【2026最新】メルカリShopsとは?開設方法・手数料・メリットを徹底解説!

更新日:2026/10/13
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弊社は楽天市場・Amazon・Qoo10・Yahoo!ショッピングなどのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、メルカリShopsとは何か、そしてメルカリShopsの開設方法について徹底的に解説をしていきます。

2025年10月にはフリマアプリ「メルカリ」の利用規約が改訂され、事業者がメルカリの市場で販売するにはメルカリShopsへの出店が前提となりました。「メルカリShopsとは結局どんなサービスなのか?」「楽天市場やAmazonと比べて出店する価値はあるのか?」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?

本記事では、メルカリShopsの基本から手数料、メリット・デメリット、6ステップの開設方法、開設後の運営のコツまで、ECモール支援の視点を交えて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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目次

メルカリShopsとは?フリマアプリ「メルカリ」との違いを解説

メルカリShopsとは、法人・個人事業主がフリマアプリ「メルカリ」の中にネットショップを開設し、商品を販売できるEコマースプラットフォームです。まずは基本概要と、2025年10月の規約改訂による変化から押さえていきましょう。

メルカリShopsの基本概要

メルカリShopsは、メルカリグループが2021年7月にプレオープンし、同年10月から本格提供を開始したサービスです。出店したショップの商品は、月間約2,300万人が利用するフリマアプリ「メルカリ」のアプリ内に表示されるため、ゼロから集客基盤を作らなくても販売をスタートできるのが最大の特徴です。

初期費用・月額費用は0円で、商品が売れたときに販売価格の10%の販売手数料が発生する成果報酬型の料金体系となっています。スマートフォンアプリだけで開設・運営が完結するほか、Web版メルカリShopsを使えばパソコンやタブレットからの運営も可能です。

項目 内容
サービス名 メルカリShops(メルカリショップス)
提供開始 2021年7月プレオープン、同年10月本格提供
出店対象 法人・個人事業主
集客基盤 フリマアプリ「メルカリ」(月間約2,300万人が利用)
初期費用・月額費用 0円
販売手数料 販売価格の10%
振込手数料 1回200円(振込申請は売上金5,000円から)
審査期間 即日〜3営業日(最短2日で開設可能)

※2026年10月時点の公式情報をもとに作成

【重要】2025年10月の規約改訂で事業者はメルカリShopsでの販売が前提に

2025年10月22日付でフリマアプリ「メルカリ」の利用規約が改訂され、メルカリが指定する一部の法人を除き、法人・個人事業主によるフリマアプリ「メルカリ」の利用が禁止であることが明確化されました。ここでいう事業者には、法人だけでなく個人事業主も含まれます。

つまり、これまで個人アカウントで仕入れ品や自社商品を販売していた事業者が、今後もメルカリの市場で販売を続けるには、メルカリShopsへの出店が必要です。メルカリShopsに移行しても商品はこれまでどおり「メルカリ」の市場に表示され、販売手数料の形態も変わりません。

ただし、個人アカウントで積み上げたフォロワーや評価はメルカリShopsへ引き継がれない点には注意が必要です。移行後は改めて評価を集めていく必要があるため、早めに切り替えて実績を積んでいくことをおすすめします。

フリマアプリ「メルカリ」とメルカリShopsの8つの違い

同じ「メルカリ」の名前がついていても、フリマアプリとメルカリShopsでは仕組みが大きく異なります。主な違いは以下の8つです。

比較項目 フリマアプリ「メルカリ」 メルカリShops
利用者 個人(不用品の売買) 法人・個人事業主(事業としての販売)
商品登録 1点ずつ出品 CSVで最大1,000件まで一括登録が可能
在庫・バリエーション 1出品1商品が基本 サイズ・色などの種類と在庫数を設定可能
値下げ交渉 コメントでの交渉が一般的 交渉なし(設定した価格で販売)
生鮮食品 出品不可 許認可があれば冷蔵・冷凍品も販売可能
運営体制 1人1アカウント スタッフアカウントで複数人運営が可能
出店者情報 匿名での取引が中心 特定商取引法に基づく表示が必要(購入者の請求に応じて開示)
販促機能 限定的 タイムセール・ショップクーポン・フォロワー限定クーポン・メルマガなど

特に押さえておきたいのが「出店者情報」の違いです。メルカリShopsでは、情報開示を希望するお客さまに対して、運営者名・代表者氏名・住所・電話番号を開示する必要があります。事業として販売する以上、特定商取引法への対応は避けられないため、事前に開示可能な住所・電話番号を準備しておきましょう。

一方で、在庫管理や一括登録、複数人での運営といった機能は、事業として継続的に販売していくうえで大きな武器になります。フリマの延長ではなく「ECモールの一つ」として捉えると、メルカリShopsの位置づけがわかりやすいのではないでしょうか?

メルカリShopsに出店できる事業者・できない事業者

現在のメルカリShops公式の開設ガイドでは、事業種別は「法人」と「個人事業主」の2種類となっています。サービス開始当初は個人も利用対象とされていたため、古い情報では「個人でも開設できる」と紹介されていることがありますが、最新の公式ガイドに沿って準備を進めることをおすすめします。

また、申請後に事業種別を変更することはできません。今後法人化の予定がある個人事業主の方は、どちらの種別で開設するかを事前に検討しておきましょう。

  • 出店できる:法人(株式会社・合同会社など)
  • 出店できる:確定申告の実績や他の販路、実店舗などで事業の実態を示せる個人事業主
  • 出店できない:事業を営んでいない個人(不用品の販売はフリマアプリ「メルカリ」を利用)
  • 条件付き:許認可が必要な商品を扱う事業者(許認可証の提出が必要)

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メルカリShopsの手数料・費用一覧

メルカリShopsの開設を検討する際に、最も気になるのが費用面ではないでしょうか?ここでは、メルカリShopsで発生する費用を整理したうえで、主要ECモールとの比較も行っていきます。

初期費用・月額費用は0円、販売手数料は10%

メルカリShopsは出店料・月額のシステム利用料がかからず、商品が売れたときにだけ販売価格の10%が販売手数料として差し引かれます。たとえば5,000円の商品が売れた場合、販売手数料は500円です。

タイムセールやショップクーポンといった販促機能も、機能の利用料はかかりません(※広告出稿は一部の事業者にのみ開放)。売れなければコストが発生しないため、新しい販路として試験的に出店しやすい料金体系といえます。

振込手数料は1回200円、振込申請は5,000円から

売上金を銀行口座に振り込む際には、1回につき200円の振込手数料がかかります。また、振込申請ができるのは売上金が5,000円以上になってからです。

低単価商品を中心に扱う場合は、ある程度売上が積み上がるまで現金化できない点に注意しましょう。振込手数料を抑えるには、振込のタイミングを月1回などにまとめて運用するのがおすすめです。

配送料は配送方法によって異なる

配送料は出店者負担・購入者負担のどちらでも設定できます。メルカリShopsでは、主に以下の配送方法を目的に合わせて選択できます。

  • らくらくメルカリ便:サイズ別の全国一律料金で、匿名配送にも対応
  • クールメルカリ便:冷蔵・冷凍が必要な商品向けの配送サービス
  • メルカリBiz配送:事業者向けに用意された独自の配送サービス

配送料は利益率に直結するため、商品サイズごとに最適な配送方法を事前にシミュレーションしておきましょう。特に食品や大型商品を扱う場合は、送料込みの価格設定で利益が残るかを必ず確認することが重要です。

楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10・BASEとの費用比較

メルカリShopsの費用感を、主要なECモールやネットショップ作成サービスと比較すると以下のとおりです。

サービス 初期費用 月額費用 主な販売手数料 集客
メルカリShops 0円 0円 販売価格の10%(+振込200円/回) モールの集客力を活用
楽天市場
(がんばれ!プラン)
60,000円 25,000円
(年間一括払い)
システム利用料3.5〜7.0%+決済手数料・ポイント原資など モールの集客力を活用
Amazon
(大口出品)
0円 4,900円 カテゴリ別の販売手数料(8〜15%程度) モールの集客力を活用
Yahoo!ショッピング 0円 0円 決済手数料・ストアポイント原資・アフィリエイト費用など モールの集客力を活用
Qoo10 0円 0円 カテゴリ別の販売手数料(6〜10%) モールの集客力を活用
BASE
(スタンダードプラン)
0円 0円 決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3% 自社で集客が必要

※2026年10月時点の公開情報をもとに作成。手数料・料金プランは改定される場合があるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。

料率だけを見るとメルカリShopsの10%は高く見えますが、固定費が一切かからず、決済の仕組みや販促機能の利用料も手数料に含まれている点を考慮する必要があります。特に月商が小さい立ち上げ期は、固定費のかかる楽天市場よりも利益が残りやすいケースがあります。

一方で、月商が大きくなるほど10%の手数料負担は重くなります。弊社がモール選定のご相談を受ける際も、「料率」ではなく「月商ごとの総コスト」と「そのモールで獲得できる売上」をセットで試算することを重視しています。

※関連記事:【2026最新】楽天市場の出店費用を解説!月商別シミュレーションから利益計算式まで網羅

※関連記事:【2026最新】Yahoo!ショッピングの手数料・費用を徹底解説!現行費用から最新情報まで

メルカリShopsに出店する9つのメリット

メルカリShopsには、他のECモールにはない独自のメリットが数多くあります。代表的な9つのメリットを、それぞれ解説していきます。

1. 売上金で買い物できるため購入のハードルが低い

フリマアプリ「メルカリ」のユーザーは、不用品を売って得た売上金を、そのままメルカリShopsでの買い物に使えます。新たに手元のお金を出す感覚が薄れるため、購入への心理的なハードルが下がりやすいのがメルカリならではの特徴です。

楽天市場では「楽天ポイント」が購入の後押しになりますが、メルカリでは「売上金」が同じような役割を果たしていると考えるとわかりやすいでしょう。

2. 月間約2,300万人の集客基盤に出店直後からリーチできる

メルカリShopsの商品は、フリマアプリ「メルカリ」の検索結果やおすすめ表示にも並びます。自社ECサイトのように広告やSNSで一から集客する必要がなく、出店直後から多くの潜在顧客の目に触れることが可能です。

日常的にメルカリで「掘り出し物」を探しているユーザーが多いため、商品写真や価格が魅力的であれば、まだ知名度のないショップでも購入につながるチャンスがあります。

3. タイムセール・クーポンなどの販促機能を無料で使える

メルカリShopsでは、期間限定の値引きができる「タイムセール機能」や、条件を指定して配布できる「ショップクーポン機能」を、機能の利用料なしで活用できます(値引き分は出店者負担)。

さらに、ショップのフォロー機能やフォロワー限定クーポン、メールマガジン、購入回数を把握できるリピーター機能など、リピーター獲得に役立つ機能も用意されています。追加の月額費用をかけずに販促の打ち手を試せる点は、立ち上げ期の事業者にとって大きなメリットです。

4. 新品・中古を問わず売れやすい

メルカリShopsでは新品だけでなく中古品も活発に取引されています。公式発表によると、販売された商品の約60%が新品、約40%が中古という構成です(2024年3月〜2025年3月の集計)。

アパレルの型落ち品やB品、リユース品など、他のモールでは売りにくい商品の販路としても活用しやすいのが特徴です。なお、仕入れた中古品を販売する場合は古物商許可が必要になります。

5. 初期費用・固定費0円でスモールスタートできる

前述のとおり、メルカリShopsは初期費用・月額費用が0円です。売れなければ費用が発生しないため、新商品のテスト販売や新規チャネルの検証にも向いています。

「EC販売が初めてで、どれくらい売れるかわからない」という事業者様にとっては、固定費のリスクを負わずにEC運営の経験を積める点が大きな魅力です。

6. CSV一括登録・バリエーション・在庫管理に対応

メルカリShopsでは、CSVファイルを使って最大1,000件までの商品を一括登録できます。また、1つの商品に対して「種類(サイズ・色など)」と「在庫数」を設定できるため、同じTシャツの色違い・サイズ違いを1つの商品ページにまとめて管理できます。

1点ずつ出品するフリマアプリ「メルカリ」と比べて、商品点数の多い事業者でも効率よく運営できるのが強みです。

7. スタッフアカウントで複数人運営ができる

「スタッフアカウント機能」を使えば、従業員や外部パートナーに権限を割り当ててショップ運営を分担できます。商品登録は担当A、発送は担当Bといった役割分担がしやすく、ログイン情報を共有する必要もないため、情報漏えいのリスクも抑えられます。

EC運営を外部に委託する場合も、必要な権限だけを付与して任せられるため、組織的なショップ運営に向いています。

8. EC一元管理システムとのAPI連携に対応

メルカリShopsは、主要なEC一元管理システムとのAPI連携に対応しています。すでに楽天市場やAmazon、自社ECで販売している事業者でも、在庫や受注を一元管理しながらメルカリShopsを販路に追加できます。

複数モールで同じ在庫を販売する場合、在庫連動ができていないと売り越し(在庫切れ商品の受注)が発生しやすくなります。メルカリShopsを追加する前に、現在利用しているシステムが連携に対応しているかを確認しておきましょう。

※関連記事:【2026年最新】EC一元管理ツール比較10選!多店舗運営の効率化を徹底解説!

9. 越境販売にも無料で参入できる

メルカリShopsでは、フリマアプリ「メルカリ」と公式に連携している越境EC事業者を通じて、海外のお客さまにも商品を販売できます。海外からの購入依頼は越境EC事業者が受け、出店者は国内取引と同じように越境EC事業者へ発送するだけで取引が完結します。

多言語対応や国際配送の手配をしなくても、日本の商品を求める海外ユーザーに販路を広げられる点は、他のモールにはない魅力の一つです。

弊社が500店舗以上のEC支援を行ってきた中でも、メルカリShopsは「楽天市場やAmazonとは異なる顧客層と接点を持てるチャネル」として位置づけるのが効果的だと実感しています。メインのモールで動きの鈍い在庫の販売先や、新商品の反応を見るテスト販売の場として活用すると、固定費ゼロの強みを最大限に活かせます。

メルカリShopsのデメリット・注意点7つ

メリットの多いメルカリShopsですが、出店前に必ず押さえておきたい注意点もあります。「開設してみたものの想定と違った」とならないよう、以下の7つを確認しておきましょう。

1. 高単価商品では手数料10%が割高になりやすい

メルカリShopsの販売手数料は一律10%のため、単価が高い商品ほど1件あたりの手数料額が大きくなります。たとえば30,000円の商品なら、1件あたり3,000円の手数料です。

月商が大きくなった段階では、固定費があっても料率の低いモールのほうが利益が残る場合もあります。月商ごとの総コストで比較し、メルカリShopsをどの程度の規模まで伸ばすかを判断しましょう。

2. 販売に許認可が必要な商品がある

以下のような商品を販売する場合は、ショップ開設時や出品時に許認可証の提出が必要です。

  • 自家製の食品:食品衛生法に基づく営業許可など
  • 冷蔵・冷凍保存が必要な生鮮食品:食品衛生法に基づく営業許可など
  • 酒類:通信販売酒類小売業免許など
  • 仕入れた中古品:古物商許可
  • 自家製の化粧品・医薬部外品:化粧品製造販売業許可・医薬部外品製造販売業許可など
  • 管理医療機器:医薬品医療機器等法に基づく届出など

許認可証がないと販売できないため、取り扱う商品が該当するかどうかを事前に確認しておきましょう。上記以外にも許認可が必要な商品がある可能性があるため、最新情報はメルカリShopsガイドで確認することをおすすめします。

3. 販売禁止商品が定められている

メルカリShopsでは、法令違反のおそれがある商品のほか、医薬品や医療機器関係、たばこ、チケット類、自動車・自動二輪車、農薬・肥料、換金性の高い商品などの販売が禁止されています。

禁止商品を出品すると、取引のキャンセルや商品削除だけでなく、ショップの利用制限を受ける可能性があります。フリマアプリ「メルカリ」とはルールが異なる部分もあるため、最新の禁止商品一覧は必ず確認してください。

4. 他ECサイトからの直送などの禁止行為がある

商品だけでなく、運営方法にも禁止事項があります。特に注意したいのが、他のECサイトで購入した商品を購入者へ直接届ける「直送」行為です。いわゆる無在庫販売はトラブルにつながりやすいため禁止されています。

そのほか、不当な値引き表示や他社の商標・ロゴの無断利用、特定商取引法・景品表示法への違反なども禁止行為に含まれます。

5. ブランドの世界観を表現しにくく価格競争になりやすい

メルカリShopsの商品は、フリマアプリ「メルカリ」の個人出品と同じ画面に並びます。中古品や個人の出品と価格を比較されやすいため、新品の正規品であっても価格競争に巻き込まれやすい点には注意が必要です。

また、楽天市場のように商品ページをLP型で作り込むことは難しく、ブランドストーリーを伝えにくい構造です。世界観を重視するブランドは、Shopifyなどの自社ECと組み合わせて使い分けることをおすすめします。

※関連記事:【2026最新】ShopifyとBASEの違いを徹底比較!料金・機能・選び方のポイントを解説

6. 振込申請は5,000円から、広告機能は限定的

売上金の振込申請は5,000円以上から可能で、振込のたびに200円の手数料がかかります。また、広告出稿機能は現時点では一部の事業者にのみ開放されているため、楽天市場のRPP広告やAmazonのスポンサー広告のように、広告で売上を加速させる手段は限られます。

集客は「商品名・写真の最適化」「タイムセール」「クーポン」など、オーガニックな施策が中心になると考えておきましょう。

7. 顧客データやCRMの自由度は自社ECより低い

メルカリShopsでもフォロワー向けのクーポンやメルマガ配信は可能ですが、顧客データを自由に分析したり、細かなセグメントごとにコミュニケーションを設計したりする自由度は、自社ECほど高くありません。

LTVを高めるCRM施策を本格的に展開したい場合は、自社ECを組み合わせ、メルカリShopsは「新規顧客との接点」として位置づけるのが現実的です。

メルカリShopsの開設方法【6ステップ】

メルカリShopsの開設は、スマートフォンアプリ・パソコンのどちらからでも申し込みできます。申し込み自体は5〜10分程度で完了し、審査結果は即日〜3営業日ほどで届きます。ここでは事前準備から販売開始までを、6つのステップで解説していきます。

事前準備:法人・個人事業主の必要書類

開設申し込みの前に、事業種別ごとに以下の情報・書類を準備しておくとスムーズです。

準備するもの 法人 個人事業主
事業者・代表者情報 事業者情報、登記簿に記載された代表者情報 本人情報、本人確認書類の画像
事業の実態を示す情報 登記簿住所もしくは本店の外観がわかる写真 確定申告の提出を証明する画面、他の販路情報、またはECサイト未運営の場合は実店舗の外観・住所がわかる写真など
売上金の振込口座 法人名義の口座 本人名義または屋号名義の口座
許認可証 許認可が必要な商品を扱う場合のみ 許認可が必要な商品を扱う場合のみ
ブランド審査書類 メルカリ指定のブランド商品を扱う場合のみ メルカリ指定のブランド商品を扱う場合のみ
ショップ・運営者情報 ショップ名・説明文、特定商取引法に基づく表示内容 ショップ名・説明文、特定商取引法に基づく表示内容

※必要書類は変更される場合があります。申し込み前にメルカリShopsガイドで最新情報をご確認ください。

STEP1:申し込みページから事業種別を選択する

メルカリShopsの公式サイト、またはフリマアプリ「メルカリ」のアプリから開設申し込みページにアクセスし、事業種別(法人・個人事業主)を選択します。

前述のとおり、申請後に事業種別を変更することはできません。法人化を予定している場合は、タイミングを含めて慎重に判断しましょう。

STEP2:事業者情報・代表者情報を入力する

法人の場合は登記簿の内容に沿って事業者情報と代表者情報を、個人事業主の場合は本人情報と本人確認書類を登録します。

登記簿や本人確認書類の住所と入力内容が一致していないと、審査で差し戻される原因になります。番地や建物名の表記まで書類どおりに入力することがポイントです。

STEP3:販売する商品カテゴリと許認可証を登録する

取り扱う商品カテゴリを選択し、許認可が必要な商品を販売する場合は許認可証の画像と必要情報を提出します。メルカリが指定するブランド商品を扱う場合は、ブランド審査の手続きも必要です。

生鮮食品を販売する場合は、配送方法をクール便に設定していることや、事業者としての販売実績があることも審査条件となるため、あわせて確認しておきましょう。

STEP4:ショップ情報と特定商取引法に基づく表示を登録する

ショップ名やショップ説明、アイコン画像などの基本情報と、運営者名・住所・電話番号・返品に関する特約といった購入者へ表示する内容を登録します。

ショップ説明は、購入者が最初に目にする情報の一つです。「どんな商品を、どんなこだわりで販売しているのか」を簡潔に伝えることで、個人出品との違いが明確になり、ショップへの信頼感が高まります。

STEP5:振込口座を登録して審査結果を待つ

売上金の振込先口座を登録し、申し込みを完了させます。審査結果は即日〜3営業日ほどで届きます。不備があった場合は修正を求められるため、通知をこまめに確認しましょう。

STEP6:商品登録・配送設定を行い販売を開始する

審査に通過したら、商品の登録と配送方法の設定を行い、販売を開始します。商品点数が多い場合は、CSV一括登録を活用すると効率的です。

最初は主力商品を中心に登録し、売れ行きやアクセスの反応を見ながら商品点数を増やしていく進め方をおすすめします。

審査でつまずきやすい5つのポイント

メルカリShopsの審査は比較的スムーズに進みますが、以下のような不備があると差し戻しになりやすいため注意しましょう。

  • 登記簿・本人確認書類と入力した住所の表記が一致していない
  • 法人なのに個人名義の口座を登録している
  • 許認可が必要な商品なのに許認可証を提出していない
  • 禁止商品に該当する商品カテゴリを選択している
  • 個人事業主として、事業の実態を示す情報が不足している

開設後にメルカリShopsで売上を伸ばす運営のコツ

ショップを開設しただけでは、売上は自然には伸びていきません。ここからは、メルカリShopsで成果を出すための運営のコツを解説していきます。

メルカリ内の検索を意識して商品名・写真・説明文を作る

メルカリのユーザーは、キーワード検索で商品を探すケースが多くあります。商品名にはブランド名・商品カテゴリ・サイズ・色・素材など、ユーザーが実際に検索しそうな言葉を盛り込みましょう。

また、1枚目の写真は検索結果での見え方を左右します。背景をシンプルにして商品を大きく見せる、2枚目以降に使用シーンやサイズ感がわかる写真を入れるなど、個人出品と差がつく写真を意識することが重要です。

この「検索キーワードを起点に商品ページを設計する」考え方は、楽天市場やAmazonのSEO対策とも共通しています。複数モールに出店している場合は、各モールで反応の良かったキーワードを横展開するのも効果的です。

フォロワー限定クーポンとタイムセールを組み合わせる

メルカリShopsでは、ショップをフォローしたユーザーに限定クーポンを配布できます。「フォローで使えるクーポン」を案内してフォロワーを増やし、タイムセールの開始時にフォロワーへ告知するといった流れを作ると、リピーターの育成につながります。

ただし、やみくもに値引きを繰り返すと「セールのときに買えばよい」という印象を与えてしまいます。在庫を動かしたい商品や新商品など、目的を決めて販促機能を使うことがポイントです。

発送スピードと評価を管理する

メルカリのユーザーは、発送の早さや出品者の評価を重視する傾向があります。メルカリShopsでも購入後の評価が表示されるため、発送までの日数を短く設定し、確実に守ることが評価の向上につながります。

評価が蓄積されるほど購入の後押しになるため、梱包の丁寧さや問い合わせへの迅速な対応も含めて、取引体験の質を高めていきましょう。

他モールと在庫を一元管理する

楽天市場やAmazonなど他のモールと同じ在庫を販売する場合は、EC一元管理システムで在庫を連動させることが欠かせません。売り越しによるキャンセルは評価の低下にもつながるため、販路を追加する前に在庫連動の仕組みを整えておきましょう。

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メルカリShopsが向いている事業者・他モールを優先すべき事業者

ここまでの内容を踏まえ、メルカリShopsへの出店が向いている事業者と、楽天市場やAmazonなど他のモールを優先したほうがよい事業者を整理すると以下のとおりです。

メルカリShopsが向いている事業者 楽天市場・Amazonなどを優先すべき事業者
EC販売が初めてで、固定費をかけずに始めたい すでにEC運営の経験があり、本格的に売上を伸ばしたい
中古品・B品・型落ち品などの在庫を販売したい ブランドの世界観や商品ストーリーを訴求したい
実店舗や卸売が中心で、ECは小さく試したい 高単価商品を中心に扱い、手数料率を抑えたい
新商品のテスト販売をしたい 広告運用で売上を加速させたい
既存のモールとは別の顧客層に届けたい リピーター育成やCRMを本格的に行いたい

メルカリShopsは、あくまで「販路の一つ」です。重要なのは、自社の商材・事業フェーズ・リソースを踏まえて、どのモールにどれだけの力を注ぐかを決めることです。

弊社がご支援したTSKマート様は、大阪・天満エリアで食品マーケット「天満市場」を運営する、実店舗中心の企業様です。EC経験がない中で「ECを第二の収益の柱に育てたい」というご相談をいただき、業界特性や収益構造を踏まえて「売上だけでなく利益が残る形」での運用設計を行ったうえで、楽天市場の出店代行と運用代行をご支援しました。出店後は早期に売上が立ち、現在はAmazon・Yahoo!ショッピングへの展開もご検討いただいています。

⇒ 食品スーパーが楽天市場の出店から運用までFinnerに任せた決め手|地域密着型EC

また、百貨店・専門店への卸売のみで販売してきたキッチン用品メーカー様では、「楽天とAmazonのどちらに出店すべきか」という段階から、各モールの競合状況や検索ボリュームを分析して出店計画を設計しました。2モール同時出店を行った結果、出店1年目で2モール合計月商800万円を達成されています(※社名非公開)。

このように、出店先は「手軽さ」だけでなく、データにもとづいて判断することが成果への近道です。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
メルカリShopsは固定費ゼロで始められる分、「とりあえず出しておく」という判断になりがちです。しかし実際には、商品名や写真をメルカリのユーザー向けに最適化しないと、個人出品に埋もれて売れないケースが少なくありません。弊社では、メルカリShopsをメインのモールではなく「在庫消化・テスト販売・新規顧客との接点」という役割で位置づけ、楽天市場やAmazonとの役割分担を決めてから出店することをおすすめしています。

メルカリShopsに関するよくある質問

Q. 個人でもメルカリShopsを開設できますか?

現在の公式の開設ガイドでは、事業種別は「法人」と「個人事業主」の2種類です。事業として販売を行っていない個人の方は、フリマアプリ「メルカリ」で不用品を販売する形になります。

Q. フリマアプリ「メルカリ」のアカウントと併用できますか?

個人として不用品を売買する目的であれば、フリマアプリ「メルカリ」のアカウントは引き続き利用できます。ただし、事業としての販売はメルカリShopsで行う必要があります。また、個人アカウントのフォロワーや評価はメルカリShopsに引き継がれません。

Q. 審査にはどれくらい時間がかかりますか?

審査結果は即日〜3営業日ほどで届き、最短2日で開設できます。書類に不備があると時間がかかるため、事前に必要書類を揃えておきましょう。

Q. 楽天市場やAmazonと同じ商品を併売できますか?

併売は可能です。ただし、同じ在庫を複数のモールで販売する場合は、EC一元管理システムで在庫を連動させ、売り越しを防ぐ仕組みを整えておくことが重要です。なお、他のECサイトで購入した商品を購入者へ直送する行為は禁止されています。

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まとめ

本記事では、メルカリShopsとは何かという基本から、手数料、メリット・デメリット、開設方法、開設後の運営のコツまで解説してきました。ポイントを振り返ると以下のとおりです。

  • メルカリShopsは、法人・個人事業主がフリマアプリ「メルカリ」内にネットショップを開設できるサービス
  • 2025年10月の規約改訂により、事業者がメルカリの市場で販売するにはメルカリShopsへの出店が前提に
  • 初期費用・月額費用は0円、販売手数料は10%、振込手数料は1回200円
  • 売上金での購入・新品中古を問わない販売・無料の販促機能など、他モールにない強みがある
  • 高単価商品での手数料負担や価格競争、広告・CRMの自由度の低さには注意が必要
  • 開設は6ステップで、審査は即日〜3営業日。事業種別は後から変更できない

固定費ゼロで始められる手軽さはメルカリShopsの大きな魅力ですが、成果を出すためには、他のモールとの役割分担を明確にしたうえで運営することが重要です。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
EC販路を増やす際に大切なのは、「どこに出すか」よりも「それぞれのモールに何を担わせるか」を決めることです。メルカリShopsで小さく始めて商品ごとの反応やデータを集め、手応えのある商品を楽天市場やAmazonで本格的に伸ばしていく、という順番で進めると投資判断を誤りにくくなります。まずは自社の商材がどのモールと相性が良いのかを、数字で整理するところから始めてみてください。

本記事が、メルカリShopsの開設を検討している店舗様にとって、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。

メルカリShopsの出店・運営、こんなお悩みありませんか?

メルカリShopsに出店したものの、個人出品に埋もれて売上が伸びない
メルカリShopsと楽天・Amazonの商品登録や発送まで、社内のリソースが足りない
複数モールの在庫・受注管理が追いつかず、売り越しや対応漏れが起きている
メルカリShopsをどの販路と組み合わせ、どう伸ばすかの全体戦略が描けていない

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Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学商学部卒業。楽天グループ株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ECコンサルティング会社を経て現職。

楽天ではSOY受賞店舗を含む500店舗以上のEC事業者を担当し、売上拡大を支援。カテゴリー内で3度の表彰に加え、楽天賞も受賞。

その後、開業2期目のECコンサルスタートアップに参画し、責任者としてすべてのECモール・自社ECを横断した戦略設計から運用まで一気通貫の支援を推進。

これらの経験を経てFinner株式会社を設立。EC運営の実務とCRMの知見をかけ合わせた「商品・顧客起点のマーケティング設計」が強み。

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