楽天市場の転売対策3選!注意点も徹底解説

更新日:2025/01/30
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弊社は楽天市場などのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、本記事では楽天市場の転売対策について徹底的に解説をしていきます。

楽天市場で転売が起きてしまった場合、本来では販売ができない品質・保存状態の商品がユーザーに購入されてしまう危険があり、結果的にそのブランド価値に傷がついてしまう恐れがあります。

そのためこのような危険を防ぐために、しっかりと転売対策を行っていきましょう!

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、楽天市場の外部コンサルティングとしてEC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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楽天市場の転売対策をせず放置するリスクと確認するべき規約

上記でも説明させていただいた通り、楽天市場で転売が起きてしまった場合、本来では販売ができない品質・保存状態の商品がユーザーに購入されてしまう危険があり、結果的にそのブランド価値に傷がついてしまう恐れがあります。

以下では転売に関して、楽天市場で決められている規約について解説していきます。

楽天市場で転売が禁止されている商品

楽天の運営する楽天NAVIでは以下の商材の譲渡・転売を明確に禁止しているとの記載がありますのでぜひ今一度ご確認ください。

  • 法令で販売・所持が規制されているもの
  • 公序良俗、モラルに反するもの
  • 預貯金または証券の口座、預貯金通帳、クレジットカード、キャッシュカード、ローンカード
  • 航空会社のマイレージ、その他各種ポイントカード、会員証
  • 航空券、乗車券、入場券
  • サンプル盤、デモ盤として貸与されているCD、DVD、ソフト
  • 企業が販促のために頒布しているポスター、パンフレット、看板
  • 開通済みの携帯電話、PHS、ポケットベル
  • お買いものパンダグッズ等の当社ノベルティ商品
  • メーカーが転売禁止を公表している商品かつ流通経路がメーカー直販のみの商品であり、一度メーカーが一般消費者向けに販売した商品

引用元:[規約・ガイドライン] 取扱禁止商材・禁止行為ガイドライン

(※RMSログイン後、閲覧可能です)

このように、法令で禁止されているような(銃や刀、著作権の対象物など)商品やモラルに反するような(危険ドラッグなど)商品などはもちろん、個人情報が含まれているもの、ノベルティ商品などを販売することも転売行為に含まれます

楽天市場での転売が及ぼす2つの悪影響

では実際に転売が起こってしまった際にはどのような悪影響が考えられるでしょうか?予想される以下の2点について解説していきます。

1点目は公式ショップの売り上げが低下してしまうという点です。

せっかく自社の商品を欲しいと思い楽天のサイトに訪れてくれたユーザーが、検索欄に出てきた公式以外の転売者のページから商品を購入されてしまった場合、公式に入るはずだった売り上げがなくなってしまうことになります。このように転売を放置してしまった場合、自社の売り上げ低下につながってしまうのです。

2点目にブランド価値に傷がついてしまう恐れがあるという点です。

楽天市場は商品を購入するという目的はもちろん、それに加えて口コミや商品情報などからその商品の情報を収集する場としての役割もあります。そこで万が一商品情報を見にきたユーザーが転売者の商品ページを見て誤って記載されているような商品の情報を見てしまった場合、商品のブランドに対する信用や価値が傷ついてしまいます。

また、実際にその転売者から商品を購入されてしまい、ユーザーの元に本来では販売ができない品質・保存状態の商品が届いてしまった時も同様にその商品ブランドに対する評価や価値が傷ついてしまうのです。

楽天市場でできる3つの転売対策

ここからは取り入れるべき転売対策のポイントを3つ解説していきます。

①販売比率

転売対策の1つ目として公式ショップの販売比率を上げるという施策があります。販売比率を上げるには以下のポイントを押さえることが重要です。以下で販売比率を上げるために押さえておくべき施策3点を解説していきます。

・SEO対策

販売比率を上げるためにはまず、SEO対策を行うことが重要です。商品の情報を的確に記載し正しい情報をユーザーに提供することをポイントとして押さえておくことで検索結果の上位に表示されやすくなるなど転売からの購入を防ぐ効果があるのです。

SEO対策について、具体的な施策を知りたいという方は弊社でも無料相談を行なっておりますのでお気軽にご相談ください。

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・アクセス数最大化

販売比率を上げるためには、広告運用による公式ショップへのアクセス数を最大化することも重要です。具体的には楽天で使用できる広告機能(RPP広告やクーポンアドバンス広告など)を活用することをお勧めします。

RPP広告とは(Rakuten Promotion Platform)の略称で、上記の画像の通り[PR]が付いている広告を指しており、楽天市場ユーザーが楽天市場内の検索窓から検索したキーワードに対応して表示される検索連動型広告のことです。

またクーポンアドバンス広告とは、楽天IDでログインしているユーザーに対して上記のピンクで囲った箇所に『おすすめのクーポン』を表示させる広告を示しています。

このような広告を適切に活用することでブランド名、商品名、商材名の検索で上位表示されるように対策することができるのです。

弊社でも上記各広告の初心者向け解説記事がありますので、ぜひ併せてご確認いただけますと幸いです。

・在庫安定化

販売比率を上げるためには公式ショップの在庫安定化も重要です。上記のように広告やアクセス数に対する対策を行なっても在庫が切れてしまうと、また転売から商品が買われてしまうという事態が起こってしまいます。

このように、これ以外の施策を有効的にフル活用することができる状態を保つためにも、在庫を安定させることは大前提として注力していきたいポイントといえます。

②転売者の仕入れ防止

転売対策の2つ目として転売者の仕入れを防止するという施策があります。

転売を目的とした購入を防ぐために、公式ショップページに注意書きを促したり、購入数制限をかけたり、明らかに個人利用の数量以上を購入しているような怪しいユーザーを見つけた場合は販売者側から注文をキャンセルするなどの対策を行うことで、転売者に商品が渡るを防ぐことができます。

③楽天への違反報告

転売対策の3つ目として楽天へ違反報告をするという施策もあります。

楽天には権利者侵害告知窓という転売者の違反行為を申告するフォームがあります。ここでは転売ページの商品・テキスト・画像の削除依頼が申告でき、少し手間と申請が通るまでの転売対策としてはとても効果的な方法だといえます。

また、転売者の仕入れ先や販売先に対して制限をかけることも有効です。楽天以外の仕入れ先や販売先を制限し機能を弱めることができれば、結果的に楽天での転売防止にも繋げることができます。

このような大きく分けて3つの施策を打つことで楽天での転売を減らす・制限することができるのです。

まとめ

本記事では楽天市場の転売対策について徹底的に解説をしてきました。

悪質な転売に対してしっかりと施策を打っていくことでユーザーの信頼やブランド力に傷をつけること、またショップの売り上げ低下を防ぐことができるのです。

本記事でご紹介差し上げた内容以外に関しましても無料にて相談会を実施させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

本記事を閲覧いただきありがとうございました。


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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