弊社は楽天市場やAmazonなどのECモールを中心として、売上向上に向けたサービスを展開しています。
今回は日々の業務で培ったノウハウからECモールにおけるインフルエンサーマーケティングのひとつである「ギフティング施策」について徹底的に解説をしていきます。
ECモール出店者が売上向上において、インフルエンサーマーケティング、特に「ギフティング施策」は非常に重要な施策の一つです。今回は、主要ECモールに出店しているしている出店者様に向けて、ギフティングが必要な理由と注意点について、わかりやすく解説します。
また、Finnerでは成果が実証されたノウハウ・経験にもとづいて、EC戦略立案から施策実行の代行までご支援しています。EC領域でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
インフルエンサーマーケティング ギフティングとは、出店者が自社の商品やサービスをインフルエンサーに提供し、そのインフルエンサーが自身のSNSアカウントなどで自由に宣伝を行うマーケティング手法の一つです。
このマーケティング商法のポイントはインフルエンサーが提供された商品やサービスに対して実際に使ったり体験したりした感想を自身の言葉で自由に発信する点にあります。
具体的には、まずインフルエンサーに商品やサービスを体験してもらい、その特徴や感想をSNSなどで発信してもらいます。これを見た消費者は商品について知り、購入を検討するようになります。インフルエンサーが、YouTubeやTikTok、Instagramなどの各種SNSで消費者と同じ視点からレビューを行うため、売り込み感がなく自然な形でプロモーションできるのが大きな特徴です。
ECモール出店者にインフルエンサーマーケティングのギフティングが必要とされる理由を説明させていただく前に前提として①外部対策の重要性 ②近年注目されているSNSの効果的な活用の2つについて説明させていただきます。
売上向上の第一の施策として、まず内部対策が重要になってきます。内部対策の具体例としては、SEO対策、商品ページの最適化、レビューの管理などが挙げられます。これらはECモールでの事業運営においての大前提です。しかし、上記のような内部対策だけでは売上向上に限界があるのも事実です。
なぜなら、内部対策が真価を発揮するのは、すでに商品を検索しているユーザーが存在する場合に限られます。裏を返せば、そもそも検索してくれる人がいなければ、内部対策の効果は薄れてしまうということです。
加えて、近年の競争の激化もその理由の一つです。競合の増加に伴い、検索結果で上位を維持することは難しくなりつつあります。多くの出店者が同様の内部対策を行っているため、効果が相対的に薄れてしまうのです。
特に中小企業やスタートアップなど、潤沢な広告予算を持たない企業にとって、大企業と真っ向からECモール内部での広告費で競争をするのは避けたいことであると考えます。
実際に多くの企業が内部対策は徹底しているが売上が伸びないという問題に陥っています。そこで大きな鍵を握るのが、「外部対策」です。
近年、ECモールの傾向としてD2Cのハードルが上がってきたことで、ECモール内での売上をまずは伸ばそうとモールに注力する企業が増加しています。その結果、前述の通り内部対策を徹底する企業が増えECモール内の広告やSEO競争が激化し、以前のようにモール内だけの施策で集客を完結させるのが難しい現状にあります。
そのような状況下に改めて重要視されているのがモールの外からユーザーを呼び込む動きです。その中でも特に注目されているのが「SNSの効果的な活用」です。
その理由としては、若者を中心としてSNSの普及に伴い情報源となる媒体が変化したことが挙げられます。令和5年の総務省の調査によると10代と20代では一日のSNS・動画投稿サービスを見る時間は200分を超えていることがわかっており、SNSでのマーケティングは実に有効です。
さらに、SNSを使った施策の中でも費用対効果の面からおすすめさせていただいているのがインフルエンサーマーケティング ギフティング施策になります。
1つ目の理由は、レビュー形態が生む信憑性にあります。
ユーザーはモール内広告、商品説明をあくまで商品の売り文句として捉えがちです。一方で、インフルエンサーによるギフティング投稿は、第三者の個人的なレビューとして顧客の目に映るため、広告らしい押し付けがましさがなく、自然な形でユーザーの心に響きます。
このような実際のレビューには、他の広告のはない信憑性があり、モールない競争が激しい現況においても顧客が購入に至る過程において大きな効果を発揮します。
信憑性の向上はそのまま購入率の向上に繋がりさらなる売上アップに直結します。以上が1つ目のギフティング施策をやるべき理由です。
次に2つ目の理由は、低コストでUGCを促すことができる点にあります。
UGCとはユーザー生成コンテンツのことを指し、そのメリットは信頼性、説得力、親近感の向上、潜在顧客へのアプローチなど多岐にわたります。
ユーザーの自発的な投稿は認知度の低い商品ではあまり見込めなく、自然発生のUGCはなかなか期待できません。そのため、ギフティング施策によりUGCを生む動線を確保することが必要なのです。
自分のよく知るインフルエンサーがレビューをしていた商品を購入した顧客はその特別性からUGCを生む確率を高めます。
低コストでUGCを促すことができる点が、ギフティング施策をする2つ目の理由です。
最後に、3つ目の理由は、ブランド名や商品名で直接検索される指名検索を増やせる点にあります。
ECモールに置いて指名検索はとても重要な鍵を握ります。なぜなら、主要ECモールにおいて、多くの商品には必ず類似商品が無数にある事が挙げられます。加えて、近年OEM商品も増えていて、ECモール内にあまたある内の商品の一つである自社商品の購入を促すのは大変難しい現状にあります。
内部対策でのブランド力、自社でなければいけない理由を訴求することは簡単なことではないですが、インフルエンサーのPRは自社商品の特異性を向上させ指名検索を向上させます。
このブランド力は、価格比較に対して優位性を持ちえます。広告費の削減による、販売促進の効率化にも繋がります。
これまでギフティング施策を行うべき理由に関して説明させていただいてきたのですが、以下のポイントを抑えたうえで施策を実施していただくとより良い結果が得られると考えます。
ギフティングを実施する前に、目的とターゲットを明確にすることが重要です。
例を挙げますと「ブランドイメージの向上」「新商品の認知度向上」「ECサイトへの誘導」など、具体的な目的を設定します。
そして、その目的に合わせて、ターゲットとなるユーザー層を明確にします。
それに合わせてインフルエンサーの選定やギフティングする商品の選定を行っていただければよいかと考えます。例えば、10代、20代をターゲットにするなら、若年層に人気の高いインフルエンサーを選び、若年層の使用率が高いinstagramやTik Tokに比重をかけると良いかと思います。
ギフティング施策の成否はインフルエンサーの選定にかかっていると考えます。
フォロワーの中に自社のターゲット層がどれだけ含まれているか、またブランドのイメージと合致しているかなど、事前に慎重に検討した上で人選を進めていくことが非常に重要です。
商品やサービスの提供に加えて、金銭などの対価を支払う「有償ギフティング」では、事前に投稿のスタイルや内容、訴求したいポイントを企業側から指定できます。
しかし、あまりに厳しく指定しすぎると、インフルエンサー本来の個性や世界観が失われてしまうことがあります。その結果、インフルエンサーのフォロワー減少を招いたり、期待するほどのPR効果が得られなかったりするなど、双方にとってマイナスな影響が出てしまうことがあります。
弊社では3ヶ月の間に30名に必ず投稿をいただく保証型にてアンバサダーインフルエンサーマーケティングサービスを提供しています。
具体的にはフォロワー数 1〜3万人程度のマイクロインフルエンサー様にInstagram内で商品の認知を拡大していただくサービスです。アンバサダーになってもらう事でコアファンの創出が可能になり、広告とは違い継続的に商品をPRしてくれる資産にもなり得ます。
インフルエンサー様のリストアップから実際のDM連絡まで対応しますので、皆さまに行っていただくことは「リスト確認」と「商品発送」の作業のみです!
※DMのフォーマットなども弊社で準備します。
ご相談ベースでも問題ございませんので、ぜひ一度ご連絡くださいませ!
本記事では「インフルエンサーマーケティング ギフティング施策」について徹底的に解説をしてきました。
上述の通りやはりECモールの現状として競争の激化に伴い、モール内SEOのみで売上を向上させるのは難しい状況にあります。広告費をかけたとしても大手企業との検索順位競争に陥り効率的な販促を行えないからです。
その現状を打破するために「内部対策と外部対策の両方」が求められています。売れるページ(内部対策)を整えることは前提として、SNSなどで外部から流入を増やす施策(外部対策)を行っていく必要があるのです。これができると、売上は最大化されていきます。
SNSを通じた販促は、①指名検索や認知度の向上②コンバージョン率の上昇③モール内SEOの順位の上昇、といった好循環を生む良い起爆剤になります。
特に中小企業やスタートアップなど、潤沢な広告予算を持たない企業にとって、このようにSNSを巧みに活用した戦略は非常に効果を発揮します。
弊社では、インフルエンサーマーケティング、ギフティング施策についてのご相談はもちろんのこと、ECモールに関する多くの業務を相談・代行可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
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