弊社はYahoo!ショッピングや楽天市場などのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。
今回は日々の業務で培ったノウハウから、Yahoo!ショッピングで売上が上がる時間帯・曜日について徹底的に解説をしていきます。
Yahoo!ショッピングについて「何時ごろに注文が集まるのか?」「クーポンや広告はどのタイミングで出すのが効果的なのか?」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?
まずは、Yahoo!ショッピングで売上が上がりやすい時間帯の全体像を押さえておきましょう。結論からお伝えすると、時間帯だけを見るのではなく、「時間帯×日付(イベント)」の組み合わせで考えることが重要です。
以下で詳しく見ていきましょう。
Yahoo!ショッピングで注文が集まりやすいのは、仕事や家事がひと段落する夜20時〜24時です。スマホでじっくり商品を比較し、そのまま購入まで進むユーザーが多い時間帯といえます。
もうひとつ見落とせないのが、イベント日の0時台です。5のつく日や超PayPay祭などの還元施策は0時から始まることが多く、日付が変わった直後に「お気に入り・カートに入れておいた商品」が一斉に購入されます。弊社の支援店舗でも、イベント日の注文データを見ると0時台に小さな山ができるケースがよく見られます。
1日の中でも、ユーザーの行動は時間帯によって大きく変わります。一般的な傾向と、店舗側の打ち手を以下の表にまとめました。
| 時間帯 | ユーザーの主な行動 | 店舗側の打ち手 |
|---|---|---|
| 朝(6〜9時) | 通勤・身支度中の情報収集。閲覧やお気に入り登録が中心 | 前日のうちに価格・クーポン・バナーの更新を完了させておく |
| 昼(12〜13時) | 昼休みの短時間利用。低〜中価格帯の商品は即決されやすい | 昼開始の限定クーポンやストアニュースレターの配信 |
| 夕方(17〜19時) | 帰宅中の閲覧が増え、比較検討が始まる | 広告の日予算を夜のピークまで残せる配分にしておく |
| 夜(20〜24時) | 1日の中で注文が最も集まりやすい。じっくり比較して購入 | 広告・クーポン・タイムセールを集中させる |
| 深夜(0〜2時) | イベント開始直後のまとめ買い、最終日の駆け込み購入 | 0時開始のクーポン設定、最終日は終了時刻まで広告予算を確保 |
ただし、上記はあくまで一般的な傾向です。商材や顧客層によってピークは前後するため、最終的には自店舗のデータで確認することをおすすめします(確認方法は後述します)。
Yahoo!ショッピングならではの特徴として、PayPayポイントの還元率が日付によって大きく変わる点が挙げられます。5のつく日や日曜日、超PayPay祭などの日は還元率が上がるため、ユーザーは「その日まで買うのを待つ」という行動をとりやすくなります。
つまり、同じ夜21時でも、通常日とイベント日では売上の規模がまったく異なります。Yahoo!ショッピングで売上を伸ばすには、まず「どの日に勝負するか」を決めたうえで、その日の中のどの時間帯に施策を寄せるかという順番で考えることが効果的です。
売れる時間帯・イベント日に合わせた広告やクーポンの調整、毎回手作業で追いついていますか?
FinnerではYahoo!ショッピングのデータ分析から広告運用・イベント対策まで一気通貫でご支援しています。地方中堅食品メーカー様の事例では、ジャンルごとのカスタマージャーニー設計をもとに運営を見直し、支援開始1年でYahoo!ショッピングの売上が前年比148%に成長しました(※社名非公開)。
店舗無料分析に申し込む(無料) →続いて、Yahoo!ショッピングで売上が上がりやすい曜日・日付を解説していきます。主なものは以下の5つです。
それぞれ解説していきます。
5のつく日は、Yahoo!ショッピングで最も定番の売れる日です。毎月5日・15日・25日に開催され、購入時のPayPayポイントが上乗せされるため、月3回、安定して注文が集中します。
時間帯で見ると、0時台の開始直後と、夜20時以降から日付が変わる直前までの2つの山ができやすいのが特徴です。前日までにクーポン設定と広告予算の引き上げを済ませておきましょう。
※関連記事:【2026最新】Yahoo!ショッピング「5のつく日」攻略!売上最大化のための施策7選を解説
日曜日は、休日でまとまった時間がとれることに加え、LYPプレミアム会員向けの還元施策が実施されることから、週の中で最も売上が伸びやすい曜日のひとつです。
平日と違い、日曜日は昼〜夕方にかけても注文が入りやすく、夜は翌週に向けた日用品のまとめ買いが増えます。日曜日だけは「1日を通して広告を切らさない」設計にしておくことをおすすめします。
多くの企業で給料日となる25日前後は、5のつく日と重なることもあり、高単価商品が動きやすいタイミングです。家電や寝具、ギフト商品など、普段は比較検討に時間がかかる商品は、このタイミングに合わせて露出を強化すると効果的です。
反対に、給料日前の月半ばは財布のひもが固くなりやすいため、低価格帯の商品やお試しサイズを前面に出すなど、訴求する商品を切り替えていきましょう。
Yahoo!ショッピングでは、毎月1日のファーストデイや、毎月11日・22日のゾロ目の日など、月ごとのキャンペーンも定期的に開催されています。5のつく日ほどの規模ではないものの、ユーザーの購買意欲が高まる日であることに変わりはありません。
なお、キャンペーンの内容や付与率は変更されることがあります。ストアクリエイターProのモールイベントカレンダーで、月初に当月のスケジュールを確認する習慣をつけておきましょう。
イベントのない平日は、売上が落ち着きやすい日です。ただし、平日は競合店舗も広告やクーポンを控えめにしているため、CPCが比較的安く、少ない予算で露出を確保しやすいという側面もあります。
平日は「売上を取りに行く日」ではなく、レビュー獲得やお気に入り登録を増やし、次のイベント日に向けて見込み客を育てる日と位置づけると、施策の役割分担が明確になります。
超PayPay祭やブラックフライデーなどの大型イベントでは、通常日とはまったく異なる売上の動き方をします。イベント期間中に押さえておきたいポイントを解説していきます。
大型イベントの売上は、開始直後に大きな山ができ、中盤は落ち着き、最終日の夜に再び山ができる「U字型」になりやすい傾向があります。イベント開始を待っていたユーザーの購入と、終了間際の駆け込み購入が重なるためです。
よくある失敗が、初日に広告予算を使い切ってしまい、最終日の駆け込み需要を取りこぼすケースです。イベント全体の予算は、初日と最終日に厚めに配分しておきましょう。
大型イベントでは、モール側の日替わりクーポンが夜20時など決まった時刻から配布されることがあります。この時刻はユーザーのアクセスが一気に増えるため、自店舗の広告やストアクーポンもあわせて強化しておくと効果的です。
イベントごとに配布時刻は異なるため、特設ページや出店者向けのお知らせで事前に確認しておきましょう。
プロモーションパッケージ加入ストアが利用できる「あなただけのタイムセール」は、直近で商品を閲覧・カート追加・お気に入り登録したユーザーに限定して、24時間のセールを届けられる機能です。
購買意欲の高いユーザーに直接アプローチできるため、5のつく日や日曜日、超PayPay祭などのイベント日に重ねると効果が高まります。設定は開催日の7日前までに行う必要があるため、月初にイベントカレンダーを見ながら計画しておきましょう。
弊社がご支援した敏感肌向けスキンケアD2Cブランド様では、楽天市場と同じ施策をコピーしていた運用を見直し、PayPayユーザーの購買特性を分析したうえで、超PayPay祭に合わせてクーポン・ポイント施策と広告のキーワードを最適化しました。その結果、超PayPay祭の月の売上が通常月比で3倍に成長し、Yahoo!ショッピング単体の月商も安定して1,500万円を超える水準になりました(※社名非公開)。
※関連記事:【2026最新】超PayPay祭とは?出店者が売上を最大化する8つの攻略法を徹底解説!
売れやすい時間帯や日付は、扱う商材によっても変わります。弊社の支援経験から、ジャンル別の傾向を以下にまとめました。
| ジャンル | 売れやすいタイミング | 施策のポイント |
|---|---|---|
| 日用品・消耗品 | 5のつく日・日曜日の夜 | 還元率の高い日にまとめ買いされやすい。セット商品を用意する |
| コスメ・スキンケア | 平日・休日ともに夜21時以降 | スキンケア後のリラックスタイムに検討されやすい。リピート導線を重視 |
| 食品・飲料 | 週末前・イベント日・季節の需要期 | 配送日を指定したい需要が多いため、発送スケジュールを明記する |
| 家電・高単価商品 | 大型イベント・給料日後の週末 | 比較検討期間が長い。イベント前からお気に入り登録を促す |
| ギフト商品 | 記念日・季節行事の1〜2週間前の夜 | 「〇日までにお届け」の訴求と、締切直前の広告強化が効果的 |
特にギフト需要は、時間帯よりも「行事の何日前か」で売上が大きく動きます。弊社がご支援した地方の酒造メーカー様では、楽天市場とYahoo!ショッピングで同じ施策をコピーしていた運用を改め、モールごとのユーザー特性に合わせて施策を切り分けました。あわせて父の日・お歳暮などの季節イベントに向けたギフト専用の商品ページを整備した結果、ギフト需要の売上構成比が15%から35%に拡大し、2モール合計の月商も約2倍に成長しました(※社名非公開)。
ここまで一般的な傾向を解説してきましたが、最も信頼できるのは自店舗の注文データです。ここでは、自店舗の売れる時間帯を把握するための具体的な手順を解説していきます。
まずは、ストアクリエイターProから直近3か月程度の注文データをダウンロードし、注文日時を「時」単位で集計します。Excelやスプレッドシートのピボットテーブルを使えば、時間帯ごとの注文件数・売上金額をすぐに確認できます。
このとき、イベント日と通常日を分けて集計することがポイントです。両方を混ぜてしまうと、イベント日の0時台の山が平均に埋もれてしまい、正しい傾向がつかめなくなります。
集計したデータは、縦軸を曜日、横軸を時間帯にしたヒートマップにすると、売れる時間帯がひと目でわかります。条件付き書式で色をつけるだけで作れるため、ぜひ試してみてください。
ヒートマップを作ると、「日曜日は昼から売れている」「水曜日の夜だけ突出している」など、一般論では見えてこない自店舗ならではの傾向が見つかることも少なくありません。
もうひとつ確認したいのが、アクセスが多い時間帯と注文が多い時間帯のズレです。たとえば「昼にアクセスは多いのに注文は夜に集中している」場合、ユーザーは昼に商品を見つけて夜に購入を決めていると考えられます。
この場合、昼は広告で認知を取り、夜にクーポンで後押しするなど、時間帯ごとに施策の役割を分けることで、広告費のムダを抑えながら売上を伸ばせます。
一言コメント
Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗
500店舗以上のEC支援実績
自店舗の売れる時間帯・日付が把握できたら、いよいよ施策に落とし込んでいきます。ここでは、売れるタイミングに合わせて実行したい7つの施策を解説していきます。
アイテムリーチ(旧アイテムマッチ)などのクリック課金型広告は、日予算が早い時間帯に消化されて、夜のピークに配信が止まってしまうことがあります。売れる時間帯に広告が出ていなければ、せっかくの需要を取りこぼしてしまいます。
イベント日は日予算を引き上げ、通常日は入札単価を抑えて夜まで配信が続くように調整しましょう。成果報酬型のPRオプションも、イベント期間中だけ料率を引き上げるといった使い方が効果的です。
※関連記事:【2026最新】Yahoo!ショッピングの広告運用ガイド!成果を出す広告運用のコツを徹底解説
ストアクーポンは、開始時刻を売れる時間帯の少し前に設定するのが基本です。たとえば夜20時以降に注文が集まる店舗であれば、19時〜20時開始にすることで、ピークの時間帯にクーポンが確実に効いている状態を作れます。
「〇時から〇時間限定」と時間を区切ると、限定感が生まれて購入の後押しにもなります。
ストアニュースレター(メルマガ)やLINEは、ユーザーが購入を検討する時間帯の直前に届くよう配信時刻を設定しましょう。夜に注文が集まる店舗であれば、19時〜20時台の配信がひとつの目安になります。
イベント日の前日には「明日は5のつく日」といった予告配信を行い、当日は開始直後と夜に分けて配信すると、0時台と夜の2つの山をどちらも取りに行けます。
タイムセールは、どの時間帯に・どのくらいの割引率で・何時間実施するかの3点をセットで設計することが重要です。時間が短すぎるとユーザーに気づかれず、長すぎると「今買う理由」が弱くなってしまいます。
割引率は、利益率から逆算して「どこまで下げても利益が残るか」を先に決めておきましょう。毎回同じ設定で実施するのではなく、実施後に時間帯別の売上を振り返り、次回の設定に反映していくことが成果を伸ばすポイントです。
意外と多いのが、ピークの時間帯に商品ページの修正や在庫の更新をしているケースです。更新中に表示が崩れたり在庫切れになったりすると、最も売れる時間帯に販売機会を逃してしまいます。
イベント用のバナー差し替えや価格変更は、前日の日中までに完了させておくのが理想です。訴求する商品を絞り込むことも有効で、弊社がご支援したD2C化粧品メーカー様では、全商品の売上・利益・回転状況を整理して重点商品にリソースを集中させた結果、月商160万円規模から約1年で月商1,000万円前後(約7倍)まで拡大されました(※社名非公開)。
※関連記事:【2026最新】Yahoo!ショッピング商品ページの作り方!売れる8つのコツを徹底解説
イベント開始直後の0時台に売上を作るには、開始前の数日間でどれだけお気に入り登録・カート追加を集められるかが勝負になります。
商品ページやストアトップに「〇日0時からクーポン配布予定」と告知し、お気に入り登録を促しておきましょう。お気に入り登録やカート追加は、前述の「あなただけのタイムセール」の対象ユーザーにもつながるため、一石二鳥の施策です。
イベント日の夜に注文が集中すると、翌日以降の出荷や問い合わせ対応が一気に増えます。ここで出荷が遅れると、低評価レビューや優良配送の条件未達につながり、次回以降の検索順位や売上に悪影響が出かねません。
売れる時間帯の施策とあわせて、イベント翌日の出荷人員や在庫の確保までを1セットで計画しておきましょう。
最後に、売れる時間帯を意識した施策で失敗しやすいポイントを解説していきます。
「〇時台が最も売れる」といった情報はネット上に多く出回っていますが、出典が不明確なものも少なくありません。一般論はあくまで仮説として扱い、自店舗の注文データで検証したうえで施策に反映しましょう。
イベント日はクリック数が通常日より大きく増えるため、普段どおりの日予算では夕方に予算が尽きてしまうことがあります。イベント当日は数時間おきに広告の消化状況を確認し、必要に応じて予算を追加できる体制を整えておきましょう。
売れる時間帯にクーポンやタイムセールを重ねると、売上は伸びても利益が残らないという状態に陥りがちです。また、Yahoo!ショッピングではキャンペーン原資の負担なども発生するため、手数料・広告費・値引きを差し引いた利益で施策の成否を判断しましょう。
楽天市場とYahoo!ショッピングでは、ユーザー層もイベントの仕組みも異なります。楽天市場でうまくいったタイミングや施策をそのままYahoo!ショッピングに流用しても、同じ成果が出るとは限りません。PayPay還元を軸にしたYahoo!独自の購買行動に合わせて施策を設計しましょう。
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一言コメント
Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗
500店舗以上のEC支援実績
本記事では、Yahoo!ショッピングで売上が上がる時間帯・曜日と、売れるタイミングに合わせた7つの施策について解説してきました。ポイントを振り返ると、以下のとおりです。
弊社では、楽天市場・Yahoo!ショッピングの総合運営代行において、施策ごとに「なぜその日・その時間帯にやるのか」という背景と目的を丁寧にご説明し、店舗様の社内での意思決定にかかる時間の削減にもつなげています。
⇒ 株式会社エテルナム様の支援事例(楽天市場・Yahoo!ショッピング運営代行)
売れる時間帯を正しく把握し、そのタイミングに施策を集中させることで、同じ予算でも売上は大きく変わります。Yahoo!ショッピングで売上を伸ばしたい店舗様は、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
Yahoo!ショッピングの売れる時間帯対策、こんなお悩みありませんか?
Finnerの支援実績
敏感肌向けスキンケアD2Cブランド様では、PayPayユーザーの購買特性を分析し、超PayPay祭に合わせてクーポン・ポイント施策と広告を最適化。超PayPay祭の月商が通常月比3倍に成長し、Yahoo!ショッピング単体の月商も安定して1,500万円を超える水準になりました(※社名非公開)。
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