯別設計例を参考に、自社の平均客単価を分析したうえで適切な金額を設定しましょう。

3. メガ割参加時は事前申請が必要

Qoo10最大のセールイベントであるメガ割に参加するためには、事前にQoo10への申請が必要です。メガ割の20%OFFクーポン(商品クーポン)はQoo10とショップの共同負担で発行されるため、所定の手続きを経なければ参加できません。申請には締切があるため、開催予定日の1ヶ月以上前から情報をチェックし、余裕を持って準備を進めましょう。

4. クーポンPUSHはメール受信拒否ユーザーには届かない

クーポンPUSHは非常に便利な通知機能ですが、メール認証をしていないお客様や、ショップクーポンメールの受信を拒否したお客様には配信されません。すべてのフォロワーに届くわけではないことを理解したうえで、ショップページに「メール受信をONにしてお得な情報を受け取りましょう」といった案内を掲載しておくとよいでしょう。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
Qoo10のショップクーポン運用で最もよくある失敗は、「メガ割のたびに何となく値引き+クーポンを出すだけ」で終わっているパターンです。弊社では、メガ割前の事前告知→初日の初速設計→メガ割後のリピート導線構築まで一連の流れで設計することを重視しています。クーポンは「点」ではなく「線」で設計することで、イベント後の売上低下を抑え、通常月の底上げにもつながります。

まとめ

本記事では、Qoo10のショップクーポンの基礎知識から設定方法、売上を最大化するための活用戦略と注意点まで徹底的に解説しました。

ショップクーポンは単なる値引きツールではなく、クリック率の向上、転換率の改善、客単価の引き上げ、フォロワー獲得、リピーター育成と幅広い効果が期待できる戦略的な販促施策です。特にメガ割などの大型イベントとの連動や、クーポンPUSHを活用したフォロワーへの直接アプローチは、Qoo10での売上拡大に欠かせない打ち手となります。

ぜひ本記事の内容を参考に、自社のショップクーポン運用を見直していただけますと幸いです。

弊社がご支援した韓国コスメメーカー様では、QSMを用いた定量分析で売上低下の要因を可視化し、ショップクーポンを含む施策を一貫して実行した結果、売上はV字回復し、最盛期だった初年度水準を超えて目標数値の108%を達成されました(※社名非公開)。

弊社ではQoo10運営代行・コンサルティングのスペシャリストが在籍しており、カテゴリーごとの競合情報やご予算に合わせてデータに基づいた最適な提案およびサポートを行っております。Qoo10の売上改善にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学商学部卒業。楽天グループ株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ECコンサルティング会社を経て現職。

楽天ではSOY受賞店舗を含む500店舗以上のEC事業者を担当し、売上拡大を支援。カテゴリー内で3度の表彰に加え、楽天賞も受賞。

その後、開業2期目のECコンサルスタートアップに参画し、責任者としてすべてのECモール・自社ECを横断した戦略設計から運用まで一気通貫の支援を推進。

これらの経験を経てFinner株式会社を設立。EC運営の実務とCRMの知見をかけ合わせた「商品・顧客起点のマーケティング設計」が強み。

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