Amazon(アマゾン)には大きく分けて2種類のセールがあります。
1つ目はビックセール、2つ目はタイムセールです。
それぞれ特徴があり、効率的に自社製品の売上を伸ばすためにはセールの活用が欠かせません。本記事ではこの大きく分けて2つのAmazon(アマゾン)セールについて解説していきます。
また、この記事を読むことで、皆さまの自社製品の売上の向上に繋がれば幸いです。
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まず、Amazon(アマゾン)にはユーザーの購入が加速する「ビッグセール」と呼ばれる以下の6種類のセール期間が存在します。
各セールについて時系列に応じて解説していきます。
年明けすぐの1/2~1/6ごろの4日間に開催されるのが「初売りセール」です。Amazon(アマゾン)としても大々的に開催するセールということもあり、ユーザーにとってもかなりお得なセールとなっています。
日本ではお正月の時期には帰省をすることも多いため、本調査からも財布の紐が緩んでいるとのことです。
また初売りらしく「Amazon(アマゾン)福袋」も登場します。福袋の金額以上になる商品も、まとめて購入することができるほか、購入前に中身を知りたいユーザー向けに、中身を明示した売り方をすることもできます。
11月からは後述するAmazon(アマゾン)ブラックフライデーウィークが始まることもあり、セールの準備に忙しい日々が続きますが、1月は特に売上が伸びる時期になりますので「無駄な作業」はこの時期だけでも外注をしてセールの戦略策定などにリソースを回すことをおすすめします。
3/20~3/30ごろに4日間に渡って開催されるのが「新生活セール」です。家電。パソコン機器、日用品、衣類、シューズなど新生活に必要なものが販売されます。
メインのターゲットは新大学生や新社会人など新たに生活を始めるAmazon(アマゾン)ユーザーですが、それ以外のユーザーももちろんセールへの参加は可能ですので幅広いターゲッティングが可能です。
Amazonプライムデーは、年間セールイベントの中でも特に大きいセールイベントです。対象としては「Amazon(アマゾン)プライム会員」としたセールイベントになります。
楽天のヘビーユーザーがマラソンやスーパーSALEに製品を購入することが多いように、Amazonのヘビーユーザーは、Amazon(アマゾン)プライムデーのタイミングを見計らって購入するものを検討していることが多いようで、販売者としては絶好の販売機会となります。
基本はカスタマーレビューの平均値が★4を超える人気商品を中心に、Amazon(アマゾン)内で最大規模の一斉値下げが行われます。★4の製品は約数十万点ありますので、ユーザーとしても非常に嬉しいセールです。
過去の開催年度をまとめましたので、ご参考ください。
11月の第4金曜日から1週間開催されるセールが「Amazon(アマゾン)ブラックフライデー」です。元々はアメリカの小売戦略である「ブラックフライデー」が日本でも開催されています。
そして当初は日用品や食品がメインでしたが、サイバーマンデーの開催が無くなったことで、より広いジャンルがセールの対象品になりました。
ブラックフライデー翌日からのセールとして開催されるのが「Amazon(アマゾン)サイバーマンデー」です。
サイバーの名前の通り、メインは家電やパソコン機器などが対象となるセールですが、2021年と2022年には開催されていません。2023年もおそらく開催されないかと考えています。
クリスマスシーズンである12月初旬~半ばの4日間に開催されるセールが「年末の贈り物セール」です。
2020年にはセールイベントとして開催されましたが、2021年と2022年には「ホリデーセール」とまとめられたこともあり、2023年も同様にホリデーセールとして開催される可能性が高いです。
タイムセールには大きく2種類あります。
1つ目は、ほぼ毎日開催される「特選タイムセール」と「数量限定タイムセール」です。
そして2つ目は毎月1回開催される63時間限定の「タイムセール祭り」です。
まずはこの大きく2種類に分けたタイムセールを覚えていれば大丈夫です。
そしてこれらのタイムセールは有効に活用していくことで、短期的にも長期的にも自社製品の売上向上に繋げることが可能です。
短期的な売上でいうと短時間で非常に多くの商品を販売できるほか、長期的に見てもAmazon(アマゾン)のアルゴリズムの関係で売上が上がってきている製品が自然検索のランキング上位に表示されるため、タイムセールは注力していくべき施策となります。
「特選タイムセール」は、1日に最大5つの商品がセール対象となり、24時間限定で開催されます。
ただし特選タイムセールは「申請型」ではなく「招待型」となります。数量限定タイムセールの申請資格を満たした上で出品が可能になるセールです。
「特選」と記載があるだけに商品の割引率も高く、大幅値下げの商品が出品されていることもあります。通常は15〜20%の割引価格で提供していることが多いAmazon(アマゾン)ですので、特選タイムセールに選定されている場合は、高い購入率が見込まれます。
特選タイムセールへの出品相談がAmazon側から来た際は是非挑戦していきましょう!
「数量限定タイムセール」はほぼ毎日開催されます。このたタイムセールへの参加には、手数料が必要です。
ユーザーは商品の残数を確認というメリットがあるため、残数わずかとなったときの購入心理学的な焦りが購入につながりやすいメリットがあります。
数量限定タイムセールの日時は、タイムセールを実施する日時の1週間前には、セラーセントラルに通知が来ます。(amazon seller central)
参加・申請方法は、条件を満たした上で広告タブ「タイムセール」から申請することができます。
ただし以下の出品条件があるので、注意しましょう。
・Amazonプライムの対象地域が全ての地域であること
・1カ月あたり5件以上の出品者評価の獲得、全体で星が4.0以上であること
・商品レビューで星3つ以上であること
・対象外の商品があること
(カテゴリー例:たばこ、アダルト商品、医療機器関連、医薬品、乳幼児用粉ミルクなど)
「Amazon(アマゾン)タイムセール祭りは、基本的には大型のセールイベントがない月を中心に行われている小規模なセールで、Amazon(アマゾン)通常会員でも参加できるのが特徴です。
小規模と記載しましたが、規模としては特選タイムセール、数量限定タイムセールが少し拡大されたくらいのイメージを持ってください。
タイムセール祭りではポイントアップキャンペーンが開催されるため、Amazon(アマゾン)のヘビーユーザーだけではなく通常のユーザーでもこの機会にまとめて買い物を行うこともあるようです。
そんなAmazon(アマゾン)タイムセールですが、主な対策方法として、以下の4つを紹介します。
基本的な対策とはなりますが、即効性のある広告の運用は非常に効果的です。なおかつ効果が出やすい施策と言われています。
タイムセール祭りの時期はあらかじめ把握することが可能ですので、その時期の約1か月前(短い場合は2週間ほど前)から広告への露出を強化していきましょう。
そして露出が増えた結果としてタイムセール祭り中の検索順位でも上位に表示されるため、アクセス数や転換率、売上に直結してきます。
Amazon(アマゾン)ユーザーは商品のスペックなどを気にすることも多いため、商品ページは必ず充実させておきましょう。
商品情報が少ないと、広告費だけがかかり、売上・利益が回収できないという状況に陥ってしまう可能性もあります。
もちろん商品ページを充実させることはタイ厶セール中のみに有効な施策ではありませんので、「転換率アップ」も狙っていく意味でも取り組んでおきましょう。
Amazon(アマゾン)ユーザーは配送クオリティ、配送スピードに非常に敏感です。多くのAmazon(アマゾン)ユーザーがprimeマークがついている商品を購入する傾向もありますので是非よく売れている製品だけでもFBAの活用を検討しましょう。
FBAについてはこちらの記事でも解説しておりますので、是非参考にしてください。
最後はクーポンの発行です。楽天市場を運用、もしくは利用したことがある方ならお分かりかと思いますが、Amazon(アマゾン)でも楽天市場のように、クーポンを発行することが可能です。
数量限定タイムセールに出品予定の商品があれば、通常時の購入でも利用可能なクーポンを発行しておくことをおすすめします。
本記事ではAmazonセールの種類とタイムセールの対策方法について解説しました。
弊社では「Amazon(アマゾン)の広告運用」だけではなく、その他ECモールの施策も幅広くご相談をいただきます。
まずは弊社がもつ成功事例をご紹介しつつ、情報提供をさせていただきます。
本記事を閲覧頂きありがとうございました。
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