【2026最新】超PayPay祭とは?出店者が売上を最大化する8つの攻略法を徹底解説!

更新日:2026/05/25
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弊社はYahoo!ショッピングをはじめとするECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、本記事では超PayPay祭(ちょうペイペイまつり)で出店者が売上を最大化するための攻略施策について徹底的に解説をしていきます。

「超PayPay祭にエントリーしているけど思ったほど売上が伸びない…」「プロモーションパッケージやボーナスストアの設定をどう組み合わせればいいかわからない…」「グランドフィナーレに向けて何を準備すればいいのか?」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?

本記事では、超PayPay祭の基本的な仕組みから、事前準備・イベント中・イベント後の3フェーズに分けた具体的な施策、そして楽天スーパーSALEとの違いやよくある失敗パターンまで網羅的に解説します。ぜひ最後までご覧ください!

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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目次

超PayPay祭とは?Yahoo!ショッピング最大級のイベントを解説

超PayPay祭とは、LINEヤフー株式会社・PayPay株式会社・PayPayカード株式会社が共同で実施する大規模キャンペーンの中で、Yahoo!ショッピングにおいて最もポイント還元率が高くなるイベントです。期間中はPayPayポイントの還元率が大幅にアップし、ユーザーの購買意欲が高まるため、出店者にとっては売上を一気に伸ばす大きなチャンスとなります。

超PayPay祭の概要とポイント還元の仕組み

超PayPay祭期間中、ユーザーは複数の条件を組み合わせることでPayPayポイントの還元率を最大22%以上まで引き上げることができます。主な還元の構成要素は以下のとおりです。

還元要素 還元率 条件
ストア基本付与 最大1% 通常のお買い物
超PayPay祭ボーナス 最大+7% BONUS対象商品の合計決済額に応じて変動
指定支払い方法 +5% PayPay残高・PayPayクレジット等で決済
ボーナスストアPlus +5%〜+10% 対象ストアでの購入
LYPプレミアム会員 +2% LYPプレミアム会員であること

出店者目線で重要なのは、「BONUS」マークが付いた商品が還元対象になるという点です。このBONUSマークを商品に付けるためにはボーナスストアPlusへの参加が必要であり、その前提としてプロモーションパッケージの加入が求められます。この仕組みを理解していないと、せっかくの超PayPay祭期間中に「対象外のストア」となってしまい、集客の恩恵を受けられません。

超PayPay祭の開催頻度と過去の開催実績

超PayPay祭は年3回程度、不定期に開催されています。過去の実績を見ると、おおむね3月・7月・11〜12月の時期に開催されるパターンが定着しています。2025年は3月・7月・12月に開催され、2026年は3月に開催されました。

各開催回の期間は約3週間で、前半の「事前期間」と後半の「グランドフィナーレ(最終2日間)」に大きく分かれます。年3回の開催頻度は楽天スーパーSALEの年4回(3月・6月・9月・12月)と比較すると少ないため、1回あたりのイベントに集中的にリソースを投下することが重要です。

超PayPay祭の期間構成|事前期間・本番・グランドフィナーレ

超PayPay祭は大きく3つのフェーズに分かれています。出店者はこのフェーズ構成を理解した上で、各フェーズに合わせた施策設計を行うことが成功のカギとなります。

フェーズ 期間(2026年3月の例) ユーザーの行動 出店者がやるべきこと
事前期間 3/3(火)正午〜3/20(金) くじ券獲得のための買い物、お気に入り登録、事前購入 広告準備、商品ページ改善、事前告知
グランドフィナーレ 3/21(土)0:00〜3/22(日)25:59 最大還元率でのまとめ買い、駆け込み購入 広告集中投下、在庫・出荷体制の確保
イベント後 3/23以降 商品到着後のレビュー投稿、リピート検討 サンキュークーポン配布、フォローメール

特に重要なのがグランドフィナーレの最終2日間です。この期間に売上が集中するため、出店者としてはグランドフィナーレに向けた逆算型のスケジュール設計が不可欠です。弊社の支援先でも、グランドフィナーレの2日間で「通常のプレミアムな日曜日」と比較して約5倍以上の売上を記録した事例もあり、この2日間の重要性は非常に高いといえます。

※関連記事:【出店者向け】Yahoo!ショッピングを完全攻略!売上アップに向けての施策を徹底解説!

超PayPay祭のボーナスストア設定やPRオプションの料率調整、自社だけで最適化しきれていますか?

Finnerでは、Yahoo!ショッピングのイベント施策を一気通貫でご支援しています。あるスキンケアD2Cブランド様では、超PayPay祭のタイミングに合わせてPRオプション料率引き上げ+クーポン・ポイント施策を組み合わせた結果、超PayPay祭の月商が通常月比3倍に成長した実績がございます(※社名非公開)。

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超PayPay祭で出店者が押さえるべき3つの前提条件

超PayPay祭で売上を最大化するためには、施策を打つ前にイベント参加の前提条件を満たしておくことが重要です。ここでは出店者が必ず押さえるべき3つの前提条件を解説します。

ボーナスストアPlus(旧倍!倍!ストア)への参加

ボーナスストアPlusは、対象ストアで購入したユーザーに+5%または+10%のPayPayポイントを還元するキャンペーンです。対象ストアの商品ページには「BONUS」アイコンが表示され、ユーザーにお得感を直接アピールできます。

超PayPay祭期間中、BONUSアイコンが付いていない商品はポイント還元の対象外となるため、ユーザーから見ると「お得ではないストア」に映ってしまいます。これは集客面で大きな機会損失となるため、超PayPay祭に参加するならボーナスストアPlusのエントリーは必須と考えてよいでしょう。

なお、ボーナスストアPlusのポイント原資は全額ストア側の負担です。利益率に応じて5%と10%を使い分ける戦略が重要で、たとえば通常時は5%設定でベースの露出を確保し、グランドフィナーレのタイミングのみ10%に引き上げるといった強弱をつけることで、利益率を守りつつ売上を最大化できます。

プロモーションパッケージの加入メリット

プロモーションパッケージは、Yahoo!ショッピングの販促を総合的にサポートするオプションサービスです。全売上の3%が上乗せ課金されますが、その代わりに以下のような大きなメリットが得られます。

  • PRオプション3%分の検索順位アップ効果
  • 顧客育成・クーポン発行ツール「STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)」の利用が可能
  • 高度なデータ分析が可能な「プレミアム統計」の利用が可能
  • LYPプレミアム会員向けの「会員向け価格」機能の利用が可能
  • 超PayPay祭やヤフービッグボーナスなど大型イベントでの優遇(ボーナスストアPlus参加資格の付与)

つまり、プロモーションパッケージに加入していなければ、そもそもボーナスストアPlusに参加できず、超PayPay祭の集客メリットを享受できないという構造です。超PayPay祭を活用するなら、プロモーションパッケージの加入は事実上の必須条件といえるでしょう。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
超PayPay祭で成果を出すために最も重要なのは、プロモーションパッケージの加入とボーナスストアPlusのエントリーをイベント前に確実に完了させておくことです。弊社の支援先でも、プロモーションパッケージ未加入のままイベントに入ってしまい、BONUSマークが付かないことで集客の恩恵をほぼ受けられなかったケースがありました。超PayPay祭の「参加資格」を事前に整えることが、すべての施策の土台になります。

PRオプションの活用と検索露出アップ

PRオプションは、Yahoo!ショッピング独自の成果報酬型広告です。設定した料率(販売価格に対する割合)に応じて検索結果での表示順位が向上し、商品が売れた時点で広告費が発生する仕組みです。

超PayPay祭期間中は競合も積極的にPRオプションの料率を引き上げるため、通常時と同じ料率設定のままでは相対的に検索露出が落ちてしまいます。イベント期間に合わせて料率を引き上げ、イベント終了後に元に戻すメリハリのある運用が効果的です。

また、PRオプションを全商品1%以上に設定すると、STORE’s R∞(ストアーズアールエイト)が無料で利用できるようになります。STORE’s R∞はターゲット別のクーポン発行や効果測定ができるツールで、超PayPay祭期間中の販促施策には欠かせない存在です。

※関連記事:【2026最新】Yahoo!ショッピングのPRオプションとは?料率設定から活用方法まで解説!

【事前準備編】超PayPay祭の3週間前からやるべき5つの施策

超PayPay祭で売上を最大化するためには、イベント開始の3週間前から計画的に準備を進めることが成功の鍵です。ここでは事前準備フェーズで実行すべき5つの施策を、優先度の高い順に解説します。

1. 広告予算の増額と入札商品の拡大(アイテムリーチ)

超PayPay祭期間中はYahoo!ショッピング全体のアクセス数が大幅に増加します。このタイミングで広告の露出を確保しておかないと、競合にアクセスを奪われてしまいます。

具体的には、アイテムリーチ広告(旧アイテムマッチ)の月次予算・日次予算の増額を検討しましょう。通常月の1.5〜2倍程度の広告予算を超PayPay祭期間に充てるのが目安です。また、入札商品数が少ないと表示機会が限られてしまうため、取扱商品の50%以上を入札対象にすることをおすすめします。

※関連記事:【最新版】Yahoo!ショッピングアイテムリーチ広告とは?仕組みや運用のコツまで徹底解説!

2. 商品ページの訴求強化とサムネイル見直し

超PayPay祭期間中はアクセスが増える一方で、「見て終わり」になってしまうと転換率は上がりません。イベント前に商品ページの訴求を見直し、ユーザーが「今買わなければ損」と感じるページに仕上げておくことが重要です。

特に効果が高いのは、サムネイル画像の見直しです。検索結果一覧で目に留まるかどうかはサムネイルで決まるため、超PayPay祭に合わせて「ポイント還元」「限定クーポン」などのバッジを画像に追加することで、クリック率を向上させることができます。

弊社がご支援したD2C化粧品メーカー様では、全商品の売上・利益・回転状況を整理し、重点商品と役割を終えた商品を明確化して運営リソースを集中させました。その結果、Yahoo!ショッピングの月商が160万円規模から約1,000万円前後まで拡大(約7倍)した実績がございます(※社名非公開)。超PayPay祭前の商品整理は、イベント効果を最大化するための土台となります。

3. ストアクーポン・ポイント倍率の事前設計

超PayPay祭期間中、ユーザーは「少しでもお得に買いたい」という心理が強くなります。この購買意欲を取りこぼさないためにも、ストアクーポンとポイント倍率は事前に設計して準備しておく必要があります。

クーポンの種類としては、「店内全商品対象クーポン」「一定金額以上で使える割引クーポン」「時間限定クーポン」「新規顧客向けクーポン」「リピーター向けクーポン」など多様な選択肢があります。STORE’s R∞を活用すれば、LYPプレミアム会員やソフトバンクスマホユーザーなど購買力の高い優良顧客層に絞ったクーポン配布も可能です。

ポイント倍率については、通常のストアポイントに加えて超PayPay祭期間限定でポイントを上乗せすることで、他店との差別化を図ることができます。メーカー型番商品など価格での差別化が難しい場合には、ポイントアップ施策が特に有効です。

4. 季節商材・目玉商品の仕込みと在庫確保

超PayPay祭の開催時期に合わせた季節商材の仕込みも売上アップに直結します。開催時期別のおすすめ商材は以下のとおりです。

開催時期 季節イベント 仕込むべき商材例
3月 新生活・卒業卒園・ホワイトデー・花粉症 収納用品、新生活家電、フォーマル小物、花粉症対策グッズ
7月 お中元・夏休み・暑さ対策 夏ギフト、日焼け対策、アウトドア用品、制汗剤
11〜12月 ブラックフライデー・お歳暮・クリスマス・年末 冬ギフト、鍋・調理家電、防寒具、大掃除用品

在庫についても、グランドフィナーレの売上集中を見越して通常の1.5〜2倍の在庫を確保しておくことをおすすめします。超PayPay祭期間中に在庫切れを起こすと、販売機会の損失だけでなくストアの信頼性にも影響を与えるため注意が必要です。

5. メルマガ・LINEによる事前告知

既存顧客へのアプローチも、超PayPay祭の売上アップには欠かせない施策です。過去に購入してくれたユーザーに対して、メルマガやLINEで超PayPay祭の開催情報・限定クーポン・目玉商品の告知を行いましょう。

Yahoo!ショッピングではストアニュースレター(メルマガ)を無料で配信できます。HTML形式で作成し、商品画像を挿入することで訴求力を高めることができます。配信タイミングとしては、超PayPay祭開始の1週間前、開始当日、グランドフィナーレ前日の3回が効果的です。

【イベント中編】超PayPay祭期間中に実行する3つの売上最大化施策

事前準備が完了したら、いよいよ超PayPay祭本番です。期間中は「いかにアクセスを集めて転換率を高めるか」が勝負の分かれ目となります。ここでは、イベント期間中に実行すべき3つの施策を解説します。

1. グランドフィナーレ・5のつく日に広告を集中投下

超PayPay祭期間中は毎日アクセスが増加しますが、特にアクセスが集中するのは「グランドフィナーレ(最終2日間)」「5のつく日(5日・15日・25日)」「日曜日」の3つのタイミングです。

これらの日は通常時よりもさらにポイント還元が上乗せされるため、ユーザーの購買意欲が最も高まります。広告予算は期間中均等に使うのではなく、これらの「勝負日」に集中的に配分することで費用対効果を最大化できます。

具体的には、アイテムリーチ広告の日次予算をグランドフィナーレの日だけ通常の2〜3倍に設定し、入札単価も引き上げておくことをおすすめします。PRオプションの料率もイベント期間中は一時的に引き上げ、検索露出を最大化しましょう。

※関連記事:【2026最新】Yahoo!ショッピングの広告運用ガイド!成果を出す広告運用のコツを徹底解説

2. STORE’s R∞を活用したターゲット別クーポン配布

超PayPay祭期間中のクーポン配布は、STORE’s R∞を活用してターゲットを細かく絞るのが効果的です。特に成果が出やすいのは以下の2パターンです。

  • 新規顧客向けクーポン:初めてストアを訪れたユーザー限定の割引クーポンを配布し、「超PayPay祭のお得感+ストア独自の割引」というダブルのインセンティブで購入を後押しする
  • 優良顧客層向けクーポン:LYPプレミアム会員やソフトバンクスマホユーザーなど、購買力の高い層に限定したクーポンを配布する。これらの層はPayPayポイントの付与率が高いため、購入単価も高くなりやすい

クーポンの種類も「全品対象の%OFFクーポン」「一定金額以上で使えるクーポン」「期間限定・時間限定クーポン」など多様に用意し、ユーザーの購買意欲を多角的に刺激しましょう。特にグランドフィナーレの開始直後(深夜0時〜1時)は注文が殺到するタイミングなので、クーポンは必ず事前に発行しておくことが重要です。

3. ストアページのバナー設置と回遊導線の最適化

超PayPay祭期間中にストアを訪れたユーザーが「このストアも超PayPay祭に参加している」と一目でわかるようにすることも重要です。Yahoo!ショッピング公式から配布されるイベントバナーを活用しつつ、ストア独自のバナーも設置して告知力を強化しましょう。

また、1商品だけ購入して離脱するユーザーを減らすために、関連商品バナーやまとめ買い訴求の導線を整備しておくことも効果的です。超PayPay祭はポイント還元率が合計決済額に応じて上がる仕組みのため、「もう少し買い足してポイント還元率を上げましょう」という訴求が有効に機能します。

【イベント後編】超PayPay祭後にリピーターを獲得する施策

超PayPay祭期間中の売上だけに注目してしまう出店者は少なくありませんが、本当に重要なのはイベント後のリピーター獲得です。超PayPay祭で新規顧客を獲得したら、その顧客をリピーターに転換させることで通常月の売上底上げにつなげていきましょう。

サンキュークーポンとフォローメールの活用

超PayPay祭で購入してくれた顧客に対しては、サンキュークーポン(購入後クーポン)を設定しておくことをおすすめします。次回使える割引クーポンを自動で発行することで、リピート購入を促進できます。

STORE’s R∞の「一括定期キャンペーン」機能を活用すれば、購入後のフォロークーポンを自動配信する仕組みも構築できます。弊社が500店舗以上のEC支援を行ってきた中で、イベント後のリピート施策を設計している店舗とそうでない店舗では、イベント翌月以降の売上安定度に大きな差が出ると実感しています。

イベントデータの振り返りと次回への改善

超PayPay祭終了後は、イベント期間中のデータを振り返り、次回開催に向けた改善点を整理することが重要です。確認すべき主な指標は以下のとおりです。

  • 期間中のアクセス数・転換率・客単価の推移
  • 広告のROAS(広告費用対効果)とクリック単価の変動
  • クーポンの利用率と売上への寄与度
  • 在庫切れが発生した商品とそのタイミング
  • グランドフィナーレとそれ以外の日の売上比率

プロモーションパッケージに加入していれば「プレミアム統計」で詳細なデータ分析が可能です。イベントごとにPDCAを回し、次の超PayPay祭に向けて精度を高めていくことが長期的な売上成長につながります。

超PayPay祭と楽天スーパーSALEの違い|Yahoo!ショッピングならではの戦い方

楽天市場とYahoo!ショッピングの両方に出店している店舗様にとって、「超PayPay祭と楽天スーパーSALEはどう違うのか」「施策を使い回せるのか」は気になるポイントではないでしょうか。ここでは両者の違いと、Yahoo!ショッピングならではの戦い方を解説します。

PayPay経済圏ユーザーの購買特性

Yahoo!ショッピングの最大の特徴は、PayPay経済圏との連携です。PayPayの本人確認(eKYC)済みユーザーは2026年1月時点で3,900万人を突破しており、LINEとの連携も強化されています。

楽天市場のユーザーが「楽天ポイントを貯めて楽天サービス内で使う」というサイクルで動くのに対し、Yahoo!ショッピングのユーザーは「PayPayポイントを貯めてリアル店舗でも使う」という行動特性があります。PayPayが使えるリアル店舗は全国に広がっているため、ポイント還元の訴求がより強く効きやすいのが特徴です。

また、LYPプレミアム会員やソフトバンク・ワイモバイルユーザーは、Yahoo!ショッピングでの還元率がさらに高くなるため、これらの優良顧客層を意識したクーポン施策が重要になります。

Yahoo!ショッピングのイベント施策と楽天の違い

比較項目 超PayPay祭(Yahoo!) 楽天スーパーSALE
開催頻度 年3回程度(3月・7月・11〜12月) 年4回(3月・6月・9月・12月)
ポイント原資の負担 ボーナスストアPlusのポイント原資(5%or10%)は全額ストア負担 ショップポイントの上乗せ分はストア負担
参加条件 プロモーションパッケージ加入+PRオプション設定が実質必須 サーチ申請制(審査あり)
売上集中日 グランドフィナーレ(最終2日間) 開始直後+最終日
主要ユーザー層 PayPay経済圏・ソフトバンク/ワイモバイルユーザー 楽天経済圏ユーザー

重要なのは、楽天スーパーSALEの施策をそのままYahoo!ショッピングにコピーしても成果が出にくいという点です。Yahoo!ショッピングにはPRオプションやプロモーションパッケージなど独自の仕組みがあり、ユーザー層も異なります。モールごとの特性を理解した上で施策を切り分けることが、複数モール運営の成功の鍵です。

弊社がご支援した酒類メーカー様では、楽天市場とYahoo!ショッピングのそれぞれのユーザー特性を分析し、モール別に施策を切り分けた結果、2モール合計の月商が支援前比で約2倍に成長した実績がございます(※社名非公開)。

超PayPay祭で売上を伸ばすためによくある失敗と注意点

ここまで超PayPay祭の攻略施策を解説してきましたが、施策を実行する際にはよくある失敗パターンを押さえておくことも同じくらい重要です。ここでは、弊社が支援先で実際に見てきた失敗事例と注意点を4つ紹介します。

プロモーションパッケージ未加入のまま参加する

前述のとおり、プロモーションパッケージに加入していないとボーナスストアPlusに参加できず、商品にBONUSマークが付きません。超PayPay祭の集客効果の大部分はBONUS対象商品に集中するため、未加入のまま超PayPay祭に突入してしまうと、イベント期間中にもかかわらず通常月と変わらない売上に終わってしまうことがあります。

プロモーションパッケージの加入手続きはストアクリエイターProから行えますが、加入から反映までにタイムラグが生じる場合もあるため、超PayPay祭の1ヶ月前には加入を完了しておくことをおすすめします。

グランドフィナーレだけに施策を集中しすぎる

グランドフィナーレが最も売上が伸びるタイミングであることは事実ですが、事前期間中の施策を軽視してしまうと、グランドフィナーレの売上も伸びにくくなります。

事前期間中にBONUS対象商品を購入したユーザーは、グランドフィナーレでさらにポイント還元率が上乗せされる仕組みがあるため、事前期間の買い物がグランドフィナーレの集客にも寄与します。事前期間中に5のつく日や日曜日の施策をしっかり回し、認知と初回購入を獲得しておくことで、グランドフィナーレの成果もより大きくなります。

在庫切れ・配送遅延によるペナルティリスク

超PayPay祭期間中は注文数が急増するため、在庫切れや配送遅延が発生しやすくなります。Yahoo!ショッピングでは優良配送(注文日翌日までに出荷完了+追跡番号の付与)の条件を満たすとストアパフォーマンスが向上し、検索結果でも優遇されます。

逆に、配送遅延が発生するとストアパフォーマンスの低下につながり、イベント後の検索順位にも悪影響を及ぼします。グランドフィナーレの売上集中を見越して、出荷体制の増強(人員確保・作業手順の見直し)も事前に計画しておくことが重要です。

イベント後のリピート施策を設計していない

超PayPay祭で新規顧客を獲得しても、その後のフォロー施策がなければ「超PayPay祭の時だけ売れる店」になってしまいます。前述のサンキュークーポンやフォローメールの設計に加え、LINE友だち追加施策なども検討しましょう。

弊社が500店舗以上のEC支援を行ってきた中で、イベント後のリピート施策が整っている店舗は通常月の売上水準がイベント月の30〜50%を安定的に維持できているのに対し、リピート施策がない店舗はイベント月の10〜15%程度に落ち込むケースが多く見られます。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
Yahoo!ショッピングの超PayPay祭で成果が出ない店舗様に共通するのは、「施策の設計が場当たり的」になっていることです。グランドフィナーレに向けた逆算型のスケジュールを組み、事前期間→本番→イベント後の3フェーズで施策を設計すること。そして超PayPay祭を「単発の売上イベント」ではなく「新規顧客獲得+リピーター育成の起点」として位置づけることが、通常月の売上底上げにもつながります。

まとめ

本記事では、超PayPay祭の基本的な仕組みから、出店者が実践すべき施策を事前準備・イベント中・イベント後の3フェーズに分けて解説しました。

超PayPay祭で売上を最大化するためのポイントを改めて整理すると、以下のとおりです。

  • プロモーションパッケージの加入+ボーナスストアPlusへのエントリーが参加の大前提
  • イベント3週間前から計画的に準備する(広告増額・商品ページ改善・クーポン設計・在庫確保・事前告知)
  • グランドフィナーレ・5のつく日・日曜日に広告とクーポンを集中投下する
  • イベント後のリピート施策(サンキュークーポン・フォローメール)で新規顧客をリピーターに転換する
  • 楽天スーパーSALEの施策をそのままコピーせず、PayPay経済圏の特性に合わせた施策設計を行う

超PayPay祭はYahoo!ショッピングにおける最大級のイベントであり、年3回のチャンスを最大限に活かすことが売上成長の鍵となります。本記事の内容をぜひ参考にしていただけますと幸いです。

弊社がご支援したスキンケアD2Cブランド様では、超PayPay祭のタイミングに合わせてPRオプションの料率引き上げとクーポン・ポイント施策を組み合わせた結果、超PayPay祭の月商が通常月比3倍に成長した実績がございます(※社名非公開)。Yahoo!ショッピングのイベント施策でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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超PayPay祭にエントリーしているが、思ったほど売上が伸びない
PRオプションの料率設定やクーポン設計まで手が回っていない
ボーナスストア・アイテムリーチ・STORE’s R∞の組み合わせ方がわからない
超PayPay祭で売れても翌月以降の売上が落ちてしまい、安定しない

Finnerの支援実績

あるスキンケアD2Cブランド様では、超PayPay祭のタイミングに合わせてPRオプション料率の引き上げ+クーポン・ポイント施策の組み合わせ最適化をご支援した結果、超PayPay祭の月商が通常月比3倍に成長。Yahoo!ショッピング単体の月商も安定的に1,500万円を超える水準に到達されました(※社名非公開)。

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Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学商学部卒業。楽天グループ株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ECコンサルティング会社を経て現職。

楽天ではSOY受賞店舗を含む500店舗以上のEC事業者を担当し、売上拡大を支援。カテゴリー内で3度の表彰に加え、楽天賞も受賞。

その後、開業2期目のECコンサルスタートアップに参画し、責任者としてすべてのECモール・自社ECを横断した戦略設計から運用まで一気通貫の支援を推進。

これらの経験を経てFinner株式会社を設立。EC運営の実務とCRMの知見をかけ合わせた「商品・顧客起点のマーケティング設計」が強み。

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