【2026最新】Shopifyカスタマイズ完全ガイド!初心者から上級者まで売上UPのコツを解説

更新日:2026/04/27
【2026最新】Shopifyカスタマイズ完全ガイド!初心者から上級者まで売上UPのコツを解説のアイキャッチ画像

弊社はShopifyをはじめとしたECモールや自社ECサイトを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。

今回は日々の業務で培ったノウハウから、本記事ではShopifyのカスタマイズ方法と、売上につながるカスタマイズの優先順位について徹底的に解説をしていきます。

Shopifyでストアを運営する中で「テーマのデザインを自分好みに変えたいけどやり方がわからない」「カスタマイズにはどこまでコードの知識が必要なのか?」「見た目は変えたけど売上にはつながっていない」といった悩みを抱えている店舗様も少なくないのではないでしょうか?

本記事では、コード不要のテーマエディタを使った基本カスタマイズから、アプリを活用した機能拡張、Liquidによるコード編集、さらに売上に直結するカスタマイズの優先順位や外注時の費用感まで、網羅的にお伝えしていきます。ぜひ最後までご覧ください!

Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

⇒ サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら

目次

Shopifyのカスタマイズとは?できることの全体像

Shopifyのカスタマイズとは、ストアの見た目(デザイン)や動作(機能)を、自社のブランドやビジネスに合わせて変更・調整することを指します。Shopifyはそもそもテンプレート(テーマ)を使ってECサイトを構築する仕組みですが、テーマをそのまま使うだけではブランドの世界観を十分に表現できなかったり、競合ストアとデザインが似通ってしまったりすることがあります。

カスタマイズを行うことで、他のストアとの差別化を図りながら、顧客にとって使いやすく購入率の高いECサイトを構築できるようになります。

カスタマイズで変更できる範囲

Shopifyでカスタマイズ可能な範囲は非常に幅広く、基本的にはECサイトのほぼすべての要素を変更できます。具体的には以下のような箇所が対象です。

  • トップページ:ヒーローバナー、コレクション表示、ブランドストーリーセクション等のレイアウト変更
  • 商品ページ:画像の表示方法、商品説明のレイアウト、購入ボタンのデザイン
  • カート・チェックアウト:カートページのデザイン(※チェックアウトのカスタマイズはShopify Plus限定)
  • ナビゲーション:メニュー構成、カテゴリ導線、フッターの情報整理
  • 配色・フォント・ロゴ:ブランドカラーやタイポグラフィの統一
  • 機能追加:レビュー表示、ウィッシュリスト、定期購入、ポップアップ通知など

※関連記事:【2026最新】ECのプロがShopify(ショッピファイ)の機能や始め方を徹底解説!

カスタマイズが売上に与えるインパクト

ECサイトのカスタマイズは単なる「見た目の変更」ではありません。ユーザーの購買体験を改善し、CVR(転換率)や客単価に直接影響する施策です。

たとえば、商品ページのファーストビューに利用シーンの画像を追加したり、購入ボタンの色やサイズを最適化したりするだけで、CVRが改善するケースは珍しくありません。また、関連商品の表示ロジックを工夫すれば「ついで買い」が促進され、客単価の向上にもつながります。

弊社がご支援したアクセサリーブランド様(※社名非公開)では、BASEからShopifyへ移行する際にブランドの世界観を反映したサイトデザインを構築し、Klaviyo導入によるCRM設計も同時に実施。移行後3ヶ月で月商300万円を達成し、移行前の約2倍の売上に成長されました。「見た目を整える」だけではなく、顧客体験全体を設計することが売上アップの鍵になります。

Shopify Plus限定のカスタマイズ領域

Shopifyのカスタマイズを検討する際に知っておくべき重要なポイントとして、チェックアウト画面のカスタマイズはShopify Plusプラン(月額約35万円〜)でのみ可能という点があります。

通常プラン(Basic・Grow・Advanced)では、チェックアウト画面の配色やロゴの変更はできますが、フォームの項目を追加したり、決済ステップのレイアウトを大幅に変更したりすることはできません。Shopify Plusでは「Checkout Extensibility」という仕組みを使い、チェックアウト画面のUIやロジックをカスタマイズできるようになっています。

大規模ECやBtoB向けストアなど、チェックアウトの最適化が売上に大きく影響する場合はShopify Plusの検討をおすすめしますが、多くの中小規模ストアでは通常プランのカスタマイズで十分対応可能です。

Shopifyストアのカスタマイズ、「どこから手を付ければいいか」で止まっていませんか?

Finnerでは、Shopifyサイトの構築からデザイン改善・CRM設計まで一気通貫でご支援しています。弊社がご支援したアクセサリーブランド様では、Shopify移行後3ヶ月で月商300万円を達成し、売上が約2倍に成長されました(※社名非公開)。

店舗無料分析に申し込む(無料) →

⇒ Finnerがわかる資料3点セットをダウンロードする(無料)

【ノーコード】テーマエディタを使ったカスタマイズ方法

Shopifyのカスタマイズで最も手軽に始められるのが、管理画面に標準搭載されているテーマエディタを使う方法です。HTML・CSSなどのコード知識は一切不要で、ドラッグ&ドロップや設定項目の変更だけでストアのデザインを調整できます。

テーマの選び方と適用手順

カスタマイズの第一歩はテーマの選定です。Shopifyには無料テーマ(11種類)と有料テーマ(100種類以上)があり、テーマストアから選んでインストールできます。

テーマ選びで重要なのは「デザインの好み」だけでなく、自社の商品構成やビジネスに必要な機能がテーマに含まれているかを確認することです。たとえば、商品数が多いストアであればフィルター機能が充実したテーマを、ブランド型D2Cであればビジュアル訴求に優れたテーマを選ぶと良いでしょう。

適用手順は以下のとおりです。

  • Shopify管理画面 →「オンラインストア」→「テーマ」を選択
  • 「テーマライブラリー」から「無料テーマを探す」またはテーマストアで有料テーマを選択
  • テーマを追加したら「カスタマイズ」をクリックしてテーマエディタを起動

有料テーマは$180〜$350(約2.6万〜5.1万円)の買い切り型が多く、無料テーマと比べてカスタマイズの自由度やデザインの完成度が高い傾向にあります。ただし、テーマの価格よりも「自社のブランドに合ったテーマかどうか」を基準に選ぶことが重要です。

※関連記事:Shopifyテーマとは?概要やテーマ選びのコツからおすすめのテーマなどを徹底解説!

配色・フォント・ロゴの設定

テーマエディタを起動したら、まず「テーマ設定」からストア全体の配色・フォント・ロゴを設定していきましょう。ブランドの一貫性を保つために、ここで基本的なデザイントーンを統一しておくことが重要です。

設定すべき主な項目は以下のとおりです。

  • カラー:プライマリカラー(ブランドの主色)、セカンダリカラー(アクセント色)、ボタン色、背景色
  • フォント:見出し用フォントと本文用フォント。日本語対応のフォントが選べるテーマかどうかも確認
  • ロゴ:ヘッダーに表示するロゴ画像のアップロードと表示サイズの調整
  • ファビコン:ブラウザのタブに表示される小さなアイコン

特にボタンの配色は購入率に影響しやすい要素です。背景色とのコントラストを明確にし、購入ボタンが一目で目立つ配色に設定しましょう。

トップページのセクション追加・並び替え

テーマエディタの画面左側には、ページを構成する「セクション」の一覧が表示されます。セクションを追加・削除・並び替えすることで、トップページのレイアウトを自由にカスタマイズできます。

トップページに配置すべき主要セクションとしては、以下が挙げられます。

  • ヒーローバナー(画像+テキスト):ブランドの世界観やキャンペーン情報を最初に伝える
  • 注目コレクション:売れ筋商品や新着商品をカテゴリごとに表示
  • ブランドストーリー:ブランドの想いや特徴を伝えるリッチテキスト+画像セクション
  • お客様の声・レビュー:社会的証明によって購入の後押しをする
  • メルマガ登録フォーム:リピーター獲得のためのCRM導線

セクションの並び順は「ドラッグ&ドロップ」で直感的に入れ替えが可能です。プレビュー画面でPC・スマホそれぞれの表示を確認しながら調整していきましょう。

商品ページのレイアウト調整

商品ページはECサイトで最も重要なページの一つです。テーマエディタでは、商品ページのテンプレートを選択することで、商品画像の表示形式(グリッド・スライダー等)やタブ表示の有無、関連商品の表示方法などを変更できます。

商品ページのカスタマイズで特に意識すべきポイントは以下のとおりです。

  • 商品画像は複数枚・高解像度で掲載し、利用シーンやサイズ感がわかる画像を含める
  • 購入ボタンはスクロールしなくても見える位置(ファーストビュー内)に配置する
  • 商品説明はスペックの羅列ではなく、ユーザーが得られるメリットやベネフィットを中心に構成する
  • レビューセクションを商品ページ内に表示し、購入検討者の不安を解消する

カスタマイズ前にやるべき3つの準備

テーマエディタでカスタマイズを始める前に、以下の3つの準備を必ず行いましょう。

①テーマのバックアップコピーを作成する

「アクション」→「複製」でテーマのコピーを作成しておけば、万が一カスタマイズで問題が発生しても元の状態に簡単に戻せます。Shopifyでは最大20個のテーマを保管できるため、積極的にバックアップを取りましょう。

②利用可能なサポートを確認する

テーマの開発者によってサポート範囲が異なります。無料テーマの場合はShopifyサポートから基本的なカスタマイズの支援が受けられ、Basicプラン以上では60分までの無料デザインサポートも利用可能です。

③画像アップロードの規定を確認する

Shopifyの画像アップロードには、ファイルサイズ(最大20MB)やフォーマット(JPEG/PNG/GIF/WebP等)の規定があります。テーマによって推奨される画像の縦横比も異なるため、事前に確認しておくとスムーズです。

【アプリ活用】コード不要で機能を拡張するカスタマイズ

テーマエディタだけでは実現できない機能を追加したい場合、Shopifyアプリを活用するのが最も手軽な方法です。2026年現在、Shopifyアプリストアには13,000を超えるアプリが公開されており、集客・CRM・デザイン・在庫管理・レビューなど、あらゆる領域の機能を後から追加できます。

ページビルダー系アプリ

テーマエディタ以上のデザイン自由度を求める場合は、ページビルダー系アプリの導入がおすすめです。代表的なアプリとしては以下が挙げられます。

アプリ名 特徴 料金目安
Shogun ドラッグ&ドロップでLP・商品ページを構築可能。ABテスト機能も搭載 月額$39〜
PageFly 日本語対応。豊富なテンプレートで初心者でも高品質なページを作成可能 無料〜月額$99
GemPages AI生成機能あり。商品ページ・LP・ブログなど全ページタイプに対応 無料〜月額$59

ページビルダー系アプリはコード不要で自由度の高いデザインが可能ですが、テーマとの相性やSEOへの影響を考慮して選定する必要があります。

レビュー・UGC系アプリ

商品ページにレビューを表示することは、購入検討者の不安を解消し、CVR向上に直結するカスタマイズの一つです。Shopifyにはレビュー収集・表示に特化したアプリが多数あり、写真付きレビューやQ&A機能などを簡単に実装できます。

代表的なレビューアプリとしては、Judge.me(無料プランあり・写真レビュー対応)やLoox(写真・動画レビューに特化)が挙げられます。レビューの星評価はGoogle検索結果にリッチリザルトとして表示される可能性もあるため、SEO観点でも導入メリットがあります。

検索・フィルタリング系アプリ

商品数が多いストアでは、サイト内検索やフィルタリング機能の強化が回遊率・CVR改善に大きく貢献します。Shopify標準の検索機能は基本的なキーワード検索のみですが、アプリを導入することでオートコンプリート(入力補完)やファセット検索(色・サイズ・価格帯などの絞り込み)を実装できます。

Shopifyが公式に提供する「Search & Discovery」アプリは無料で利用でき、商品のフィルター設定やおすすめ商品の表示カスタマイズが可能です。まずはこのアプリから導入してみるのが良いでしょう。

カート・購入フロー改善系アプリ

カートに商品を入れたにもかかわらず購入に至らない「カゴ落ち」は、ECサイト全体で約70%にも達するといわれています。カート周りのカスタマイズによってカゴ落ちを軽減し、購入完了率を高めることが可能です。

具体的には、カート画面でのアップセル・クロスセル提案、送料の自動計算表示、カゴ落ちリマインドメールの自動送信などがアプリで実装できます。Shopifyの「カートの引き出し」機能(ドロワーカート)をテーマ設定で有効にすれば、ページ遷移なしでカート内容を確認できるため離脱率の低減にも効果的です。

アプリ導入時の注意点(表示速度への影響)

アプリの導入は非常に便利ですが、入れすぎるとサイトの表示速度が低下するリスクがあります。表示速度の低下はユーザー体験の悪化だけでなく、Googleの検索順位にも悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

アプリ導入時に意識すべきポイントは以下のとおりです。

  • アプリは本当に必要なものだけに絞る(同じ機能のアプリを重複して入れない)
  • 導入前後でGoogle PageSpeed Insightsでスコアを計測し、影響度を確認する
  • 使わなくなったアプリはアンインストールする(無効化だけではコードが残り表示速度に影響する場合がある)
  • アプリを削除してもテーマに残ったコードがないかを確認する

※関連記事:【2026最新】Shopifyおすすめアプリ39選!カテゴリ別にECのプロが厳選

【コード編集】Liquidを使った中〜上級カスタマイズ

テーマエディタやアプリでは実現できない細かなデザイン変更や独自機能の実装には、コード編集が必要になります。Shopifyのテーマは、HTML・CSS・JavaScriptに加え、Shopify独自のテンプレート言語「Liquid(リキッド)」で構成されています。

Liquidとは?基本の仕組み

LiquidはShopifyが開発しオープンソースで公開しているテンプレート言語です。Shopifyが保持するデータ(商品名、価格、在庫数、コレクション情報など)を、ブラウザで表示するHTML形式に変換する役割を担っています。

Liquidの基本要素は大きく3つに分かれます。

  • オブジェクト({{ }}):商品名や価格などのデータを出力する
  • タグ({% %}):条件分岐やループなどのロジックを記述する
  • フィルター(|):データの加工(日付のフォーマット変換、文字列の変更など)を行う

たとえば{{ product.title }}と書けば商品名が表示され、{% if product.available %}と書けば商品が在庫ありの場合にだけ特定のコンテンツを表示する、といったことが可能です。

コード編集でできることの具体例

LiquidやカスタムCSS・JavaScriptを使ったコード編集では、テーマエディタでは不可能な高度なカスタマイズが実現できます。具体例としては以下のようなものがあります。

  • 特定の条件を満たす商品にだけ「SALE」バッジや「残りわずか」アイコンを自動表示する
  • 特定のコレクションやタグに紐づく商品だけ、レイアウトやデザインを変更する
  • 商品ページの特定のセクション(見出し・ボタン等)の色やサイズを個別に変更する
  • カスタムのセクションやブロックを新たに作成し、テーマエディタから操作可能な独自パーツを追加する
  • 外部サービスのウィジェット(チャット、予約システム等)をテーマに直接埋め込む

コード編集前に必ずやるべきバックアップ

コード編集はテーマの動作に直接影響するため、編集前のバックアップは絶対に欠かせません。テーマエディタでの変更と異なり、コードを誤って編集するとサイトが表示されなくなったり、レイアウトが大きく崩れたりするリスクがあります。

バックアップの手順は以下のとおりです。

  • 管理画面 →「オンラインストア」→「テーマ」で現在のテーマの「アクション」→「複製」を選択
  • 複製したテーマ(非公開状態)に対してコード編集を行う
  • プレビューで問題がないことを確認してから「公開」に切り替える

この手順を守れば、万が一のトラブル時にもすぐに元のテーマに戻すことが可能です。

初心者が手を出してはいけないカスタマイズ

コード編集は自由度が高い反面、以下のようなカスタマイズは初心者が自力で行うとリスクが高いため注意が必要です。

  • テーマのコアファイル(layout/theme.liquidなど)の大幅な変更:サイト全体のレイアウトが崩れるリスクがある
  • チェックアウト周りのコード変更:決済に関わるため、エラーが発生すると購入完了できなくなる
  • 複数のカスタムコードの同時追加:コード同士が干渉してエラーの原因になることがある
  • テーマのアップデート後にカスタムコードが消える問題:テーマのアップデートでカスタマイズが上書きされることがある

これらの領域に手を出す必要がある場合は、Shopifyパートナーや制作会社への外注を検討することをおすすめします。

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
Shopifyのカスタマイズで成果が出ない店舗の共通点は、「見た目を変えること」自体が目的になっているケースです。デザインの変更は手段であって、目的は「CVRを上げる」「客単価を上げる」「離脱率を下げる」など、売上に紐づく指標の改善です。弊社の支援先でも、まずGA4やShopifyのストア分析でボトルネックを特定してからカスタマイズに着手する店舗様のほうが、圧倒的に成果が出やすい傾向にあります。

売上に直結するカスタマイズの優先順位

Shopifyのカスタマイズは多岐にわたりますが、すべてを一度に行う必要はありません。売上インパクトの大きい箇所から優先的に着手することが、限られたリソースで最大の効果を得るためのポイントです。

弊社が500店舗以上のEC支援を行ってきた経験から、カスタマイズの優先順位を以下の順番で整理しています。

まずはファーストビューと商品ページから着手する

ストアに訪問したユーザーが最初に目にするのはトップページのファーストビュー商品ページです。この2箇所のクオリティが低いと、どれだけ集客に力を入れても離脱率が高く、売上につながりません。

ファーストビューでは、ブランドの世界観を伝える高品質なビジュアルと、ユーザーの目を引くキャッチコピーが重要です。商品ページでは、「この商品が自分にどう役立つのか」がひと目で伝わる構成になっているかを確認しましょう。

弊社がご支援したINOVE STYLE様のShopifyサイト制作では、ブランドの世界観を起点としたサイトブランディングの再設計からスタートし、商品ページの訴求設計、さらにインフルエンサー施策やメルマガ/LINE戦略まで一気通貫でご支援しました。「サイト制作だけで終わらない、販促戦略込みの総合支援」がFinnerの特徴です。

INOVE STYLE様のShopify ECサイト制作事例を見る

CVRを左右する購入ボタン・カート周りの最適化

次に優先すべきは購入ボタンのデザインとカート周りの導線です。具体的なチェックポイントは以下のとおりです。

  • 購入ボタンの色は背景色とのコントラストが十分で、一目で目立つ色になっているか
  • 購入ボタンのサイズはタップしやすい大きさになっているか(特にスマホ)
  • 「カートに追加」した後の挙動はユーザーにとって直感的か(ドロワーカート or カートページ遷移)
  • 送料や到着日の目安が購入前に明確に表示されているか

購入ボタンの色を変えただけでCVRが改善した事例は少なくありません。テーマ設定で簡単に変更できる要素でもあるため、まず最初に検証してみることをおすすめします。

回遊率を高めるナビゲーション・関連商品の設計

1商品だけ見て離脱してしまうユーザーが多い場合、ナビゲーション構造と関連商品の表示を見直すことで改善が期待できます。

具体的な施策としては以下が効果的です。

  • メニュー構造の最適化:カテゴリの分類をユーザー目線で整理し、3クリック以内で目的の商品にたどり着ける構成にする
  • 関連商品・おすすめ商品の表示:商品ページ下部に「この商品を見た方はこちらも見ています」セクションを設置する
  • 特集ページ・コレクションページの充実:季節やシーンに合わせた特集ページを作成し、複数商品をまとめて訴求する

※関連記事:【2026最新】Shopifyで売上を上げる15の施策!集客・CV改善・リピート促進を徹底解説

ブランドの世界観を表現するビジュアル設計

上記の機能的な最適化が完了したら、ブランドの世界観をより深く表現するビジュアル設計に取り組みましょう。配色・フォント・画像のトーン・余白の取り方など、細部のデザインが統一されることで、ユーザーの信頼感とブランドロイヤルティが高まります。

特にD2Cブランドでは、商品そのものの魅力だけでなく「ブランドから買う理由」を作るストーリーテリングが重要です。トップページにブランドストーリーのセクションを設置したり、商品ページに作り手のこだわりを伝えるコンテンツを追加したりすることで、他のストアとの差別化を図りましょう。

※関連記事:【2026最新】ShopifyのSEO対策ガイド!基本設定から応用施策まで徹底解説

カスタマイズを外注する場合の費用相場と判断基準

Shopifyのカスタマイズは自社で行える範囲が広い反面、コード編集が必要なレベルや、全体的なサイトリニューアルを行う場合は外注したほうが効率的かつ品質が高いケースがあります。

自社対応と外注の使い分けポイント

以下の基準で自社対応と外注を判断すると良いでしょう。

判断基準 自社対応が適切 外注が適切
カスタマイズの範囲 配色・フォント・セクション並び替え サイト全体のデザインリニューアル
コード知識 コード知識が不要な範囲 Liquid・CSS・JSの編集が必要
目的 日常的な運用改善(画像差替え等) CVR改善・ブランディング刷新
スピード 即日対応したい変更 1〜3ヶ月かけて本格改修

日常的な運用改善(バナー画像の差替え、テキスト変更、セクションの並び替え等)は自社で対応し、サイト全体のデザインコンセプトの見直しや、売上に直結する構造的な改善は専門家に依頼するのが合理的な使い分けです。

カスタマイズの種類別の費用目安

Shopifyのカスタマイズを外注する場合の費用感は、カスタマイズの範囲と複雑さによって大きく異なります。おおよその目安は以下のとおりです。

カスタマイズ内容 費用目安 期間目安
テーマの軽微なデザイン修正(CSS調整等) 5万〜15万円 1〜2週間
商品ページやLPのデザイン制作 15万〜50万円 2〜4週間
サイト全体のデザインリニューアル 50万〜150万円 1〜3ヶ月
オリジナルテーマの構築(ゼロからの開発) 150万〜500万円以上 3〜6ヶ月
Shopify Plus向けの高度なカスタマイズ 300万円〜 3ヶ月〜

上記はあくまで目安であり、要件の具体性や制作会社の規模によって変動します。費用を抑えたい場合は、既存テーマをベースにした部分カスタマイズから始めるのがおすすめです。

制作会社・パートナーを選ぶ際のチェックポイント

Shopifyのカスタマイズを外注する際は、以下のポイントで制作会社を評価することをおすすめします。

  • Shopifyパートナー認定の有無:Shopify公式に認定されたパートナーは一定の実績と技術力が担保されている
  • 自社の業種・商材に近い制作実績があるか:アパレル、食品、コスメなど業種によってECサイトの最適解は異なる
  • 「制作だけ」か「運用まで込み」か:サイトを作って終わりではなく、公開後の運用改善・集客支援まで対応できるかを確認する
  • ECモールとの並走支援が可能か:楽天やAmazonも運営している場合、モール×自社ECの連携戦略を立案できるパートナーが理想

※関連記事:【2026最新】Shopifyコンサル会社おすすめ15選!選び方・費用相場から失敗しないポイントまで徹底解説

荻野勇斗 一言コメント Finner株式会社 代表取締役 荻野勇斗 500店舗以上のEC支援実績
カスタマイズを外注する際によくある失敗は、「デザインだけ作ってもらって、運用は自社で」というパターンです。見た目は綺麗だけどCVRが上がらない、アプリの設定が不十分でせっかくの機能が活かせていない、といったケースを数多く見てきました。外注先を選ぶ際は「サイトを作った後の売上をどう伸ばすか」まで一緒に考えてくれるパートナーかどうかが、最も重要な判断基準だと考えています。

Shopifyカスタマイズの注意点6つ

最後に、Shopifyのカスタマイズを行う際に押さえておくべき注意点を6つ紹介します。これらを事前に理解しておくことで、カスタマイズに伴うトラブルを未然に防ぐことができます。

1. テーマアップデートとの互換性を確認する

Shopifyのテーマは定期的にアップデートが提供されます。コード編集でカスタマイズを加えている場合、テーマをアップデートするとカスタムコードが上書きされて消えてしまう可能性があります。アップデート前に必ずバックアップを取り、変更箇所をドキュメント化しておきましょう。

2. アプリの入れすぎによる表示速度低下に注意する

前述のとおり、アプリの導入はサイト表示速度に影響します。目安として、導入するアプリは10〜15個程度に抑え、不要になったアプリはこまめにアンインストールすることをおすすめします。特にフロントエンド(ストアの表示側)に影響するアプリは、表示速度への影響が大きい傾向にあります。

3. モバイル表示の確認を必ず行う

ECサイトのアクセスの70〜80%以上がスマートフォン経由というストアも珍しくありません。カスタマイズを行った際は、PC表示だけでなく必ずスマートフォンでの表示を確認してください。テーマエディタのプレビュー機能でモバイル表示に切り替えて確認できますが、実機での確認がより確実です。

4. カスタマイズ前に必ずバックアップを取る

これはコード編集に限らず、テーマエディタでのカスタマイズでも同様です。大幅な変更を行う前はテーマを複製し、複製したテーマ上で変更を行ってからプレビューで確認する習慣をつけましょう。

5. 「見た目」だけのカスタマイズに偏らない

デザインの変更にこだわるあまり、ユーザビリティ(使いやすさ)や購入導線を損なってしまうケースがあります。たとえば、カッコ良いフルスクリーン動画をトップページに設置した結果、商品情報にたどり着くまでのスクロールが長くなり離脱率が上がった、といった事例もあります。

カスタマイズは「見た目をきれいにすること」ではなく「ユーザーが商品を見つけやすく、購入しやすいサイトを作ること」が本来の目的です。常にこの視点を忘れないようにしましょう。

6. 変更の効果をデータで検証する

カスタマイズを行った後は、Shopifyのストア分析やGA4でデータを確認し、変更が売上やCVRにどのような影響を与えたかを必ず検証しましょう。効果がなければ元に戻す、効果があればさらに改善を重ねるというPDCAサイクルを回すことが、カスタマイズで成果を出す鍵になります。

まとめ

本記事では、Shopifyのカスタマイズについて、テーマエディタによるノーコードカスタマイズからアプリ活用、Liquidによるコード編集、売上に直結するカスタマイズの優先順位、外注時の費用感まで幅広く解説してきました。

Shopifyのカスタマイズで重要なのは、「見た目を変えること」自体を目的にしないことです。カスタマイズはあくまで手段であり、目的は「CVRの改善」「客単価の向上」「ブランド力の強化」など、売上に紐づく指標の改善にあります。

まずはテーマエディタでできる範囲の基本設定から始め、必要に応じてアプリの導入やコード編集にステップアップしていくのが、もっとも効率的なカスタマイズの進め方です。自社だけでは対応が難しい場合は、Shopifyに精通した制作会社やコンサル会社に相談することも検討してみてください。

本記事がShopifyストアのカスタマイズの参考になりましたら幸いです。

Shopifyのカスタマイズ、こんなお悩みありませんか?

テーマを変えたいけど、自社でどこまでカスタマイズできるか判断がつかない
デザインは整えたのに、CVRや売上が思うように改善しない
アプリを色々入れたけどサイトが重くなってしまい、どれを残すべきか迷っている
カスタマイズの全体戦略がなく、場当たり的な変更を繰り返してしまっている

Finnerの支援実績

セレクトショップ「INOVE STYLE Essentials」様のShopify ECサイト制作では、ブランディング再設計からサイト構築、インフルエンサー施策企画、メルマガ/LINE戦略立案まで一気通貫でご支援しました。

⇒ 支援事例の詳細を見る

関連記事

※関連記事:【2026最新】ECのプロがShopify(ショッピファイ)の機能や始め方を徹底解説!

※関連記事:Shopifyテーマとは?概要やテーマ選びのコツからおすすめのテーマなどを徹底解説!

※関連記事:【2026最新】Shopifyおすすめアプリ39選!カテゴリ別にECのプロが厳選

※関連記事:【2026最新】Shopifyで売上を上げる15の施策!集客・CV改善・リピート促進を徹底解説

※関連記事:【2026最新】ShopifyとBASEの違いを徹底比較!料金・機能・選び方のポイントを解説


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学商学部卒業。楽天グループ株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ECコンサルティング会社を経て現職。

楽天ではSOY受賞店舗を含む500店舗以上のEC事業者を担当し、売上拡大を支援。カテゴリー内で3度の表彰に加え、楽天賞も受賞。

その後、開業2期目のECコンサルスタートアップに参画し、責任者としてすべてのECモール・自社ECを横断した戦略設計から運用まで一気通貫の支援を推進。

これらの経験を経てFinner株式会社を設立。EC運営の実務とCRMの知見をかけ合わせた「商品・顧客起点のマーケティング設計」が強み。

ご質問やサービスについてのお問い合わせなど

なんでもお気軽にご相談ください

フォームに必須事項をご入力の上、送信してください。
担当者が内容を確認後、1営業日以内にご連絡いたします。

    弊社のプライバシーポリシーに同意の上、

    「お問い合わせをする(無料)」をクリック⁩してください。


    ◢◤毎月5社限定 ◢◤Shopify運営について相談する(無料)
    会社紹介を見る
    Company
    Finner(フィナー)の会社概要や代表あいさつ、役員紹介はこちらから確認いただけます。
    サービス資料を
    ダウンロードする(無料)
    Service Materials
    ECサイト運営支援、CRMコンサルティングのより詳細な資料はこちらから無料でダウンロードできます。
    楽天コンサル31社比較資料を
    ダウンロードする(無料)
    Useful Materials
    ECサイト運営、CRM全般についてすぐに実践に活かせる資料はこちらから無料でダウンロードできます。
    お問い合わせをする(無料)
    Contact
    各種ご支援に関する無料ご相談はこちらから。どんな些細なことでもお気軽にご連絡ください。
    ECサイト運営&CRM活用の無料相談実施中 ※月5社限定
    無料相談してみる