【2024最新】楽天スーパーセールサーチ申請条件と活用方法を解説!

更新日:2024/10/31
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弊社はECを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、本記事では楽天スーパーSALEサーチ(以下、文中 楽天スーパーセールサーチと記載)について徹底的に解説をしていきます。

楽天市場で売上アップをするためには、楽天スーパーSALE対策が必ず必要になります。

その中でも楽天スーパーセールサーチへの登録は自店舗の売上アップに必ず繋がってきますので、ぜひ登録してみることをおすすめします!

ただ、スーパーセールサーチは申請が複雑なこともあり、多少面倒な部分もあると良く弊社でも耳にいたします。

実際はそれ以上のメリットもありますので、ぜひこの記事を見ていただき、スーパーセールサーチ活用をご検討いただければと思います。

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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楽天スーパーSALEとは

楽天スーパーセールサーチを知る前に楽天スーパーSALEのことを知っておく必要があります。

楽天スーパーSALEの概要について

楽天スーパーSALEとは、楽天市場が3月・6月・9月・12月の年4回で開催する大型セールイベントのことです。

楽天としてもテレビCMなどの外部広告を打つので通常時に比べて大幅なアクセス数の上昇が期待できます。

楽天市場のヘビーユーザーはスーパーSALEのタイミングなどをよく知っていますが、普段楽天市場を使わない新規ユーザーや休眠ユーザーなどもアクセスしてくることが理由です。

楽天スーパーSALEの詳細について

詳細については以下の記事でご紹介していますので、ぜひ下記記事を参考にしていただければと思います!

楽天スーパーSALEサーチとは

楽天スーパーSALEサーチの概要

ではまずは楽天スーパーセールサーチの概要から見ていきましょう。

楽天スーパーセールサーチとは上記のような楽天スーパーSALE期間中に限定で表示される検索窓のことを指しています。

もちろん楽天スーパーSALE中でも通常の検索窓の表示もありますが、それに追加される形式での表示です。

楽天スーパーSALEサーチは2種類あります!

※上記画像は拡大表示のため自社にて作成しています。

楽天スーパーセールサーチは主に「半額サーチ」と「通常セールサーチ」の2種類に分かれています。

「半額サーチ」とはその名前の通りでさらに、割引額が通常売価の50%以上の商品のみ申請が可能なセールサーチで、上記画像の左のような黄色いバナーがサーチ検索時に商品の下に表示されます。

「通常セールサーチ」は割引額が通常売価の10%〜49%の商品のみ申請可能なセールサーチです。こちらに関しては上記右画像のように赤いバナーがサーチ検索時に商品の下に表示されます。

もちろん半額サーチに登録することでより多くのアクセスが期待できますが、スーパーSALE割引の通常セールサーチでも十分に効果があります。

粗利の関係で自社商品の値引きが10%程度しかできないという店舗様も多いかと思いますが、ぜひ通常サーチだけでも活用してみることをおすすめします。

楽天スーパーSALEサーチのメリット6選!

ではここからは具体的に楽天スーパーセールサーチを活用するメリットをご紹介します!

1. 大幅なアクセス数向上がほぼ確実です

やはりメリットの1つ目はアクセス数の向上でしょう。

アクセス数の向上をしたいと考えているときはぜひスーパーセールサーチを活用してみましょう!

楽天スーパーセールサーチの中でも、『半額』の特集ページは楽天スーパーセール期間中に訪れたユーザーの約8割が閲覧するため、ほぼ確実にアクセス数は向上すると言っても良いです。

また、通常楽天には3億を超える商品がありますが、スーパーセールサーチに登録される商品はおおよそ毎回1,000万商品です。

1,000万という数字だけ聞くと多いように聞こえるかと思いますが、通常時の30分の1の登録数なので来訪者8割のユーザーからのアクセスを取りやすいというメリットもあります。

2. クリック率も向上します

そして2つ目はクリック率(CTR)です。これは上記でもご紹介した通りで、割引商品のアイコンが表示されることが大きな理由だといわれています。

上記の画像を見ていただいてもおわかりいただける通り、アイコンの表示が表示がされている商品に目が行くため、自然とクリック率も変わってきます。

現状のクリック率が低いときなどはぜひ活用してみましょう!

3. 転換率向上も期待できます

3つ目は転換率の向上です。

楽天スーパーSALE時の転換率が低いときなどはぜひスーパーセールサーチを活用していただきたいです。

基本的に値引きに惹かれてクリックしたユーザーなので、購買意欲が他のユーザーに比べて高い傾向にあります。

アイコンの表示でアクセス数・クリック率を上げて、さらに転換率まで上げることができるのがスーパーセールサーチのメリットです。

4. セール終了後のSEO順位の向上に繋がります

そして4つ目はSEO順位の向上です。

楽天市場のSEOアルゴリズムは直近2週間の売上が大きく関係しているといわれています。

楽天スーパーSALEはおおよそ11日間のため、楽天スーパーセールサーチ活用によって楽天スーパーSALE期間中の売上を大きく上げることでスーパーSALE終了後についてもSEO順位が大幅に上がることがよくあります。

そのため少し先の未来を見据えると、自然流入の増加に直接的につなげることができるため楽天市場内で正のサイクルを回していくことができます。

5. リピーターの獲得につなげることが出来る

5つ目はリピーターの獲得です。

もちろんリピーターが多いシャンプーや化粧水、水などに限定されてしまいますが、楽天スーパーセールサーチと『リピート商材』は非常に相性が良いです。

もしも自社でリピーターの可能性がある商材を取り扱っていて、スーパーセールサーチに登録する商品を迷われている場合は、まずはリピート率が高い商材を選定してみることをおすすめします。

スーパーセール期間はマイナスが発生してしまう可能性もありますが、元が取れる可能性が十分にあります。

弊社事例

弊社でもシャンプーを販売されているお客様で、楽天スーパーSALE時に「値引き施策」を行い、売上向上に成功した事例があります。

もちろん施策として楽天スーパーSALE期間中に値引きをしただけではありませんので、事例の詳細や実際に行った施策など詳しく知りたい!という方はお問い合わせ、もしくはお電話でご連絡ください

10〜15分程度で詳しくお伝えします。

6. 在庫整理が出来る可能性がある

6つ目は在庫整理です。

これは付加的なメリットではありますが、楽天スーパーセールサーチを在庫整理に活用している店舗様もいらっしゃいます。

在庫を抱えてしまっている商品を割引して、スーパーセールサーチに登録してみることも1つの手です。売れていない在庫は負債に直結しますので、思い切ってスーパーセールサーチ登録をしてみるのも検討してみることをおすすめします!

ただし、季節物の商品などはスーパーセールの時期を見て、登録してみると良いでしょう!

楽天スーパーSALEサーチのデメリット3選!

ではここからは楽天スーパーセールサーチのデメリットをご紹介していきます。

1. 値引きが必須であること

値引きが必要であることはスーパーセールサーチの大きなデメリットと言えます。

すでにご紹介しているとおり、10%以上の値引きが楽天スーパーセールサーチの申請条件です。商品によっては10%の値引きが難しい場合もあるかと思います。

そのため基本的には利益率が高い商品を出す必要があります。

ただ一方で、リピーター商材などであれば今後通常期間にも購入いただける可能性もありますし、購入実績が増えることでページ自体が強くなる(楽天市場のアルゴリズムから評価される)可能性が高くなります。

短期的には利益がマイナスになる可能性もありますが、長期的な視点を持って楽天スーパーセールサーチは活用を行うことをおすすめします。

2. サーチ申請と並行してRPPの活用が必要

2つ目は楽天スーパーセールサーチと並行して、RPP広告の活用が必要なことです。

もちろんこれは必須では有りませんが、基本的に競合もスーパーセールサーチの登録は行ってきますので普段よりは少ないかもしれませんが競合に勝っていく必要があります。

そのためまずは目についていただくためにSEO対策やRPPを用いて、ある程度検索順位を挙げておく必要があります。

3. 一時的にコピーページでの販売になる

これは逆でも良いのですが、弊社としては元ページをサーチ申請して、販売できない期間はコピーページでの販売を行うことをおすすめしています。

コピーページでスーパーセールサーチ申請を出さない理由としては大きく2点あります。

①元ページで販売実績を作りたい

前述しているとおり、楽天市場のSEOは直近2週間の売上が重要になります。

元ページで実績を重ねて、通常期間にもSEO上位を獲得していくことで年間を通じた売上の底上げにつなげることができます。

②元ページでレビューの蓄積を行いたい

また売上実績に付随して、元ページへのレビューを蓄積したいという意図もあります。

楽天市場ではおおよそ売上件数の2〜3%の方がレビュー投稿をしてくださると言われています。

そのため、楽天スーパーSALE時に売上件数を稼ぎ、同時にレビューの蓄積を行うことで楽天市場からの『元ページの評価』を高くすることができるのです。

楽天スーパーSALEサーチの申請方法

ここまでで楽天スーパーセールサーチに登録するメリットやデメリットなどをご理解いただけたかと思います。

メリットを感じた上で楽天スーパーセールサーチの申請を実際におこなっていきたいと考えている出店者様向けに実際の申請方法をここからはご紹介していきます。

1. 事前準備:条件確認

スーパーセールサーチへの登録を検討する上で事前に必ず確認を行うべき事柄からご紹介をします。

楽天市場内では二重価格表示と同様に割引表示をおこなうにあたって、細かな条件や守らなければならないルールがあります。

細かいルールのため、実際の楽天市場ヘルプページより引用します。

※下記にリンクを掲載しています。

①当店通常価格からの値引き商品について

・スーパーSALE開始時からさかのぼって8週間のうち、合計で4週間以上楽天市場内で元値(比較対照価格)での販売実績があること。

・販売期間がスーパーSALE開始時からさかのぼって8週間未満の場合、合計で販売期間の過半かつ2週間以上、 楽天市場内で元値(比較対照価格)での販売実績があること。

・スーパーSALE開始時からさかのぼって2週間以内に、元値(比較対照価格)での販売実績があること。

②メーカー希望小売価格からの値引き商品

・メーカー希望小売価格より50%以上または10%以上の値引きがされている商品であること。

③参考小売価格・旧定価からの値引き商品

・参考小売価格・旧定価より50%以上または10%以上の値引きがされている商品であること。

④その他

・景品表示法及び楽天市場が定めたルールに基づき元値表示を行なっている商品であること。

(引用:https://ichiba.faq.rakuten.net/detail/000010121)

これらのルールをまずはしっかりと抑えた上で楽天スーパーセールサーチに登録できる商品を選定していきましょう!

2. 楽天スーパーセールサーチの申請

ではここから実際にスーパーセールサーチの申請を実際に行っていきます。

①商品設定

まずは商品設定を変更していきましょう!

RMSからは「店舗設定」から「商品管理」へと進み、「商品一覧・登録」をクリックします。

ここではイベント商品の「販売価格」や「販売期間」の詳細を設定していきます。

簡単に言うとイベントに出す商品をどのような価格などで出すか決めていく作業です。

②イベント商品申請

次はイベント商品申請に移ります。

RMSからは「店舗設定」⇒「商品管理」へと進んで、「イベント商品申請」をクリックすると申請可能です。

イベント商品申請は通常、スーパーSALE開催日から約3週間前から項目が追加されます

申請は1週間前まで可能ですが、基本的には2週間前までには申請を完了させておくことをおすすめします。理由としては後述もしておりますが、スーパーセールサーチには1次チェック・2次チェックがありますので時間に余裕を持って申請しておく必要があるからです。

3. 審査

そしてイベント商品申請が完了すると審査に移ります。

審査概要

前述している通り楽天スーパーSALEサーチへの商品掲載は、販売ページに販売期間や販売価格などの設定をおこなった上で1次チェック・2次チェックに合格する必要があります。

1次チェックに追加した場合のみ、2次チェックに進むことができます。

審査通過のポイント

上記でもルールはご紹介しましたが、その他に審査通過(条件)のポイントがいくつかありますので簡単にご紹介しておきます!

① 予約商品や定期購入商品ではないか事前に確認しておく

② コピーページとコピー元ページの商品内容に不一致はないか確認しておく

③ 申請期間中にコピーページの商品画像を変更してはいけません

④ 申請後にコピー元商品の商品設定を変更してはいけません

⑤ 販売期間は楽天スーパーセール開催期間外に設定されていないか確認しておく

⑥ 販売価格と表示価格を逆に表示していないか確認しておく

⑦ 元値で一定期間の販売実績があるか確認しておく

ちなみによくあるケースとして「2次チェック合格したあとに商品情報の変更をしてしまい、スーパーセールサーチから落ちてしまう」ことがあります。

こちらは細かくルールの設定がされていますので、RMSから引用をいたします。

(引用:https://navi-manual.faq.rakuten.net/item/000044499?l-id=ManualLeftNavi)

※要 RMSログイン

4. 結果確認

そして最後に結果確認です。1次・2次の審査結果を確認できます。

もちろん申請商品がどの段階で不合格となっているのか確認できるので、修正も可能です。

上記は弊社で作成したイメージですが、RMS上でこの様に[商品登録済]でだめだったのか、[販売期間設定]がだめだったのか、[コピー元販売ページで商品登録済み]項目がだめだったのかなど項目に分けて確認することができます。

楽天スーパーSALEサーチの効果を最大限発揮する5つのコツ

すでに前述している通り、楽天スーパーセールサーチは登録を行えば、ある程度は楽天市場ユーザーの目に留まるため売上の期待はできます。

ただし、せっかく値引きをしてスーパーセールサーチに登録するので効果を最大限発揮していただきたく、ここからは運用のコツを記載します。

1. 事前告知を必ず行う

既存ユーザーに必ずメルマガ告知を行っておきましょう!

特に効果があるのが、休眠顧客(直近の購入がないユーザー)への送付です。

スーパーセールサーチを活用することで休眠顧客を掘り起こして、売上拡大につなげることも可能です。

またR-SNSなどを活用してLINE配信を行うこともおすすめです。

弊社のCPM分析について

弊社は顧客インサイトを捉えた楽天運用代行に強みを持っています。

上記はCPM分析という分析手法ですが、弊社ではCPM分析の活用によって数多くのお客様で売上向上につなげることができています

実は楽天市場でもRMSの情報を活用するとCPM分析は可能です。メルマガ送付にあたって、誰に送ればよいかわからない場合や効果のある顧客育成に興味がある場合はぜひご連絡ください。

CPM分析を新たなマーケティング戦略の一手として実践してみることをおすすめします。

2. セールの注力商品を決める

楽天スーパーセールサーチにすべての商品を登録することはおすすめしません。

弊社ではまずは自社の入口となる1〜3商品くらいを選定して、スーパーセールサーチに申請することをおすすめしています。

入口商品の購入により、将来的には自社ページの回遊やメルマガ・LINEなどでイベント告知などをおこなうことができるため、間接的な効果も期待できます。

3. 可能であれば半額サーチの活用をする

これは店舗様によって、できるできないがあるとは思いますが、できれば半額サーチを一度は活用してみることをおすすめします。

すでにご紹介している通り、一時的にはおそらくマイナスが発生しますが、楽天のSEOアルゴリズムの観点から考えると売上金額だけではなく『売上件数』も関係してきます。

件数をしっかりと短い期間で稼ぎ、将来的な売上に期待しましょう!

4. 最終日近くに自店舗独自イベントの開催をする

楽天スーパーSALEは『開催日』と『最終日付近』にアクセス≒売上が大きく伸びるのが特徴です。

この特に最終日に自社独自のイベントを行うことで、スーパーSALEおよびスーパーセールサーチの売上に大きく寄与する可能性があります。

例えば、最終日のみ『5,000円以上の購入で10offクーポンの発行』など独自のイベントを開催しても良いかもしれません。

5. 在庫管理をしっかりと行う

これは付加的な要素なのですが、スーパーSALE中にしっかりと在庫管理を行う必要があります。

通常時と同じくスーパーセールサーチでも在庫がなくなってしまうと検索に出なくなってしまいます

もちろん在庫を追加すれば再度表示されますが、短いスーパーSALEの期間ですので、せっかく時間をかけて申請して通過した商品が一時的にも楽天に表示されていない状態を作らないようにしましょう!

まとめ

本記事では「楽天市場 広告別効果と売上アップポイント」について解説しました。 

記事を最後まで見てくださり、誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。

スーパーセールサーチは実際の運用の際は、慣れていない場合は工数がかなり多く発生してしまう上に、ミスが多く発生してしまうことも特徴です。

弊社では、スーパーセールサーチの運用はもちろんのこと、楽天市場に関するほとんどの業務を代行可能ですので一度ぜひご連絡ください。


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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