弊社はECを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。
日々の業務で培ったノウハウから、本記事では楽天の商品画像ガイドラインと売れるサムネイルの作成方法まで徹底的に解説をしていきます。
楽天市場ではサムネイル画像が非常に重要です。
「サムネイル」は、商品へのアクセス数増加にも直接的に繋がることはもちろん、広告の効果を高める上でも重要視されています。
ただし、楽天市場においてはサムネイルで遵守しなければならないルールがあります。
ガイドラインを遵守していない場合、ペナルティを受ける可能性もありますので、まずはルールを押さえた上で売れるサムネイルを作成していきましょう!
Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
まず、楽天市場におけるサムネイルとは「楽天市場ユーザーが検索をしたときに表示される画像」を指しています。
上記画像の様にサムネイル内で「公式」という表記を入れるなど、各社が様々、ユーザーの目を惹き、商品ページへのアクセスや購入に繋がるような工夫をしています。
ちなみにRMS編集画面でいうと「商品画像(1)」を指しています。
そして全くの余談ですが、サムネイルの語源は親指(thumb)の爪(nail)のように「小さく内容を簡潔に縮小させたもの」という意味です。
楽天市場は特に、サムネイルは最初の大きな判断材料として効果があるといわれています。
弊社実績としてもサムネイルを改善しただけで前月からアクセス数が130~200%増加したという事例がありますので、効果としてもかなり期待されます。
一般的に検索画面では多くのサムネイルが並列しているため、どうしても一目で商品の魅力を伝えることが重要です。またこの段階で競合他社との差別化を図っていかなければ、そもそもの勝負の土台にも立てないことを忘れないでおきましょう!
サムネイルは自社商品の魅力を伝えることができる一方で、楽天が出している商品画像登録ガイドラインをしっかりを守っていく必要があります。
当然ですが本ガイドラインの目的は『楽天ユーザーの購買体験の向上および商品を探しやすいサイトを構築すること』になります。
楽天市場としても様々な効果を検証しており、ガイドラインに沿ってサムネイルを構築することで①ユーザーが最もSNS共有(シェア)喚起に繋がり、②商品自体のクリック率を上げる可能性があるサムネイルの構築ができるとのことです。
本ガイドラインの対象商品としては、商品画像欄の第1商品画像とSKU画像が対象となります。
ただし、SKU移行後の第1商品画像については「SKUのまとめ方に関するガイドライン」という新たなガイドラインも出ていますので、必ずそちらもチェックして見るようにしましょう!
商品画像登録ガイドラインに違反しているまま商品登録の継続を行っていると、違反点数5点のペナルティとなります。 ちなみに違反対象画像の枚数は関係なく、一律5点です。
また結果として、年間累積点数が一定以上になるとランキングへの掲載制限や検索時の表示順位が下がるなどの制限を受ける可能性がありますので、必ずルールは遵守していきましょう。
では具体的に、どの様なルールがあるのかということを見ていきます。
上記画像の通り 商品画像内のテキスト要素は20%以下でなくてはなりません。
ちなみにですが占有率が20〜31%の際の評価としては△となります。
ここでいう「テキスト要素」とは一例として、以下のようなものが挙げられます。
これらのテキスト要素については、少しでも1マスの中に含まれていると1マス分として換算されますので注意が必要です!
2つ目は画像の枠線です。サムネイル画像には枠線も使用することができません。
ここで言う枠線とは左画像の4辺を囲う線はもちろんのこと、真ん中の画像のようにL字の枠や、右画像の様な帯状の要素も含まれています。これは太さなど関係がないので注意してください。
また画像を合成した際にできる余白部分なども枠線としてみなされてしまう可能性があります。
これは読んで字のごとくですが、基本的には背景が白もしくは、写真を撮った際に写った背景写真のみとなります。
単色白背景の定義としてはカラーコード #FFFFFF(R255, G255, B255)です。
また、写真背景の定義としては商品と一緒に撮影された背景ですので、上記右画像のように多少別の商品が写っていても問題有りません。
最後はGIFアニメーションの使用ができないという点にあります。
アニメーションGIFの定義ですが複数の画像を連続で表示させたGIF形式の画像を指しています。画像の一部が動くようなシネマグラフもアニメーションGIFに含まれるとのことです。
ちなみに商品説明文や販売説明文に挿入する画像等においては、アニメーションGIFの利用が可能です。
ここまでで楽天市場の商品画像ガイドラインについてある程度のご理解をいただけたかと思います。
ただ、ガイドラインを守ったとしてもあくまで減点をされていない状態であり、ガイドラインを守ってサムネイルを作成しただけでは「売れるサムネイル」になっているわけではありません。
そこでここからは売れるサムネイルの作り方を解説していきます!
商品画像の撮影は楽天市場などのECサイトにおいて非常に重要です。
基本的にユーザーは購入する商品を写真のみで判断することも多いため、商品写真が購入を決定づける大きな要因になります。
ECにおける写真の撮り方の中から今回はディテール写真とイメージ写真についてご紹介をしてきます。
まずはディティール写真にこだわりましょう!ディティール写真とは、商品の色や形のほか、質感なども伝えるための写真です。 上の画像の様に全体を撮るだけではなく、中身の写真や、より近距離で撮影する写真、ポケットの写真など細かい部分も撮影を行うことが重要です。
ディティール写真撮影時の注意点は「照明」です。ECサイトで写っていた写真の色と異なる場合などについては返品率も影響が出てくるだけではなく、レビューにも大きく影響します。
写真の色と実際の商品の色が異なる場合などはPhotoshopなどでうまく調整をしていきましょう。
また様々な角度で撮影を行うことで、実際に商品が届いたあとのイメージもしやすいため、工夫をして撮影を行いましょう!
次にイメージ写真です。
イメージ写真とは利用シーンやブランドのイメージを撮影した写真のことですが、サムネイルでは利用シーンが使われているケースが多いです。
また楽天市場のサムネイルでは人物利用も問題ないので、ブランドイメージ訴求のためにタレントなどを起用しているケースもあります。
イメージ写真を活用することで、実際に利用しているイメージを持ってもらえるほか、転換率の向上にも直接的に繋がります。
写真が撮れたら次は実際にサムネイル作成に入ります。
20%未満を意識しながら作成を進めていきましょう!
まずは自社のキャッチコピーを入れていきましょう!
「時短」や「軽量」「濃密」など、楽天ユーザーが目に付きやすいキーワードを入れると良いです。
その他、例えばシャンプーであれば「〇〇配合」など、特徴的な要素がある場合は入れてみてもいいかと思います。
楽天市場に長く出店しているとランキングに掲載されたり、その他何かでの受賞履歴などもある場合には必ず載せるようにしましょう。また公式店の表記もおすすめです。
ユーザーはECサイトで購入することに多少なりとも不安を持っています。その様な不安を取り除き、安心して購入してもらえるようなサムネイルにすることが重要です。
RMSでは「700px×700px」の画像サイズでファイル容量は2MB以下でサムネイルを作成することを推奨しています。
これより小さいサイズで登録してしまうと、画像が引き伸ばされてしまい、ユーザーの視認性が非常に悪くなってしまうほか、商品への信頼性も損なわれてしまい、転換率が大幅に下がってしまいます。
ただし『一度サムネイルを作成して終わり』というわけではありません。
A/Bテストを実施して、最適なサムネイルを見つける必要があります。
上記は参考ですが、最初は2〜4週間に1度サムネイルを変更しながら、転換率が高いサムネイルを見つけていくことをおすすめします。
ただ、自社商品がガイドラインに違反しているか目視で見つけることは容易では有りませんし、効率的とも言えません。
サムネイルだけではありませんが、楽天市場の画像を作成する際に商品ガイドラインに問題なく適合しているか見つけたい際には楽天公式で出ている商品画像判別ツールを利用することをおすすめします。
ではここからは、簡単に判定できる4つのツールをご紹介します!
商品画像判定ツールは登録している「商品画像(1)」が楽天の商品画像登録ガイドラインに適合しているかを判定できる機能です。
登録している商品が少ないときなどには商品画像判定ツールで問題ないでしょう。
結果についてはなお以下の3段階で表示されます。
◎:ガイドラインに適合。
△:ガイドライン違反ではないが、修正が推奨される。
✕:ガイドライン違反。修正が必要。
商品画像一括判定ツールを用いることで、最大200枚まで一括でガイドラインに適合しているか判別してくれます。
確認したい画像が多い場合にはこちらの機能を活用することをおすすめします!
使い方もシンプルなので、以下にまとめておきます。
結果も一括でわかるため非常に楽に確認することができます。
テキスト要素カウントツールはテキスト要素の割合の算出が可能なサムネイル画像判定ツールです。
テキスト要素カウントツールは楽天RMSにログインして行う形式ではなく、ツールをパソコンにダウンロードしてから利用する形式になっています。そのため、RMSに未登録のサムネイル画像の判定も可能です。
詳しくはRMSにログイン後、以下のページよりご確認ください。
最後は商品画像判別レポートです。商品画像判定レポートとは、すでにRMSに登録している商品画像(1)が商品画像ガイドラインに適合しているかを定期的にチェックしてレポートとして出力してくれるR-Cabinetの機能です。
かなり便利な機能ではあるものの、リアルタイムでのチェックではなくR-Cabinetのデータ抽出日時点の判定であるため、一度変更を加えたサムネイルだとしても再度適合していない判定を受ける可能性があります。
本日は2024年最新版として、楽天の商品登録画像ガイドラインから売れるサムネイルまで徹底解説していきました。
サムネイルは様々なガイドラインがあるほか、売れるサムネイルを作成するということは慣れていないとなかなか困難でもあります。
もし商品画像撮影や商品ページ作成などにお困りの際はぜひ一度お問い合わせくださいませ!
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