弊社は楽天市場やAmazonをはじめとしたECモール運営支援に加え、Shopifyなど自社ECサイトの構築・運用サポートも展開しています。
今回は日々の業務で培ったノウハウから、本記事ではShopify(ショッピファイ)の始め方・開設手順から初期設定、料金プラン選びのコツについて徹底的に解説をしていきます。
Shopifyについて「どうやって始めたらいいのか?」「どの料金プランを選ぶべきか?」「開設後に何をすればよいのか?」といった悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか?
また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
Shopify(ショッピファイ)は、カナダ発祥の世界最大級ECプラットフォームです。世界175か国以上で数百万のストアが利用しており、専門的なプログラミング知識がなくても本格的なオンラインショップを構築・運営できる点が最大の魅力となっています。
日本市場においてもShopifyを選択するEC事業者は年々増加しており、初期費用0円・月額4,850円(Basicプラン)から始められるコストパフォーマンスの高さや、10,000種類以上のアプリによる柔軟なカスタマイズ性が評価されています。
従来、自社ECサイトを立ち上げるには独自のサーバー契約やシステム開発が必要で、数十万〜数百万円規模のコストが発生するケースも珍しくありませんでした。しかしShopifyの登場により、低コスト・短期間で高品質なECサイトを開設できる環境が整っています。
※関連記事:【初心者必見】自社ECとECモールを徹底比較!それぞれのメリット・デメリットを紹介
多くのEC事業者がShopifyを選んでいる背景には、以下のような理由があります。
それでは、実際にShopifyを始めるための具体的な手順を見ていきましょう。
Shopifyでストアを開設する前に、まずは自社に最適な料金プランを把握しておくことが重要です。Shopifyには事業規模や目的に応じた複数のプランが用意されており、それぞれ月額料金や決済手数料が異なります。
2026年2月時点でのShopifyの主要プランは以下のとおりです。
| プラン名 | 月額料金 | 国内カード決済手数料 | スタッフアカウント数 | おすすめの対象 |
|---|---|---|---|---|
| Starter | 750円 | 5.0% | 1名 | SNS販売のみで始めたい方 |
| Basic | 4,850円(年払い3,650円) | 3.55% | 1名 | EC初心者・月商500万円以下 |
| Grow | 13,500円(年払い10,100円) | 3.4% | 5名 | チーム運営・月商500〜2,500万円 |
| Advanced | 44,000円(年払い33,000円) | 3.25% | 15名 | データ分析重視・月商2,500万円以上 |
| Plus | $2,300〜 | 3.15% | 無制限 | 大規模EC・越境EC |
※すべてのプランで初期費用は0円、商品登録数は無制限です。年払いの場合は月額料金が約25%割引となります。
これからECを始める個人・小規模事業者にはBasicプランがおすすめです。月額4,850円(年払いなら3,650円)でオンラインストア構築に必要な基本機能がすべて揃っており、商品登録数にも制限がありません。まずはBasicプランで開始し、売上の成長に合わせて上位プランへアップグレードする戦略が一般的です。
一方、複数人で運営するチーム体制の店舗にはGrowプランが適しています。スタッフアカウントが5名まで追加でき、オートメーション機能(Shopify Flow)も活用できるため、運営効率を高めることが可能です。
AdvancedプランやPlusプランは、カスタムレポート機能や高度な自動化が必要な中〜大規模EC事業者向けのプランです。月商が安定して2,500万円を超えるフェーズで検討するとよいでしょう。
プラン選択で迷ったときは、以下の3つの観点で比較検討してみてください。
なお、Shopifyでは3日間の無料体験期間が設けられており、その後も1か月間150円で利用できるキャンペーンが実施されることがあります。まずは実際に管理画面を操作してみてから、プランを本決定するのもよい方法です。
※関連記事:【EC出店者向け】ECサイト構築の費用相場を構築方法別に徹底的に解説!!
ここからは、Shopifyでオンラインストアを開設し販売を開始するまでの具体的な手順を10のステップに分けて解説していきます。初めてShopifyに触れる方でも、この流れに沿って進めていけばスムーズにストアを開設できます。
最初のステップとして、Shopifyの公式サイトからアカウント登録を行います。トップページに表示されている「無料体験をはじめる」ボタンをクリックし、メールアドレスを入力するだけで登録が完了します。
具体的な手順は以下のとおりです。
この段階ではクレジットカードの登録は不要で、無料体験期間中に想定外の課金が発生することはありません。アカウント作成は1〜2分程度で完了し、すぐに管理画面にアクセスできる状態になります。
無料体験期間中にストアの設定を進めつつ、正式に利用する料金プランを決定しましょう。前述のプラン比較を参考に、自社の事業規模や運営体制に合ったプランを選択してください。
プランの選択・変更は管理画面の「設定」>「プラン」から行えます。プランの変更はいつでも可能なので、迷ったらまずはBasicプランからスタートすることをおすすめします。
管理画面にログインしたら、販売する商品の登録作業を行います。管理画面左側のメニューから「商品管理」>「商品を追加する」と進み、以下の情報を入力していきます。
商品登録は1点ずつ行うほか、CSVファイルで一括インポートすることも可能です。取り扱い商品数が多い場合は一括登録を活用するとよいでしょう。
商品数が増えてきたら、「コレクション」機能を使って商品をカテゴリ別に分類しましょう。コレクションはShopify独自の概念で、ECモールでいうところの「カテゴリ」や「ジャンル」に相当します。
たとえば「新着商品」「セール品」「カテゴリ別(メンズ・レディースなど)」「シーズン商品」といったコレクションを作成しておくと、ユーザーが目的の商品を見つけやすくなり、サイト内の回遊率向上やCVRの改善にもつながります。
コレクションには「手動コレクション」と「自動コレクション」の2種類があり、自動コレクションではタグや価格などの条件を設定しておくことで、条件に合致する商品を自動で振り分けてくれます。
Shopifyでは、「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートを適用することでストアの外観を構築します。無料テーマと有料テーマが用意されており、公式テーマストアから選択・インストールできます。
テーマ選びの際は以下のポイントを意識してみてください。
テーマのカスタマイズは管理画面の「オンラインストア」>「テーマ」>「カスタマイズ」から行えます。ドラッグ&ドロップ操作でセクションの追加・並び替え・編集が可能なので、ノーコードでもストアデザインを作り込むことができます。
※関連記事:Shopifyテーマとは?概要やテーマ選びのコツからおすすめのテーマなどを徹底解説!
ストアの見た目が整ったら、お客様が商品を購入するための決済方法を設定します。Shopifyでは複数の決済サービスを導入できますが、まず押さえておくべきは「Shopifyペイメント」です。
Shopifyペイメントを有効化すると、追加の取引手数料が無料になるため、コストを抑えたい方には必須の設定です。Shopifyペイメントではクレジットカード(Visa・Mastercard・JCB・American Express)のほか、Apple Pay・Google Pay・Shop Payにも対応しています。
さらに、日本市場向けには以下の決済サービスも導入を検討するとよいでしょう。
決済方法の設定は管理画面の「設定」>「決済」から行います。対応する決済手段が多いほど離脱を防ぎやすくなるため、ターゲット顧客の利用傾向を踏まえて複数の決済方法を用意しておくことをおすすめします。
※関連記事:shopifyの決済方法とは?決済手段の概要から選定ポイントまで徹底解説!
続いて、送料や配送エリアの設定を行います。配送設定は顧客の購入判断に直結するため、丁寧に設定しておくことが大切です。
管理画面の「設定」>「配送と配達」から、以下の項目を設定していきましょう。
送料は顧客にとって購入意欲を左右する重要な要素です。「〇〇円以上送料無料」の設定は客単価向上の施策としても効果的ですので、ぜひ検討してみてください。
日本でECサイトを運営する場合、「特定商取引法に基づく表記」の掲載が法律上義務付けられています。この他にも、以下の法的ページを作成しておくことが必要です。
Shopifyの管理画面「設定」>「ポリシー」からテンプレートを利用して作成できます。ただし、テンプレートはあくまで参考レベルの内容であるため、必要に応じて弁護士に確認を依頼することをおすすめします。
また、「お問い合わせページ」もストアの信頼性を高めるうえで重要です。管理画面の「オンラインストア」>「ページ」から、テンプレートを使って簡単に作成できます。
Shopifyのデフォルトでは「〇〇.myshopify.com」というドメインが割り当てられますが、ブランディングやSEOの観点から、独自ドメインを取得・設定することを強くおすすめします。
独自ドメインの取得・設定方法には以下の選択肢があります。
独自ドメインを設定しておくことで、ストアの信頼性向上・ブランドイメージの統一・SEO評価の蓄積といったメリットが得られます。年間1,000〜3,000円程度のコストで取得できるため、開設時に合わせて設定しておきましょう。
すべての設定が完了したら、実際の購入フローをテスト注文で確認してから本番公開に進みましょう。Shopifyにはテストモードが用意されており、実際に課金されることなく注文フロー全体を検証できます。
テスト注文で確認すべきポイントは以下のとおりです。
テスト注文で問題がなければ、管理画面の「オンラインストア」>「テーマ」からパスワード保護を解除し、ストアを一般公開します。これでShopifyストアの開設は完了です。
ストアを公開したら、売上を伸ばしていくために必要な初期設定に取りかかりましょう。ここでは開設直後に優先して行うべき6つの施策を解説していきます。
ストアのアクセス状況を正確に把握するために、Googleアナリティクス4(GA4)の導入は必須です。Shopifyの管理画面「オンラインストア」>「各種設定」からGA4の測定IDを登録するか、Googleチャネルアプリを利用して連携します。
GA4を導入することで、ユーザーの流入経路・ページビュー数・購入までの行動パターンなどを可視化でき、データに基づいた改善施策を打ち出すことが可能になります。
SEO対策を行ううえで、Google Search Consoleの設定も欠かせません。サイトマップを送信し、Googleにストアのページ構造を正しく認識してもらうことで、検索結果への表示が促進されます。
Shopifyでは管理画面の「オンラインストア」>「各種設定」からsitemap.xmlのURLを確認でき、それをSearch Consoleに送信するだけで設定完了です。
Instagram・Facebook・TikTok・LINEなどのSNSとShopifyを連携させることで、ストアへの集客経路を広げることができます。特にInstagramショッピング機能を利用すると、投稿画像から直接商品ページに遷移させることが可能です。
管理画面の「販売チャネル」から各SNSプラットフォームを追加し、連携設定を行いましょう。
ECサイトの売上を安定させるためには、既存顧客へのリピート促進が不可欠です。Shopifyには標準のメール機能「Shopify Email」が搭載されており、管理画面から手軽にメルマガを配信できます。
より高度なメールマーケティングを行いたい場合は、「Klaviyo」などの専用アプリの導入も検討してみてください。セグメント配信やステップメール、カゴ落ちメールの自動配信など、売上直結の施策を実装できます。
※関連記事:Shopifyのメルマガ配信とは?活用のメリットやおすすめのアプリから運用ポイントまで徹底解説!
※関連記事:Shopifyのメルマガアプリ「Klaviyo」とは?主な機能やメリットから導入時の注意点まで徹底解説!
自社ECサイトの集客において、SEO(検索エンジン最適化)は中長期的に取り組むべき重要施策です。Shopifyでは各商品ページ・コレクションページ・ブログ記事のメタタイトルやメタディスクリプションを個別に設定できるため、開設直後からSEO対策を意識しておきましょう。
具体的に取り組むべきポイントは以下のとおりです。
※関連記事:ECサイトのマーケティングとは?4つの固有要素をオフラインマーケティングとの比較から徹底解説!
Shopifyの大きな強みのひとつが、アプリによる機能拡張です。開設初期に導入を検討すべきおすすめアプリのジャンルを紹介します。
ただし、アプリを入れすぎるとサイト表示速度が低下する可能性があるため、必要なものを厳選して導入し、定期的に不要なアプリを整理する運用が重要です。
Shopifyでストアを立ち上げる際には、事前に把握しておくべき注意点もあります。ここでは開設前後で陥りやすい5つのポイントをお伝えします。
楽天市場やAmazonなどのECモールと異なり、Shopifyの自社ECサイトにはモール自体の集客力がありません。そのため、SNS運用・Web広告・SEO・インフルエンサーマーケティングなど、集客施策を自社で計画・実行する必要があります。
「出店すれば自然にお客様が来る」という認識でスタートすると、アクセスが伸びず売上に苦戦するケースが少なくありません。開設と同時に集客戦略を立てておくことが成功の鍵です。
実務的には以下のような傾向になることを抑えておきましょう。
Shopifyはカナダ発のプラットフォームのため、管理画面やテーマの日本語対応が完全ではない部分があります。特に一部のテーマではボタンやフォームの文言が英語のままになっていることがあり、手動で日本語に修正する必要が出てきます。
ただし、近年はShopify公式の日本語サポートも充実してきており、日本語対応済みのテーマも増えているため、以前ほど大きな支障はなくなってきています。
Shopifyの月額料金自体はリーズナブルですが、便利なアプリを次々と導入すると月額のランニングコストが膨らむ可能性があります。アプリ1つあたり月額5〜50ドル程度のものが多く、複数導入すると月に数万円の追加コストになることも珍しくありません。
導入前に「本当にこのアプリが必要か?」「無料アプリで代替できないか?」を検討する習慣をつけておきましょう。
Shopifyのサポートはメールやチャットが中心で、日本語での電話サポートは提供されていません。トラブル時には英語のチャットサポートか、日本語のヘルプセンター・コミュニティフォーラムを利用することになります。
テクニカルな問題や高度なカスタマイズが必要な場合は、Shopifyパートナー(認定制作会社)に相談するのが現実的な選択肢です。
Shopifyで自社ECサイトを構築する場合でも、楽天市場やAmazonなどのECモールと併用する「マルチチャネル戦略」を検討することをおすすめします。Shopifyには楽天市場やAmazonとの連携機能が備わっており、在庫や注文を一元管理しながら複数チャネルで販売することが可能です。
自社ECサイトでブランドの世界観を伝えつつ、ECモールの集客力を活用して売上を最大化するのが理想的なEC運営の形といえるでしょう。
「自分でストアを構築する時間がない」「より高品質なデザインやカスタマイズを実現したい」という場合は、Shopify構築を専門の制作会社やコンサルティング会社に外注する選択肢もあります。
外注費用の相場は、依頼する範囲やカスタマイズの度合いによって大きく異なります。おおよその目安は以下のとおりです。
| 依頼範囲 | 費用相場 | 内容の目安 |
|---|---|---|
| テーマ設定+基本カスタマイズ | 10万〜30万円 | 既存テーマをベースにロゴ・色・レイアウトを調整 |
| オリジナルデザイン構築 | 30万〜100万円 | ワイヤーフレームからデザイン制作、コーディングまで一括対応 |
| フルカスタマイズ構築 | 100万〜300万円以上 | 独自機能の開発・外部システム連携・高度なアプリ設定を含む |
| 運用代行(月額) | 月5万〜30万円 | 商品登録・メルマガ配信・広告運用・分析レポートなど |
外注先を選定する際は、Shopifyの構築実績が豊富かどうか、および開設後の運用サポートまで対応可能かどうかを確認することが重要です。構築だけでなく、売上を伸ばすための戦略提案までワンストップで対応できるパートナーを選ぶと、長期的な成果につながりやすくなります。
弊社でも同様の領域でご支援した事例がございます。ぜひご参照ください。
⇒INOVE STYLE様の公式ECサイトリニューアル(Shopify)・販促のご支援
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本記事では、Shopifyの始め方について、料金プランの選び方からストア開設の10ステップ、開設後にやるべき初期設定、注意点までを徹底的に解説しました。
Shopifyは初期費用0円・月額4,850円から始められるため、自社ECサイトへの参入ハードルは決して高くありません。一方で、開設後の集客施策やマーケティング戦略をどれだけ計画的に実行できるかが、成果を左右するポイントとなります。
まずは無料体験でShopifyの管理画面を触ってみて、本記事の手順に沿ってストアを構築してみてはいかがでしょうか。自社ECサイトの構築・運営でお悩みの方は、ぜひ弊社にお気軽にご相談ください。ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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