【2024最新】楽天CPA広告とは?運用方法と成果の出し方、その他広告との違いをご紹介

更新日:2024/06/28
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楽天市場には広告メニューが非常に多く、どのシチュエーションでどういった広告を活用するべきか悩まれる店舗様が多くいらっしゃいます。


本記事では楽天の中で唯一「完全成果報酬型」である楽天 CPA広告の費用や特徴、活用方法についてご紹介します。

設定方法や商品選定、効果検証についても記載しておりますので、是非ご確認ください。

弊社では広告活用全般につきまして無料でのご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡頂ければと存じます。

また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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楽天CPA広告の概要

楽天市場のCPA広告とは、広告経由で生じた売上に対してのみ費用が発生する、効果保証型の広告です。


楽天 CPA広告は完全成果報酬のため、広告を掲載するだけであれば0円で運用を始められます。
楽天 CPA広告経由での売上が立った際に限り20%の広告料金が発生する仕組み上、確実にROAS500%が担保される広告です。

ROAS=(売上÷広告費)×100%で算出される、広告の費用対効果を図る基準のこと

楽天市場でよく使われる広告としては「RPP広告」や「クーポンアドバンス広告」など、費用対効果の高いとされる広告メニューが多く存在しますが、
いずれもクリック課金型の広告のためユーザーがクリックした後に商品購入に至らず離脱した場合には売上が発生せず、費用のみ発生することになります。


一方で楽天 CPA広告は「売上の20%」を広告費として支払う広告メニューのため、確実に成果に繋がった分だけ、広告費を支払うシステムになっています。

その他広告の概要につきましては以下記事も併せてご確認ください。

CPA広告の費用

上述の通り、楽天 CPA広告の初期費用は無料です。

楽天 CPA広告経由での売上が発生した場合のみ、売上金額の20%が広告費用として請求されます。
投資対効果が明確かつ除外商品登録もできるため、ROAS500%で換算した際に費用対効果が見込める商材については標準で設定しておくことをおすすめします。

CPA広告のメリット

楽天 CPA広告は効果保証型広告のため、様々なメリットがあります。

広告配信設定が容易

楽天 CPA広告の配信設定は非常に単純で、RMS内プロモーションメニューから「効果保証型広告(CPA広告)」を選択し、「広告配信ステータスの確認・変更」タブから「広告配信ステータス」を「有効」に切り替えるだけで利用開始できます。


その他の楽天市場の広告メニュー、RPP広告やクーポンアドバンス広告であれば入札単価やKWの設定、TDA広告であればセグメントの設定をした後にクリエイティブの入稿作業を行う必要がありますが、CPA広告はその手間がかからず容易に始められます。


RMSのトップページからの細かい操作方法については「楽天CPA広告の出稿方法」にて後述していますので、そちらをご参照ください。

楽天サーチ(楽天検索)以外からの店舗流入が見込める

RPP広告やクーポンアドバンス広告、ディスプレイ広告などは楽天市場内での露出面を確保する意味では有効ですが、楽天市場外のユーザーにアプローチする手段としては不向きです。


もちろん楽天市場内でのユーザー獲得も大切ですが、楽天市場外の見込みユーザーにもアプローチを広げることで、アクセスの母数を増やすことができます。

楽天市場外への広告出稿は転換率が低いのでは、という懸念点が浮かぶかと思いますがCPA広告は上述の通り「購入費用の20%が広告費として請求される課金方式」のため、楽天市場外で露出したとしても、出稿店舗様にはデメリットがありません。


楽天市場内のユーザーをターゲットにしたRPP広告やクーポンアドバンス広告と並行し、楽天 CPA広告で楽天市場外のユーザーにもアプローチすることが売上向上の近道です。

費用対効果が明確

繰り返しになりますが楽天 CPA広告は経由売上に対して20%の広告費が請求される仕組みなので、「ROAS500%が保証されている広告メニュー」であると言い換えられます。


RMSに登録されている商品が自動で広告出稿されますが、例えば利益率が低い商品については「除外設定」設定ができるので、利益率の高い商品のみ出稿することでCPA広告による売上へのインパクトはより大きくなります。


楽天市場は非常に広告が多く、まず選定に苦労するという声もよく聞きます。費用対効果が明確であるCPA広告はリスクも少なく、まず活用することを推奨します。
売上も期待できる他、とりあえず広告を回すことでデータを蓄積するという点でも有用です。


そもそも広告運用に着手する際の懸念点は「本当に成果が出るのか」「売上が上がったとしても費用対効果が見合わないのでは」といった点なので、費用対効果が固定されているCPA広告がおすすめです。


なお、楽天市場内外のユーザーに露出でき、視認(インプレッション)・クリックのみでは広告費が発生せず、購入されて初めて広告費が発生する成果報酬型の広告メニューは、CPA広告以外にありません。
とはいえもちろん楽天 CPA広告を運用する上でのデメリットもありますので、下記合わせてご確認ください。

CPA広告のデメリット

一方で楽天 CPA広告のデメリット、注意点についてもお伝えいたします。

広告予算設定機能がない

楽天 CPA広告は成果保証型で、入稿作業等の手間もかからない広告メニューですが、RPP広告やクーポンアドバンス広告のように予算上限設定機能がなく、広告費の予実管理が難しくなる点がデメリットとして挙げられます。ですがあくまで売上に対して広告費が発生する広告メニューなので、こまめにプロモーションメニューから実績を確認することで、予算管理は可能です。


月に使える広告予算が固定されている場合は注意しましょう。

クリックされてから720時間以内の購入に対して課金が発生する

楽天 CPA広告についてはクリックしてから720時間以内の購入全てが広告費の対象となります。
商品クリエイティブをクリックしたユーザー単位で、通常かご(買える状態に設定している)全商品への売上に対し課金が発生します。

引用:[効果保証型広告(楽天CPA広告)] 概要
※店舗運営Naviからの引用なので、RMSにログインしている状態でご確認ください

例えばユーザーが商品①の広告クリエイティブをクリックし、
商品①(10,000円)と商品②(5,000円)を併せて購入した際、

広告費は(10,000+5,000)×0.2(20%)=3,000円
という計算になります。


また、クリックしてから720時間が課金対象期間と約1ヶ月間あり、期間内にリピート購入があった場合は同一ユーザーの2回目購入分も広告費の対象となってしまいます。
除外商品に登録している商材については広告に掲載されないかつ購入されたとしても課金対象外になるので、利益率が低い商材については除外商品登録を忘れないようにしましょう。

掲載保証型の広告ではない

楽天 CPA広告は楽天内のその他広告のように「広告掲載枠を購入して配信を行う広告メニュー」ではないので、広告の掲載が保証されていません。


加えて配信先も選択できず、期間も掲載料も掲載場所も店舗様でコントロールできない点はデメリットです。

その他広告との使い分けが気になる方、詳細を知りたい店舗様はぜひお気軽にお問い合わせください。
店舗の商材やターゲット層を分析の上、無料にてすぐに役立つポイントをお伝えいたします。

【無料ご相談はこちらから】

CPA広告の出稿方法

以下、RMS上で楽天 CPA広告を設定する手順です。
その他広告と同様にプロモーションメニュー上で操作します。

楽天 RMSトップ(メインメニュー)」→「広告・アフィリエイト・楽天大学」→「1 広告(プロモーションメニュー)」→「効果保証型広告(楽天CPA広告)」→「配信ステータスの確認・変更」→「広告配信ステータス有効にチェック→「効果保証型広告(楽天CPA広告)規約」を確認し、「規約を確認した」にチェック→「設定する」ボタンをクリックし、完了

引用:楽天RMS
※RMSにログインしている状態でご確認ください

なお、除外登録したい商品に関しては「除外商品」タブからCSVファイルをアップロードすることで除外できます。

楽天CPA広告の成果最大化に向けて3つのポイント

商品ごとの限界ROASの算出

CPA広告の費用は売上の20%と固定であることは繰り返しご説明してきました。
なので高利益率の商材であれば出稿すべきと考えますが、
更に踏み込んで商品ごとに限界ROASを算出してみましょう。


限界ROASが500% を超える商材であれば単純な費用対効果で出稿の価値があります。

CPA広告、出稿時クリエイティブの強化

CPA広告に使用される広告クリエイティブは商品画像(1)※サムネイル画像)です。


なので、RMSに登録している出稿予定商品の商品画像(1)を改良することが楽天 CPA広告のクリック率を高めるポイントとなります。
具体的には商品画像(1)の商品の撮り方や背景を見直すことや、訴求力のあるテキスト(ランキング受賞 など)を入れ込み、クリック率を高める必要があります。


なお、注意点として商品画像(1)にはガイドラインが存在するので、予め確認すると同時に、作成後もチェックしましょう。

クリエイティブに関しては作って終わりではなく、都度CTRを指標に魅力的な画像になっているか検証する必要があります。
楽天 CPA広告に限らず検索経由でのアクセスも増やせるため、A/Bテストと呼ばれる手法を用いて都度改善することをおすすめします。

楽天イベント時の出稿

楽天 イベント(お買い物マラソンやスーパーSALE)時はユーザーの購買意欲がとても高まり、転換率が大幅に向上する傾向にあります。


なので楽天 イベント時にCPA広告を配信することで、ユーザーが商品購入に至る可能性が高まります。
商品の利益率や広告予算の関係で常時楽天 CPA広告を出稿できない場合でも、イベント時は出稿を検討することをおすすめします。

楽天のイベント対策は楽天で売上を伸ばす上で非常に重要になりますので、以下記事も併せてご確認ください。

楽天CPA広告運用の注意点

利益率の低い商品の精査

CPA広告の広告費(売上の20%)を加味し、除外登録するべき商品を精査しましょう。


利益率の低い商品を出稿してしまうと、利益が残らないもしくはマイナスになってしまうケースもあります。
もちろんその他広告においては商品ページの売上実績を作ることもSEOやランキングの観点から重要ですが、CPA広告ではなるべく利益を取れる状態で+αの売上を作ることが重要なので、
利益率の低い商品は除外設定を行い、本来の目的から逸れた運用にならないように注意しましょう。

広告予算設定との兼ね合い

店舗様ではそれぞれ楽天での広告予算を設定していると思いますが、
CPA広告には「予算設定が出来ない」かつ「CPA広告経由売上の20%の費用が発生する」という特徴があり、
例えば高単価商品がCPA広告経由で売れた場合に、設定している広告予算をオーバーしてしまうことがありえます。


なので適切な除外設定ならびに都度効果を振り返り、状況を可視化することが重要です。

まとめ

本記事では楽天CPA広告について概要から設定方法、注意点までご紹介しました。


弊社ではCPA広告に限らず楽天 広告全般につきまして無料でのご相談も受け付けておりますので、
是非お気軽にお問い合わせください。


本記事を閲覧頂きありがとうございました。


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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