弊社はYahoo!ショッピングをはじめとするECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。
本記事では、日々の業務で培ったノウハウから、Yahoo!ショッピングの「5のつく日」を活用して店舗の売上を最大化する方法について徹底的に解説をしていきます。
「5のつく日にアクセスは増えるけど、売上にうまくつなげられない」「毎回なんとなくセールに参加しているだけで、戦略的な施策が打てていない」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?
本記事では、5のつく日の基本的な仕組みから、店舗側が売上を伸ばすために実践すべき7つの施策、さらにはイベント前後のスケジュール設計やよくある失敗パターンまで、出店者目線で網羅的に解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
まずは「5のつく日」の基本的な仕組みについて確認していきましょう。ユーザー(購入者)側の特典を正しく把握しておくことが、店舗側の施策設計の土台になります。
「5のつく日」は、毎月5日・15日・25日の3日間に開催されるYahoo!ショッピングの定番キャンペーンです。開催時間は各日の0:00〜23:59までとなっています。
ユーザーがキャンペーン特設ページからエントリーした上で、指定の決済方法(PayPayあと払い・PayPay残高・PayPayカード等)で購入すると、対象金額の4%分のPayPayポイント(期間限定)が付与される仕組みです。
つまり、通常のストアポイント(1%〜)に加えて追加で4%が上乗せされるため、ユーザーから見ると「5のつく日に買った方がお得」という購買動機が生まれます。この購買意欲の高まりを店舗側がどう活用するかが、売上アップの鍵を握ります。
5のつく日キャンペーンには付与上限が設定されており、1回の開催日あたり1,000円相当が上限です。逆算すると、1回の開催日につき25,000円分のお買い物でポイント上限に到達する計算になります。
ただし、この上限は月間ではなく「開催日ごと」にリセットされるため、5日・15日・25日のそれぞれで最大1,000円相当、月間では最大3,000円相当のポイントが付与可能です。なお、エントリーは開催日ごとに必要で、エントリー前のご注文はキャンペーン対象外となる点には注意が必要です。
店舗側として押さえておくべきポイントは、ユーザーの1回あたりの購入金額は25,000円前後がポイント効率の上限になるということです。つまり、25,000円以下の商品を扱う店舗にとっては特に追い風になるキャンペーンといえます。高額商品を扱う場合は、超PayPay祭やプレミアムな日曜日など付与上限の高いイベントとの使い分けも検討しましょう。
Yahoo!ショッピングでは5のつく日以外にも複数のキャンペーン・イベントが開催されています。それぞれの違いを正しく把握し、自店舗の商品価格帯やターゲットに合ったイベントにリソースを集中させることが重要です。
| イベント名 | 開催頻度 | ポイント付与率 | 付与上限 | 店舗側の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 5のつく日 | 月3回(5日・15日・25日) | +4% | 1,000円/回 | 定期開催で施策が立てやすい。25,000円以下の商品に最適 |
| 超PayPay祭 | 年数回(不定期) | 最大+7%〜 | 3,000円〜(回による) | 年間最大級。高額商品にも有効。広告予算の集中投下が効果的 |
| ゾロ目の日 | 月2回(11日・22日) | クーポン配布 | 先着順・枚数限定 | クーポンが先着で配布される形式。店舗負担は発生しない |
| ボーナスストア | 基本毎日(参加制) | +5%または+10% | 上限あり | 店舗が自ら参加。PRオプション料率の引き上げが条件 |
| プレミアムな日曜日 | 毎週日曜日 | +5% | 1,500円〜(条件による) | 5,000円以上の決済が条件。付与上限が高く高額商品向け |
このように、イベントごとに特性が異なります。5のつく日は「月3回・定期開催」「25,000円以下の商品が最もポイント効率が良い」という特徴があるため、特に日用品・消耗品・食品・コスメなど中〜低価格帯の商品を扱う店舗にとっては、毎月確実に活用すべきキャンペーンです。
※関連記事:【2026最新】Yahoo!ショッピングの手数料・費用を徹底解説!現行費用から最新情報まで
「5のつく日」のたびにバナー更新・クーポン発行・広告調整…自社だけで毎月3回の施策を回しきれていますか?
Finnerでは、Yahoo!ショッピングのイベント施策を含む総合的な運営支援を行っています。弊社がご支援したD2C化粧品メーカー様では、商品の選択と集中による運営改善を実施し、月商160万円から約1,000万円規模(約7倍)まで拡大された実績がございます(※社名非公開)。
店舗無料分析に申し込む(無料) →「5のつく日」は単なるポイントキャンペーンではなく、店舗にとっては月3回の「売上を意図的に伸ばせるチャンス」です。なぜこのイベントで売上が伸びやすいのか、その背景を理解しておきましょう。
5のつく日は、Yahoo!ショッピングのトップページやアプリ上で大きくバナー訴求されるため、モール全体のアクセス数が通常日と比較して2〜3倍に増加する傾向があります。カテゴリやジャンルによってはさらに大きくなるケースもあります。
通常の日にいくらページ改善をしても、そもそもアクセスが集まらなければ売上にはつながりません。5のつく日はモール側が集客を強力に後押ししてくれるため、店舗側はこの「集客済みのトラフィック」をいかに自店舗に引き込むかに集中できるのが大きなメリットです。
5のつく日にYahoo!ショッピングを訪れるユーザーは、「お得に買い物をしたい」「ポイントを多く貯めたい」という購買意欲が高い状態です。通常日に商品を閲覧するだけの「ウィンドウショッピング層」と比べて、5のつく日のユーザーは「買う前提で来ている」ケースが多いため、店舗側の転換率(CVR)が上がりやすい傾向にあります。
弊社が500店舗以上のEC支援を行ってきた中でも、5のつく日と通常日ではCVRに1.5〜2倍の差が出る店舗が少なくありません。この購買意欲の高さを活かすためにも、商品ページの訴求や価格設定を事前に最適化しておくことが重要です。
Yahoo!ショッピングを定期的に利用するユーザーの間では、「急ぎでなければ5のつく日まで待つ」という購買行動が定着しています。これは楽天市場における「お買い物マラソンまで待つ」と同じ心理構造です。
店舗側にとっては、この「待ち行動」を逆に活用できます。具体的には、5のつく日に合わせてお気に入り登録を促す告知を出すことで、ユーザーの購買タイミングを自店舗に集約させることが可能です。5のつく日に注文が集中するからこそ、事前の告知設計が売上を左右します。
ここからは、5のつく日に店舗側が実践すべき具体的な施策を7つご紹介します。「何となくセールに参加する」だけでは競合との差はつきません。以下の施策を組み合わせて活用することで、5のつく日の売上を最大化しましょう。
5のつく日の売上は「当日にどれだけ準備が整っているか」で決まります。当日になってから施策を始めても手遅れです。
具体的には、2〜3日前からメルマガ(ストアニュースレター)やLINE公式アカウントで「5のつく日に使えるクーポン配布」「5のつく日限定価格」を予告しましょう。ユーザーに事前にお気に入り登録やカート追加を促すことで、当日のアクセス→購入の転換率を大幅に高められます。
また、トップページのバナーやイベント告知エリアも5のつく日仕様に差し替えておくことをおすすめします。バナーの差し替え漏れは非常に多い失敗パターンなので、運用カレンダーで管理するのが効果的です。
5のつく日とボーナスストアの併用は、Yahoo!ショッピングにおける最も効果的な施策の一つです。ボーナスストアに参加すると、ユーザーに追加で+5%または+10%のPayPayポイントが付与されるため、5のつく日の+4%と合わせて合計9%〜14%以上のポイント還元が実現します。
ユーザーはYahoo!ショッピングの検索結果で「ボーナスストア」のアイコンが表示された店舗を優先的に選ぶ傾向があり、検索フィルターで「ボーナスストア参加店舗のみ表示」を選択するユーザーも少なくありません。5のつく日にボーナスストアに参加していないと、そもそも検索結果に表示されない可能性があることを認識しておきましょう。
ボーナスストアの参加条件として、PRオプション料率の引き上げが求められますが、5のつく日のアクセス増を考慮すれば、料率を一時的に引き上げる投資は十分に回収可能です。
5のつく日のポイント還元に加えて、店舗独自のクーポンを「5のつく日限定」で発行することで、さらにユーザーの購買を後押しできます。
クーポン設計のポイントは以下の3つです。
注意点として、クーポンによる値引きはあくまでも利益を圧迫するため、利益率を計算した上で発行することが不可欠です。「何でもかんでも値引き」ではなく、戦略的な客単価アップ施策としてクーポンを活用しましょう。
PRオプションは、Yahoo!ショッピングの検索結果における商品スコアに影響する成果報酬型の広告です。5のつく日にはアクセスが集中するため、競合店舗もPRオプション料率を引き上げてくることが予想されます。通常時と同じ料率のままでは、相対的に露出が低下してしまうリスクがあります。
弊社がご支援したスキンケアD2Cブランド様では、超PayPay祭のタイミングにあわせてPRオプションの料率引き上げとクーポン・ポイント施策を組み合わせた結果、超PayPay祭の月商が通常月比3倍に成長した実績があります(※社名非公開)。5のつく日でも同様の考え方が有効で、「イベント期間中は料率を引き上げ、終了後に戻す」というメリハリのある運用がおすすめです。
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一言コメント
Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗
500店舗以上のEC支援実績
Yahoo!ショッピング内の検索連動型広告であるアイテムリーチ広告(旧アイテムマッチ広告)は、5のつく日に合わせて入札を強化することで、検索結果の上位枠に自社商品を表示させやすくなります。
具体的な運用ポイントは以下のとおりです。
5のつく日はアクセス数が増える分、広告のクリック単価(CPC)も上昇する傾向があります。ただし、CVRも同時に上がるため、結果的にROASは改善するケースが多いです。重要なのは、広告費を「いくら使ったか」ではなく「いくら利益が残ったか」で判断することです。
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5のつく日にアクセスが集中しても、商品ページの訴求が弱ければ転換率は上がらず、アクセスを「ザル」のように取りこぼしてしまいます。イベント前に商品ページを見直しておくことが不可欠です。
特に確認すべきポイントは以下の4つです。
弊社がご支援したD2C化粧品メーカー様の事例では、全商品の売上・利益・回転状況を整理し、重点商品と役割を終えた商品を明確化した上でページ訴求を集中的に改善しました。その結果、Yahoo!ショッピング単体の月商が160万円規模から約1,000万円前後まで拡大(約7倍)しています(※社名非公開)。商品ページの改善は5のつく日の売上だけでなく、通常月の売上底上げにも直結します。
※関連記事:【2026最新】Yahoo!ショッピングのSEO対策を徹底解説!上位表示のための18の具体策
STORE’s R∞は、Yahoo!ショッピングが提供する顧客セグメント別のクーポン配信ツールです。5のつく日にこのツールを活用することで、新規顧客とリピーターそれぞれに最適化されたクーポンを配信できます。
具体的な活用例をご紹介します。
STORE’s R∞のメリットは、一律の値引きではなく、顧客の状況に応じたパーソナライズされたクーポンを配信できる点です。新規獲得とリピーター育成を両立させたい店舗にとっては、5のつく日と組み合わせることで非常に高い費用対効果が期待できます。
5のつく日で最大限の成果を出すためには、当日だけでなくイベント前後を含めたスケジュール設計が重要です。ここでは、5のつく日を軸とした運用スケジュールの具体例を解説します。
イベント3日前から前日にかけて、以下の準備を完了させておきましょう。
この事前準備をどこまで徹底できるかが、当日の売上を大きく左右します。特にバナーとクーポンの準備は前日までに必ず完了させておくことをおすすめします。
5のつく日の当日は、注文数が通常日の2〜5倍に跳ね上がることも珍しくありません。以下の対応を確実に行いましょう。
特に重要なのは優良配送の維持です。Yahoo!ショッピングでは「注文日+2日以内に届く」ことが優良配送の基準となっており、検索順位にも影響します。5のつく日に注文が集中した結果、配送が遅れて優良配送ラベルを失ってしまっては本末転倒です。
5のつく日が終わった翌日〜3日以内に、必ず効果検証を行い、次回の改善につなげましょう。振り返るべき指標は以下のとおりです。
5のつく日は月3回開催されるため、毎回のPDCAを回すことで短期間でノウハウが蓄積されます。「前回はクーポン利用率が低かったから、今回は割引率を変えてみよう」「前回は広告CPCが高騰したから、入札戦略を見直そう」といった改善を繰り返すことで、回を重ねるごとに施策の精度が上がっていきます。
5のつく日の施策で成果が出ない店舗には、共通する失敗パターンがあります。以下の4つのポイントを事前に押さえておくことで、よくある落とし穴を回避しましょう。
5のつく日になると「とりあえずクーポンを出す」「全品一律で値引きする」といった対応をしてしまう店舗がありますが、利益計算なしの値引きは最も危険な施策です。売上は伸びても利益が残らない、あるいは赤字になるケースは珍しくありません。
特にボーナスストア参加によるPRオプション料率の引き上げ+クーポン値引き+ポイント負担が重なると、1注文あたりの実質コストが想像以上に膨らむことがあります。必ず事前に商品ごとの利益率をシミュレーションした上で、施策の範囲を決めましょう。
5のつく日にアクセスが急増した結果、売れ筋商品が午前中に在庫切れになってしまうケースがあります。在庫が切れると当然ながら販売機会を逃すだけでなく、Yahoo!ショッピングの商品スコアにも悪影響を及ぼす可能性があります。
対策としては、過去の5のつく日の販売実績をもとに必要在庫数を予測し、前日までに在庫を確保しておくことが基本です。どうしても在庫が不安な場合は、広告の出稿量を在庫に合わせて調整するなど、攻めと守りのバランスを取りましょう。
5のつく日の当日になってからメルマガを送っても、多くのユーザーは既に他の店舗で購入を済ませている可能性があります。告知は最低でも2〜3日前から行うことが鉄則です。
また、前回のイベント用バナーが差し替えられないまま放置されているケースも非常に多く見られます。「前月のスーパーSALEのバナーがそのまま残っている」「5のつく日が終わったのにバナーが更新されていない」といった事態は、店舗の信頼感を損なうので注意が必要です。
5のつく日は確かに売上が伸びる好機ですが、イベント日だけに売上が集中し、通常日の売上がほとんどない状態は健全とはいえません。この状態が続くと、ポイント原資やクーポン値引きの負担が利益を圧迫し、「売上は上がっているのに利益が出ない」という状況に陥りがちです。
理想は、5のつく日をきっかけに新規顧客を獲得し、リピート購入やオーガニック検索での流入を増やすことで通常月の売上も底上げしていくこと。5のつく日は「点」の施策ではなく、通常月を含めた「面」の戦略の一部として位置付けることが重要です。
本記事では、Yahoo!ショッピングの「5のつく日」について、基本的な仕組みから店舗側が実践すべき7つの施策、スケジュール設計、よくある失敗パターンまで網羅的に解説しました。
最後に、本記事のポイントを整理しておきます。
5のつく日は月3回、年間36回開催される定期イベントです。毎回の施策と振り返りを着実に積み重ねることで、Yahoo!ショッピングにおける店舗の売上基盤を着実に強化していくことができます。本記事の施策を参考に、次回の5のつく日からぜひ実践してみてください!
一言コメント
Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗
500店舗以上のEC支援実績
Yahoo!ショッピングの売上アップ、こんなお悩みありませんか?
Finnerの支援実績
弊社がご支援したスキンケアD2Cブランド様では、超PayPay祭に合わせてPRオプション料率引き上げとクーポン・ポイント施策を組み合わせた結果、超PayPay祭の月商が通常月比3倍に成長しました(※社名非公開)。
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