弊社は楽天市場・Amazon・ECモールなどのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。
今回は日々の業務で培ったノウハウから、楽天サジェスト対策について徹底的に解説をしていきます。
サジェスト対策について「どのキーワードを狙えばいいのか?」「調べたキーワードをどこに反映すればいいのか?」「季節によってキーワードを変えるべきなのか?」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?最後までご覧いただくことで、キーワードの調べ方から反映方法、注意点まで一通り把握できる内容になっています。
まずは「楽天サジェスト対策」とは何を指すのか、その仕組みから確認していきましょう。
楽天サジェスト機能とは、楽天市場の検索窓にキーワードを入力したときに、自動的に表示される検索候補のことです。楽天市場では、検索窓にキーワードを入力したあとに「スペース」を打ち込むことで、そのキーワードと組み合わせてよく検索されているワードが最大10個まで表示される仕組みになっています。
例えば「コーヒー」と入力してスペースを押すと、「コーヒー ギフト」「コーヒー 豆 人気」「コーヒー 送料無料」といった具体的なワードがサジェストされます。これらは実際に楽天ユーザーが検索窓に入力しているワードの組み合わせであるため、「今まさに需要があるキーワード」を可視化してくれるデータだと捉えることができます。
楽天市場の検索結果は、「商品名やキャッチコピーなどに含まれるキーワードの出現頻度・希少性」と「ユーザーの反応(クリック・購入)をもとにしたスコアリング」によって順位が決定されているとされています。サジェストキーワードは、この検索順位ロジックにおける「出現頻度」の対策候補を効率よく見つけるための情報源にあたります。
つまりサジェスト対策とは、単に「表示されているワードを商品ページに入れる作業」ではなく、楽天ユーザーの検索意図を商品ページの言葉に翻訳していく作業だといえます。
サジェスト対策が売上に直結しやすい理由は、サジェストに表示されるキーワードが「複合的で具体的な検索意図」を含んでいることが多いためです。「Tシャツ」のようなビッグワードよりも、「Tシャツ メンズ 半袖 速乾」のような複合ワードで検索してくるユーザーのほうが、購入意欲が高い傾向にあります。
ビッグワードは競合も多く、上位表示のハードルが高いのが実情です。一方でサジェストに表示されるミドル・スモールワードは対策できていない店舗様も多いため、正しく対策することでアクセス数・転換率の両方を伸ばせる可能性があります。
一言コメント
Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗
元楽天ECC・500店舗以上のEC支援実績
サジェストキーワードは調べたものの、そこからどう商品ページに反映すればいいか迷っていませんか?
Finnerでは商品ページのキーワード設計から反映・効果検証までを一気通貫でご支援しています。弊社の支援事例では、楽天サジェストキーワードの網羅的な調査と商品名・キャッチコピーのSEO最適化を実施した結果、検索経由のオーガニック流入が約3.5倍に増加した実績もございます(※社名非公開)。
店舗無料分析に申し込む(無料) →サジェスト対策の第一歩は、狙うべきキーワードを漏れなく洗い出すことです。ここでは、弊社が支援先の店舗様にもおすすめしている5つの調査方法をご紹介します。
最も基本的かつ手軽な方法が、楽天市場の検索窓に自社の商品に関連するキーワードを入力し、スペースを押して表示される候補を確認する方法です。このとき、ログイン状態だと過去の検索履歴によって候補がパーソナライズされる可能性があるため、ログアウト状態や普段使っていない端末で確認することをおすすめします。
「ラッコキーワード」などの無料ツールを使うと、楽天の検索窓だけでは把握しきれない複合キーワードを一覧で効率的に収集できます。手作業で一つずつ確認するよりも大幅に時間を短縮できるため、商品点数が多い店舗様には特におすすめの方法です。
狙いたいキーワードで実際に検索し、上位表示されている競合店舗の商品名・キャッチコピーに含まれるキーワードを確認する方法です。上位表示されている商品はある程度SEO対策が行き届いているケースが多いため、キーワードの組み合わせ方や訴求の切り口の参考になります。ただし、そのままコピーするのではなく、あくまで自社商品の特徴に合わせて言葉を組み立てることが重要です。
楽天市場のサジェストだけにこだわらず、GoogleやYahoo!の検索窓に表示されるサジェストキーワードもあわせて確認しましょう。楽天内のサジェストでは表示されないニッチなワードや、楽天外での検索ボリュームがあるワードが見つかることがあります。ユーザー層は異なりますが、検索ニーズを把握するヒントとして有効に活用できます。
楽天サーチはGoogleの検索エンジンと異なり、表記ゆれ(ゆらぎ)に対応していないケースが多いため、意図的に類義語・表記違いを商品ページに盛り込んでおく必要があります。例えば「ヘアアイロン/ヘアーアイロン」「ファイア/ファイヤ/ファイアー」「ランコム/LANCOME/らんこむ」といった表記の違いです。ゆらぎワードを網羅できていないと、せっかく需要のあるキーワードでも検索に引っかからず機会損失につながります。
ここまでご紹介した5つの方法は、それぞれ得意な領域が異なります。目的に応じて使い分けることが、キーワード調査の抜け漏れを防ぐポイントです。
| 調査方法 | 得意な領域 | 向いている店舗様 |
|---|---|---|
| 楽天検索窓 | 楽天内の生の検索需要を確認できる | まず着手したいすべての店舗様 |
| ラッコキーワード等 | 複合キーワードを効率的に一覧化 | 商品点数が多い店舗様 |
| 競合調査 | 実際に売れている訴求・組み合わせがわかる | 競合が明確なジャンルの店舗様 |
| Google/Yahoo!サジェスト | 楽天内で拾いきれないニッチワードの発掘 | ニッチ商材を扱う店舗様 |
| 表記ゆれ・類義語 | 検索の取りこぼしを防ぐ | すべての店舗様(必須対応) |
調べたキーワードをRPP広告のキーワード設定に活用する方法については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。
※関連記事:楽天RPP広告のキーワード設定とは?キーワード別設定方法の概要や選定方法から設定のコツや注意点まで徹底解説!
キーワードを調べただけでは検索順位は上がりません。実際に商品ページのどこに反映していくかを解説します。
楽天市場の商品名は最大127文字まで入力可能ですが、検索結果画面ではその全てが表示されるわけではなく、およそ30文字程度しか表示されません。そのため、最も対策したいキーワードほど商品名の前方(左詰め)に配置することが重要です。あわせて「送料無料」「楽天ランキング受賞」といった訴求ワードも、クリック率向上のために冒頭付近へ入れておくとよいでしょう。
商品名に入れきれなかったサジェストキーワードは、PC用・モバイル用のキャッチコピーや商品説明文に自然な文章として組み込んでいきましょう。キーワードを羅列するのではなく、あくまでユーザーが読んで違和感のない文章の中に含めることが、楽天としても推奨されている方法です。
意外と見落とされがちなのが、全商品ディレクトリIDや商品属性(旧タグID)への反映です。これらは楽天サーチにおける絞り込み検索やサジェストの参照先としても使われているため、ブランド名・型番・サイズなどの情報を漏れなく登録しておくことが、サジェスト対策の土台としても重要になります。
キャッチコピーへの具体的な入れ方・書き方のコツについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
※関連記事:楽天市場のキャッチコピーとは?売れる書き方のコツ6選からSEO活用法まで徹底解説!
実際に、キーワードの反映を丁寧に行うことで大きな成果につながった事例もございます。
弊社がご支援したベビー用品D2Cブランド様では、RPP広告への依存度が高く、広告を止めると売上が急落してしまう状態にお悩みでした。そこで楽天サジェストキーワードの網羅的な調査を行い、商品名・キャッチコピー・商品説明文へのSEO最適化を実施。あわせてディレクトリID・タグIDの見直しやレビュー施策も並行して行いました。
その結果、検索経由のオーガニック流入が約3.5倍に増加。RPP広告費を30%削減しても売上が維持できる体質へと改善され、広告依存からの脱却につながりました(※社名非公開)。
サジェストキーワードは固定的なものではなく、季節やイベントによって大きく移り変わります。ここを先読みして対策できるかどうかが、需要期の売上を左右します。
楽天のSEOは、キーワードを設定してから検索順位に反映されるまでに一定の時間がかかります。需要のピークになってから対策を始めても間に合わず、機会損失につながってしまいます。目安としてシーズン開始の4〜6週間前には、季節キーワードを商品名・説明文に組み込んでおくことをおすすめします。
例えば「長靴」を扱う店舗様であれば、梅雨入り前には「長靴 雨」、冬の到来前には「長靴 雪用」といった季節ワードの検索需要が高まっていきます。楽天市場のサジェスト機能や検索ボリュームツールを定期的にモニタリングし、需要の立ち上がりを早めに察知する習慣をつけましょう。
特にギフト需要が絡むイベントは、購入意欲の高いユーザーが検索するタイミングでもあるため優先的に対策しておきたいところです。代表的なイベントキーワードは以下の通りです。
これらのイベントキーワードは自社の商品ジャンルとの相性を見ながら、無理に全て対策するのではなく「ギフト需要に応えられる商品」から優先的に仕込んでいくのが効率的です。
サジェスト対策はSEO(自然検索)の話に限りません。せっかく調査したキーワードは、RPP広告のキーワード設計にも活用することで、より効率的な集客が可能になります。
サジェストで需要が確認できているキーワードは、RPP広告でも配信対象として検討する価値があります。SEOでの自然順位向上には時間がかかるため、即効性が欲しいキーワードはRPP広告で先に露出を確保し、並行してSEO対策で自然検索の順位を上げていくという二段構えの考え方が有効です。特にスーパーSALEなどのイベント時期には、この組み合わせが売上を大きく伸ばすきっかけになります。
弊社の支援事例では、韓国発の人気コスメブランド「THE SAEM(ザ セム)」をはじめとする海外化粧品の輸入・販売を行うコーワ商事様において、楽天SEO(検索導線)の最適化と主要キーワードの設計・対策を実施しました。楽天の知識がほぼない状態から、主力のコンシーラー以外でも売上を作る方法を模索されていた中でのご支援です。
その結果、主要キーワードからの店舗アクセスが15倍以上に増加。広告費を倍増させた場合でも費用対効果を維持できる体制を構築し、主力商品以外の売上・利益改善にもつながりました。
⇒ 主要KWアクセス15倍!売上だけでなく利益まで見据えた支援が決め手に
サジェスト対策を進める上で、押さえておきたい注意点を3つご紹介します。
サジェストで見つけたキーワードを片っ端から商品名に詰め込んでしまうと、ユーザーにとって読みづらい商品名になるだけでなく、楽天側からスパムとみなされ、かえって評価を下げてしまう可能性があります。あくまで自然な文章として成立する範囲で、優先度の高いキーワードから順に配置していきましょう。
まれに、商品説明文にないワードや、ネガティブなイメージにつながるワードがサジェストに表示されてしまうケースがあります。これは競合や第三者が意図的にそのワードで検索している場合もあり得ます。この場合は、商品名や商品説明の内容を見直し、意図した検索意図とのズレを修正していくことが基本的な対処法になります。
楽天のサジェストキーワードは、楽天独自のロジックによって自動的に集計・表示されているものであり、ショップ側が個別にワードを削除申請できる仕組みではありません。表示されているワードに一喜一憂するのではなく、商品ページの内容や情報を地道に見直していくことが、遠回りに見えて最も確実な改善策です。
一言コメント
Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗
元楽天ECC・500店舗以上のEC支援実績
サジェスト対策は一度実施して終わりではなく、継続的なモニタリングが欠かせません。
目安として、狙っているキーワードのサジェスト表示状況は月1回程度、検索流入数やクリック率、滞在時間といった反応は週1回程度のペースで確認するとよいでしょう。最終的な成果指標である売上・購入率・レビューの推移は月単位で追い、短期的な数字の揺れに一喜一憂せず、3か月単位でのゆるやかな右肩上がりを目指すのが現実的です。
データに基づいた振り返りには、楽天のアクセス分析ツールも活用しましょう。以下の記事もあわせてご参照ください。
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本記事では、楽天サジェスト対策の仕組みから、キーワードの調べ方、商品ページへの反映方法、季節キーワードの先読み、RPP広告との連携、注意点、効果測定の方法まで解説しました。
サジェスト対策は、特別なツールがなくても今日から着手できる施策です。まずは自社の主力商品のビッグワードを検索窓に入力し、表示されるサジェストを一つずつ確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
キーワード選定やページへの反映方法にお困りの際は、弊社にお気軽にご相談いただけますと幸いです。
楽天サジェスト・SEO対策、こんなお悩みありませんか?
Finnerの支援実績
コーワ商事様(THE SAEM)では、楽天SEOの最適化と主要キーワードの設計・対策により、主要キーワードからの店舗アクセスが15倍以上に増加。広告費倍増時にも費用対効果を維持できる体制を構築しました。
⇒ 支援事例の詳細を見る※関連記事:【2024最新】楽天SEO対策まとめ版!10の施策で検索上位を目指す〜元楽天社員監修〜
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