楽天(楽天市場)ではAmazonと異なり、商品単位ではなく「店舗単位」での出店です。
なので同じ様な商品でもページの完成度によって売上に大きく影響が出てきます。
ただし楽天(楽天市場)のページ作成・ページ制作の特徴としては非常におしゃれな自社サイトとは異なり「ただきれいに作れば良い」ということでもありませんので、まず最初に本記事を見ていただき、構成を検討していくことをおすすめします。
この記事では、下記を中心に解説しております。
弊社では日々多くのお客様から商品ページ診断にお申し込みいただいております。
これから楽天市場に出店を考えている方にもページ作成・制作のポイントなどをお伝えできますので、お気軽にお申し込みください。
また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
皆様が普段ネットサーフィンをする中で「縦長でいろいろな情報が載っているページ」は読みにくいと感じるかと思います。
ただ、楽天(楽天市場)ではある意味その考えを捨てていただくことが重要です。
その理由として、まずは楽天市場の2つの特徴を抑えておきましょう。
①年齢層
こちらの記事でも紹介されているように、2022年時点では「楽天市場」は50代以上の男性と女性の利用傾向が高いとされています。
②丁寧な接客を好む顧客層
そして楽天市場では「実店舗での丁寧な接客」のような長いページが好まれる傾向が非常に強いです。
ある意味読みにくく長いサイトになっている一方で、情報が非常に多く、安心できる情報がより多く載っているページが好まれています。
もちろん弊社で担当させていただいたお客様の成功実績としても「長いページで情報が多く載っている方」がメインです。
基本的なペルソナとしては上記であることを認識の上、ページ作成をしていきましょう。
そして長いとは言えど、EC商品ページの基本となる、以下3つの構成要素は意識しましょう。
「ファーストビュー」でユーザーの心を掴み、
「ボディ」で他の商品と比較してどのような点で異なるのかなどの疑問点を解決して、
「クロージング」で期間限定クーポンの配布などで今は買わなくても良いなをなくしましょう
長いページを作ることはわかった「では楽天市場の商品ページを作っていくにあたり最初にすることはなに?」ということですが、まず検討するべきことは商品ページの構成です。
そして前提として、「購買心理の8ステップ」を知っておきましょう。
購買心理の8ステップとは消費者が購買する行動を、注意・興味・想像・欲求・比較・納得・決定・満足の8つのステップに分けたフレームワークです。
この購買心理を活かした商品構成にしていくことで、楽天市場で売れる商品ページの作成・制作が可能になります。そして上記の「長いページ」にはこれらのすべてを含むことが長くなっている理由と考えていただければと思います。
ではここからは具体的にどの様な流れで商品ページを構成していくべきか記載します。
結論、以下の流れで楽天市場は商品ページを作っていけば問題ないです。
①ファーストビューで写真・共感・実績を載せる(注意→興味)
②キャッチコピーで使った後の未来を想像させる(興味→想像)
③ベネフィットを訴求する(想像→欲求)
④他社と違うポイント記載して差別化を図る(欲求→比較)
⑤よくある質問などで不安要素を除く(比較→納得)
⑥クーポン発行などで「いま」の購入の後押し(納得→決定)
構成を考える際に重要なのは「ユーザーの心がどの様に動くか」ということです。
上記の流れに沿って自社の商品写真やキャッチコピーを見た楽天市場ユーザーが感じることなどを想像しながら商品ページを作成していきましょう。
ただし、伝えたい情報があまりに多すぎても楽天ユーザーが購入の意思決定をすることはありません。
これはECサイトで商品を販売する上での基本ともなりますが、楽天市場でも伝えたい情報を3つに絞ることが大事です。
ではその3つとはなにかということなのですが、具体的には以下の3点です。
①自社商品はなにか?:What
②誰に届けたいか?:Who
③提供できる価値はなにか?:How
「自社商品で、誰に、どの様になってほしいのか?」という言葉を覚えておいてください。
この基本原理を理解して自社の楽天市場でのバナーやサムネイルが作られているか見ていきましょう。
▼ペルソナ像を明確化する
この「誰に」という部分ですが皆様は自社製品のユーザーのペルソナ像を作っているかと思います。
改めて自社のペルソナを見直していきましょう。
有名なスープストックを貼っておきますのでご参考にいただけますと幸いです。
(引用:https://logmi.jp/business/articles/320563)
楽天市場の商品ページの構成が決まり、その後伝えたい情報が決まった後は、その情報を「どの様に」伝えていくかということを決めていきます。
結論、情報はバナーと画像を活用することで、お客様に情報を伝えていきましょう。
基本的に文字での説明よりも画像や図での説明のほうがユーザーの記憶に残ります頭に入ります。商品に関する紹介文が長く文字ベースでの記載をしてしまうと、ユーザーは疲弊をして離脱をしてしまいます。自社で画像や図を作成するのであればPhotoshopやIllustratorなどを活用しながら、写真や図、イラストにして表現しましょう。
そして写真の中に「その商品を使っている人」を載せることをおすすめします。
下記にも関連しますが、その商品を使うイメージをわかせることで、訴求力を高めていきます。
②キャッチコピーで使った後の未来を想像させる(興味→想像)
③ベネフィットを訴求する(想像→欲求)
前提として楽天ユーザーの約7~8割はスマートフォンのみで購入しています。モバイルのブラウザはもちろん、最近では楽天もアプリに力をいれており、ここからもスマホ(スマートフォン)への対応の重要性がうかがえます。
基本的に楽天市場の商品ページサイト作成や制作はパソコンから行いますが、ユーザーが見るのはスマートフォンでであることを念頭に置いた上で作成を進めていきましょう。
ここまでに記載した重要ポイントをまとめていきます。
上記5つのポイントを大切にしながら、ページ作成を進めていきましょう。
ではここからは実際に商品ページを作成する際の方法についていくつか記載していきます。
2021年までは、SketchPage for 楽天市場というツールが主流でしたが2021年2月1日でサービスが終了しています。
そこで代替となるツールをRMS Service Square+αでご紹介します。
・主な機能:現役人気店舗様が開発した、スクエア史上最も簡単なページ構築ツール。
楽天市場で必要になるページ素材なども内蔵されているので、作らず選ぶだけでページが完成します。
・無料期間終了後の月額費用:2,980円(税抜)
・主な機能:話題のスマートフォンページ構築ツール。
トップページも商品ページも、そしてなんと特集ページも対応可能です。
しかも毎日自動更新されるので、手間をかけずに手間をかけたように見えるページになります。
・無料期間終了後の月額費用:3,980円(税抜)
・主な機能:15種類のツールと100種類のテンプレートが使い放題で、
PCとスマホ両方対応のページを作成できます(レスポンシブ)。
しかも多モール・多店舗にも適用可能!
・無料期間終了後の月額費用:5,000円(税抜)
・主な機能:あのスマオウの開発企業の最新作、PCもスマホも同時に作成・更新できるレスポンシブツール!
自動補完機能で商品登録を時短化。SEO対策を考慮した商品ページ、特集ページが自由自在に作れます。
・無料期間終了後の月額費用:4,500円(税抜)
(引用:https://service.rms.rakuten.co.jp/column/detail/55)
上級者向けのご案内とはなりますが、楽天市場ではテンプレートを活用するだけではなく自社でHTMLなどを活用して商品ページを構築することも可能です。
メリットとしてはブランディングを大切にしている企業の場合、自社のブランドイメージに合わせた商品ページを作成することが出来ます。
ただし基本的なHTMLの知識がなければ難しく、リソースや時間も大きくかかってしまうため、基本的には外注することをおすすめします。
自社が想定するペルソナ像やブランドイメージに合わせて、テンプレートでも良いのか、しっかりと作り込む必要があるのか再度検討してみましょう。
ここまでは楽天市場の商品ページ作成の方法とポイントをご紹介しました。ただし楽天市場では「一度ページを構築してそれで終わり」というわけにはいきません。
出店後には以下の施策を実施していくことで売上の向上につなげることが出来ます。
逆に言うとページ作成で基礎ができていますのですぐにでも取り組むことが可能です。
・ページ改善PDCAを回し続ける
・楽天広告を活用していく
・スーパーSALEなどのイベントを意識する
ここからはそれぞれについてご紹介いたします。
商品ページに限った話ではありませんが楽天市場では出品後のPDCAを回し続けることが重要です。
仮説を立てながら、検証をRMSのレポート機能などを活用して行っていく。
この繰り返しが自社の楽天市場店を大きくしていく上で必ず必要となります。
一例ですが、楽天市場の商品画像のABテストとしては下記をご参考ください。
素材でテストした後に、背景でテスト、その後文言でテストなど繰り返し行っていくことが重要です。
テスト期間としては2週間から1ヵ月を目処にクリック率などの指標を見ていきましょう。
▼参考:商品画像のABテスト
そして楽天市場と広告は切っても切り離せない関係です。代表的な校区としては検索連動型広告と呼ばれるRPP広告やTDA広告などさまざまな種類の広告が販売されています。
そしてこの広告は「運用」が非常に重要になります。過去に広告運用の経験があれば楽天市場の広告運用なども可能かもしれませんが、基本的な知識は学んでいく必要があります。
自社の商品を楽天市場で短期間で売れるようにするためには広告の運用は必須と考えてください。
そして、自社の製品が売れるようになれば、レビューも増え、検索上位に表示されるなど売上が加速的に伸びていきます。
楽天市場においてスーパーSALEなどのイベントは大きな商機となります。
基本的に3月・6月・9月・12月のスーパーSALEがある月は売上に大きな波が立ちます。
ポイントが最大10倍になることもあり「ポイントを貯めるために楽天市場だけで買い物する」というユーザーも非常に多いです。
特に楽天市場ヘビーユーザーの場合はその店舗がいつの月に安くなるのかも知っているので、その月にまとめ買いする方も多いそうです。
楽天市場のイベントの1〜2ヵ月前からは準備をしていき、ユーザーを取り逃がさないようにしましょう。
今回は商品ページの作成・制作についてご説明してきました。
上記の流れを覚えておきつつ、ページ作成後も以下のポイントを踏まえた楽天市場運用をしていきましょう!
弊社では商品ページだけではなく、店舗のページ作成など、楽天市場に関することを(受発注業務以外)すべて運営代行をさせていただいております。
無料でご相談に乗ることも可能ですのでぜひお気軽にお問い合わせください。
本記事を閲覧頂きありがとうございました。
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