【初心者向け】Amazonで相乗出品された際の4つの対処法とは?

更新日:2024/11/07
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昨今、多くのAmazon(アマゾン)出品者様から以下のようなご相談をいただきます。

「相乗出品されてしまったけど対策がわからない」

「ショッピングカートボックスを他社に取られてしまった・・・」

「価格競争になっていて利益が上がらない・・・」

「商標権の登録をすれば相乗出品は防げるの・・・?」

まずは無料で上記のようなお悩みについての相談に乗らせていただきますので、ご気軽にご連絡ください。

とはいえ、まずは記事などで学んでいくことで相乗出品については対策することも可能ですので、是非ご参考にいただければ幸いです。

また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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そもそも「相乗り出品」とは?

相乗り出品とは、Amazon(アマゾン)内で既に出品されている商品に、競合となる企業がショッピングカートを追加することを示しています。もちろん相乗り出品は自社でも可能な取り組みですので、Amazon(アマゾン)における戦略の一つとして良く話題にあげられます。

ではAmazon(アマゾン)における相乗り出品にはどの様なメリット、デメリットがあるのでしょうか?

相乗り出品のメリット

自社が相乗りをするときの大きなメリットは、自社でページを作成する必要がないことです。

楽天市場と異なり、Amazon(アマゾン)では1商品1ページが基本ですので、同じ商品を販売するときには相乗りをする(してしまう)ことになります。

本来であれば、商品ページを作成する場合は、商品情報や画像・テキストを作成して、設定する必要があります。しかし、相乗り出品であれば商品情報の登録を行うだけですぐに出品することができます。

また当然ですが、集客面でも大きなメリットがあります。弊社でもよく「初期の集客」についてはよくご相談を頂くのですが、やはり商品ページへの集客は、初心者の方ではなかなか難しいです。ただ、すでに売れている商品ページへ相乗りをしていくことで、アクセスを多く獲得できる可能性が高くなります。

相乗り出品のデメリット

相乗りをする、そしてされる際に最も大きなデメリットは価格競争になる可能性が高いということです。メリットが多く、相乗りしやすい製品はライバルが必然的に多くなります。

そしてAmazon(アマゾン)では楽天と異なり、1商品1ページが基本ですので、ショップや商品への個性はほとんどありません。価格競争が起これば売上は上がるかもしれませんが、利益が低くなってしまうので、注意が必要です。

ちなみにAmazon(アマゾン)ではただ価格が安ければ売れるということはありませんので、他社などをしっかりと分析した上で、価格設定を行うことをおすすめします。売上拡大の販売機会を失わないような取り組みを心がけましょう。

Amazonで出品される商品の種類

Amazonで販売されている商品は大きく「型番商品」と「オリジナル商品」に分かれます。もちろんその他にOEMなどありますが、まずはこの2つで分けて解説します。

そして前提として「型番商品」は相乗り出品されやすいとご認識ください。

型番商品

型番商品とは、どこでも市販で購入できる商品を指します。簡単に言うと、メーカーが他社に卸している一般的な家電や美容品、食品などの商品です。

上でもご紹介しましたがAmazon(アマゾン)では1商品1ページが基本です。そもそも作成することが出来ません。ですので同じ商品を複数の卸が出品している場合、1ページにまとめられます。ということはおなじ商品を複数の人が出品しているケースでも、1ページにまとめられてしまいます。

ですので良く相乗りの課題として挙げられる「価格競争=カートの奪い合い」が発生してくるわけです。

このようにAmazon(アマゾン)では相乗り出品されやすい「型番商品」が、価格競争に巻き込まれやすい構造になっているのです。

オリジナル商品

一方オリジナル商品とは、出品者独自の商品です。

つまり自社がメーカーやOEMで作成した「自社特有の商品」です。

独自の技術や独自のデザインで商品を販売しているので。他の出品者は全く同じものを作ることがほとんど出来ません。そのため相乗り出品がされにくくなってきます。

もちろん商品ページを自社で作らなければならないことや、そもそもメーカーとして商品を作らなければならないこと、そして集客も難しい面はありますが、価格競争にも巻き込まれづらいという大きなメリットがあり、販売手法によっては利益アップにもつなげることが可能です。

 

そしてここからは相乗り商品をされたときの対策を紹介します。

相乗り出品の対策方法4選

①価格を下げる

Amazon(アマゾン)で他社に型番商品が相乗り出品されてしまった場合、再度ショッピングカートを取得できる方法としては他社よりも価格を下げることが挙げられます。

しかし上記にもあるように価格競争になり、利益が少なくなってしまうことや大手の卸では薄利多売が基本となっているため、そもそも「勝てない商品ページ」になりがちです。

利益の削り合いをしても自社が疲弊するだけですので、価格競争に陥ってしまった場合は他の対策方法を行うようにしましょう。

②セット販売やおまけを付けて差別化を図る

相乗り出品対策として比較的容易にできるため弊社でおすすめしているのは「セット販売やおまけをつける」ことです。

もちろんAmazon(アマゾン)公式HPにも載っている「出品者の禁止活動および行為、ならびに遵守事項」には注意をしてください。これはメインの商品と関連性のないおまけを付けて販売をすると上記遵守事項の対象となりますので、注意が必要です。

セット販売やおまけがついている商品への相乗りは同じ様な取り組みをしなけばならないため、競合からの参入障壁が非常に高くなります。

(そもそも企画からはじめなければならないため、苦労をする競合も多いです。)

③配送クオリティを高める

Amazon(アマゾン)ユーザーは配送クオリティ、配送スピードに非常に敏感です。多くのAmazon(アマゾン)ユーザーがprimeマークがついている商品を購入する傾向もありますので是非よく売れている製品だけでもFBAの活用を検討しましょう。

FBAについてはこちらの記事でも解説しておりますので、是非参考にしてください。

④商標登録を行う

Amazon(アマゾン)における相乗り出品の対策として一番確実なのは「商標権」を取得することです。最近では自分でオンラインで手続きを行い、比較的スムーズに登録することができるようになってきました。まだ商標登録を行っておらずオリジナル商品を販売している場合は必ずチャレンジしてみてください。

Amazon(アマゾン)では商標権を重要視しているため、基本的には商標権を自社で所持していない場合には、他社が同様の製品で相乗りしてきた場合にも取り下げの依頼が実行されることはないと考えてください。

まとめ

本記事ではAmazon(アマゾン)で相乗り出品された際の4つの対処法。弊社では相乗り対策について、無料でご相談に乗ることも可能ですのでぜひお気軽にお問い合わせください。

本記事を閲覧頂きありがとうございました。


Written by
荻野 勇斗
Finner株式会社 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、楽天グループ株式会社に入社。
楽天では関東地方や中部地方を中心に商材ジャンルを問わず、SOY受賞店舗を含めて約500店舗のコンサルティングを経験。
楽天卒業後、株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、CRMを中心としたBtoCマーケティングご支援の経験。

その後、急成長のECコンサルティングスタートアップ企業の開業2期目に事業責任者として参画。同社にて楽天市場だけではなくAmazonやYahoo!ショッピング、自社ECサイトなど様々な形態・商材ジャンルのEC店舗の立ち上げ〜コンサルティング事業に従事。
現在はECコンサルティング・運営代行事業を中心としたFinner株式会社を設立し、クライアントのECコンサルティングや運営代行を担う。

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