弊社はAmazonや楽天などのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。
今回は日々の業務で培ったノウハウから、Amazonのプライムデーに行うべき施策について徹底的に解説をしていきます。
Amazonでは様々なセールが開催されていますが、中でもAmazonのprime会員が参加できるAmazonプライムデーはAmazon運営を行う上で対応したいセールの1つです。Amazonプライムデーに結びつけてうまく施策をおこなっていくことで、自社のAmazon店舗の売上アップにつながることは間違いありません。
基本からAmazonプライムデーを理解して、施策の一つとして活用できるようにしていきましょう!
弊社ではAmazonの新規出店や売上アップに悩まれている方を対象に無料で相談会を行っています。ぜひご興味があればお申し込みくださいませ!
また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
ではAmazonプライムデーについてご紹介をしていきます!
Amazonプライムデーは年に一度、例年だと7月の2日間(48時間)だけにしか開催されないAmazon内の超大型のセール イベントです
2015年からはじまったAmazonプライムデーですが、Amazonプライムの会員のみしか参加できないため、非会員はエントリーすることができません。 家電製品や食品だけではなく、美容品などを含めて様々なジャンルの商品が最大で50%オフ以上という値段で購入することができます。
Amazonのイベント開始前から大々的にテレビCMなどを用いてプロモーションを行いますので、プラットフォーム全体でイベントが盛り上がることが特徴です。
実際に2022年のAmazonプライムデーでの日本の販売事業者の売上個数は「約1400万個」で48時間の時間枠のAmazonプライムデーにおける販売事業者の売り上げが過去最大となりました。また、世界単位で言うと 2日間のセールを通じて、消費者は3億7500万点以上の商品を購入したそうです。
また、Amazonのプライム会員は「Amazonのヘビーユーザーともいえるお客様」であり、購買意欲が非常に高い傾向にあります。 開催期間は短いですが非常に勢いのあるセールだと言えます。まずはAmazonのプライムデーで自社の商品を選んでいただき、AmazonのヘビーユーザーをリピーターできるのがAmazonプライムデーの強みになっています。
ちなみにですが、Amazonの販売者側は5月から6月にかけて早めに準備をしておくことが重要です。
すでにご理解いただけたかと思いますが、ここからはAmazonのプライムデー対策が重要な理由をご紹介します。
先述もしていますがAmazonプライムデーはAmazonプライム会員のみが参加できるイベントになっていますので、比較的購買意欲が高いユーザーが集まるセールイベントです。
売上規模としても非常に大きく、このセールイベントのチャンスを逃してしまうのはAmazon運営において大きな機会損失になります。
また、Amazonプライムデーは人気商品だけではなく、意外な商品が予想以上に売れてしまったりするので、在庫切れを起こしてしまうリスクすらあるイベントになっています。
そのため、5月から6月にかけて在庫の確保を含めて準備を始めておくことが重要になってきます。
そしてAmazonプライムデーの対策を行うべき理由の2つ目は終了後も売上の底上げが期待できることです。
リピーターからの売上が期待できることはもちろんですが、販売実績が蓄積されることによってAmazon 側から「良いセラー」だと認識をしてもらうことで、カート獲得も行いやすくなるという特徴があります。
また、もちろん販売実績やレビュー数に応じてSEOの順位も上がっていきますので、その後の売り行きにも大きく影響してくるというわけです。
そのためAmazonプライムデーに対策を講じて「Amazonプライムデーを制することで、Amazon運営を制していく」ことができます。
次回のAmazonプライムデーの日程については公式にまだ公開がされておらず不明ですが、毎年プライムデー については7月に開催が集中していることから今年も 7月なのではないかと予想されています。
そのため、今年も例年通り5〜6月頃から商品選定や在庫の確保 プロモーション戦略の立案などをしていく必要があります。
ではここから具体的にAmazonプライムデーを活用して売上をあげていくための具体的な施策を9つご紹介してきます!
具体的には以下の9つです。
1:注力商品を選定する【重要】
2:商品ページを改めて見直して改善する
3:ストアページを改善しましょう
4:広告単価を設定する【重要】
5:キーワードを改めて選定し直す
6:自社のセールやクーポン配布を行う
7:在庫数の確保を徹底しましょう
8:FBAを利用する
9:FBAと自社配送を組み合わせる
まずはAmazonプライムデーでどの商品に注力するか選定していきましょう。
基本的には現状の販売実績を分析して選定するのがおすすめで、自社で売れている製品を中心に施策を検討することをおすすめします。また可能であれば、競合他社で売れている商品をしっかりと見極めることも必要になってきます。
この商品選定がAmazonプライムデー対策の鍵になってきますので、必ず社内でよく検討した上で商品を選定してください。
もしAmazonプライムデーの商品選定などでお困りの際は是非一度Finnerまでご連絡くださいませ。
まずAmazonにおいて「商品名」は狙いたい キーワードを前方に置くことが重要です。また、記号などをいれることで商品名に強調を加えていきましょう。 具体的には隅付き括弧【】などになります。
そして「商品詳細」については 3つの箇条書きで納めるようにしましょう。Amazonでは他のECモールと同様でスマホからの流入がほとんどです。スマホでは5つの箇条書きのうち3つしかファーストビューとして表示されません。 そのため上部3つに重要な商品説明を記載することが必要になります。
商品詳細ページの改善が終わった後は ストアページを改善していきましょう。
前述の通り、 Amazon プライムデーはAmazon自体へのアクセスが急増する期間になっています。平常時であればストアページへの流入は少ないため、正直なところ改善はあまり必要ありませんが、年に一度の Amazon プライムデーをきっかけにストアページの強化をしてみましょう。
ただしそこまで力を入れる必要はなく、あまりに悪いストアページになっていなければ 特段問題はありません。
Amazon プライムデー期間中に必ず行っていただきたい施策がこの「広告単価の調整」です。
すでにご紹介しているように、AmazonプライムデーではAmazonプライムデー期間中の売上だけではなく、Amazonプライムデー後の売上もSEOの関係上強く期待できます。
そのため、Amazonの販売業者の中にはAmazonプライムデー期間中の利益を度外視して、とにかく販売件数を伸ばすために入札を強めるセラーが少なくありません。
平常時と比べても入札単価が非常に上がりやすく、自社の広告が露出されない可能性もあります。
そのためAmazonプライムデー期間中は「注力製品」と「注力しない製品」について分けて広告運用の戦略を立案する必要があります。
◯プライムデーの注力商品のケース
・入札単価を上げて入札戦略を「固定入札額」にし、広告上位を取る。
◯プライムデーで注力しない商品のケース
・入札額を下げるか入札戦略を「ダウンのみ」にする
・競合と同じ様にCPCが上がってしまわないようにする
広告 活用において重要なのが、キーワード設定です。
しっかりと広告レポートを参考にしつつコンバージョンが良いキーワードを選定するようにしましょう。
セラーによっては自社の指名キーワードをページ内に対して広告出庫をしてくる可能性もあります。 自社の指名キーワードは確実に入れつつ キーワード選定をしていきましょう。
Amazon プライムデー対策6個目は「自社のセールを行うこと」です。
特に「特選タイムセール」や「数量限定タイムセール」は実施しないけれども Amazonプライムデー期間中の売上を伸ばしたいという店舗様におすすめです。
Amazonプライムデーに来るほとんどのユーザーは重要な選定ポイントとして「値下げされているかどうか」ということを意識しています。
そのため、プライムデー対象商品となっていなくともクーポンが配布されていたり、お得な値段で購入できる商品については選ばれる傾向にあります。
自社商品の中には プライムデーに参加できない商品もあるかと思いますので、イベント期間中は自社セールの開催も検討してみることをおすすめします。
そしてAmazonプライムデー対策として、こちらも必ず行っていただきたいのが『在庫の確保』です。
常にお伝えしている通りAmazonプライムデーでは予期せぬ商品が突然売れることもあります。 また Amazonは在庫切れになってしまうと広告にも表示されなくなりますし、SEOにも非常に悪影響を及ぼしてしまいます。
実際 Amazon公式からも在庫数とSEOの関係性は公開されており、在庫が少ない商品については SEO の評価が悪くなります。
通常よりも多めに 在庫数を設定し、せっかくの販売機会を逃さないように注意することが必要です。
Amazonプライムデー期間中の出荷作業の負担を減らすために 「FBA(フルフィルメント by Amazon)」の利用は非常におすすめです。
もちろんプライムデー期間中だけの話ではありませんが、商品の在庫管理や注文対応、返品などのお客様対応も代行してくれますので、自社の負担を大幅にカットすることができます。
ただし FBA への納品が間に合わないケースも想定されますので、自社配送も組み合わせておく(想定しておく)ことをお勧めいたします。
FBAの納品文の在庫が0になったタイミングで自社配送に切り替えることができますので、そのまま商品受注を続けることも可能です。
自社配送になれば配送負担は増えてしまいますが、せっかくのAmazonプライムデーですので商品の受注を止めずに販売実績を作っていくようにしましょう。
実はAmazonプライムデーについては全てのセラーが出品できるというわけではありません。
Amazonの中で一定の基準があり、 直近の販売実績やカスタマーレビューなどの出品店舗の制限を行っています。
ちなみにFBAを利用している出品者はプライムデーに参加しやすい傾向にあるようです。プライムデーに参加するためには、事前にしっかりと条件を確認して必要な準備を整える必要があります。
ただし仮に「Amazonプライムデーの出品が間に合わない」場合や「審査に落ちてしまった」場合などについても、AmazonプライムデーについてはAmazonへのアクセスそのものが増えるイベントですので、先ほどご紹介した「自社独自セールの開催」などによって 販売実績を蓄積することも可能です。
冒頭でもご紹介しましたが、Amazonプライムデーの出品については商品選定が非常に重要です。
ここからはAmazonプライムデーに向いている商品と向いていない商品についてご紹介します!
Amazonプライムデーの出品に向いている商品は大きくは3つあります。
①リピーターが期待できる商品
②7月ということで夏向けの季節性商品
③現在自社で最もレビューが付いている商品
3つ目については売れている商品や商品ページを作り込んでいる商品でも良いですが、ECモールで商品を購入するユーザーの多くはレビューを気にする傾向にあります。
また、特にAmazonプライムデーは新規顧客を獲得するチャンスですのでレビューなどでしっかりと自社の魅力を訴求できる商品にすることをオススメします。
逆にAmazonプライムデーに向いていない商品はどんな商品なのでしょうか?
弊社では大きく以下の2つだと思っています。
①高額すぎる商品
㉜専門性の高い商品
それぞれ購入するタイミングがあってこその商品で、突発的に購入することは少ないので年に1度しか開催がされないAmazonプライムデーとは相性が良くないです。
本記事では「Amazonプライムデー」の基本と売上アップ施策を9つご紹介してきました。
記事を最後まで見てくださり、誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。
弊社では、Amazonプライムデーなどのイベント運用・施策検討はもちろんのこと、Amazonに関して、戦略策定や分析、実行まで一気通貫でサポートしています。
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