【2026最新】ShopifyとAmazon連携で売上UP!おすすめアプリ5選と運用戦略を解説

更新日:2026/04/27
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弊社はShopify・楽天市場・AmazonなどのECモールや自社ECを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、本記事ではShopifyとAmazonの連携方法・おすすめアプリ・売上を最大化するための運用戦略について徹底的に解説をしていきます。

「ShopifyとAmazonを連携させたいけれど、どのアプリを使えばいいのかわからない」「連携後の在庫管理や注文処理がうまくいくか不安」「Amazonの集客力を活かしつつ自社ECのブランドも育てたい」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?

本記事では、連携の具体的手順から、おすすめアプリ5選の比較、さらにはAmazonで獲得した顧客をShopifyでリピーターに育てる運用戦略まで、網羅的にお伝えしていきます。ぜひ最後までご覧ください!

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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目次

ShopifyとAmazonを連携させるべき理由とは?

ShopifyとAmazonは一見するとライバル関係に見えますが、実際には「補完関係」にあるプラットフォームです。それぞれの強みと役割を理解した上で連携することが、EC事業の売上を最大化するための第一歩となります。

ShopifyとAmazonは「競合」ではなく「補完」の関係

Shopifyは自社ECサイトを構築するためのプラットフォームです。ブランドの世界観を自由に表現でき、顧客データを自社で保有してCRM施策(メルマガ・LINE・ステップメールなど)を展開できる点が最大の強みです。一方で、プラットフォーム自体には集客力がないため、広告やSEOなどで自ら顧客を呼び込む必要があります。

Amazonは圧倒的な集客力を持つECモールです。「Amazonで検索して買う」というユーザー行動が定着しており、出品するだけで多くの潜在顧客にリーチできます。しかし、店舗の独自性を出しにくく、顧客データの活用にも制限があります。

この2つを連携させることで、Amazonの集客力で新規顧客を獲得し、Shopifyの自社ECでブランドファンやリピーターを育成するという理想的なマルチチャネル戦略が実現できます。単に「どちらか一方を選ぶ」のではなく、両方の強みを活かすことがこれからのEC運営の基本です。

「併売」と「連携」の違いを理解しておく

ShopifyとAmazonの両方で販売すること自体は「併売」と呼ばれますが、ただ別々に運営するだけでは商品登録・在庫管理・注文処理の工数が倍増してしまいます。

「連携」とは、Shopifyの管理画面を起点にAmazonの商品・在庫・注文データを一元管理することを指します。連携アプリを導入することで、商品情報の同期、在庫のリアルタイム更新、注文の一括管理が可能になり、運営の効率化と売り越し防止を同時に実現できます。

弊社が500店舗以上のEC支援を行ってきた経験から言えることですが、複数チャネルを運営している店舗様の多くが「連携していないことによる工数増大」を課題に挙げています。早い段階で連携基盤を整えておくことが、事業拡大フェーズでのボトルネック解消につながります。

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Finnerでは、Shopify自社ECとAmazon・楽天市場などのモールを横断したEC戦略をご支援しています。弊社がご支援したオーガニック食品ブランド様では、モールと自社ECの連携設計によりLTVが1.8倍に向上した実績がございます(※社名非公開)。

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ShopifyとAmazonを連携する5つのメリット

ShopifyとAmazonを連携させることで得られるメリットは多岐にわたります。ここでは、特に重要な5つのメリットをそれぞれ解説していきます。

1. 商品登録・更新作業を一元化できる

連携アプリを導入すると、Shopifyの管理画面で商品を登録・編集するだけで、Amazonにも自動的に反映されます。商品名、価格、説明文、画像、バリエーション情報などを二重で入力する必要がなくなるため、商品数が多い店舗ほど大きな工数削減効果があります。

たとえば100商品を扱う店舗様の場合、商品情報の更新だけでも毎回数時間の作業がかかりますが、連携によってこの作業をほぼゼロにできます。

2. 在庫管理のリアルタイム同期で売り越しを防止できる

ShopifyとAmazonの在庫データをリアルタイムで同期させることで、どちらのチャネルで商品が売れても自動的に在庫数が更新されます。これにより、在庫切れの商品を販売してしまう「売り越し」のリスクを大幅に軽減できます。

手動で在庫管理を行っている場合、セール期間中やイベント時など注文が集中するタイミングで売り越しが発生しやすくなります。在庫の自動同期はこうしたリスクの根本的な解決策です。

3. 注文管理をShopify管理画面に集約できる

連携により、Amazonで受けた注文もShopifyの管理画面上で確認・処理できるようになります。複数のプラットフォームの管理画面を行き来する必要がなくなるため、注文処理のスピードが上がり、対応漏れのリスクも減らせます。

4. Amazon Payの導入でカゴ落ちを削減できる

ShopifyストアにAmazon Payを導入することで、ユーザーはAmazonアカウントに登録済みの住所・クレジットカード情報を使って決済できます。面倒な情報入力が不要になるため、特に新規ユーザーのカゴ落ち率を改善する効果が期待できます。

※関連記事:shopifyの決済方法とは?決済手段の概要から選定ポイントまで徹底解説!

5. Amazonの集客力を活用してブランド認知を拡大できる

Amazonは日本国内でも月間数千万人のユーザーが訪問するプラットフォームです。自社ECだけでは接点を持てなかった潜在顧客に対して、Amazonを入口としてブランドを認知してもらうことができます。

Amazonで商品を知った顧客が、より充実した情報やブランドの世界観を求めてShopifyストアを訪問するという流れを作れれば、長期的なブランド成長につながります。

ShopifyとAmazon連携のデメリット・注意点

連携には多くのメリットがある一方で、事前に把握しておくべきデメリットや注意点も存在します。以下の5つのポイントを理解した上で、自社に合った連携方法を検討していきましょう。

1. 連携アプリの月額コストが発生する

ShopifyとAmazonの連携には専用アプリの導入が必要であり、多くのアプリが月額課金制です。無料プランが用意されているアプリもありますが、注文同期数や機能に制限があるケースがほとんどです。月額$10〜$100程度のコストが発生することを想定しておきましょう。

ただし、連携による工数削減と売り越し防止のメリットを考えれば、多くの場合は十分に費用対効果が合います。

2. Amazon手数料との二重コスト構造を理解する

Amazonでの販売にはカテゴリーごとの販売手数料(8〜15%程度)やFBA手数料が発生します。Shopifyの決済手数料と合わせると、チャネルごとに異なるコスト構造を把握し、商品ごとの利益率を管理する必要があります。

3. 在庫同期のタイムラグによる売り越しリスクがある

連携アプリによる在庫同期は「リアルタイム」と謳われていても、実際には数秒〜数分のタイムラグが発生する場合があります。大型セール時など短時間に大量の注文が入るタイミングでは、このタイムラグが売り越しにつながるリスクがゼロではありません。

対策としては、セール時に安全在庫を設定する(実在庫数より少なめの数値を同期させる)運用が有効です。

4. Amazonでのブランドイメージのコントロールが難しい

Amazonの商品ページはフォーマットが統一されているため、Shopifyのように自由なデザインでブランドの世界観を表現することは困難です。A+コンテンツ(商品紹介コンテンツ)やブランドストーリーを活用して差別化を図る工夫が必要です。

5. 価格競争に巻き込まれる可能性がある

Amazonでは同じ商品を複数のセラーが出品するケースがあり、カート獲得のための価格競争に巻き込まれるリスクがあります。自社製品であればブランド登録を行い、転売業者への対策を講じることが重要です。

弊社がご支援したスポーツ用品メーカー様では、Amazonブランド登録と転売業者対策を実施することで、カート獲得率を60%から92%まで改善した実績がございます(※社名非公開)。価格競争への対策は、連携前の段階で整えておくことをおすすめします。

【2026最新】ShopifyとAmazon連携の手順を5ステップで解説

ここからは、ShopifyとAmazonを実際に連携させるための具体的な手順を5つのステップに分けて解説していきます。初めて連携を行う方でも迷わないよう、それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。

ステップ1:Amazonセラーセントラルでアカウントを作成する

ShopifyとAmazonを連携するためには、まずAmazon出品用アカウント(セラーアカウント)が必要です。Amazonセラーセントラルにアクセスし、以下の情報を用意してアカウントを作成しましょう。

  • 事業者名(法人名または個人事業主名)
  • 法人番号(法人の場合)
  • クレジットカード情報
  • 銀行口座情報
  • 本人確認書類(運転免許証またはパスポート)

プランは「大口出品」を選択してください。月額4,900円(税別)がかかりますが、連携アプリの多くが大口出品アカウントを必須条件としています。小口出品では連携できないケースがほとんどです。

FBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する場合は、この段階でFBAの設定も済ませておくとスムーズです。

ステップ2:Shopify App Storeから連携アプリをインストールする

Amazonセラーアカウントの準備ができたら、Shopify App Storeにアクセスして連携アプリを検索・インストールします。

2026年現在、Shopify公式が提供する「Marketplace Connect」(旧Codisto)が最も導入実績の多いアプリです。ほかにも用途に応じて選べるアプリが複数ありますので、次のセクション「おすすめアプリ5選」を参考に、自社に合ったアプリを選定してください。

インストール後、Shopifyの管理画面からアプリを開き、利用規約への同意と初期設定を進めます。

ステップ3:ShopifyとAmazonアカウントを接続する

連携アプリ内で「Amazonアカウントを接続」のボタンをクリックし、Amazonセラーセントラルへのログイン画面に遷移します。セラーアカウントの認証情報を入力し、ShopifyアプリがAmazonアカウントにアクセスすることを許可してください。

接続が完了すると、アプリの管理画面上にAmazonのマーケットプレイス情報が表示されます。日本のAmazon(amazon.co.jp)で販売する場合は、マーケットプレイスとして「日本」が選択されていることを確認しましょう。

ステップ4:商品データの同期設定を行う

アカウント接続後、Shopifyに登録済みの商品をAmazonに同期する設定を行います。主な設定項目は以下の通りです。

  • 商品カテゴリーの選択:Amazonの商品カテゴリーにマッピングする
  • 価格ルール:Shopifyの価格をそのまま使うか、Amazon用に増減させるかを設定
  • 商品IDの紐付け:JAN/EANコード、UPCなどの商品識別コードを設定
  • リスティング情報の同期範囲:商品名・説明文・画像をShopifyから同期するか、Amazon側で個別管理するかを選択

特に商品IDの設定は重要です。Amazonでは原則として商品識別コード(JAN/EANコードなど)が必須となるため、事前に取得・登録しておく必要があります。

ステップ5:在庫・価格のリアルタイム同期を有効にする

最後に、在庫数と価格の自動同期を有効化します。連携アプリの設定画面で「リアルタイム在庫同期」をオンにし、Shopifyで在庫が変動した際にAmazon側にも即座に反映されるようにしましょう。

設定が完了したら、テスト注文を行って在庫数が正しく連動するか確認することをおすすめします。問題がなければ、本番運用を開始できます。

ShopifyとAmazon連携におすすめのアプリ5選【比較表付き】

ShopifyとAmazonの連携に使えるアプリは複数ありますが、それぞれ得意分野や料金体系が異なります。ここでは、2026年現在おすすめのアプリ5つを厳選してご紹介します。

自社に合ったアプリを選ぶための3つのポイント

アプリを選定する際は、以下の3つの視点で比較すると失敗を防げます。

①連携の目的が「商品同期」か「フルフィルメント」か:商品・在庫・注文を一元管理したい場合と、Amazonの配送網(FBA/MCF)をShopify注文にも使いたい場合では、選ぶべきアプリが異なります。

②対応マーケットプレイスの範囲:Amazon以外にも楽天やeBay、Walmartへの展開を予定している場合は、複数マーケットプレイスに対応したアプリが有利です。

③月額コストと注文数の課金体系:無料プランの有無、月間注文数による従量課金の有無を確認しましょう。事業規模に合ったコスト感のアプリを選ぶことが大切です。

※関連記事:【2026最新】Shopifyおすすめアプリ39選!カテゴリ別にECのプロが厳選

1. Shopify Marketplace Connect(旧Codisto)── Shopify公式の定番アプリ

Shopify Marketplace Connectは、Shopifyが公式に提供する連携アプリです。かつては「Codisto」という名称でサードパーティが提供していましたが、Shopifyに買収され公式アプリとなりました。

Amazon、eBay、Walmartなど複数のマーケットプレイスに対応しており、商品リスティング・在庫同期・注文管理をShopifyの管理画面からまとめて行えるのが最大の強みです。料金はインストール無料で、毎月最初の50件のマーケットプレイス注文は自動同期無料、それ以降はShopifyのプランに応じた課金となります。

2026年現在、ShopifyとAmazon連携の第一候補として最もおすすめのアプリです。

2. CedCommerce Amazon Channel ── 複数アカウント管理に強い

CedCommerce Amazon Channelは、同じ国のAmazonアカウントを複数登録できる点が特徴です。出品時の情報をテンプレート化できるため、商品数が多い店舗やカタログ管理を効率化したい店舗に向いています。

無料プランが用意されており(機能制限あり)、まずは試してみたい方にも適しています。海外販売を視野に入れている場合にもおすすめです。

3. Amazon MCF(Buy with Prime)── Amazonの配送網をShopify注文に活用

Amazon MCF(マルチチャネルフルフィルメント)は、Amazonの倉庫・ピッキング・配送インフラをShopifyストアの注文にも活用できるサービスです。Shopify向けの「Amazon MCF and Buy with Prime」アプリをインストールすることで利用できます。

このアプリの特徴は商品同期ではなく「配送の連携」に特化している点です。すでにAmazonのFBA倉庫に在庫を預けている場合、Shopifyで受けた注文もAmazonの配送網で出荷できるため、自社での梱包・発送作業を大幅に削減できます。料金は従量課金制です。

4. ByteStand ── Amazon商品のShopifyインポートに特化

ByteStandは、Amazonに登録済みの商品情報をShopifyにインポートすることに特化したアプリです。すでにAmazonで販売中の商品をShopifyでも展開したい場合に、商品データの移行をスムーズに行える点が魅力です。

価格設定の柔軟性も高く、Amazon側の価格とShopify側の価格を個別に管理することが可能です。

5. Sellbrite ── 複数マーケットプレイス対応の在庫管理

Sellbriteは、Amazon・eBay・Etsy・Walmartなど複数のマーケットプレイスに対応した在庫管理・注文処理の一元化アプリです。3チャネル以上で同時に販売する店舗にとっては、特に使い勝手の良い選択肢です。

インターフェースがシンプルで操作しやすく、初心者でも比較的短期間で使いこなせる点も評価されています。

おすすめアプリ5選 比較表

各アプリの主要な特徴を比較表にまとめました。自社の状況に合ったアプリを選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 主な機能 料金 対応マーケットプレイス おすすめ用途
Marketplace Connect 商品同期・在庫同期・注文管理 インストール無料
(注文数に応じた課金あり)
Amazon・eBay・Walmart・Target Plus まずはこれを導入すべき公式アプリ
CedCommerce 商品同期・複数アカウント管理・テンプレート化 無料プランあり
(有料プランは月額$11〜)
Amazon 複数Amazonアカウント運用・海外販売
Amazon MCF Shopify注文のAmazon配送 従量課金制
(配送件数に応じた課金)
Amazon(配送のみ) FBA在庫をShopify注文にも活用したい場合
ByteStand Amazon→Shopifyの商品インポート 月額$5〜 Amazon Amazon既存商品をShopifyに展開したい場合
Sellbrite 在庫一元管理・注文処理 月額$19〜 Amazon・eBay・Etsy・Walmart 3チャネル以上で同時販売する店舗

迷った場合は、まずShopify公式のMarketplace Connectを導入し、FBA在庫を活用したい場合はAmazon MCFを追加で導入するという組み合わせがおすすめです。

ShopifyにAmazon Payを導入する方法と効果

ShopifyとAmazonの連携には、商品・在庫の同期だけでなく、決済面での連携も重要な要素です。ここでは、ShopifyストアにAmazon Payを導入するメリットと手順を解説します。

Amazon Payとは?導入するメリット

Amazon Payは、Amazonアカウントに登録済みの住所・支払い情報を使って外部サイトで決済できるサービスです。Shopifyストアに導入することで、ユーザーは個人情報やクレジットカード番号を入力する手間なくスムーズに購入を完了できます。

Amazon Payの主なメリットは以下の3つです。

  • カゴ落ち率の改善:面倒な情報入力が不要になるため、チェックアウト画面での離脱を削減
  • 新規ユーザーの購入ハードルを下げる:初めて訪問したShopifyストアでも、Amazonアカウントがあれば安心して購入できる
  • Amazonユーザー層へのリーチ:日本国内のAmazon利用者は非常に多く、この層を取り込める

Amazon Payの導入手順

ShopifyにAmazon Payを導入する手順は以下の通りです。

  • Shopifyの管理画面にログインし、「設定」→「決済」を選択
  • 「その他の決済方法を追加」からAmazon Payを検索
  • Amazon Payの利用申請を行い、Amazon Pay側の審査を通過する
  • 審査完了後、Shopify管理画面でAmazon Payを有効化

なお、Amazon Payの審査には通常1〜2週間程度かかります。また、2026年現在Amazon Payの法人利用が前提となっている点にご注意ください。

Amazon Pay導入時の注意点

Amazon Payを導入する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 外部サービス取引手数料が発生する:Shopifyペイメント以外の決済手段を利用する場合、Shopifyプランに応じた追加手数料がかかります
  • 返品・返金ポリシーの整合性:Amazon Payで決済された注文の返金は、Amazon Pay側のルールに従う必要があるため、自社の返品ポリシーと齟齬がないか確認しましょう
  • 対象外の商品カテゴリーがある:デジタルコンテンツやサブスクリプション商品など、Amazon Payの利用規約で制限されている商品カテゴリーがある点に留意してください

ShopifyとAmazon連携で売上を最大化する運用戦略

ShopifyとAmazonを連携させること自体は「手段」であり、連携後にどのような戦略で運用するかが売上を左右します。ここでは、弊社の支援経験をもとにした実践的な運用戦略をお伝えします。

Amazonで新規顧客を獲得し、Shopifyでリピーターに育てる

ShopifyとAmazon連携の最大の価値は、「Amazonを新規顧客の入口、Shopifyをリピーター育成の場」として使い分けるマルチチャネル戦略にあります。

Amazonで商品を購入した顧客に対して、商品同梱物(QRコード付きカード、次回割引クーポンなど)を通じてShopifyストアへの訪問を促し、メルマガやLINE登録に誘導します。Shopify側ではKlaviyoなどのCRMツールを活用して、購入後のフォローメールやステップメールを配信し、リピート購入や定期購入へとつなげていきます。

弊社がご支援したオーガニック食品ブランド様では、モールで獲得した顧客を同梱物やメール施策を通じてShopify自社ECに誘導する設計を行い、顧客あたりのLTVが1.8倍に向上しました。モール→自社ECへの流入も月間200件以上発生しており、CRM設計次第で大きな成果が出せることを示す好事例です(※社名非公開)。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
ShopifyとAmazonの連携で最も重要なのは「どちらで何を担うか」の役割分担を最初に決めることです。弊社の支援先では、Amazonは”新規との出会いの場”、Shopifyは”ファンを育てる場”と明確に位置づけた上でCRM設計を行っている店舗様ほど、LTVが高く利益率も安定しています。連携アプリを入れるだけでなく、その先の顧客導線まで設計することが、連携の成果を最大化するポイントです。

モールごとの価格戦略と在庫配分を最適化する

ShopifyとAmazonで同じ価格にするか、差をつけるかは多くの店舗様が悩むポイントです。基本的にはAmazonとShopifyで同一価格を維持することをおすすめします。価格に差があると、顧客からの信頼を損ねたり、Amazonのカートボックス獲得に影響する可能性があるためです。

ただし、Shopifyストアではメルマガ会員限定クーポンや、LINE友だち限定割引など、自社EC独自のインセンティブを設けることで、実質的な価格メリットを提供することは有効な戦略です。この方法ならAmazon側の価格ルールに抵触せず、自社ECへの誘導を促進できます。

在庫配分については、FBA在庫とShopify用の自社倉庫在庫を適切に振り分けることが重要です。Amazon MCFを活用すれば、FBA在庫からShopify注文の出荷も可能なので、在庫の一本化による効率化も検討する価値があります。

連携後にチェックすべき運用ポイント5つ

連携を開始した後、定期的に以下の5つのポイントを確認することで、トラブルを未然に防ぎ、安定した運用を維持できます。

  • 在庫同期の正常動作チェック:週1回、ShopifyとAmazonの在庫数に差異がないか確認する
  • 注文ステータスの反映確認:Shopify側で出荷済みにした注文が、Amazon側にも正しく反映されているか
  • 連携アプリのアップデート確認:ShopifyやAmazonのシステム更新に伴い、連携アプリも定期的にアップデートされるため、最新版を維持する
  • Amazon側の出品ポリシー変更への対応:Amazonの出品基準や手数料体系は頻繁に変更されるため、セラーセントラルのお知らせを定期的にチェックする
  • チャネル別の売上・利益分析:ShopifyとAmazonそれぞれの売上・利益率を月次で比較し、在庫配分や広告予算の調整に活かす

ShopifyとAmazon連携でよくあるトラブルと対処法

連携運用を始めると、いくつかのトラブルに遭遇することがあります。弊社がEC支援の現場でよく見かけるトラブルパターンと、その対処法を3つご紹介します。

在庫数が同期されない場合の対処法

最も多いトラブルが「在庫数がShopifyとAmazonで一致しない」というケースです。主な原因と対処法は以下の通りです。

  • SKUの不一致:ShopifyとAmazonで同じ商品のSKUが異なっていると同期されません。SKUコードを統一することで解決できます
  • 同期設定のオフ:連携アプリの設定画面で「リアルタイム在庫同期」がオフになっていないか確認してください
  • API接続の切断:Amazonセラーセントラルでのパスワード変更や、セキュリティ設定の変更により、API接続が切れている場合があります。連携アプリからAmazonアカウントを再接続してください

商品情報が正しくマッピングされない場合の対処法

Shopifyで登録した商品情報がAmazon側で正しく表示されないケースがあります。

  • 商品カテゴリーのミスマッチ:Shopifyの商品タイプとAmazonのカテゴリーが適切にマッピングされていない場合、出品が拒否されることがあります。連携アプリ内でカテゴリーの紐付けを見直しましょう
  • 商品識別コードの未設定:JAN/EANコードが未設定の商品は、Amazonに出品できません。商品管理画面から識別コードを入力してください
  • 画像サイズ・形式の不適合:Amazonには商品画像に関する独自のガイドライン(白背景、最低1,000px以上など)があります。Shopifyで問題ない画像でも、Amazonの基準を満たしているか確認が必要です

注文ステータスが反映されない場合の対処法

Shopify側で注文を出荷済みにしたにも関わらず、Amazon側のステータスが更新されないケースがあります。

  • トラッキング番号の未入力:Amazonでは出荷通知にトラッキング番号が必須です。Shopifyで出荷処理を行う際、必ず追跡番号を入力してください
  • 配送業者名の不一致:Amazonが認識する配送業者名(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便など)と、Shopifyで選択した業者名が一致しているか確認しましょう
  • アプリ側の同期遅延:連携アプリのサーバー負荷や一時的な不具合により、ステータス同期に遅延が発生することがあります。数時間待っても解決しない場合は、アプリのサポートに問い合わせてください
荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
弊社の支援先で最も多い連携トラブルは「SKUの不一致」です。ShopifyとAmazonで異なるSKU体系を使っていると、在庫同期が正しく機能しません。連携を始める前に、まず両プラットフォームのSKUコードを統一することを強くおすすめします。この準備を怠ると、連携後に手戻りが発生し、かえって工数が増えてしまいます。

まとめ

本記事では、ShopifyとAmazonの連携方法について、メリット・デメリット、具体的な手順、おすすめアプリ5選、Amazon Payの導入方法、そして売上を最大化するための運用戦略まで網羅的に解説してきました。

改めてポイントをまとめると、以下の通りです。

  • ShopifyとAmazonは「競合」ではなく「補完」の関係。連携によってマルチチャネル戦略を実現できる
  • 連携アプリの第一候補はShopify公式のMarketplace Connect。FBA在庫の活用にはAmazon MCFの併用が有効
  • 連携の真価は「Amazonで新規獲得→Shopifyでリピーター育成」という顧客導線の設計にある
  • トラブル防止にはSKUの統一と定期的な同期チェックが不可欠

ShopifyとAmazonの連携は、正しく設計・運用すれば事業の成長を大きく加速させる施策です。本記事の内容を参考に、ぜひ自社のEC事業に取り入れていただけますと幸いです。

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ShopifyとAmazonの連携・運用、こんなお悩みありませんか?

ShopifyとAmazonの在庫管理を別々に行っており、売り越しが発生している
連携アプリを入れたが、在庫同期がうまく動かず放置してしまっている
Amazonで売れているが、自社ECへの誘導やリピーター育成ができていない
Shopify×Amazonの全体戦略がなく、チャネルごとにバラバラの施策を実行している

Finnerの支援実績

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Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学商学部卒業。楽天グループ株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ECコンサルティング会社を経て現職。

楽天ではSOY受賞店舗を含む500店舗以上のEC事業者を担当し、売上拡大を支援。カテゴリー内で3度の表彰に加え、楽天賞も受賞。

その後、開業2期目のECコンサルスタートアップに参画し、責任者としてすべてのECモール・自社ECを横断した戦略設計から運用まで一気通貫の支援を推進。

これらの経験を経てFinner株式会社を設立。EC運営の実務とCRMの知見をかけ合わせた「商品・顧客起点のマーケティング設計」が強み。

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