【2023年12月版】Qoo10出店のメリット・デメリットを徹底解説!

更新日:2024/06/28
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今回はQoo10のご出店メリット・デメリットを徹底解説します!

Qoo10は現在推定国内第6位の規模を誇るECモールです。市場規模としては2,305億円と、まだまだ楽天やAmazonなどと比較すると小さいようにも思われがちですが、毎年非常に成長しているモールとなります!

2020年7月時点ではQoo10の出店数・店舗数が1万2600店舗でしたが、2022年5月に発表したデータでは店舗数も2万1400店舗まで伸びていますので、その成長の著しさがご理解いただけるかと思います。

本記事ではその多大な可能性を秘めたQoo10のご出店に迷われている方に向けてメリットやデメリットを徹底解説していきます!

また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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Qoo10ならではの特徴について解説!

Qoo10への出店の前にまずはQoo10の特徴について抑えておきましょう。

(参考:https://university.qoo10.jp/store/,2023/10/25)

上記はQoo10の出店登録フォームの1枚目の画像です。

ピンク枠で囲っていますが、まず第一に「若い女性のファンを増やしませんか?」というキャッチコピーが利用されている通り、Qoo10は若い女性から圧倒的な支持があります。

実にQoo10利用ユーザーの76%が女性であり、更に10〜30代の割合が約70%を占めています。

当初Qoo10が日本に上陸した際には「韓国コスメといえばQoo10」というイメージでマーケティング戦略を行ったため、流行に敏感な若い女性や、韓国コスメ好きの女性を中心に広まったことで現在までこの様な状態で推移しています。

一般的に楽天市場は40〜50代の女性ユーザーが多いとも言われていますので他のECモールと比べても特徴的なユーザー層であることがわかります。

Qoo10のメリット・デメリットについて

ではそのQoo10ですが、出店・開店にあたってどの様なメリット・デメリットがあるのかここから具体的にご紹介していきます。

出店にあたってメリットもデメリットも当然ありますので、それぞれを天秤にかけてご出店することをおすすめします。

https://finner.co.jp/service_ec_mall/

Qoo10出店のメリット

メリット①完全成果報酬であリ、初期費用・月額固定費が不要

この費用形態は出店者側からしても強いメリットでしょう。

ECモールには様々な出店方法がありますが、費用面が完全成果報酬で出店料がかからないのは出店者側からすると安心してサービスを始めやすいのではないでしょうか?

特に(たとえばアイスなど)季節性の商品が強い店舗様の場合、冬にも同様の固定費がかかってしまうと費用としてムダが発生する可能性がありますので、その点でいうと販売時の手数料のみであるQoo10は無駄の少ないEC運営・運用を行うことが可能になります。

さらに言うと決済システムの導入は特に必要がありませんし、カード決済時の手数料はQoo10側が負担してくれますので、粗利が少ない製品を販売している出店者にとっても、利益の面から見ても、費用面では良心的なECモールといえるでしょう。

(また、もし失敗した場合でも最低限の費用で抑えることができます。。。)

ちなみに実際にかかる手数料・費用などは後述しておりますが、注文成約時に7〜12%の販売手数料が発生します。

メリット②Qoo10出店は比較的容易。ただし・・・。

Qoo10出店は約2週間でできることもあり、比較的出店が容易だと言われています。

またこちらも詳しくは後述していますが、出店審査が一般的にほかのECモールと比べてゆるいです。基本的に必要な書類を不備なく提出すれば多くの場合、審査に落ちるほど厳しいものではありません。

副業や個人で始められる方もいるほどですので、比較的取り組みやすいモールと言えるでしょう。

ただ、その後の商品登録などについては、慣れていなければ正直割りと時間がかかるため大変です。

Qoo10 Analyticsの登場など日々進化はしていますが、元々はシステム自体が日本用で作られたわけではなく、海外仕様のシステムを翻訳したシステムですので、どうしてもわかりづらさが残っています。

スピード感を持ってご出店をされたい際や商品数が多い場合などは外注の業者に依頼することを検討いただいたほうが良いと思います。

もちろん、ゆっくりと多少時間をかけてということであれば、いずれ触らなければならないシステムですので、自社で行っても良いと思います!

弊社ではQoo10出店のご支援もさせていただいており、出店審査はもちろんのこと、店舗構築や販促計画立案までサポートが可能です。もちろんその後の運営・運用まで全てまかせたいという店舗様のご支援をさせていただくことも多くございます。

会社(法人)としてのご出店や個人(個人事業主)としてのご出店など幅広くお手伝いが可能ですので、お気軽にご連絡をいただけますと幸いです。

実は2週間程度でQoo10は出店・開店が可能な一方で、競合も続々と参入してきますので、出店した後の施策がかなり重要になってきます。そこでQoo10のプロが運用面もサポートさせていただきますのでお気軽にご連絡ください。

メリット③Qoo10内のプロモーション(広告)が低コスト

これも大きなメリットだと思います。

一般的にGoogleリスティングなどは数万円〜数十万を超えるプロモーション費用(広告費用)が必要ですが、Qoo10では基本的には1,000〜5,000円前後の費用で広告出稿を行うことが可能です。

一例ですが重要となる、Qoo10の検索連動型広告である「プラス展示(キーワード別)」では毎日の入札式とはなりますが、キーワードの日毎の 検索数によって 100円〜1,000円からスタートすることができるため、大きな効果も期待されます。

もちろん一部メルマガ配信などは数十万円費用がかかる場合もありますが、基本的にはQoo10内広告費用を抑えながら、プロモーションを行うことができます。

メリット④Qoo10内のカテゴリー相性次第で爆発的に売れる

Qoo10ではなんといっても「韓国コスメ」との相性が非常に良いです。初期のプロモーションの方法次第でメガ割などと重なると爆発的な伸びを見せるのが韓国コスメとなります。

そして売上が上がってくると、Qoo10側からも推されることがあるそうですので、更に伸びていく可能性があります。(もちろん確約はないです。)

楽天などのその他ECモールで韓国系コスメをご出店されている店舗様には(すでに商品画像など土台があるかと思いますので)同時にQoo10のご出店もおすすめします。

また、2022年の記事ではQoo10内の食品カテゴリーの商品が5年で2.68倍の成長を遂げているなど、現在食品を販売している企業様にはご出店を強くおすすめします。

その中でも「韓国食品」「スイーツ・お菓子」が売り上げ、アイテム数とも大きな比率を占めていることもわかっており、特に「韓国食品」は「食品」カテゴリーの売り上げ内の30%超の規模を誇るため、韓国系の食品の販路をお持ちの企業様のQoo10との相性は非常に良いです。

(参考:https://netkeizai.com/articles/detail/6341 ,2033/10/26)

Qoo10出店のデメリット

ではQoo10出店にはどの様なデメリットがあるのでしょうか?

デメリット①ターゲットが限られる

先述している通りQoo10ユーザーの多くが10代後半〜30代の女性です。

どうしてもターゲットが限られてしまうため、若い女性をターゲットにしている製品は売れやすい傾向にありますが、自社商品のターゲットが該当しない場合出店はおすすめできません。

とはいえ基本的に成果報酬型のECモールですので、それでも販路拡大などを検討されている場合は良いかもしれません。

また、Qoo10は当初から安い価格帯の商品がメインのモールですので、高価格帯の商品との相性が良いわけではありません。

Qoo10の公式記事でも『タイムセール広告は3,000円以下の商品の場合によくクリックされる』との記載がありますので、1商品数千円程度の商品との相性が良いでしょう。

(参考:https://university.qoo10.jp/article/20/)

Qoo10出店の前に必ず自社商品について送料や粗利込みで利益が出るかシュミレーションを必ず作りましょう。

デメリット②分析に時間がかかってしまう

これは現状、かなりデメリットになるかと思います。

Qoo10では2023年3月にQoo10内のデータが分析できるツールである『Qoo10 Analytics』のリリースがありました。

このツールでは以下の指標を用いて数値を抽出することができます。

1、期間(最大2年間)と対象(全体・カテゴリー・商品)の絞り込み

2、抽出したデータを過去の分と比較

3、ショップ・カテゴリー・商品レベルの売り上げデータ

4、コンバージョン率・流入元からのトラフィック

5、新規・リピーターの割合 / フォロワーの増減

これらの指標を元にQoo10 Analyticsでは基本的には数クリックでデータ抽出が可能となりましたので、感覚でのEC運営ではなく、ある程度実測値での店舗運営が可能になりました。

ただ一方で他モールでEC運営をされている方なら馴染みがある言葉かと思いますが、たとえばQoo10では現状広告ごとのROASの測定はかなり困難です。もちろん運用方法をルール化することで出すこともできますが、まずは簡潔にCPCなどで測定することをおすすめします。

また商品ごとに各コンバージョンや新規既存の割合などを出すことは可能ではありますが、日別や週別で商品ごとのコンバージョンなどを追いたい際は1商品ごとにデータを抽出する必要があります。

わかりやすく具体例で表現すると、

1:月の前半と後半で分けて、商品ごとにPV数・訪問者数・注文数・コンバージョン率を見たい場合

2:Qoo10であればメガ割の週とそれ以外の週などで上記の数値を見たい場合

3:1と2について各広告ごとの流入数を確認したい場合

などについては1商品ずつ商品を検索して、データを見なければなりません。

特に上層部や上司からの要望で、商品ごとにかかった費用などを1枚のExcelなどにまとめることを要望された場合については、1商品ずつCSVでQoo10 Analytics上で吐き出して、まとめていく必要があります。

そのため、要望される内容や自社で抽出したい内容がQoo10上で簡単に抽出できない場合は、現在かなりの時間がかかります。

弊社は現在独自で分析用シートを作成もしていますので、Qoo10の分析についてお困りの際はご連絡ください。

デメリット③ネットになかなか情報が落ちていない

楽天市場やAmazon運営の場合、弊社を含む様々なECコンサル・運用代行の会社がブログ記事としてナレッジを公開しています。

そのため、いろいろな角度から自社で起きている問題に対して施策を検討することが可能です。

一方で、Qoo10に関してはQoo10が公式で出しているQoo10大学の記事やYouTubeがWeb上に落ちている情報の中心になります。もちろん弊社やその他Qoo10をコンサル・運営・運用できる企業がナレッジ発信をしていますが、まだまだその数は少ないのが現状です。

これからも皆様にお役立ていただける情報をお届けできればと思いますので、もし詳しく知りたい内容などがあればお気軽にご連絡ください!

まとめ

今回はQoo10出店のメリット・デメリットについてご紹介しました。

弊社ではQoo10運営代行・コンサルティングのスペシャリストが在籍しており、カテゴリーごとの競合情報やお客様のご予算に合わせてデータに基づいた最適な提案及びサポートを行っております。

もちろん新規ご出店サポート(制作面を含む)のご対応も可能ですので、お気軽にご相談ください。

この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。

本記事を最後まで見てくださり、誠にありがとうございました。

販路拡大の手段として、Qoo10への出店についても検討してみてはいかがでしょうか?

弊社ご支援参考価格

弊社では以下ご支援プランにてQoo10運用のご代行を承っております。

もちろんこちらはあくまでパッケージでのご紹介ですので、実際は施策を差し引きしてご提案を差し上げております!

まずはTRIALのお申し込みをお待ちしております。


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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