AmazonのASINとは？基本知識から設定方法をご紹介！
弊社はECを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。
今回は日々の業務で培ったノウハウから、AmazonのASINについて徹底的に解説をしていきます。
Amazonの商品に割り当てられているASINをご存知ですか？ASINとは商品を識別するためのAmazon独自のコードのことを指します。
Amazon運営をする中で、ASINの基本知識や役割、また活用方法などを把握しておくことで、効率良くAmazonでのEC運営を行うことが可能になります。
本記事ではAmazonのASINについて概要から作成方法まで詳しく解説していきますので、基本からASINを理解して、施策の一つとして活用できるようにしていきましょう！
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AmazonのASINとは？
まず初めにASINの概要を解説していきます。
ASINとは、Amazon Standard Item Number（訳：Amazon標準商品番号）の略で、「エイシン」または「エーエスアイエヌ」と呼ばれています。
これはAmazon出品時に商品管理や販促活動において便利な役割を果たしている、Amazon内の商品を個別に管理するために振り分けられる10桁のコードを指します。
Amazonでは出品後、商品ごとにこのASINが作成され商品を識別するコードとりて使用されているのです。
ただし、例外として書籍の商品に関してはISBN（International Standard Book Number）が一部用いられており、国際標準図書番号を意味します。
（用語参考：用語解説｜Amazonアソシエイト）
ASINの種類
ASINには親ASINと子ASINの二種類があり、これらのASINはそれぞれ異なる役割を持っています。
親ASINとは、商品のメインとなるASINのことを指します。
この親ASINは大きな分類を表し、関連する子ASINをまとめる役割を果たしています。
例えばサイズやカラーなどが複数ある靴の商品の場合、靴の種類を親ASIN、その靴のサイズやカラーなどのバリエーションに対して振り分けられるのが子ASINです。
このように子ASINとは親ASINにひも付く個別の商品バリエーションのASINのことです。
新規でAmazonのASINコードを登録する方法
ここでは、ASINコードの登録方法について解説していきます。
1. セラーセントラルへのログイン
まず初めにAmazonセラーセントラルにログインします。
2. 商品追加の手続き
ログインが完了したら、上部メニューの【在庫】から【商品を追加】を選択しましょう。
3. 商品の詳細を入力
次に、このステップでは登録する商品の情報を詳細に記入します。
商品名・ブランド・製造元・商品説明・画像など正確にかつ充実した情報を入力しましょう。
これにより、ASINが自動生成されます。
4. カテゴリの選択
次に、登録している商品が属するカテゴリを選択します。
ここでは正しいカテゴリを選ぶことが重要で、選択する際は商品の特徴や用途に基づいて慎重に判断することが重要です。カテゴリの選択により顧客が商品を見つける手助けになります。
5. ASINの生成
ここまでの情報を全て入力が完了し「商品登録」ボタンをクリックすると、ついに登録している商品の新しいASINが生成されます。
ここで生成されたASINは商品がAmazon内で一意に識別されるために使われるため、他の商品との識別をスムーズにする効果があります。
6. 登録結果の確認
商品の登録が完了すると、後ほど付与されたASINを確認することができます。
[在庫]の画面から新たに登録した商品が正しく表示されているかどうか、確認を行うことも大切です。
AmazonのASINコードで正確に商品を識別する
ASINの役割と重要性について
上記でも説明してきた通り、ASIN（Amazon Standard Identification Number）はAmazon内で商品を識別するために利用される独自のコードです。
新しい商品ページが作成される際、Amazonのシステムによって自動的にASINが割り振られ、この番号はユーザーが商品を容易に探し出すために欠かせないものです。
ASINは10文字の英数字で構成されることが一般的で、この番号があることで利用者は検索や比較をスムーズに行えるようになります。また、同一商品でもサイズやカラーなどのバリエーションがある場合、それぞれに異なるASINが割り当てられるため、商品を明確に区別することができます。
さらに、ASINは在庫管理や販売データの分析にも活用します。出品者はこの番号を用いて、売上や在庫状況を把握し、それに基づいて販売戦略を調整することができるのです。
また、ASINは広告運用にも役立つ要素です。特定のASINをターゲットとしたマーケティング施策を行うことで、関連商品に興味を持つ顧客を引き付けやすくなり、売上向上に繋がります。このように、ASINを活用することで、出品者は顧客に効率的にアプローチすることが可能になります。
最後に、ASINは顧客満足度向上にも寄与します。特定の商品を素早く検索できる仕組みが整うことで、購入意欲が高まり、結果として顧客の体験がより良いものとなります。
ASINを使った商品検索の方法
Amazonで特定の商品を探す際、ASINを検索バーに入力すると、該当する商品ページに直接アクセスすることができます。この機能は、同じ商品でも異なるバリエーション（例：色やサイズ）がある場合に特に便利です。
情報の正確に活用するために
商品を正確に識別するためには、商品登録時に詳細で正しい情報を入力することが重要です。これにより、顧客が求めている商品を簡単に見つけられる環境が整います。
ASINコードがない場合の対応について
ASINが存在しない商品を出品するには、新たにASINを生成する必要があります。ASIN未登録商品の背景としては主に新商品やオリジナル商品です。このような場合、出品者が自らASINを登録しなければなりません。
ASINがない状態でも商品を出品することは可能ですが、ASINがないと商品を特定するのが難しく検索結果に表示されにくくなるため、売上に影響することがあります。また、複数の商品を管理する際に在庫や価格の更新が煩雑になる可能性もあります。
新規ASIN登録の手順
新規のASIN未登録の商品を出品する際は、以下の手順に従いましょう。
1. 商品の詳細情報を準備する
商品名、説明文、画像、ブランド情報など、必要なデータを揃えます。
2. 新規商品の登録を選択する
セラーセントラルにログインし、「新しい商品を追加」オプションを選び、求められる情報を入力します。
3. ASINの申請を行う
入力を完了した後、AmazonにASINの生成をリクエストします。内容が審査され、問題がなければ新しいASINが割り当てられます。
このプロセスを経ることで、ASINが未登録の商品でもスムーズに出品を進めることができます。
AmazonのASINコードの確認方法
ASINコードの確認方法はいくつかございますので、こちらでご紹介いたします。
商品ページで確認する方法
ASINコードを商品ページで確認する際には、ブラウザからまたはアプリからの両方から確認することができます。
初めにブラウザからの確認方法です。
商品ページの下部「商品の情報」をクリックし「登録情報」欄ランを確認するとそこにASINが記載されています。
またアプリの場合、同様に「商品ページ」を下にスクロールし、「説明」と「詳細」の表示が出るまで進み詳細欄の右側の「＞」マーク→「この商品について」→「登録情報」欄でASINを確認することができます。
この方法で取得したASINは、広告キャンペーンのターゲティング設定やブランド管理に活用できます。
複数の商品を扱う場合に各商品のASINを把握しておくことで、在庫管理がスムーズになることが期待できます。
AmazonのASINコードをURLで確認する方法
実は該当商品のASINは商品ページのURLからも確認することができます。
商品ページを開いた際のURL「https://www.amazon.co.jp/dp/〇〇/ 〜」で「dp/」に続く「B0」から始まる10桁の英数字がASINとなっています。
この方法は直接URLにASINを入力することで特定の商品ページに迅速にアクセスすることができるという、業務効率の向上にも繋がるワザにもなっていますのでぜひ活用してみてください。
ASINを検索しても出てこない場合の原因
いざASINを使って検索したいと言う時に検索ができないとなるととても不便ですよね。
そんな時のために、ASINを検索しても出てこない時の考えられる原因を4つこちらでご紹介しますので、該当していないかどうか確認してみてください。
1.親ASINで検索している
1つ目は「親ASINで検索してしまっている場合」です。
商品にバリエーションなどがない場合は親ASINと子ASINが同一であるため、検索結果に表示されますが、色やサイズ、バージョンなどのバリエーションがある場合は、基本的に個々のバリエーション商品が優先的に表示されると言う特徴から、子ASINのほうが表示されやすくなり親ASINで検索しても商品が出てきません。
2.ブラウズノードが未設定
2つ目に「ブラウズノードが未設定」である場合です。
ブラウズノードとは商品に設定するカテゴリーのことを指し、未設定の状態とは検索したASINに該当する商品のカテゴリー設定がされていないことを指します。
これらの設定が未完了かどうかはAmazonの商品ページ上部から確認することができますので、一度チェックしてみましょう。
3.出品情報の期限が切れている
3つ目に「出品情報の期限が切れている」場合です。
検索したASINに該当する商品の出品情報の期限が切れてしまっている場合は、検索結果として表示されないため、出品しているはずの商品情報の期限が切れていないかどうかを確認してみてください。
4.出品情報が公開されていない
4つ目に「出品情報が公開されていない」場合です。
出品情報が公開されていない時はASINの検索結果に表示されないため、自社商品のASINの検索結果が出てこない場合は、商品ページから販売開始日などを確認する必要があります。
新規商品登録時のASIN作成方法
ここでは新規商品登録時のASIN作成方法について解説していきます。
まず初めにAmazonセラーセントラル内の「在庫」→「商品登録」から商品名などで検索し、すでにAmazon内に商品がないか確認をしましょう。
そして検索した際にもしAmazon内に商品が見つからなかった場合は、新規の商品ページを作成していきます。検索欄の下に表示される「商品を新規に登録する」を選択すると、新規商品の登録を始められます。
新規商品の登録のステップ
次に実際に新規商品の登録のステップに進みます。
ここではまずカテゴリーの設定から進めていきます。
表示されているカテゴリー内から該当するものを選択していき、画面右側に「選択」ボタンが表示されれば、クリックして重要情報の入力に進みます。
次に「重要情報」について、パッケージ商品数・メーカー型番・メーカー名・ブランド名・商品名・販売形態・商品コードの項目を入力していきます。
ここでの注意点として、商品名の記入欄には「無料配送」「送料無料」などの文言を入力しないことを押さえておきましょう。これらのAmazonの商品名に関するルールなどに関しては、こちらの記事で解説しているので、ぜひ合わせてご確認ください。
ここまでの重要情報の入力が完了したら、次は出品情報や画像など必要事項を記載していきます。
この「出品情報」では商品管理番号・販売価格・在庫・コンディション・出荷作業日数の項目を入力していきます。
ここでの注意点として、販売価格は数字のみで記入し税込表記で入力しましょう。
さらに購入者にとって重要な要素である商品画像を登録も忘れずに。メインの画像はシンプルで魅力の伝わる画像を設定することをお勧めします。
ここまでの登録が完了しましたら新規商品の登録は終了です。
まとめ
本記事では「AmazonのASIN」について解説しました。
ASINはAmazonで数多く出品される商品を重複なく管理したり、競合分析に使えたりするなどのメリットが多くあるためぜひ活用してみることをお勧めします。
記事を最後まで見てくださり、誠にありがとうございました。この記事が皆様にとって役に立っていますと幸いです。
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