楽天市場で回遊率を効果的に高める施策7選!制作事例もご紹介!

更新日:2024/10/31
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弊社はECを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、楽天市場の回遊率向上施策について徹底的に解説をしていきます。

楽天市場における回遊率向上は非常に重要な施策になります。よく皆さまも、楽天商品ページやショップページなどを見ていると様々なバナーが設置されているのを見かけるかと思います。実際に弊社のご支援先でも回遊率を高めることで売上アップにつながっている事例も数多くございます。

今回は具体的な施策とともに、制作事例も画像でご紹介していますので最後までみていただければ幸いです。

また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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楽天市場における回遊率とは?

楽天市場における回遊率とはどの様に計測するのでしょうか?

一般的には下記の計算で計測がされます。

・回遊率=ページビュー数(閲覧数) ÷ セッション数(訪問数)

その他にも色々と計算式は出てきますが、基本は上記なので抑えておきましょう。ページ内のビュー数が多ければ多いほど、回遊率(回遊性)が高いページということになります。

楽天市場で回遊率がなぜ重要なのか?

では次に楽天市場において回遊率がなぜ重要なのかという部分をご紹介します。

回遊率とはすでにご紹介しているとおり『自社ページにきてくださったユーザーが、自社のサイト内を移動して、複数ページを訪れる割合』を指しています。

回遊率の高さは、楽天市場ユーザーが「ショップに興味を持ってくれている」という意味にもなり、購入率・単価向上の観点からEC運営において非常に重要な指標の1つになります。

以下にいくつか回遊率向上のメリットを挙げておきます。

①売上の増加に直接的に繋がる

回遊率が高いとユーザーがECサイト内でより多くの時間を過ごしてくれるため、商品を見て購入する可能性が高まります。

②顧客満足度の向上に影響する

楽天市場ユーザーがECサイト内でスムーズにできる環境を構築することで、目的外の商品(例えばグレードが1つ高い商品やお買い得商品)などを見つけることが出来るため顧客満足度の向上にも影響します。また結果としてリピーターに繋がる可能性が高いです。

③ブランディングの強化

自社ページの様々な商品を見ていただき、結果として顧客に良い体験を与えることで、ブランド全体のイメージ向上にも繋げることができます。また回遊率が高いサイトは、信頼性や使いやすいサイトと認識いただくことで、再帰率にも影響があります。

④競合との差別化が可能

楽天市場は非常に競合も多く、競合との差別化が非常に重要になります。そこで、先述した「使いやすいサイト」のイメージをつけることや、バナーなどでアップグレード商品・関連商品を紹介することで競合他社との差別化を行うことが出来るようになります。

⑤データからネクストアクションを検討できる

最後はデータからネクストアクション(次の施策)を検討できることです。そもそも回遊率向上の施策を行っていない場合は、データ収集の幅も狭まります。そのため、しっかり施策を通じて楽天市場ユーザーの行動パターンやニーズを理解していくことで、サイトの全体改善や次のマーケティング戦略の検討が可能になります。

楽天市場 RMSで回遊率の確認方法とは?

では楽天市場のRMSで回遊率は確認することが出来るのでしょうか?

実は楽天市場では直接的に回遊率を確認することはできませんが、下記の方法でPV数とユニークユーザー数(セッション数と置き換え)は確認することができますので、計算することで商品ページ毎の回遊率を確認できるようになります。

★データ分析 > 3.アクセス・流入分析 > 商品ページ > [回遊タブ]を確認

本ページでは回遊率だけではなく、様々な分析が可能です。

例えば、以下のような指標が商品ページ改善に繋がるので確認することをおすすめします。

  • 滞在時間(秒):商品ページに滞在した平均時間です。
  • 直帰率:1回の訪問で1ページビューしかなかった訪問が直帰数としてカウントされます。
  • 離脱数:対象の商品ページが訪問した最後のページとなった数です。
  • 離脱率:算出方法は[直帰数]+[離脱数])÷[アクセス人数]です。

楽天市場で回遊率を上げる具体的な方法7選

ここからは楽天市場で回遊率を上げるための具体的な施策についてご紹介をしていきます。自社の店舗ですぐにできる施策もありますのでご確認くださいませ!

その前にまず前提ですが、回遊率アップに向けてバナーなどを掲載する箇所のオススメは以下です

  • 共通バナー
  • 商品ページ上部
  • 商品ページレフトナビ
  • 商品詳細(バナーではなくリンク)
  • 店舗ページメイン画像 など

【関連商品】を商品ページ内に配置する

クロスセルという観点で関連商品」を商品ページ内にバナーを設置するのもオススメです。

下記は資生堂パーラー様の事例ですが、ベイクドチーズケーキという商品の上部にオンライン限定のチーズケーキや、その他の関連商品バナーを配置しています。

参考:https://item.rakuten.co.jp/shiseido-parlour/71116/

特に[オンライン限定]という文言や[楽天限定]という文言は、回遊率アップにも繋がりますのでおすすめです。

以下のTAKAUMI様の事例でも楽天限定セットの訴求をしています。

参考:https://item.rakuten.co.jp/takami-labo/r-s030/

またドクターシーラボ様のように画像付きで表示することもおすすめです。

参考:https://item.rakuten.co.jp/drci-labo/00111953/

【容量・サイズ違い商品】を商品ページ内に配置する

アップセルという観点で容量・サイズ違い商品を商品ページ内にバナーを設置するのもオススメです。

こちらはお米を販売しているライス秋田様の事例です。商品ページ左側(レフトナビ)に各容量の商品ページ遷移ボタンを配置することで、うまく回遊させています。

参考:https://item.rakuten.co.jp/rice-akita/1000000066/

その他だと海鮮系の商品を取り扱っている場合などは、カニやエビ、ホタテなどで作成していることもあります。

【ベストセラー商品】をページ内に配置する

そして続いて「ベストセラー商品」をバナーやコンテンツとして追加することもおすすめです。

ベストセラー商品についてはシンプルに購買意欲の刺激になり、安心感を持って購入いただける可能性も高く、自社で最も売れている商品のバナー制作を行ってみましょう。

参考:https://item.rakuten.co.jp/maccosmetics/33821/

【入口商品】をページ内に配置する

ベストセラーとも被る部分はありますが、同様に「入口商品」についてもバナーやコンテンツ設置をおすすめします。

例えばトライアル商品がある場合などについてはトライアル商品でも良いので、まずは購入いただけるような仕組みを構築しましょう。

【割引・クーポン発行商品】をページ内に配置する

割引やクーポン発行商品についてもバナーなどで訴求することで回遊率アップに繋げることができます。

以下はケラスターゼ様の事例になりますが、下記のように限定かつクーポン発行のバナーは回遊率アップに大きく影響があります。

参考:​​https://item.rakuten.co.jp/kerastase-varie/ch-huilc_120/

【タイムセール・セール】の喚起をページ内で行う

緊急性と希少性の訴求の観点から「タイムセールやスーパーSALE」を行う際にはバナーやコンテンツで訴求することをおすすめします。

以下はtsurunishi様の商品ページ制作事例です。大きくマラソンなどのセールについての訴求ができており、非常に良い事例になります。

参考:https://item.rakuten.co.jp/tsurunishi/905b01mtmmcmf/

【特集ページ】の喚起をページ内で行う

こちらは上記と共通する部分もありますが「特集ページ」を作成することで、回遊率向上を図る取り組みです。

まぐろ処一条様の制作事例になりますが、セット特集のバナーが作成されており、クロスセルとアップセルの両方を実現できる良い事例になります。

参考:https://item.rakuten.co.jp/ichijyo/10001811/

リソースの問題で各種対応が出来ないときは代行の検討もしましょう

リソースの都合上、各種対応が出来ない際は楽天の運営代行を検討するのも手かもしれません。

イベントは毎月のようにありますので、それぞれに対応していくのは多くの時間がかかってしまいます。

弊社で楽天運営代行業について、22社の違いがひと目でわかる一覧表をご用意しています。
ダウンロードし保存可能なので、ぜひ選定にお役立てください。

【楽天運営代行会社比較表をDLする】

まとめ

本記事では「楽天市場の回遊率向上施策」について解説しました。 

記事を最後まで見てくださり、誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。弊社では、回遊率向上に向けた施策提案はもちろんのこと、楽天市場に関するほとんどの業務を代行可能ですので一度ぜひご連絡ください。


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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