今回はQoo10のプラス展示広告について徹底解説していきます。
Qoo10で商品を出しているけれど、なかなかアクセス数が伸びないといった悩みを持つ出店者の方はも多いのではないでしょうか?特に価格やレビュー数だけでは差別化が難しいジャンルの商品では、プラス展示広告を活用して「目に留まる場所に表示されること」が売上に直結します。
本記事ではプラス展示広告の基本的な仕組みから出稿手順、効果を最大化する活用法まで、実践的な情報を詳しく解説しますので、Qoo10の運営を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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プラス展示広告とはQoo10内のさまざまなページに自社商品を目立つ形で掲載できる有料広告枠です。トップページ、カテゴリページ、商品詳細ページなど、ユーザーの目に触れやすい位置に広告を出すことで、クリック率や購入率の向上が期待できます。
まずはプラス展示広告の種類について説明して行きます。ここでは「キーワード別」と「カテゴリー別」の2種類があります。それぞれ表示される場所やユーザーへのアプローチ方法が異なるため、目的に応じて使い分けることが重要です。
キーワード別プラス展示広告とは特定の検索キーワードに連動して検索結果ページの上部に表示される広告です。その商品キーワードに対して購買意欲が高いユーザーに直接アプローチできるため、クリック率・購入率ともに高い傾向があります。
またこの広告には、割引設定をせずに出稿できるという大きな特徴もあるためまだ認知度の低い商品にもおすすめの広告です。
カテゴリー別プラス展示広告はユーザーがカテゴリページを閲覧した際に表示される広告です。Qoo10内のカテゴリページを開いた際、上部または途中にある特別枠に表示されます。
この広告ではカテゴリーページを訪れたユーザーに直接アプローチできるため、サイト内の回遊率向上の施策として効果的な手段です。
商品の認知を広げことにも効果的なため、まだ検索されにくい新商品を宣伝する際などにも適しています。
Qoo10のプラス展示広告は、多くの店舗にとってメリットがありますが、特に以下のようなショップに向いています。
新しく出店したばかりでレビューやフォロワーが少ない場合、自然検索ではなかなか露出されません。そんなときにプラス展示広告を活用すれば、初動での露出を強化し、認知・アクセスを一気に高めることが可能です。
競争が激しいカテゴリでは、価格やレビューだけで競合との差別化をするのは難しいといった悩みもあるかと思います。そんな時にプラス展示広告を活用することで、検索順位に依存せず上位に露出できることで競合との差別化がしやすくなります。
次にプラス展示広告の料金体系について解説して行きます。
Qoo10のプラス展示広告は、入札制を採用しており、費用は広告枠の競争状況やタイミングによって変動するという料金形態となっています。
キーワード別プラス展示広告の場合、入札価格は100円から1,000円程度からスタートし、落札したショップの商品は当日18:00から翌日18:00までの24時間、検索結果ページの上部に表示されます。入札価格は、キーワードの人気度や競合の入札状況、イベント期間中などにより高騰する傾向があります。
またカテゴリー別プラス展示広告の場合入札価格は1枠あたり数千円から数万円程度が目安となっており通常24時間単位で掲載されます。入札価格は、カテゴリーの人気度や競合の入札状況、出稿タイミングなどにより、価格が変動する傾向があります。
これらの広告施策の費用対効果を高めるポイントとしては、イベント期間中や週末など、ユーザーの流入が多いタイミングを狙って出稿するなど出稿タイミングの戦略的選定を行うことや、スマートフォン表示に最適化した広告にすることなどが挙げられます。
プラス展示広告は、比較的低コストで始められる上に高い効果が見込める広告手法です。費用対効果を最大化するためには、出稿前の準備と戦略的な運用が非常に大切になります。
Qoo10のプラス展示広告の特徴にはたくさんのメリットが存在しています。以下ではそんなメリットを3つ徹底解説して行きます。
1点目にユーザーに信頼されやすくなるという点です。
プラス展示広告で商品が目立つ位置に表示されると、ユーザーは商品がQoo10公式に推されている点からも自然と信頼感を抱きやすくなります。特に初見ユーザーにとっては、公式露出は安心材料の要因であるのです。
2点目に新規ユーザーの獲得の効果がある点です。
広告の露出により自然検索では出会えないユーザーにも広告経由で見てもらえるため、ショップや商品の認知度を高められる効果に加え、リピーター造成のきっかけにもつながる事が期待できます。
プラス展示広告は大規模バナーや外部広告と比べて、数千円〜という比較的に安い値段でも見せたい場所に商品宣伝することができる事が大きな魅力です。これにより小規模ショップでも、手頃な予算で知名度向上や新規顧客の獲得を叶えることができるのです。
Qoo10のプラス展示広告は効果的な施策ですが、、出稿前に把握しておくべきデメリットやリスクも存在しますので以下で解説して行きます。
デメリットの1つ目として直接的な売上につながらないこともあるという点です。
表示回数やクリック数が増えても、見るだけで終わってしまう可能性もあります。
特に価格帯が合わない・訴求が弱い商品では、広告費が無駄になることもあるため注意が必要です。
対策としてはクリック単価だけでなく、1件あたりのCV単価(CPA)で効果を測定して考えましょう。
デメリットの2つ目として商品ページの完成度が低いと費用対効果が悪くなるという点です。
広告で目立つ場所に表示されても、商品ページ自体のクオリティが低ければユーザーの購入意欲は高まらず結果的に広告費が無駄になってしまう可能性があります。
そのため、広告出稿前にページの改善を徹底することや他商品との差別化ポイントなどを明確に表示するなどの対策を取ることが重要です。
デメリットの3つ目として入札競争により費用が読みにくいという点です。
入札制という点からキーワードやカテゴリによっては、競合が多く入札価格が高騰する可能性があります。そのため普段から平常時やイベント時などの価格分析を行い費用対効果の高いタイミングを見極める事が大切となっていきます。
次にプラス展示広告の出稿手順について解説していきます。
まずは「QSM(Qoo10 Seller Management)」にログインし、左メニューの【広告】>【プラス展示広告】をクリックしてください。
次にキーワード別/カテゴリー別の2種類から出稿したい枠を選びます。
それぞれ「出稿期間」「現在の最高入札額」「掲載順位」などが表示されます。
出稿したい商品を選び、「掲載したい期間」を指定します。
枠によっては1日単位で出稿可能です。掲載可能な期間と在庫状況に注意しましょう。
各枠には入札形式の最低金額が設定されており、それに応じて「掲載順位」が決まります。
表示されている【現在の入札状況】や【最終落札金額の履歴】を参考に、適切な金額を入力します。
商品・期間・入札金額を確認し「申請」ボタンを押します。
申請後、内容に問題がなければ自動的に審査が始まります。
上記でも説明してきた通り、プラス展示広告は出稿するだけで効果が出るわけではなく、どの商品を・いつ・どう見せるかなどの要素によって成果に大きな差が出ます。
メイン画像の訴求力、説明文のわかりやすさ、レビュー数、などをしっかりと対策をし商品ページの完成度を高めることや、イベントの直前や初日などユーザーの動きが活発になるタイミングと入札価格の両方を考慮した出稿タイミングを狙うことで費用対効果を上げることに繋がります。
さらに、出稿前の対策だけではなく広告出稿後の効果測定とそれによる改善も重要となってきます。
このようにプラス展示広告は出稿前と後にそれぞれの対策をしっかりと行うことで費用対効果をあげ効率的な広告施策にすることができるのです。
Qoo10には複数の広告手段が存在し、それぞれに特性や効果の出方が異なります。
「タイムセール」や「クーポン連動型の広告」は、購買意欲が高まる“お得感”を訴求するのに強く、即時的な売上につながりやすい広告手段ですが、、競争が激しく価格勝負になりやすいため、利益を確保しながら運用するためにはコストと在庫の調整が重要になります。
それに対して「プラス展示広告」は、Qoo10内の目立つ場所に露出を買うタイプの広告なため、認知獲得・比較優位の確保に優れています。
また、これらの複数の広告を組み合わせて同時に出稿することも可能です。この場合は広告の組み合わせと予算配分などを自社の目標や商品特性、時期などを考慮して柔軟に調整する事がポイントです。
最後にプラス展示広告の出稿後に行うべき効果測定と改善方法について解説して行きます。
広告施策において、出稿して終わりではなく出稿後の振り返りと改善が成果に直結します。QSMの広告管理画面からインプレッション数やクリック数を確認することや購入率の変化を出稿前と比較しページ内容の見直しなどを行うことが大切になっていきます。
このような効果測定の結果を次回の出稿に活かし、着実に改善していくことで同じ予算でも成果を高めていく運用が可能になるのです。
本記事では「Qoo10のプラス展示広告」について解説しました。
Qoo10を運営する中でのプラス展示広告は目的を明確にし、適切な商品とタイミングで出稿することで高い費用対効果が期待できます。成果を最大化するために本記事でご紹介してきた分析内容なども併せて自社の特徴や商品特性に合った活用していくことをおすすめします。
本記事を最後まで見てくださり、誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。
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